JPH021466B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蓄積交換方式に関し、特にワードプロ
セツサとフアクシミリ端未相互間の通信方式に関
する。

従来、この種の通信を行う場合には、ワードプ
ロセツサから情報を出力する際にフアクシミリド
ツトイメージ情報化するか、蓄積交換装置内でフ
アクシミリドツトイメージ情報化するか、受信フ
アクシミリでフアクシミリドツトイメージ情報化
するかの何れかの方式がとられていた。

上記第１の方法は情報量が多く且つコードワー
ドプロセツサにフアクシミリ送信機相当の機能を
必要とする為、転送効率の低下とワードプロセツ
サ端末のコストアツプを招くという欠点があつ
た。また、第２の方法では蓄積交換機〜フアクシ
ミリ端末間の転送効率の低下を招き、第３の方法
では転送効率は改善されるが、フアクシミリ端末
が高価になるというそれぞれの欠点を有してい
た。

本発明の目的は、必要に応じ蓄積交換機からフ
アクシミリ端末へコード情報と対応するフアクシ
ミリドツトイメージ情報を登録することにより、
ワードプロセツサからフアクシミリ端末への通信
においてワードプロセツサ〜蓄積交換機、蓄積交
換機〜フアクシミリ端末間を基本的にはコード情
報で転送可能とし、このことにより前記各欠点を
除去することが出来るフアクシミリ通信方式を提
供することにある。

本通信方式を実現するフアクシミリ端末は、コ
ード情報をフアクシミリドツトイメージ情報とし
ての文字パターンに変換するパターン発生部を有
し、該パターン発生部は記憶部を有してコード情
報とパターン情報を適宜記憶できるようにしてい
る。また、必要に応じてコード情報に対応するフ
アクシミリドツトイメージ情報をあらかじめ定め
られた伝送制御手順により識別するプログラム部
と、該識別結果により前記パターン発生部の記憶
部に前記情報を書き込む書込み回路とから構成さ
れる登録手段を有する。

一方、蓄積交換機は、収容されているフアクシ
ミリ端末又は端末群がどの様なコード情報に対応
したフアクシミリドツトイメージ情報を有してい
るかを照合するテーブルを有し、ワードプロセツ
サからのコード情報を内蔵プログラムにより該テ
ーブルと照合し、送信しようとするフアクシミリ
端末に該フアクシミリドツトイメージ情報が包含
されていない場合には、該コード情報とフアクシ
ミリドツトイメージ情報を伝送制御手順に組み込
みを行う伝送制御部を含んでいる。

次に、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。

第１図は通信システムの全体構成図であり、蓄
積交換機EXにはワードプロセツサWP群及びフ
アクシミリ端末FAX群が収容されており、ワー
ドプロセツサ相互間、フアクシミリ端末相互間の
通信の他に、ワードプロセツサからの情報をフア
クシミリ端末に出力するワードプロセツサ〜フア
クシミリ端末間通信を実現している。

第２図はフアクシミリ端末の受信機の構成を示
す。

本発明では、回線からの情報はフアクシミリ情
報、ワードプロセツサからのコード情報及びフア
クシミリ端末のパターン発生部へフアクシミリド
ツトイメージ情報を登録する際のドツトイメージ
情報の３種の情報が転送されてくるが、通信制御
ユニツトCCUで内蔵する伝送制御プログラムに
よりこれらの情報の識別を行い、上記３種のモー
ドの中の１つのモードを選択的に通信制御ユニツ
トCCU内のモードレジスタに設定する。モード
識別は第４図に示す如くCCITT勧告Ｔ−30フア
クシミリ伝送制御手順のNSS（Non Standard
Facilties Set Up）を使用しモードコマンドによ
つて識別する。

パターン発生装置PTN−Ｇは、アドレス展開
部ADI、アドレスデコーダADEC、ドツトイメー
ジ発生器DIG、画像編集部EDTより構成される。

通常のフアクシミリ情報は、回線から変復調装
置（Ｍ／Ｄ）を介して通信制御ユニツトCCUへ
送られ、あらかじめ定められた手順処理が行わ
れ、画情報はバツフアレジスタBUFへ転送され
た後に復号化部DECで復号化と帯域伸長が行わ
れ、出画部IDEVで出画される。

また、通常のワードプロセツサモードWPMの
場合、コード情報をアドレス展開部ADIに転送
し、ドツトイメージ発生器DIGの当該アドレスを
アドレスデコーダADECを介して選択し、ドツト
イメージを画像編集部EDTへ送出し、画像編集
部EDTでフアクシミリ画像に編集する。

