JPH02150270A - 薬効検査装置 - Google Patents

薬効検査装置

Info

Publication number
JPH02150270A
JPH02150270A JP30477388A JP30477388A JPH02150270A JP H02150270 A JPH02150270 A JP H02150270A JP 30477388 A JP30477388 A JP 30477388A JP 30477388 A JP30477388 A JP 30477388A JP H02150270 A JPH02150270 A JP H02150270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
virus
cell
culture
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30477388A
Other languages
English (en)
Inventor
Motomi Nakada
元巳 中田
Shinichiro Niwa
真一郎 丹羽
Hidekazu Takahashi
秀和 高橋
Naoki Ikeguchi
直樹 池口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP30477388A priority Critical patent/JPH02150270A/ja
Publication of JPH02150270A publication Critical patent/JPH02150270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、薬剤のウィルスに対する薬効を作業者のウィ
ルス感染の危険性がなく無菌状態でかつ自動的効率的に
検査する薬効検査装置に関するものである。
[従来の技術] ウィルス病に対する予防治療薬として、ウィルスを中和
する中和抗体、ウィルスの細胞への感染を阻止するウィ
ルス感染防止薬、ウィルスが細胞に感染しても細胞内で
増殖するのを抑制するウィルス増殖抑制薬、ウィルスの
発芽を抑制する発芽抑制薬、ウィルスそのものを死滅さ
せる抗ウィルス薬がある。
これらの予防治療薬を開発するに当たり、従来以下の手
順で、その薬効の評価を行っていた。
すなわち、 (i)ウィルス持続産生細胞を多量に培養し、その中か
らウィルスを遠心分離法を用いて分離し、更に、分離回
収したウィルスの量を定量して、定濃度のウィルス液を
作成する。
(ii)一方、ウィルスに感染性のある細胞を大量に培
養し、一定の細胞濃度に調整する。
(iii)こうして調整された細胞にウィルスと薬剤を
一定量加え、培養を行う。
(iv)一定期間(2〜6日)培養した後、その薬剤の
効用をプラーク法や蛍光抗体法で調べ、評価する。
しかる後、ウィルスに対して有効的に働く薬について、
更に動物実験、臨床試験等を経て、最終的に薬としての
評価が得られる。
また、分泌物例えば抗体を産生ずる抗体産生細胞のうち
、増殖力が強く、抗体産生力の強い細胞を選別する分泌
物産生検出装置が提案されている(特公昭62−600
71号)。 この装置は、トレイ搬送部、分取部法部、
コロニー観察部、アッセイ部およびコントローラから構
成されたものである。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の薬効の評価は、全て手作業で行われていた。
 そのため、その評価に多大の時間を要し、多種の予防
治療薬について評価することは、−層の人手と時間を必
要としていた。 しかも、ヒトに感染し、発病するウィ
ルスにあっては、串業者にとって特に危険を伴うもので
あった。
また、前記分泌物産生検出装置は、あくまでも細胞を選
別するために使用されるものであって、薬剤のウィルス
に対する薬効を検査するには、全く不適当である。 な
ぜならば、ウィルスを扱う場合、ウィルス固有の処理が
必要であり、ウィルスを特定の細胞と反応させて、その
感染の状態を調べることが必要であるが、上記装置には
この様な機能が全く存在しないからである。
本発明は、上記従来の薬効評価の問題点に鑑み、自動的
にカーつ作業者のウィルスによる感染を防止するために
提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨は、細胞処理部、ウィルス処理部、混合部
、評価部および制御部からなる薬効検査装置であって、 前記細胞処理は、細胞培養部と、該細胞培養部で培養さ
れた細胞溶液を所鍮の細胞濃度に調整する細胞濃度調整
