JPH04275974A - イオン伝導性セラミック材料の製造方法 - Google Patents

イオン伝導性セラミック材料の製造方法

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JPH04275974A
JPH04275974A JP3338853A JP33885391A JPH04275974A JP H04275974 A JPH04275974 A JP H04275974A JP 3338853 A JP3338853 A JP 3338853A JP 33885391 A JP33885391 A JP 33885391A JP H04275974 A JPH04275974 A JP H04275974A
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oxide
aluminum
sodium beta
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Ruediger Hartung
リュディガー・ハルトゥンク
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
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    • C01F7/00Compounds of aluminium
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピネル欠陥構造を有
するアルミニウム遷移酸化物から安定化ナトリウムベー
タ”−酸化アルミニウムを製造する方法に従って、アル
ミニウム遷移酸化物からイオン伝導性セラミック材料を
製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ナトリウムベータ”−酸化アルミニウム
(Na−β”−Al2 O3 )は、例えば電気化学的
蓄電池においてナトリウムイオン伝導性(ion−co
nducting)壁体として組込まれた固体電解質の
製造のために用いられている。固体電解質の製造のため
に用いられるナトリウムベータ”−酸化アルミニウムは
、安定化状態でなければならない。そうでないと、15
50℃以上の温度で行われる固体電解質の焼結(sin
tering) 中に熱的に不安定となり、低伝導性の
β−Al2 O3 及びζ−NaAlO2 に変換する
からである。高いナトリウムイオン伝導性を有する安定
化ナトリウムベータ”−酸化アルミニウム製造には、現
在でも困難が付きまとっている。今のところ最適の解決
策は見出だされていない。安定化ナトリウムベータ”−
酸化アルミニウムを製造する方法はドイツ特許第 3,
902,175号公開明細書で知られている。この目的
で、Li2 O、MgO、ZnO、CoO、NiO及び
FeO又はその混合物からなる群から選ばれたドーパン
ト金属酸化物を、立方的に極めて緊密に詰められた酸化
アルミニウム又はその先駆体に分散されて原料ミックス
を形成する。次いで、このミックスを加熱し、酸素含有
雰囲気下で焼成する。最後に、均質酸化ナトリウムを焼
成原料ミックスに分散させて最終ミックスを形成した後
、次いでこれを酸素含有雰囲気下で少なくとも1100
℃の温度に加熱してベータ”−酸化アルミニウムを形成
する。
【0003】刊行物、JPN.J.APPL.PHYS
.,1972,11,p.188ffから、ナトリウム
ベータ”−酸化アルミニウムを安定化するには、Li、
Mg、Co、Ni又はFeによるドーピングは焼結の前
に行わなければならないことが既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
度の加熱による直接反応焼結に適しており、かつできる
だけ短時間で安定化ベータ”−酸化アルミニウムを製造
することを可能にする方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、スピネル欠
陥構造を有するアルミニウム遷移酸化物(alumin
um transition oxide) から安定
