JPH02147042A - 電気掃除機の表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気掃除機に係り、吸込力を知るのに好適な電
気掃除機の表示装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置では、実公昭４９−６９９６０号に記載のよ
うに、吸口に取付けた吸口吸込風力検出用の羽根車の回
転状態により吸込状態を表示するもの、実公昭５０−９
２５Ｇ３号に記載のように、電動送風機吸気側の負圧を
検出し、ホース握手部に集塵量を表示するもの、さらに
、実公昭５５−１６７３５２号に記載のように、大気圧
と集塵装置前後の圧力差を検出し、それぞれ、ホースの
とみ詰り、集塵装置の目詰りを表示するものが知られて
いた。

〔発明が解決しようとする課題〕

最近の電気掃除機では、ホース握手部に電動送風機の入
力を変えるための入力調整器が付いている。この入力調
整器には、入力の大きさの他に、掃除面の種類に応じて
、どの入力にすればよいか示すため、目盛のそばに掃除
面の種類も記入されている。このため、使用者は、掃除
面の種類に目盛を合せれば、最適の吸込力が得られる。

しかし、集塵装置が目詰りしてくると、吸込力は低下し
てくるので、適正な吸込力、すなわち、元の吸込力を保
つには、再び入力調整器を調整しなければならない。従
来の掃除機には、そのための吸込力の値を示す表示がな
かった。そのため使用者は、吸口を掃除面に移動すると
きの操作力で判断するなど感に頼って入力調整器を調整
していた。

例示した、公知例においては、どの場合にも、このよう
な掃除面に応じた最適の吸込力を示す表示は示されてい
ない。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、制御部によって入力を可変にできる電動送
風機と、この電動送風機の吸気側に設けた集塵装置と、
この集塵装置にｍ埃を導くホースと、前記制御部を制御
する入力調整器より成る電気掃除機において、ホースか
ら集塵装置内側に到る流路の一ケ所で負圧を検出して、
表示する手段を設けることにより達成される。

〔作用〕

電気掃除機における吸込力とは、吸口を掃除面に密着さ
せたときの吸口の集塵能力であり、−射的には、吸口内
部に生ずる負圧の大小を表わしている。また、吸口内部
の負圧は、ホース内部や、集塵装置内側の負圧と略比例
関係になっている。

したがって、吸込力とホース内部の負圧や集塵装置内側
の負圧は比例関係にあるとみなすことができる。このホ
ース内部の負圧や集塵装置内側の負圧を検出して表示し
、吸口の最適吸込力に対応する負王位置を表示部に示せ
ば、掃除面ごとの最適吸込力を知ることができる。

さらに、従来の電動送風機吸気側の負圧を検出する方法
では、次のような点が不具合でった。すなわち、集塵装
置が目詰りしてくると、吸口内部の負圧は小さくなり電
動送風機吸気側の負圧は大きくなる。吸口内部との負圧
とは略逆比例の関係になるので、これも吸口内部の負圧
を検出する手段として使える。しかし、目詰りしてきて
吸込力が低下したとき、同じ吸込力を得るために、電動
送風機の入力を増せば、吸込力を増すことができるが、
電動送風機吸気側の負圧は、目詰りする前と異なった負
圧となる。このように、電動送風機吸気側の負圧は、電
動送風機の入力を変えられる電気掃除機では、吸込力と
電動送風機吸気側の負圧が単純な逆比例の関係でなくな
る。逆に、ホース内部の負圧や、集塵装置内側の負圧は
このようなことがなく、吸口内部の負圧と略比例関係が
保たれる。