部と、細胞溶液の分取分注部と、該分取分注部を前記細
胞培養部および前記細胞濃度調整部に移送する移送手段
とからなり、前記ウィルス処理部は、ウィルス培養部と
、該ウィルス培養部で培養されたウィルス培養液からウ
ィルス感染性細胞を除去する細胞除去部と、ウィルス感
染性細胞を除去したウィルス懸濁液を所定のウィルス濃
度に調整するウィルス濃度調整部と、前記ウィルス培養
液およびウィルス懸濁液の分取分注部と、該分取分注部
を前記ウィルス培養部および前記ウィルス濃度調整部に
移送する移送手段とからなり、 前記混合部は、前記細胞処理部で一定量分取された所定
の細胞濃度の細胞溶液と前記ウィルス処理部で一定量分
収されたウィルス懸濁液の混合液を収容する容器からな
り、 前記評価部は、前記混合液に薬剤注入する薬剤注入手段
と、薬効測定手段とからなり、前記制御部は、前記細胞
培養部およびウィルス培養部の培養条件を設定する信号
の発生手段と、前記細胞処理部およびウィルス処理部に
おける移送手段の駆動信号の発生手段と、前記細胞処理
部およびウィルス処理部における分取分注部の分取分注
量の設定信号および駆動信号の発生手段と、前記薬剤注
入手段の駆動信号および薬剤注入タイミングの設定信号
の発生手段と、前記薬効測定手段からの測定データを演
算処理する演算処理手段からなることを特徴とする薬効
検査装置にある。
本発明の薬効検査装置の斜視図を第1図に示す。
図において、(1)は細胞処理部、(2)はウィルス処
理部、(3)は混合部、(4)は評価部、(5)は制御
部を示す。
細胞処理部(1)における細胞培養部(II)は、例え
ば、恒温恒湿槽(Ill)中で培養容器(+12)とし
て、例えば、複数のフラスコ、マイクロプレート等を用
いたものからなる。 細胞濃度調整部(12)は、細胞
濃度測定手段(12+)と細胞濃度変更手段(122)
からなり、細胞濃度測定手段(+21)として、例えば
、細胞培養液を表面上部または底部から撮像器(123
)により観察し、得られた画像データを画像処理する画
像処理装置(124)を用いることができる。細胞濃度
変更手段(+22>として、例えば、遠心分離装置など
の細胞濃縮手段(+25)または希釈液分注装置などの
細胞希釈手段(+26)の少なくとも一方を含むもので
ある。 細胞処理部(1)における細胞溶液の分取分注
部(13)は、例えば、ピペット(+31)と該ピペッ
ト(13+)中に一定量の細胞溶液をチューブを介して
吸引、吐出するポンプ(+32)からなる。 細胞処理
部(1)における移送手段(14)として、例えば、前
記ピペット(131)を把持するマニピュレータを用い
ても良い。
ウィルス処理部(2)におけるウィルス培養部(21)
は、対象のウィルスとウィルス感受性細胞の混合物を、
前記細胞培養部(II)と同様に、恒温恒湿槽(21+
)中で培養容器(2+2)として、例えば、複数のフラ
スコ、マイクロプレート等を用いたものからなる。 細
胞除去部(22)は、例えば、遠心分離装置(221>
または分離膜を用いた濾過装置(222〉を一方または
両方用いても良い。 ウィルス濃度調整部(23)は、
ウィルスと反応する試薬をウィルス懸濁液に注入する試
薬注入手段(23+)と、試薬の反応量を測定する例え
ばEIA (酵素免疫測定装置)、蛍光測定装置、RI
A(放射線同位元素免疫測定装置)等の反応量測定手段
(232)と、ウィルス濃度変更手段(233)とから
なる。 該ウィルス濃度変更手段(233)は、前記細
胞濃度調整手段(+22>と同様に、例えば、遠心分離
装置などのウィルス濃縮手段(234)または希釈液分
注装置などのウィルス希釈手段(235>の少なくとも
一方を含むものである。
ウィルス培養液およびウィルス懸濁液の分取分注部(2
4)は、前記細胞処理部(1)における分取分注部(1
3)と同様に、例えば、ピペット(241)と該ピペッ
ト(241)中に一定量のウィルス培養液或はウィルス
懸濁液をチューブを介して吸引、吐出するポンプ(24
2)からなる。
ウィルス処理部(2)における分取分注部(24)の移
送手段(25)は、前記細胞処理部(1)における移送
手段(14)と同様に、例えば、前記ピペット(241
)を把持するマニピュレータを用いても良い。
前記混合部(3)における容器(31)は、例えば、検
出窓を有する混合容器、マイクロプレート、セル等で、
細胞溶液、ウィルス懸濁液および予防治療薬等を分注す
る分注口を検出窓と別に、または兼用して、設けられる
。 透明な容器を用いるが場合は、特に、検出窓(31
1)を設ける必要はない。
前記評価部(4)における薬剤注入手段(41)および
試薬注入手段(42)は、例えば、マニピュレータ(4