化ナトリウムベータ”−酸化アルミニウムを製造する方
法において、相安定化ドーピング成分及びイオン伝導性
を促進しドーピング成分を付着(affix) する第
2成分の形態の1又はそれ以上の含浸層を粉末化アルミ
ニウム遷移酸化物又は複数の粉末化アルミニウム遷移酸
化物の混合物の表面及び内部孔部領域に適用することを
特徴とする改良された安定化ナトリウムベータ”−酸化
アルミニウムの製造方法によって達成される。
【0006】アルミニウム遷移酸化物又はその混合物が
出発原料として用いられる。カイ−、カッパ−、ガンマ
−、デルタ−、セータ−、又はエタ−アルミニウム遷移
酸化物は、使用するのに好適である。酸化アルミニウム
ハイドレート(例えばboehmite)又は水酸化ア
ルミニウム(例えばgibbsite又はbayeri
te)も、次いで250〜1150℃の温度で熱デヒド
ロキシル化によって上記のアルミニウム遷移酸化物に変
換して、出発原料として用いることができる。後処理で
、アルミニウム遷移酸化物は粒径が0.1〜5μmの粉
末に変換される。単一化学物質又は化学物質の混合物の
形態のマグネシウム、リチウム、亜鉛、コバルト、ニッ
ケル又は鉄を成分として含み、溶剤に完全に溶解性であ
る相安定化ドーピング成分は、アルミニウム遷移酸化物
と共に、スリップに変換される。水又はアルコールに完
全に溶解性であるこれらのドーピング成分を用いること
が好ましい。用いられるドーピング成分の量は、その割
合が焼結ナトリウムベータ”−酸化アルミニウムセラミ
ック材料の酸化物相の0.05〜10質量(mass)
%となるように選ばれる。スリップは、所定量のアルミ
ニウム遷移酸化物、ドーピング成分及び適当量の溶媒(
水を用いることが好ましい)から形成される。このスリ
ップは、粉砕した後、乾燥する。こうして得られた粉末
は、ナトリウム化合物の溶液中にかき混ぜる。固体の量
は、粉砕できるスリップが再び形成されるように選定す
る。両スリップを粉砕する目的は、一方では粒径が5μ
m以下の粉末を形成するためであり、他方では凝集体(
agglomerates)の形成を防ぐためである。 2つのスリップは噴霧乾燥、凍結乾燥又は流動床乾燥に
よって乾燥できる。ドーピング成分がナトリウム含有溶
液によって沈殿しない場合には、第2スリップの形成な
しですませ、ナトリウム溶液を直接第1スリップに混合
する可能性が生じる。ドーピング成分として有機金属化
合物を用いる場合には、第2スリップを形成する前に酸
素含有雰囲気下で300〜600℃の温度において有機
部分を焼成(bake)しなければならない。可溶性成
分の助けによって、相安定化カチオンがアルミニウム遷
移酸化物の表面及びその孔部の内部領域に均一に沈積す
る。このように焼結工程で組入れることは実質的に容易
に行うことができ、伝導性は極めて増大する。ナトリウ
ム含有溶液、好ましくは水酸化ナトリウム溶液の助けに
よって、全表面に対するナトリウムイオンの追加の均一
沈積が行われ、相安定化カチオンが表面に付着する。懸
濁液の固体含量は次の処理段階、特に乾燥の要件に適す
るように調節する。反応焼結を介する目的のベータ”−
酸化アルミニウム相を得るのに必要な溶解成分の必要濃
度は、固体含量及びその組成によって与えられる。ナト
リウムの若干の過剰は焼結促進ζ−NaAlO2 /β
”−Al2 O3 共晶の形成をもたらす。上述の方法
段階のために、相安定化及び伝導性を促進する成分は、
アルミニウム遷移酸化物の表面及び孔部の内部領域に均
一に分布して適用されるので更に成分を均質化するため
の焼成は必要ではない。
【0007】他の本発明の本質的特徴をあげると、次の
通りである。
【0008】金属マグネシウム、リチウム、亜鉛、コバ
ルト、ニッケル又は鉄のカチオンを適用してドーピング
成分として安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニウ
ムを形成すること、及び溶解した形態のナトリウムイオ
ンを第2成分として用いて伝導性を促進し、ドーピング
成分をアルミニウム遷移酸化物の外部領域及び孔部の内
部領域に付着させること。