以上のように、ホース内部の負圧や、集塵装置内側の負
圧を検出して表示すれば、略吸込力を表示したことにな
り、さらに、掃除面の種類に対応した略適正負圧位置を
明示することにより、掃除面ごとに適正な吸込力を目詰
りに関係なく正確に、かつ、容易に知り、調整すること
ができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する９第１図
、第２図において、電気掃除機１には、前端部にホース
２を接続するホース口３を形成し、このホース口２に連
通して集塵装置４を納めた集塵室５、電動送風機６を納
めた電動送風機室７゜排気口８が流路に沿って設けであ
る。前記集塵室５の上部には、これを密閉するための蓋
体９が取付けられている。この蓋体９の後部は、電気掃
除機１の上面中央部に回転軸１０で軸支され、このまわ
りに開閉自在となっている。また、前部は、コイルばね
ｌｌａに付勢されたクランプ１１に係止されている。蓋
体９の内側には、内蓋１２が取付けられている。この内
蓋口には、ホース口３と集塵室５を連通させるための曲
管部１３が一体に成形されている。ホース口３と曲管部
１３の接合部には、逆止弁１４が取付けられている。前
記集塵室５に納められた集ＩＩｌ！ｌ装置４は、繰り返
し使用可能な集塵フィルター１５と、これに内装して取
付けられた使い捨て式の紙袋フィルター１６の２種類の
フィルターで構成されている。集塵フィルター１５は合
成樹脂製のろ材１５ａを枠体１５ｂに一体成形したもの
で、外周縁にはパツキン１７を取付け、集塵室５の気密
を保持している。

一方紙袋フイルター１６は、紙製ろ材１６ａを袋状に成
形し、ボール紙製の保持体１６ｂに接着したものである
。保持体１６ｂの中央部には、塵埃を取込むための集塵
口１６ｃが形成されている。

この紙製フィルター１６は、集塵フィルター１５に設け
られた支持台１８に装着すると、曲管部１３に集塵口１
６ｃが連通する。さらに、内蓋１２の曲管部１３の出口
部には、集塵口１６ｅからの塵埃もれを防ぐため、シー
ル材１９が取付けられている。

次に、第１図から第４図によって、電動送風機６の入力
制御の方式を説明する。電動送風機６と、電源２０との
間には、電動送風機６の入力を制御する制御部２１が直
列に接続されている。この制御部２１は、双方向性整流
素子２１ａとトリガ素子２１ｂとコンデンサー２１ｃ及
びトリガ時間を調整するホース３側に設けられた可変抵
抗２２から成り、電源２０の波形を位相制御して、電動
送風機６に印加される入力を調整している。制御部２１
は、前記内蓋１２に取付けられている。前記可変抵抗２
２は、ホース３の握手部２３に設けられた入力調整器２
４に内蔵されている。可変抵抗２２は、入力調整器２４
に設けたしゆう動自在のツマミ２４ａに連動しており、
入力調整器２４に表示された強度目盛２４ｂに合せてツ
マミ２４ａ移動すると抵抗値が変わり、電動送風機６へ
の入力、すなわち吸込力が変化する。

次に、第１図、第２図及び第５図、第６図を用いて、集
塵装置４内側の負圧を検出表示する表示装置２５の説明
をする。表示装置２５は、集塵装置４内側の負圧を検出
するための半導体圧力センサー等を用いた圧力検出器２
６と、この圧力検出器２６の出力の大きさに応じて、Ｌ
ＥＤ等を用いた表示ランプ２７を順次点灯する表示回路
２８で構成されている。本構成では、集塵装置４内側の
負圧の大きさによって、表示ランプ２７が１個だけ順次
点灯し、点灯している表示ランプの位置で、負圧の大き
さがわかるようになっている。

前記曲管部１３には、集塵装置４内側の負圧をとるため
の圧力孔２９が設けられており、圧力孔２９と前記圧力
検出器２６とは、弾性を有するチューブ３０で接続され
ている。また、圧力検出器２６は内蓋１２に取付けられ
ている。一方、前記表示ランプ２７をもつ表示回路２８
は、蓋体９にはめ込まれた表示部３１の下部に取付けら
れている。この表示部３１には、下部の表示ランプ２７
の位置に対向して透明の窓３１ａが設けてあり、表示ラ
ンプを見通すことができる。また、窓３１ａの脇には、
掃除面の種類を表す名称３１ｂが記入されている。この
掃除面の順番は、必要とされる吸込力の大きさの順に小
さい方から、カーテン、ソファ−１たたみ、じゅうたん
などと記入されている。この表示ランプは、その時の吸
込力が、どの掃除面に最適な値となっているか表示する
ように調整されている。