11)に把持されたデイスペンサ<412)または前記
混合部(3)の予め設けられたデイスペンサを用いるこ
とができる。
薬効測定手段(43)は、薬剤が中和抗体か、ウィルス
感染防止薬か、ウィルス増殖抑制剤か、発芽抑制剤か、
抗ウィルス薬か等によっても変わるが、以下の手段を使
用することができる。
すなわち、細胞の表面に発現しているウィルス由来の抗
原を測定する場合は、例えば、酵素抗体法としてEIA
を、蛍光抗体法として蛍光測定装置を使用することがで
きる。
他の薬効測定手段として、ウィルス感染した細胞が融合
することにより肥大1ヒするのを画像処理を用いて、巨
大化細胞を識別する方法を採ることができる。 この場
合の装置として、前記と同様の撮像器および画像処理装
置を使用することができる。
制御部(5)は、CP U (51)からなり、物理的
構成が共有することがあるが、前記各種の信号の発生手
段と演算手段から構成されている。
本発明に係る薬効検査装置には、例えば、検査後におい
てウィルスおよび細菌を死滅等不活性化する手段として
、加熱装置等を設けることができる。 この場合、不活
性化手段において、前記制御部(5)によって加熱温度
(例えば、56℃)、加熱時間(例えば、30分)を制
御することができる。
また、本発明において、雑菌等の混入やウィルスの拡散
による汚染を防止するために、ガラス等の透明材料から
なる汚染防止カバー(5)を装置全体に覆うよう設ける
[作用] 以下、第1図と作動フロー図を示す第2図を参照しなが
ら、本発明の作用および実施例を説明する。
第2図(4)は、細胞処理部(1)における作動フロー
を示す。
細胞の培養(Ia)は、細胞培養部(11)において行
われ、培養液と細胞からなる細胞溶液の入った培養容器
(112) 、例えば、フラスコ(112) 、マイク
ロプレートを、細胞の増殖に適した培養条件(温度、C
O2量等)を維持した恒温恒湿槽(111)中に所定の
時間保持される。 培養条件および培養時間は、制御部
(5)において予め入力設定され、制御部〈5)から発
せられる信号S目に基づいて一定に維持される。 この
場合、温度、CO2量等を測定するための測定手段を設
け、その測定ブタR11に基づいて信号Sllが発生さ
れることは言うまでもない。
なお、長時間の培養を要する場合は、培養液の交換が必
要となる。 この場合、培養液の上清部分を分取し、新
しい培養液を分注するピペット等の分取分注装置が使用
される。
細胞培養の終了した培養容器(+12)は、細胞濃度調
整部(12)に搬送され、細胞濃度の調整(1b)が行
われる。 細胞濃度の調整(1b)は、以下の手順に従
って行われる。
細胞濃度調整部り12)における撮像器(123)の下
に培養容器(+12)が搬送されると、撮像器(+23
>は細胞培養液を観察し、画像データR1□を画像処理
装置(124)にケーブルを介して伝送する。 ここに
画像処理装置(+24>は、制御部(5)と共有したも
のであっても良い。 画像処理装置(124)は画像デ
ータR+2に基づいて細胞濃度を算出しく1b1)、予
め設定された細胞濃度を基準として、細胞溶液を濃縮す
べきか、または、希釈すべきかを判断する。 濃縮する
場合は、制御部(5)から信号S1□が発信され、移送
手段〈14)および分取分注部(13)が作動し、細胞
濃縮手段(125>に細胞溶液を移送し、細胞濃縮手段
(125>により細胞溶液を濃縮する(1’b2)。 
希釈する場合(Ib3)は、制御部(5)から信号SI
3が発信され、移送手段(14)および分取分注部(1
3)が作動し、希釈液を培養容器(112)に注入する
。 濃縮(Ibz)または希釈(lbs)が終了すると
、再度、上記画像処理により濃度を測定し、一定許容濃
度になるまで濃縮または希釈を繰り返す。 以上の手順
により細胞濃度の調整(lb)を終了する。
なお、分取分注部(13)および移送手段(14)は、
制御部(5)からの信号SI4により作動される。
一方、第2図(ロ)は、ウィルス処理部(2)における
作動フローを示す。
ウィルスの培養(2a)は、ウィルス培養部(旧)にお
いて行われ、培養液にウィルスとウィルス感受性細胞の
混合物を入れてなるウィルス培養液の入った培養容器(
212) 、例えば、フラスコ、マイクロプレート等を
、細胞の増殖に適した培養条件(温度、CO2量等)を
維持した恒温恒湿槽(21+)中に所定の時間保持され
る。 培養条件および培養時間は、細胞培養(1a)と
同様に、制御部(5)において予め入力設定され、制御
部(5)から発せられる信号S2□に基づいて一定に維
持される。 この場合も細胞培養と同様、温度、CO2
量等を測定するための測定手段を設け、その測定データ