【0009】安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニ
ウムを製造するために、アルミニウム遷移酸化物から、
溶媒に完全に可溶性でありドーピング成分を含む化学物
質から、及び溶媒からスリップを形成すること。
【0010】安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニ
ウムを製造するために、化学物質が酸素含有雰囲気で最
高900℃までの温度において酸化物に分解され得るド
ーピング成分として選ばれること、及び伝導性及び固定
を促進する第2成分がアルカリ性溶液から得られ、最高
900℃までの温度において同様に酸化物形態に変換さ
れること。
【0011】安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニ
ウムを製造するために、水又はアルコールの形態の溶媒
が用いられること、及びナトリウムイオンを含むアルカ
リ性溶液から第2成分を得ること。
【0012】安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニ
ウムを製造するために、アルミニウム酸化物及びドーピ
ング成分を3.01:1の割合で含むスリップを形成す
ること、該溶媒対固体の比が少なくとも2.33:1で
あること、及び該スリップを湿潤粉砕した後乾燥するこ
と。
【0013】安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニ
ウムを製造するために、ガンマアルミニウム遷移酸化物
、硝酸マグネシウムヘキサハイドレート及び水からスリ
ップを形成し、これを粒径6.5μm以下の粒子に湿潤
粉砕した後乾燥すること。
【0014】安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニ
ウムを製造するために、第2スリップを、水酸化ナトリ
ウム溶液と混合することによって生成粉末から形成した
後、粒径5μm以下に湿潤粉砕すること。
【0015】第2成分によるドーピング成分の沈殿の不
存在下において安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミ
ニウムを製造するために、アルカリ性溶液を第1スリッ
プ中に直接かき混ぜることができ、固体/液体比を少な
くとも2.33:1に調節すること。
【0016】安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニ
ウムを製造するために、用いられるドーピング成分が有
機金属化合物から誘導される場合には、第1スリップか
らの粉末の形成後に酸素含有雰囲気で300〜600℃
の温度において有機部分を焼成すること。
【0017】本発明の方法を次に詳細に説明する。
【0018】安定化単一相多結晶性ナトリウムベータ”
−酸化アルミニウムの製造の出発原料は、アルミニウム
遷移酸化物又は各種のアルミニウム遷移酸化物の混合物
である。これらのアルミニウム遷移酸化物は、デヒドロ
キシル化によって酸化アルミニウムハイドレート又は水
酸化アルミニウムからのみ製造することもできる。この
ための出発原料はボーマイト、ジブサイト及びバイエラ
イトが好ましい。カイ−、カッパ−、ガンマ−、デルタ
−、セータ−、又はエタ−アルミニウム酸化物は、安定
化ナトリウムベータ”−酸化アルミニウムの製造に使用
するのに好ましい。これらの酸化アルミニウムは、デヒ
ドロキシル化工程で孔部を発達させる。これらの孔部の
内部領域は200 m2 /g までである。相安定化
ナトリウムベータ”−酸化アルミニウムに達するために
、この出発原料の孔部の外部及び内部領域は、本発明に
従って含浸層(impregnation layer
)で供給される。この含浸層の目的は、上記領域に相安
定化及びイオン伝導性促進成分の均一な分布を維持する
ためである。これらは、原料物質の後の反応焼結作業に
おいて、アルミニウム遷移酸化物の結晶格子内に導入さ
れる。マグネシウム、リチウム、亜鉛、コバルト、ニッ
ケル及び鉄のカチオンは、所望の相安定性を達成するの
に特に適している。マグネシウム及びリチウムのカチオ
