JPH0214911Y2 - - Google Patents

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JPH0214911Y2
JPH0214911Y2 JP1984074996U JP7499684U JPH0214911Y2 JP H0214911 Y2 JPH0214911 Y2 JP H0214911Y2 JP 1984074996 U JP1984074996 U JP 1984074996U JP 7499684 U JP7499684 U JP 7499684U JP H0214911 Y2 JPH0214911 Y2 JP H0214911Y2
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positioning
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hole
tightening bolt
replacement
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JP1984074996U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工作機械あるいは、その加工治具等
の基台に、加工物等の交換部材を位置決め固定す
る位置決め固定装置にかかり、特に位置決め機構
と固定機構を一体構造に形成したものに関する。
〔従来の技術〕
一般に、工作機械のベースあるいは、このベー
スに取り付けられた加工治具等の基台に、交換部
材(例えば工作物)を位置決め固定して工作を行
い、終了後次の部材をセツトして工作を行うよう
な場合、セツテングの度毎に工作機械に対する交
換部材の加工基準位置を検出していたのでは、き
わめて非能率的である。そこで、あらかじめ基台
の位置決め孔に相当する孔を交換部材にもあけて
おき、平行ピンあるいはテーパピン等の位置決め
ピンにより位置決めすれば、機械と交換部材の位
置関係は常に一定とすることができる。例えば、
プレス用金型の取り付け板など、すでに所定位置
にボルトの通し孔やガイド部材のガイド孔が形成
されているものに、金型などの取り付け孔などを
形成する場合、通し孔やガイド孔を位置決め孔に
利用すれば能率のよい作業を行うことができる。
またこの位置決めピンは、加工の際の機械的振
動により抜けないよう、通常位置決め孔に圧入さ
れるものである。
すなわち、第3図に示すように、交換部材21
には、あらかじめ、複数の嵌入孔21aが形成さ
れ、基台22にもこの嵌入孔21aと対応する位
置に基台22を貫通した圧入孔22aが形成され
ている。
また23は位置決めピンで、前記交換部材21
の嵌入孔21aと基台22の圧入孔22aをとも
に貫通して挿入され、基台22に対し、交換部材
21を位置決めする。
また、これらの位置決め機構とは別に、L形の
クランプ部材25の押圧部25aを貫通するボル
ト24のねじ部24aを基台22に形成された雌
ねじ22bに螺合させ、締め付けた構成になる固
定機構が一般に用いられる。
また前記固定機構として油圧あるいは空気圧等
の流体圧を切換制御することにより、自動的に固
定する自動クランプ装置を用いて省力化をはかつ
たものも知られている。
そこで従来の位置決め固定装置では、交換部材
21を交換する場合には、位置決めピン23を圧
入孔22aから抜き取つたり圧入したりしなけれ
ばならない。この抜き取り圧入の動作には、嵌入
孔21a、あるいは圧入孔22aから叩き棒を挿
入し、ハンマ等で位置決めピン23を叩いて抜き
出したり圧入したりするが、このとき、位置決め
ピン23あるいは、圧入孔22a、嵌入孔21a
に傷を付け、位置決め再現性が悪くなつたりす
る。また、基台22の厚みが厚く、圧入孔22a
が盲孔であるときは、棒などでたたき出すことも
できず、抜きとりに特別な治具が必要となる。そ
のうえ位置決め機構と固定機構が別体に形成され
ているため、基台22には交換部材21を登載す
るスペースのほか、固定機構の配設スペースが必
要である。さらに、位置決めを行つたあと固定す
る2段階動作のために、時間がかかる、という問
題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上述した問題点に鑑みてなされたも
のであり、位置決め機構と固定機構を一体に形成
することにより、取扱いが簡単で、位置決め部材
や位置決め孔を損傷することなく、数多くの着脱
に再現性良好な位置決め固定装置を提供すること
を目的とする。
〔考案の構成〕
上述した目的を達成するために、本考案の構成
は、基台および交換部材に形成された位置決め孔
と、この位置決め孔に摺動自在に嵌合する円筒状
の位置決め部材と、この位置決め部材の内周面と
遊嵌する締付けボルトとが、締付けボルトに配設
されたストツパーにより一体に形成されるととも
に、該締付けボルトは、交換部材を押圧するフラ
ンジ部を有することを特徴とし、位置決め機構と
固定機構が一体構成の位置決め固定装置にある。
〔実施例〕
以下図面により本考案の実施例を説明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例を示
したものであり、図中1は、工作物のような交換
部材で、工作機械等のベースあるいは、このベー
スに取り付けられた加工治具等の基台2に、位置
決め固定装置Aを介して取り付けられている。
ここで、3は円筒状の位置決め部材で、その外
周面3aが交換部材1および基台2に形成された
位置決め孔1a,2aに摺動自在に嵌合し、挿入
時には交換部材1と基台2の位置決めをするもの
である。また4は、締付けボルトで、フランジ部
5を介して前記位置決め部材3の内周面と遊嵌
し、その雄ねじ4aが基台2の位置決め孔2aの
底部に形成された雌ねじ部2bと螺合するもので
ある。この締付ボルト4には、前記位置決め部材
3のボルト軸方向の動きを規制するストツパー
6、6が締付けボルト4に形成された雌ねじ4b
に螺着したねじ7、7により着脱自在に取り付け
られている。このストツパー6により締付けボル
ト4と、位置決め部材3およびフランジ部5が一
体構造になり位置決め固定装置Aを構成してい