R2Iに基づいて信号S21が発生せれることは言うま
でもない。
ウィルスの培養(2a)の終了後、培養容器(212)
は細胞除去部(22)に撤退されれ、分取分注部(24
)が作動してウィルス培養液を遠心分離装置(221)
または濾過装置(222)に移送し、信号S2□により
、濾過装置(22+)の吸引ポンプが駆動して、細胞の
除去(2b)が開始される。
濾過装置(221)の下方に置かれた遠心管(223>
に細胞が除去されたウィルス懸濁液が入り、細胞の除去
(2b)が終了する。
分取分注部(24)および移送手段(25)により、得
られたウィルス懸濁液は、ウィルス濃度調整部(23)
に移送され、ウィルス濃度の調整が開始される(2C)
ウィルス濃度の調整(2C)は、以下の手順で行われる
試薬注入手段(23+>により、ウィルス懸濁液にウィ
ルスと反応する試薬(例えば、エイズウィルスの場合は
、HTLV−[1抗体)を分注しく2c+)、反応後、
反応量測定手段(232)により、測定データR22を
得(2C2) 、測定データR22を演算処理して信号
S23を発信し、ウィルス濃縮手段(234>またはウ
ィルス希釈手段(235)を作動させ、濃縮(2c3)
または希釈(2C4)を行う。 上記手順を繰り返して
、ウィルス懸濁液を一定の許容ウィルス濃度に調整する
なお、分取分注部(24)および移送手段(25)は、
制御部(5)からの信号323により、作動される。
続いて、細胞処理部(1)およびウィルス処理部(2)
においてそれぞれ濃度調整された細胞溶液およびウィル
ス懸濁液は、信号S31に基づき、分取分注部(H)(
24)および移送手段(14)(25)によって、混合
部(3)における混合容器に移送され、細胞溶液とウィ
ルス懸濁液が混合される(3a)。 混合の上記の順序
に固定されるものではなく、細胞溶液、ウィルス懸濁液
および薬剤の順序は、必要に応じて、変えることができ
る。
続いて、評価部(4)において、予防治療薬の薬効が、
以下の手順で評価される。
混合された後、信号S41により薬剤注入手段(41)
が作動し、混合容器012)に薬効の評価の対象となる
予防治療薬を分注しく4a)、細胞溶液とウィルス懸濁
液との混合液と反応させる(4b)。 反応(4b)は
、信号S4□と温度、CO2等の測定データR41によ
り予め定められた反応条件(温度、CO2量等)で所定
の時間性われる。 所定時間の反応が終了すると、信号
S43に基づいて試薬が注入される(4c)。
次いで、信号S44に基づき、薬効検査手段(42)が
作動して、薬効が測定(4d)される。 得られた測定
データR41は、制御部(5)で演算処理され、出力ま
たは記憶される。 出力手段は、例えば、タイプアウト
、CRT、ペンレコーダ等特に固定されるものではない
[実施例〕 本発明に係る薬効検査装置として、第1図に示す装置を
用いた。
細胞処理部(1)における細胞溶液に使用する細胞とし
て、MT−4を、ウィルス処理部(2)におけるウィル
ス培養液に使用するウィルス感受性細胞として、Mo1
t−4をそれぞれ用いて、ウィルスHTLV−1に対す
る血清の薬剤としての薬効を検査した。 血清は、4検
体(ヒト)より採取し、それぞれを血清A、B、C及び
Dとした。
細胞処理部(1)の細胞培養部(11)において、細胞
MT−4を培養液RPM11640−10%牛脂児血清
にて培養した。 培養条件は、温度37℃、5%CO2
環境であり、培養容器として、6穴プレートを用いた。
なお、本装置の操作開始において、池の培養装置により
予め3日間培養を行ったものを培養部(ll)に装填し
た。
続いて、細胞濃度調整部(12)において、細胞溶液を
以下の操作によって、設定細胞濃度60X10’ Ce
 I I/mlに調整した。
先ず、培養の終了した細胞溶液の入った培養容器は、移
送手段(14)により細胞培養部(11)の恒温恒湿槽
(111)から搬出され、細胞濃度測定手段(l21)
の一部である25万画累CCDカメラの下方の撮像域に
移送された。 培養容器の下方から照光を当てて、画像
処理により同一培養容器中の10箇所における細胞溶液
の細胞数を測定し、細胞数から更に平均細胞濃度を算出
した。
本実施例において、培養の終わった時点の細胞濃度が設
定濃度よりも高かったため、細胞濃度調整は、細胞希釈
手段(+26)による希釈のみで、遠心分離装置による
濃縮は行われなかった。 希釈は培養液を分取分注部(
13)によって培養容器に分注され、細胞溶液を設定細
胞濃度に調整された。
一方、ウィルス処理部(2)のウィルス培養部〈21)
において、ウィルスHT L V−Illとウィルス感
受性細胞Mo1t−4と細胞培養液とからなるウィルス
