JPH0214873A - β−アルミナ磁器の製造方法 - Google Patents

β−アルミナ磁器の製造方法

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JPH0214873A
JPH0214873A JP63139633A JP13963388A JPH0214873A JP H0214873 A JPH0214873 A JP H0214873A JP 63139633 A JP63139633 A JP 63139633A JP 13963388 A JP13963388 A JP 13963388A JP H0214873 A JPH0214873 A JP H0214873A
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powder
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acetone
alumina
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Kaichiro Kato
加藤 嘉一郎
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えばナトリウム−硫黄電池用あるいは溶融塩
電解装置等の固体電解質管として使用されるβ−アルミ
ナ磁器の製造方法に係わり、さらに、詳しくは原料の物
性変化を抑制して最終生成物であるβ−アルミナ磁器(
焼結体)の機械的及び電気的特性の低下を抑制すること
ができるβ−アルミナ磁器の製造方法に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に、β−アルミナ磁器(焼結体)は、次のようにし
て製造される。
まず、原料であるα−アルミナに炭酸ナトリウムあるい
は炭酸リチウムの所定量を秤量し、例えば1001ボー
ルミルにより乾式混合を行い、次いで1250℃で約2
時間大気中で仮焼し、こうして得られた仮焼物であるN
a−アルミネート(Naz 0 ・5. 25Affi
z 03 )と、Li−了ルミネート(Li20・5.
5Aβ203)とを、水、結合剤、解膠剤及び酸化アル
ミニウムよりなるアルミナボールとともに、同じ<10
(lボールミルにより容器を回転しながら30時間程度
湿式粉砕して混合しスラリーを製造する。このスラリー
を噴霧乾燥機により造粒して成形用粉体とし、次いで、
ラバープレスにより前記成形用粉体を所定形状に成形し
てβ−アルミナ磁器成形体素地を製造する。さらに、1
200 ’c前後の大気雰囲気中に2時間程度保持して
前記成形体素地の脱脂を行い、最後に約1550〜16
50°Cの雰囲気中で約5〜30分間焼成して、β−ア
ルミナ磁器焼結体を得る。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記従来のβ−アルミナ磁器の製造において
は、スラリーの製造工程において溶媒として水を使用し
ているので、Li−アルミエート、Na−アルミネ−1
・あるいはβ−アルミナ等の中間原料粉末は、いづれも
水に)容器したり、水と反応したりする性質があるため
、該スラリーを製造する際に原料粉末の物性変化を生じ
る。すなわち、アルカリ成分の溶出及び空気中の二酸化
炭素の助けによって結晶格子中にH30+の侵入及びア
ルカリイオンとの置換が生じる。これを化学式で表示す
ると次のようになる。
■2Naβ”  AI!203 +H20+CO2−+
Naz  CO310H? O+)13 0  β u
    )s、1203■Na2 0 ・5.25AI
!2 03  +H20+CO2→Na2’CO310
H20+H30Naz  O・ nl1203 そして、前述したアルカリ成分が造粒用粉体を得るため
の噴霧乾燥時に乾燥物の表面に偏析するので、乾燥造粒
物、つまり成形粉体、これをラバープレス成形した成形
用素地及び最終的に得られるβ−アルミナ磁器の組成が
不均質となり、β−アルミナ磁器の機械的及びイオン伝
導抵抗率等の電気的特性を低下させるという問題があっ
た。
さらに、吸湿して変質した原料粉末は、300゛C以上
の高温に加熱乾燥しない限り、変質前の粉体と同等の物
性にならない。又、成形用の粉体を成形前に高温加熱す
れば、成形助剤である結合剤が焼失し、成形不能になる
。又、成形後に高温加熱すれば揮発水分が結合剤による