る。
この位置決め固定装置Aを交換部材1および基
台2の位置決め孔1a,2aに挿入し、締付けボ
ルト4を基台2の雌ねじ2bに螺着させるよう回
転すれば、位置決め部材3の外周面と前記位置決
め孔1a,2aの両方にまたがり嵌合し、交換部
材1が基台2に対し、水平方向の位置決めが行わ
れる。
さらに締付けボルト4を締付けると、フランジ
部5の下面が交換部材1の上面を押圧し前記交換
部材1を基台2に固定する。
この一連の動作により交換部材1を基台2に位
置決め固定することができる。また、位置決め部
材3を抜き出すには、この逆の動作をすることに
よりきわめて容易に抜き去ることができる。
したがつて、本考案の位置決め固定装置は、基
台2に対する交換部材1の位置決め機構としての
位置決め部材3と、固定機構としての締付けボル
ト4およびフランジ部5が同一軸上に、しかも一
体に取り付けられているために、位置決め動作と
固定動作が同時に行うことができ、、基台2に交
換部材1を位置決め固定する作業が容易になる。
また、締付けボルト4を緩め、交換部材1から抜
き取れば、位置決め固定装置Aの取りはずしが完
了し、着脱に特別な工具を必要としない。
さらに、位置決め部材3と基台2および交換部
材1に形成された位置決め孔1a,2aとは、摺
動自在に嵌入した状態であるため、着脱時に位置
決め孔1a,2a、位置決め部材3に傷をつける
こともなく、数多くの着脱にかかわらず再現性は
良好である。ここで位置決め部材3は位置決め孔
1a,2aと嵌入状態であるが、ストツパー6に
より締付けボルト4と一体であるため、工作中の
振動により抜けることはない。また、基台2上に
は、固定機構としてのボルトあるいはクランプ部
材を載置するスペースが必要なく、スペースフア
クターが向上する。
そして、第2図に示すように、交換部材1の厚
みが十分であれば、交換部材1の位置決め孔1a
に座ぐり孔1bを付加し、この座ぐり孔1b内に
締付けボルト4およびフランジ部5を収納すれ
ば、交換部材1の上面には、突出するものがなに
もなく、作業性が一層向上する。そのうえ、締付
けボルト4の雌ねじ4bを上下に軸方向の位置を
ずらして複数組形成すれば、交換部材1の厚みが
異なつても、位置決め部材3を上下に移動するこ
とができ、位置決め部材3が交換部材1および基
台2のどちらか一方にかたよつて位置することも
ない。また、ストツパー6,6は着脱自在である
ため、位置決め部材3も外径の異なるものと種々
交換すれば一つの位置決め固定装置Aの仕様範囲
が拡大される。
また、締付けボルト4と、位置決め部材3の内
周面とは、遊嵌状態で、多少の間隙が形成されて
いるので、位置決め孔1a,2aの中心軸と、締
付けボルト4の取り付けねじである雌ねじ部2b
の中心軸が若干ずれても位置決め固定には、まつ
たく影響ない。
〔効果〕
以上のように、本考案の位置決め固定装置は、
位置決め機構と固定機構を一体構造としているた
め、保管および取扱いが簡単であり、しかもボル
トの着脱だけで位置決め固定あるいは取りはずし
が行えるため、着脱に特別な工具を用いることな
くきわめて迅速に作業することができる。
また位置決め孔と位置決め部材は、摺動自在に
嵌入した状態であるので、着脱時に位置決め部材
および位置決め孔双方に傷を付けることなく、数
多くの着脱においても再現性は良好である。さら
に、固定機構としてのスペースを基台に設ける必
要がなく、スペースフアクターが向上するなどき
わめて大きな効果が得られる。
本考案の位置決め固定装置は、上述した実施例
に限定されることなく、工作機械、あるいはその
加工治具の基台に工作物を位置決め固定するほ
か、中心となるベース上に、交換可能な部材を位
置決め固定する場合ならすべてに使用できること
はいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す側断面図、
第2図は、本考案の他の実施例を示す側断面図、
第3図は従来の位置決め固定装置を示す側断面図
である。 1……交換部材、2……基台、1a,2a……
位置決め孔、3……位置決め部材、4……締付け
ボルト、5……フランジ部、6……ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作機械等の基台、あるいは工作機械に取り付
    けられた加工治具等の基台とこの基台に位置決め
    固定される被加工物等の交換部材のそれぞれに、
    同一径の位置決め孔を同一軸上に形成し、この位
    置決め孔に円筒体で、かつその外周面が前記位置
    決め孔と摺動自在に嵌合する位置決め部材を挿入
    し、この位置決め部材の内孔には、内周面と遊嵌
    する締付けボルトが挿入され、かつこの締付けボ
    ルトには、位置決め部材の軸方向の動きを規制す
    るストツパーが配設されるとともに、前記交換部
    材を押圧するフランジ部を有し、位置決め機構と
    固定機構が一体に構成されたことを特徴とする位
    置決め固定装置。
JP7499684U 1984-05-22 1984-05-22 位置決め固定装置 Granted JPS60186144U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7499684U JPS60186144U (ja) 1984-05-22 1984-05-22 位置決め固定装置

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JP7499684U JPS60186144U (ja) 1984-05-22 1984-05-22 位置決め固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60186144U JPS60186144U (ja) 1985-12-10
JPH0214911Y2 true JPH0214911Y2 (ja) 1990-04-23

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JPS60186144U (ja) 1985-12-10

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