培養液は、6穴プレー1・にそれぞれ5mlづつ分注さ
れ、予め3日間培養したものをウィルス培養部(21)
に装填した。
ウィルス培養液は、細胞除去部(22)の濾過装置(2
22)に移送された。 ウィルス培養液は濾過装置(2
22)によって吸引濾過されると、ウィルス感受性細胞
は除去され、濾過装置(222)の下方にある遠心管(
223)にウィルス懸濁液として得られた。
濾過装置(222)には、分N膜としてポアサイズ0.
45μmのニトロセルロースフィルターを用いた。
ウィルス懸濁液の入った遠心管(223>は、移送手段
(25)によってウィルス濃度調整部(23)に移送さ
れた。 ウィルス濃度調整部(23)のウィルス濃度測
定は以下の様な操作によって成された。
上記遠心管(223)中のウィルス懸濁液から、分取分
注部(24)により、96穴平底マイクロプレトの8穴
にそれぞれ100μlづつ分注し、分取分注部(24)
により、試薬(HTLV−III抗体)の添加を行い、
次いで、HTLV−IIIに対する二次抗体を添加した
。 30分間静置した後、褐色に発色させ、反応測定手
段(232)として吸光度測定装置を用いて以下の様に
してウィルス濃度を測定した。
光源としてタングステンランプを用い、マイクロプレー
トの下から照光し、該プレート上方のホトセンサにより
波長560nmにおける吸光度を測定し、8穴の平均ウ
ィルス濃度を制御部(5)により算出した。
本実施例におけるウィルス懸濁液の濃度は、設定ウィル
ス濃度1.2X10PFυ/+n1(PFIJ:pla
qucforming units)より薄かったので
、ウィルス懸濁液を遠心管(223)ごと移送手段(2
5)により、ウィルス濃縮手段(234)である遠心分
離装置に装着した。 遠心分離装置を1100000X
、1時間、4℃で駆動させ、遠心管(223>下部にウ
ィルスを沈殿させて、上清液と分離させた。 分取分注
部(24)により前記上清液を廃棄し、遠心管(223
)下部のウィルスが設定ウィルス濃度になるように培養
液を添加して、ウィルス濃度を調整した。
混合部(3)において、上記ウィルス濃度のウィルス懸
濁液80ノ11とヒト血清(A〜D)各々100μmを
、デイスペンサー(412)を用いて、96穴平底マイ
クロプレート(312)に、上記血清の一種当たりが8
穴になる様に、分注した。 分注後、4℃、2時間反応
させ、次いで、上記細胞処理部(1)で調整された細胞
濃度60XlOcell/1の細胞MT−4を50μl
、デイスペンサー(412)を用いて、更に、分注した
。 分注後、該マイクロプレート(312)を、移送手
段(25)により、ウィルス処理部(2)における恒温
恒湿槽(2+1)に移送し、5%Co2.37℃、10
日間反応させた。
しかる後、移送手段(25)により上記恒温恒湿槽(2
11)からマイクロプレート(312)を搬出し、搬像
器(+23)下方の撮像域に移送した。 マイクロプレ
ート(312)の下方から照光し、前記CCDカメラを
介して、ウィルス感染によって肥大した細胞の数を測定
し、全細胞数に対する比率を制御部(5)にて算出した
。 肥大細胞の比率の算出は、以下の様にして行った。
ウィルス非感染の細胞MT−4の大きさと比較して3倍
以上に肥大している細胞を感染細胞として、前記の肥大
細胞の比率を算出した。
上記の結果を下表に示す。
表 肥大細胞の比率(%) ND:肥大細胞未検出 本実施例によれば、5種の薬剤(血清)の薬効を、並行
して、約2時間で検査できた。 更に、培養時間および
反応時間の間に、池の複数点の薬剤も重ねて、検査する
ことができる。
[発明の効果] 本発明の薬効検査装置の効果は、以下の通りである。
(1)複数種の薬剤を並行して、しかも、人手操作の半
分の時間で検査することができる。
f21本装置は人手を介さないので、細胞、ウィルスの
培養等の操作に際し、雑菌等の汚染が防止できる。
(3)また、同様に、薬効検査作業者へのウィルス感染
の危険性がない。
4)万一、装置内がウィルスにより汚染された場合、装
置を密閉した状態で消毒することができるので、2次汚
染の危険性がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る薬効検査装置の斜視図、第2図(
イ)は細胞処理部における作動フロー図、第2図(+7
>はウィルス処理部における作動フロ図、第2図(ハ)
は混合部および評価部における作動フロー図である。 1・・・細胞処理部、11 ・・細胞培養部、12細胞
濃度調整部、13・・・分収分注部、1401.移送手
段、2 ・・ウィルス処理部、21ウィルス培養部、2
2 ・・細胞除去部、23・°ウィルス濃度調整部、2