保型作用に悪影響を与えクラソフ等を生じて成形体の性
状を1員なうことになる。
さらに、前記従来のスラリーの噴霧乾燥工程では水分を
乾燥する温度が100℃以上と高いので、噴霧液滴の滞
溜時間によっては、有機結合剤の焼きつきが生じ安定し
た乾燥造粒物が得られなかった。
本発明の目的は原料粉末の物性変化を抑制して安定した
スラリーを製造することができるとともに、該スラリー
の保存を容易に行い、次の噴霧乾燥工程で物性の安定し
た成形用粉体を製造することができ、該成形用粉体及び
成形体の保存が容易なβ−アルミナ磁器の製造方法を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、ボールミルの容器内
に、Na−アルミネートとLi−アルミネートとを混合
してなる原料粉末と、高純度の酸化アルミニウムよりな
るアルミナポールと、分散媒としてアセトンとを少なく
とも収容し、前記容器を回転して前記原料粉末の全てを
44μm以下、平均粒怪を3μm以下に微粉砕してアセ
トン系スラリーを製造する工程と、このスラリーを密封
型スプレードライヤーで乾燥造粒し、平均粒怪40〜1
20μmで揮発成分含有率0.3〜2.0重量%の造粒
粉体を製造する工程とを有する製造方法をとっている。
(作用) 本発明は溶剤として非水系のアセトンを使用したので、
水溶性の原料粉末のNa−アルミネートと水とが反応し
て生ずる原料粉末の変質が抑制され、相分離を生じない
安定した性状のスラリーが製造される。従って、スラリ
ーの長期保存も可能となり、次の工程における乾燥造粒
により製造される成形用粉体の物性及び保存性も向上し
、さらに、次の工程の成形体素地の性状も長期保存性も
向上する。
(実施例) 次に、本発明のβ〜アルミナ磁器の製造方法の〜実施例
を説明する。
まず、1004ボールミルの容器に次の■〜■の内容物
を入れる。
■原料粉末としてLi−アルミネート、Na−アルミネ
ートの混合物−18kg 但し、化学組成は八1203  : 91.2W t%
Naz O:13. 15w t% Li20: 0.65wt% ■アルミナボール(直径2611mの/1203成分が
99%以上)→36kg ■アセトン試薬特級−18kg ■結合剤(ポリビニールブチラール)=180g■解膠
剤(クエン酸)−90g 次に、前記ボールミルの容器を毎分32回転で24時間
回転して粉砕混合し、スラリーを得る。
運転終了後、得られたスラリー、つまり前述した■のア
ルミナボール以外のものを篩目が44μmの網で、篩分
けし、44μm以上の粗い粉末等を除去する。
以上のようにしてスラリーの製造が完了するが、こうし
て得られたスラリーの物性は、はぼ表1の通りである。
なお、前記スラリーの固形成分濃度は30〜70%、粘
度は10〜500cps、平均粒子径は0 、5〜3 
、 O/J rn、 全粒子径4 4μm以下の 範囲であればよい。
表1 11」記スラリーの粉砕条件については、ボールミル容
器の大きさにもよるが、回転数25〜85rpm好まし
くは30〜75 r p mで20〜60時間、好まし
くは25〜40時間粉砕し、原料粉末の全てを44μm
以下、平均粒怪を3μm以下に微わ)砕する。なお、原
料粉末の全てが44μm以上の粗い↑5)末が存在する
と、粗い粒子が沈澱を起こしてN、■織が不均一となり
、又、平均粒怪が3μm以上であると、均一なスラリー
を安定して得ろことができず、従って、均一な成形わ】
体及び成形体が得られないからである。
スラリー全体の体積に占める沈I々物の見掛は上の体積
の比率(沈降容積)は、スラリーの体積をVsとし、T
時間後の沈澱物の体積をVとすると、V / V s 
X 100 % で表される。平均粒子径の異なるスラリーについて沈降
容積を実験により測定したところ、表2に示すようにな
った。この表2から明らかなように原料85)末の平均
粒怪が5μrn以下が良く、3μIn以下が望ましく、
1μm以下がさらに望ましいことがわかる。
(以下余白) 表2 次に、前記スラリーを原料粉末が沈澱しない程度に容器
内で攪拌するとともに、該容器がら噴霧乾燥機までポン
プでスラリーを輸送する。
次に、噴霧乾燥機でスラリーを乾燥し、顆粒状の成形用
粉体を得る。
この実施例では前記噴霧乾燥機の機種として、密封型ス
プレードライヤーを採用し、乾燥温度60℃でスラリー
の噴霧乾燥を行った。前記アセトンを用いたスラリーで
は、水に比べてアセトンの沸点が低い(54℃)ので、
