JPH02147061A - 発泡性消臭剤の散布方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は比較的規模の大きな悪臭発生源に対して発泡性
消臭剤を効率良く散布する方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、ゴミ処理場、ゴミ埋立地、家畜排泄物や食品加工
場からの廃棄物置場、魚腸骨保存場所などの消臭方法と
しては、界面活性剤、香料、植物抽出物などを含む液状
消臭剤を噴霧又は浴せる、ケイ酸化合物やゼオライトな
どからなる粒状又は粉末消臭剤を散布する発泡性消臭剤
を噴射側と共に充填したエアゾールを用いて泡状消臭層
を形成し、悪臭発生源を覆う（特開昭４９−７４３８．
特開昭５２−７９０２８）などが知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら従来の液状消臭剤を噴霧する方法は、消臭
液が蒸発又は悪臭物質の中へ浸透してしまい、有効成分
が悪臭源と接する時間が短い為、噴霧後長時間の消臭効
果の持続は望み難いという欠点を有しており、粉末消臭
剤で粒子径の大きなものは、散布しづらく、大ががりな
装置を必要とし、粒子の微細なものは、散布時に気中に
散乱し、作業性が著しく低下するという欠点を有してい
る。またエアゾールに充填された発泡性消臭剤を散布す
る方法では広い面積に使用するには時間がかかり、また
極端なコスト高となるばかりでなく散布者が悪臭源のす
ぐ近くまで寄らなくては散布できないという欠点を有し
ている。

〔問題点を解決するための手設〕

本発明者は、エアゾール型発泡消臭剤の消臭性能と、液
体消臭剤の広い面積に対する散布しやすさ及び低コスト
性を兼備した消臭剤及び散布方法について研究を続け、
発泡剤を含む液体消臭剤を、噴射口付近で空気を取り込
み機械的に発泡させる機構を備えたノズルを用いて散布
することにより消臭剤を泡の状態で散布することができ
、かつ悪臭源の表面を長時間消臭剤の泡で覆うことによ
り上記条件を満たす消臭剤散布方法が得られることを見
出しこの知見に基いて本発明を完成した。

本発明は発泡剤を含む消臭液を、噴射口付近に空気取り
入れ口を備えた機械准散布ノズルを用いて泡の状態で悪
臭源に散布することを特徴とする発泡性消臭剤散布方法
である。

本発明において用いられる散布ノズルは、噴射口の手前
に空気取り入れ口を備え、散布時に消臭液に空気を混合
し、機械泡を発生させる機構を備えたものであり、この
ようなものとしては、例えば神東塗料（働製「スプレー
ガン・パブ」や、（掬テプコエンジニアリング製［テブ
コ土壌散布用氾ノズル」などをあげることができる。

また発泡剤としては泡立ちを良くする界面活性剤として
、アニオン、カチオン、非イオン及び両性界面活性剤の
１種又は２種以上をどの様に組合わせたものでも散布し
た時の泡立ちが良ければ全く問題なく使用できる。

また必要により泡の安定剤として高級脂肪酸、アルカノ
ールアミン、脂肪族多価アルコール及び水溶性高分子等
を添加すると一層効果的である。もちろん使用する消臭
剤は界面活性剤系、香料系、植物抽出物系、ケイ酸ｆヒ
合物系その他いかなる種類のものをｉＨんでも充分にそ
れらの効果を発揮てきる。

〔実　施　例〕

配合例 ラウリル硫酸１＝　’Ｉ　Ｉタノールアミン４０％水溶
液　　　５．Ｑｖｔ％エチレングリコール　　　　　　
２．Ｑｗｔ％ソ　　ル　　ビ　　ト　　−　　ル　　　
　　　　　　Ｑ、３ｗｔ％ス　　テ　　ア　　リ　　ン
　　酸　　　　　　　　　　０．３ｗｔ％トリエタノー
ルアミン　　　　　０　２ｖｔ％植物抽出成分系消臭剤
　　　　　２．０ｗｔ％水　　　　　　　　　　　　　
　　　　９０．２ｖｔ％合　　　　　　　　　　計　　
　　　　　１　００　、　　Ｏｗｔ％実施例１ 縦２ｍ、横２ｍ、深さ５ｃｍの木ワクを３個用意し、順
にＡ区、Ｂ区、０区とし、それぞれに豚糞３０ｋｇずつ
を入れ、全体に均等に広げる６ 次に下に示す消臭剤と、散布ノズルの組み合わせで各区
に１０ｍＭれな場所から消臭剤を散布し、一定時間毎の
素気強度を１０人のパネラ−により、官能試験法で測定
した。

Ａ区・上記配合側組成物１０′はをｆｉ械泡散布ノズル
（神東塗料＠製、スプレーガンバブ）で散布。

Ｂ区：上記配合側組成物を霧状散布ノズル（■テプコエ
ンジニアリング製、標準噴口ＴＰＮ１）で散布。

０区：上記配合例に使用の植物抽出成分系消臭剤の２ｗ
ｔ％水溶液をＢ区と同様のノズルで散布。

結果は第】表に示す。尚、臭気強度は１０ノ＼のパネラ
−の平均値を次のとおり表示した５＋・強い臭気 ＋・臭気を感じる ：はとんど唄わない 第１表 尚、Ａ区の消臭剤の発泡層は、１２時間後まで消滅しな
かった。また、当然のことながら、本発明はこの配合例
組成物だけに限定されるものではない。

〔発明の効果〕

本発明の方法に従うと、広範囲に広がった泡が悪臭源を
空気から遮断するために悪臭を発生させないというだけ
ではなく、消臭成分を長時間悪臭源に接する為、効率良
く消臭できる６その上、従来のエアゾール型泡消臭剤よ
りはるかに低コストで処理でき、かつ消臭液を、使用時
に水で希釈できるコンク品にすることにより保管費、運
送費を軽減することができるので業務用の消臭剤及び消
臭剤散布方法として、好適である。

特許出願人　　神東塗料株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 発泡剤を含む消臭液を噴射口付近に空気取 り入れ口を備えた機械泡散布ノズルを用いて泡の状態で
   悪臭源に散布することを特徴とする発泡性消臭剤散布方
   法。