ンが特に好適である。
【0019】出発物質の外部領域及び孔部の内部領域に
所望の含浸層を形成するために、例えばマグネシウム又
はリチウムを成分として含んでいる化学物質から溶液を
調製する。このための化学物質は、例えば水に完全に可
溶性のものを選定する。選定した化学物質が完全に可溶
性であるアルコール及び他の溶剤も溶剤として用いるこ
とができる。選定した化学物質は、最高900℃までの
温度で酸素含有雰囲気下において対応する酸化物への変
換を伴う分解性であることが更に必要である。上述した
選定アルミニウム遷移酸化物又は各種アルミニウム遷移
酸化物の混合物は粒径5μm未満の粉末に粉砕する。非
安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニウムは、構造
式Na2 O・xAl2 O3  [式中、xは5及び
7の間の値であり得る]で表すことができる。六方ナト
リウムベータ”−酸化アルミニウムの格子単位は、ナト
リウムイオン伝導性を担う2つの(NaO)− 面(p
lane) で中断された、3つの(Al11O16)
+ スピネルブロックから結晶学的c−方向(c−di
rection) に構成される。ドーピングカチオン
の導入によって、伝導性面のナトリウムイオンの割合は
同時に増大し、相安定化に加えて、かつ、β”−Al2
 O3 セラミック材料の比内部電気抵抗がそれによっ
て減少する。従って、β”−Al2 O3 格子のドー
ピング元素の最大割合は目的とするに値する。 相安定化カチオンの均一な分布を達成するために、これ
は例えばマグネシウムによって形成することができ、硝
酸マグネシウムヘキサハイドレート(Mg(NO3 )
2 ・6H2 O)を水に溶解する。ガンマ−酸化アル
ミニウムがアルミニウム遷移酸化物として用いられる。 酸化アルミニウム対ドーピング成分としてのマグネシウ
ム化合物の比は3.08:1である。スリップを、ドー
パント、アルミニウム遷移酸化物及び溶剤としての水か
ら形成する。スリップの形成のために、水:固体の比は
少なくとも2.33:1である。上記出発材料から製造
したスリップは、湿潤粉砕(wet−ground) 
し、乾燥後に粒径5μm未満の粉末が得られる。こうし
て得られた粉末は次いで乾燥する。噴霧乾燥がこの目的
のために推奨される。次いで、生成粉末の外部領域及び
その孔部の内部領域に、第2成分としてアルカリ金属イ
オンの形態での更に含浸層を供給する。こうして、既に
適用され均一に分布したカチオンは該領域に付着し、ア
ルカリ金属イオンも均一に表面に分布しなければならな
い。このために、粉末を水酸化ナトリウム溶液中にかき
混ぜる。別のスリップを上記材料から形成する。固体含
量対液体含量の比は水酸化ナトリウム溶液の濃度で定ま
る。スリップの形成には、0.5N水性水酸化ナトリウ
ム溶液を用いる。 かき混ぜによって調製したスリップは、次いで形成され
る粉末が粒径5μm未満であるように湿潤粉砕する。ナ
トリウムイオンの影響によって、粉末の孔部の内部領域
及び外部領域に既に位置するカチオンは、不溶性マグネ
シウム化合物の形態で表面に永久的に付着する。こうし
て製造した粉末は、次いで、蓄電池のイオン伝導性壁と
して組入れられる。粉末から製造されたグリーンボディ
は1650℃までの温度で反応焼結する。セラミック材
料の外部領域及び孔部の内部領域に沈着した相安定化カ
チオン及びナトリウムイオンは、こうして結晶格子に導
入される。結晶格子への相安定化カチオンの導入は、そ
の最適分布によって助けられる。それによって、β”−
酸化アルミニウム相におけるそれらの含量は極めて増大
する。その結果、より多くのナトリウムイオンを格子内
に同時に導入することができ、これがセラミック材料の
伝導性を極めて増大する。マグネシウムイオンで安定化
されたナトリウムベータ”−酸化アルミニウムは、次の
式で表すことができる。
【0020】Na1+z Mgz Al11−zO17
[式中、zの最大値は2/3である]相安定化がリチウ
ムイオンで行われた場合には、安定化ナトリウムベータ
”−酸化アルミニウムは、次の式で表すことができる。
【0021】Na1+z Mg0.5zAl11−0.