乾燥温度を低くすることができ、有機結合剤の焼きつき
を防ぎ、安定な成形用粉体が得られる。以上のようにし
て得られたβ−アルミナ磁器成形用粉体の物性の一例を
表3に示す。
表3 なお、前記成形用粉体の平均粒怪は40−120μm、
揮発成分含有率は0.3〜2.0重量パーセントが好ま
しいことが、以下に示す実験結果かられかる。
前記噴霧乾燥機で処理した粉体の回収率と成形性との関
係を表4に示す。
表4 この結果から明らかなように成形用粉体の平均粒怪は4
0〜120μmが適当である。
又、前記ラバープレス成形用粉体の揮発成分含有量と成
形性との関係を表5.6に示す。この結果から明らかな
ように、揮発成分含有量は0.3〜2.0重量パーセン
トが好ましいことがわかる。
なお0.3%以下では成形不能に、2.0%以上では粉
体が成形型にくっつき易く離型が困難となる。
(以下余白) 表5 (以下余白) 表に のようにして得られた成形用粉体は、プレス成形あるい
はアイソスタティック成形することにより、所望の形状
に成形され、所定の焼成条件で焼成することにより、強
度及び電気的特性面で安定した緻密なβ−アルミナ磁器
焼結体を得ることができる。
本発明では前述したように、スラリーの製造工程におい
て、非水系のア七トンを使用したので、原料粉末の物性
を変化させなくても済み、従って、成形体素地の段階に
おいて、亀裂の発生を防止することができる。
なお、具体的な成形例として、例えば表7に示すものが
ある。
(以下余白) 表7 (発明の効果) 以上詳述したように本発明は、スラリーの物性を安定化
し、その保存を容易に行うことができ、ひいては次工程
における成形用粉体や成形体素地を安定化し、又、成形
用粉体の成形性及び回収率が向上でき、亀裂の発生を抑
制することができる効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ボールミルの容器内に、Na−アルミネートとLi
    −アルミネートとを混合してなる原料粉末と、高純度の
    酸化アルミニウムよりなるアルミナボールと、分散媒と
    してアセトンとを少なくとも収容し、前記容器を回転し
    て前記原料粉末の全てを44μm以下、平均粒径を3μ
    m以下に微粉砕してアセトン系スラリーを製造する工程
    と、このスラリーを密封型スプレードライヤーで乾燥造
    粒し、平均粒怪40〜120μmで揮発成分含有率0.
    3〜2.0重量%の造粒粉体を製造する工程とを有する
    ことを特徴とするβ−アルミナ磁器の製造方法。
JP63139633A 1988-06-07 1988-06-07 β−アルミナ磁器の製造方法 Granted JPH0214873A (ja)

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JPH0544426B2 JPH0544426B2 (ja) 1993-07-06

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6632780B2 (en) 2001-01-04 2003-10-14 Hitachi, Ltd. Highly thermal conductive grease composition and cooling device using the same
US7315785B1 (en) 1999-12-14 2008-01-01 Hitachi Software Engineering Co., Ltd. Method and system for displaying dendrogram

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7315785B1 (en) 1999-12-14 2008-01-01 Hitachi Software Engineering Co., Ltd. Method and system for displaying dendrogram
US6632780B2 (en) 2001-01-04 2003-10-14 Hitachi, Ltd. Highly thermal conductive grease composition and cooling device using the same

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