すなわち、電気掃除機１における吸込力とは、吸口３２
を掃除面に密着したときの吸口３２の集塵能力であり、
−射的には、吸口３２内部に生ずる負圧の大小で表わす
ことができる。また、この吸口３２内部の負圧は、集塵
装置４内側の負圧と略化例関係になっている。したがっ
て、吸込力と集塵装置４の内側負圧は略化例関係にある
とみなせる。したがって、あらかじめ掃除面ごとに最適
の吸込力、すなわち、集塵袋＠４の内側の負圧を調べて
おけば、集塵装置４の内側の負圧がどの掃除面に最適で
あるか前記表示装置２５によって判定表示することが可
能である。

これとは逆に、電動送風機６の吸気側の負圧は、集塵装
置４が目詰りしてくると、大きくなり、吸口３２の内部
や集塵装置４の内側の負圧と略逆比例の関係にある。し
かし、この目詰りして吸込力が落ちた分を、たとえば、
目詰りしていないとき同し吸込力までもどすために電動
送風機６の入力を入力調整器２４で増したとき、吸口３
２の内部、集塵装置４の内側及び電動送風機６の吸気側
の負がすべて上昇し、吸口で同じ吸込力を得るのに、電
動送風機６の吸気側の負圧は、異なった値を必要とする
ことになる。すなわち、電動送風機６の吸気側の負と、
吸口３２の内部の負圧とは単純な逆比例関係でなくなる
。一方、集塵装置４の内側の負圧ではこのようなことが
ない。

上記構成において、本発明の詳細な説明する。

吸口３２より吸込れまた塵埃は、ホース２を通って集塵
装置４の紙袋フィルター１６に捕埃、ろ過され、清浄な
空気だけが電動送風機６を通って排気口８より排出され
る。紙袋フィルター１６が塵埃でいっばいになったとき
、クランプ１１を押して蓋体９を開け、紙袋フィルター
１６ごと捨て、新しい紙袋フィルター１６を装着する。

使用時の吸込力調整は、表示部３１の表示ランプ２７が
、現在掃除している掃除面の位置で点灯するように、入
力調整器２４のツマミ２４ａを調整すればよい。

すなわち、たとえばじゅうたんを掃除しているときは、
表示ランプ２７がじゅうたん３１ｂの位置で点灯するよ
うに調整すればよい。

尚、本発明では、表示部３１を電気掃除機１に設けてい
るが、ホース２の握手部２３に設けてもよく、さらに、
圧力も握手部２３の流路自負圧を検出してもよい。

以上のように、本発明によれば、集Ｉｌ！装置の目詰り
や、電動送風機への入力の大小にかかわらず、吸込力が
正しく表示され、同時に、掃除面の種類ごとの略適正負
圧位置が明示されているので、常に、吸込力を目で確か
め知ることができ、集塵装置が目詰りしてきた場合でも
、正確かつ容易に最適な吸込力に調整できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、吸込力と略比例する集塵装置内側の負
圧を検出して表示しているので、吸込力を常時口で容易
に確かめられる。また、表示装置の表示部に、掃除面に
対応した略適正圧力位置を明示したので、入力調整器付
の掃除機では、集塵部が目詰りしてきたときの吸込力調
整を、吸口と掃除面との間の操作力の大小による感で行
っていたものを、表示部に明示された略適正圧力位置に
合せるだけで、簡単かつ正確に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の縦断面図、第２図は外観斜
視図、第３図は電気掃除機の電気回路図、第４図は入力
調１４１器の外観部、第５図は表示装置の構成図、第６
図は表示部を示す図、第７図は電気掃除機の側面図であ
る。 １・・電気掃除機、２・・・ホース、４・・・集ｍ装置
、６・・・電動送風機、２１・・制御部、２４・・・入
力調整器、２５・・・表示装置。 第　１　図 第３　口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、制御部によつて入力を可変にできる電動送風機と、
   この電動送風機の吸気側に設けた集塵装置と、この集塵
   装置に塵埃を導くホースと、前記制御部を制御する入力
   調整器より成る電気掃除機において、ホースから集塵装
   置内側に到る流路の一ケ所で負圧を検出して、表示する
   手段を設けるとともに、掃除面の種類に対応した略適正
   負圧位置を明示したことを特徴とする電気掃除機の表示
   装置。