ドツトイメージ発生器DIGは、基本部BMEM
と拡張部EMEMとを有し、基本部BMEMには使
用頻度の多いひらがなとカタカナ及び基本漢字符
号200パターンが登録されており、拡張部EMEM
には適宜200パターンを登録可能としている。即
ち、基本部BMEM部に包含されていない文字又
は符号が電文に包含されている場合、当該文字又
は符号のドツトイメージ情報をパターン登録モー
ドPRMフレームを使用して蓄積交換機より転送
する。

フアクシミリ端末では、これを変復調部Ｍ／
Ｄ、通信制御ユニツトCCUを介して受信し、パ
ターン登録モードPRMフレームにつづくドツト
イメージ情報フレーム（コード情報＋ドツトイメ
ージ情報を含むフレーム）をドライバ回路DRV
によりコード情報をアドレス展開部ADIの拡張ア
ドレス部EADに、ドツトイメージ情報をドツト
イメージ発生器DIGの拡張部EMEMにそれぞれ
登録する。

尚、アドレスレコーダADECはコード情報に対
応するドツトイメージ情報のアドレスをデコード
する回路であり、選択回路SELはフアクシミリ通
信情報とワードプロセツサ通信のドツトイメージ
情報の選択回路である。中央処理部CPUは、本
フアクシミリ端末の各回路、制御部を制御する。

一方、蓄積交換機は、第３図に示される様に通
信制御装置CCU、中央処理装置CPU、フアイル
装置FLE及びドツトイメージフアイル装置DIFを
含む。ワードプロセツサWPからフアクシミリ端
末FAXへの通信を行う場合、ワードプロセツサ
WPからの情報は通信制御装置CCU−Ａでワード
プロセツサWPの伝送制御手順に従つて処理さ
れ、メツセージ情報はデータチヤネルDCHを介
して処理ユニツトPUへ転送される。

処理ユニツトPUでは主記憶部MEMに格納さ
れているプログラムにより、ワードプロセツサ
WPからのコード情報をフアクシミリ端末対応に
保持したコード情報照合部COMPで照合し、フ
アクシミリ端末のパターン発生装置PTN−Ｇに
存在しないコード情報がある場合には、該コード
情報のドツトイメージ情報をドツトイメージフア
イル装置DIFから引き出し、通信制御装置CCU−
Ｂへ転送する。

通信制御装置CCU−Ｂでは、中央処理装置
CPUからの情報によりフアクシミリ端末にドツ
トイメージ情報の登録指示を行うために、第４図
に示すフレームを作成し回線に出力する。

以上の構成により、ワードプロセツサからのコ
ード情報を蓄積交換機を介してフアクシミリドツ
トイメージ情報に変換してフアクシミリ端末に出
力することが出来る。

本発明は以上説明した様に蓄積交換器からフア
クシミリ端末に、コード情報に対応したドツトイ
メージ情報を登録する手段を備えることにより、
伝送効率の向上とフアクシミリ端末の蓄積容量の
低減を計り、経済的なシステムを提供する効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の通信システム構成を示し、第
２図は本発明で使用されるフアクシミリ端末受信
機のブロツク構成を示し、第３図は本発明に使用
される蓄積交換機のブロツク構成を示し、第４図
は回線に出力されるフレームフオーマツト図であ
る。 Ｍ／Ｄ：変復調装置、DRV：ドライバ回路、
CCU：通信制御ユニツト、ADI：アドレス展開
部、CPU：中央処理部、BAD：基本アドレス
部、BUF：バツフアレジスタ、EAD：拡張アド
レス部、DEC：復号化部、ADEC：アドレスデ
コーダ、SEL：選択回路、DIG：ドツトイメージ
発生器、IDEV：出画部、EDT：画像編集部、
PU：処理ユニツト、DCH：データチヤネル、
COMP：コード情報照合部、MEM：主記憶部、
FLE：フアイル装置、DKC：デイスク制御部、
DKU：デイスクユニツト、DIF：ドツトイメー
ジフアイル装置、FDC：フロツピデイスク制御
装置、FDU：フロツピデイスクユニツト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ワードプロセツサとフアクシミリ端末相互の
   通信が蓄積交換機を介して行われるフアクシミリ
   通信システムにおいて、前記フアクシミリ端末は
   コード情報をフアクシミリドツトイメージ情報に
   変換するパターン発生部と、必要に応じてコード
   情報に対応するフアクシミリドツトイメージ情報
   を回線を介して前記パターン発生部の記憶部に登
   録する手段とを有し、一方、前記蓄積交換機は前
   記ワードプロセツサから受信したコード情報のフ
   アクシミリドツトイメージがフアクシミリ端末又
   はフアクシミリ端末群毎に包含されているかどう
   かを識別する手段と、前記フアクシミリ端末へコ
   ード情報とフアクシミリドツトイメージ情報の登
   録を指示する手段とを有していることを特徴とす
   るフアクシミリ通信方式。