5z O17[式中、zの値は同様に2/3であり得る
]含浸層の形成に際して、液相焼結工程を開始するため
の1〜5%のナトリウムの小過剰を生じる可能性が生ま
れる。マグネシウムイオンを相安定化に用いる上記の例
において、生成粉末から圧縮されたセラミック材料は、
1650℃での反応焼結作業後に次の組成を有する。
【0022】Na1.67Mg0.67Al10.33
 O17ナトリウム成分で沈殿できないドーピング成分
を相安定化に用いる場合には、第2スリップの形成なし
とすることができる。そのときには、直ちにナトリウム
成分は第1スリップの調製と一体化することができる。 相安定化に意図されたドーピング成分が有機金属化合物
から得られる場合には、2つのスリップを形成しなけれ
ばならない。第1スリップの調製及び乾燥後に、酸素含
有雰囲気下で200〜600℃の温度において有機部分
の焼成(baking)を行わなければならないからで
ある。これは、内部孔部容量が孔部の内部領域のナトリ
ウム成分の均一な分布に利用できるようにするために必
要である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  スピネル欠陥構造を有するアルミニウ
    ム遷移酸化物から安定化ナトリウムベータ”−酸化アル
    ミニウムを製造する方法において、相安定化ドーピング
    成分及びイオン伝導性を促進しドーピング成分を付着す
    る第2成分の形態の1又はそれ以上の含浸層を粉末化ア
    ルミニウム遷移酸化物又は複数の粉末化アルミニウム遷
    移酸化物の混合物の表面及び内部孔部領域に適用するこ
    とを特徴とする改良された安定化ナトリウムベータ”−
    酸化アルミニウムの製造方法。
  2. 【請求項2】  金属マグネシウム、リチウム、亜鉛、
    コバルト、ニッケル又は鉄のカチオンを適用してドーピ
    ング成分として安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミ
    ニウムを形成すること、及び溶解した形態のナトリウム
    イオンを第2成分として用いて伝導性を促進し、ドーピ
    ング成分をアルミニウム遷移酸化物の外部領域及び孔部
    の内部領域に付着させることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】  安定化ナトリウムベータ”−酸化アル
    ミニウムを製造するために、アルミニウム遷移酸化物か
    ら、溶媒に完全に可溶性でありドーピング成分を含む化
    学物質から、及び溶媒からスリップを形成することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】  安定化ナトリウムベータ”−酸化アル
    ミニウムを製造するために、化学物質が酸素含有雰囲気
    で最高900℃までの温度において酸化物に分解され得
    るドーピング成分として選ばれること、及び伝導性及び
    固定を促進する第2成分がアルカリ性溶液から得られ、
    最高900℃までの温度において同様に酸化物形態に変
    換されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法
  5. 【請求項5】  安定化ナトリウムベータ”−酸化アル
    ミニウムを製造するために、水又はアルコールの形態の
    溶媒が用いられること、及びナトリウムイオンを含むア
    ルカリ性溶液から第2成分が得られることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】  安定化ナトリウムベータ”−酸化アル
    ミニウムを製造するために、アルミニウム酸化物及びド
    ーピング成分を3.01:1の割合で含むスリップを形
    成すること、該溶媒対固体の比が少なくとも2.33:
    1であること、及び該スリップを湿潤粉砕した後乾燥す
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    方法。
  7. 【請求項7】  安定化ナトリウムベータ”−酸化アル
    ミニウムを製造するために、ガンマアルミニウム遷移酸
    化物、硝酸マグネシウムヘキサハイドレート及び水から
    スリップを形成し、これを粒径6.5μm以下の粒子に
    湿潤粉砕した後乾燥することを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】  安定化ナトリウムベータ”−酸化アル
    ミニウムを製造するために、第2スリップを、水酸化ナ
    トリウム溶液と混合することによって生成粉末から形成
    した後、粒径5μm以下に湿潤粉砕することを特徴とす
    る請求項1乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】  第2成分によるドーピング成分の沈殿
    の不存在下で安定化ナトリウムベータ”−酸化アルミニ
    ウムを製造するために、アルカリ性溶液を第1スリップ
    中に直接かき混ぜることができ、固体/液体比を少なく
    とも2.33:1に調節することを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】  安定化ナトリウムベータ”−酸化ア
    ルミニウムを製造するために、用いられるドーピング成
    分が有機金属化合物から誘導される場合には、第1スリ
    ップからの粉末の形成後に酸素含有雰囲気で300〜6
    00℃の温度において有機部分を焼成することを特徴と
    する請求項1乃至9のいずれかに記載の方法。
JP3338853A 1990-12-27 1991-12-20 イオン伝導性セラミック材料の製造方法 Pending JPH04275974A (ja)

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