4・・・分取分注部、25・・・移送手段、3 ・・混
合部、4・・評価部、41・・・薬剤注入手段、42・
試薬注入手段、43・・・薬効測定手段、5・・汚染防
止カバ 第 2 図 (イ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)細胞処理部、ウィルス処理部、混合部、評価部お
    よび制御部からなる薬効検査装置であって、前記細胞処
    理は、細胞培養部と、該細胞培養部で培養された細胞溶
    液を所定の細胞濃度に調整する細胞濃度調整部と、細胞
    溶液の分取分注部と、該分取分注部を前記細胞培養部お
    よび前記細胞濃度調整部に移送する移送手段とからなり
    、 前記ウィルス処理部は、ウィルス培養部と、該ウィルス
    培養部で培養されたウィルス培養液からウィルス感染性
    細胞を除去する細胞除去部と、ウィルス感染性細胞を除
    去したウィルス懸濁液を所定のウィルス濃度に調整する
    ウィルス濃度調整部と、前記ウィルス培養液およびウィ
    ルス懸濁液の分取分注部と、該分取分注部を前記ウィル
    ス培養部および前記ウィルス濃度調整部に移送する移送
    手段とからなり、 前記混合部は、前記細胞処理部で一定量分取された所定
    の細胞濃度の細胞溶液と前記ウィルス処理部で一定量分
    取されたウィルス懸濁液の混合液を収容する容器からな
    り、 前記評価部は、前記混合液に薬剤注入する薬剤注入手段
    と、薬効測定手段とからなり、 前記制御部は、前記細胞培養部およびウィルス培養部の
    培養条件を設定する信号の発生手段と、前記細胞処理部
    およびウィルス処理部における移送手段の駆動信号の発
    生手段と、前記細胞処理部およびウィルス処理部におけ
    る分取分注部の分取分注量の設定信号および駆動信号の
    発生手段と、前記薬剤注入手段の駆動信号および薬剤注
    入タイミングの設定信号の発生手段と、前記薬効測定手
    段からの測定データを演算処理する演算処理手段からな
    る ことを特徴とする薬効検査装置。
JP30477388A 1988-11-30 1988-11-30 薬効検査装置 Pending JPH02150270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30477388A JPH02150270A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 薬効検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30477388A JPH02150270A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 薬効検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02150270A true JPH02150270A (ja) 1990-06-08

Family

ID=17937049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30477388A Pending JPH02150270A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 薬効検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02150270A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007506419A (ja) * 2003-09-24 2007-03-22 キーニューロテック アーゲー 実験室操作手順を自動的に実行するための装置及び方法
JP2007252295A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Takasago Thermal Eng Co Ltd 微生物不活化効果判定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007506419A (ja) * 2003-09-24 2007-03-22 キーニューロテック アーゲー 実験室操作手順を自動的に実行するための装置及び方法
JP2007252295A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Takasago Thermal Eng Co Ltd 微生物不活化効果判定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Carrascosa et al. Methods for growing and titrating African swine fever virus: field and laboratory samples
EP1944359B1 (en) Shaker for cell culture and shaken culture system in cell culture method
JP6850340B2 (ja) 抗菌薬感受性試験を実施すること、ならびに関係するシステムおよび方法
KR101805927B1 (ko) 검체의 전처리 방법, 및 생체 관련 물질의 측정 방법
Sugden et al. Clonal transformation of adult human leukocytes by Epstein-Barr virus
Montefiori Evaluating neutralizing antibodies against HIV, SIV, and SHIV in luciferase reporter gene assays
JP5908613B2 (ja) 生体試料の自動分析装置及び方法
CN105527430A (zh) 一种直接检测肠道病毒71型和柯萨奇病毒a16型的试剂盒及其应用
Grosche et al. Herpes simplex virus type 1 propagation, titration and single-step growth curves
RU2464578C2 (ru) Автоматическое выявление инфекционных болезней
Harada et al. Effect of heat and fresh human serum on the infectivity of human T-cell lymphotropic virus type III evaluated with new bioassay systems
CN112359139A (zh) 利用组织半数感染法染色测定异嗜性鼠白血病病毒滴度的方法
JPH02150270A (ja) 薬効検査装置
CN101644709A (zh) 快速检测病毒中和抗体的方法和试剂盒
Dillon et al. Quantifying HIV-1-mediated gut CD4+ T cell death in the Lamina Propria aggregate culture (LPAC) model
Koup et al. Isolation and quantitation of HIV in peripheral blood
JP4362010B2 (ja) 微生物試料を濃縮し且つ探知する方法及び装置
CN111020060A (zh) 一种利用空斑染色测定异嗜性鼠白血病病毒滴度的方法
EP0336974B1 (en) Cell propagation apparatus
Gleaves et al. Evaluation of a direct fluorescein-conjugated monoclonal antibody for detection of cytomegalovirus in centrifugation culture
Kesson et al. The use of flow cytometry to detect antiviral resistance in human cytomegalovirus
Tevet et al. Using FRAP or FRAPA to visualize the movement of fluorescently labeled proteins or cellular organelles in live cultured neurons transformed with adeno-associated viruses
WO1996030760A1 (en) Method for identifying biologically active substances by their effect on living cells
CN109946451B (zh) 一种基于细胞内游离钙离子浓度变化效应的大麻素类活性物质的检测方法及其检测试剂盒
Aquaro et al. Assessing the relative efficacy of antiretroviral activity of different drugs on macrophages