JPH02146079A - 耐熱性印刷用基材並びにラベル及びラベルの形成方法と固定方法 - Google Patents

耐熱性印刷用基材並びにラベル及びラベルの形成方法と固定方法

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JPH02146079A
JPH02146079A JP8213489A JP8213489A JPH02146079A JP H02146079 A JPH02146079 A JP H02146079A JP 8213489 A JP8213489 A JP 8213489A JP 8213489 A JP8213489 A JP 8213489A JP H02146079 A JPH02146079 A JP H02146079A
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Itsuro Takenoshita
竹ノ下 逸郎
Hiroshi Miyatake
宮武 宏
Takafumi Sakuramoto
孝文 櫻本
Takashi Tominaga
孝志 富永
Yoshihiro Igarashi
五十嵐 義弘
Soji Nishiyama
総治 西山
Keiji Nakamoto
中本 啓次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、耐熱性ポリマ基材の片面に被印刷層、他面に
耐熱性接着層を有してなり、耐熱性、耐久性、柔軟性に
優れる耐熱性印刷用基材、並びにそれを用いたラベル、
及びその形成方法と固定方法に関する。
発明の背景 多品種少量生産へと生産体制が変遷するなか、耐熱性プ
ラスチックや金属さらにガラスや焼結セラミックなどか
らなる製品、あるいは半製品や部品等の管理に用いる識
別ラベルとして、これまでの焼結セラミックやステンレ
ス、はうろう体などからなる基板タイプのものを用いる
のでは、ビス止め等による固着手間の問題、剛性による
曲面固着性欠如の問題、現場等でのパターン付与による
識別ラベルの臨機形成性欠如の問題などがあって新たな
タイプの識別ラベルが要望されている。
新たなタイプの識別ラベルに要求される基本的な性能は
、簡便接着性、柔軟性、臨機なラベル形成性、耐熱性な
どであり、これに用途毎の要求性能が加わる。用途毎の
要求性能としては、例えばプレス加工や防錆処理等によ
る潤滑油や防錆油などの油が付着する金属製品等の場合
における曲面への接着性、あるいは酸、アルカリ等の薬
品処理を受ける被着体の場合における耐薬品性、さらに
接着しに(い被着体の場合における初期接着性、薄い被
印刷層とした場合における高反射率に基づくパターンの
高度な視認性などがあげられる。
従来の技術及び課題 従来、前記に応える識別ラベルとして、ポリエチレンテ
レフタレートの如きプラスチックフィルムないしその金
属蒸着物や紙等からなるラベル基材に、熱転写プリンタ
でパターンを付与したものが提案されている。しかし、
そのラベル基材の耐熱性が熱転写プリンタによる加熱温
度に耐える程度のものであり、相対的に耐熱性に乏しい
問題点があった。
一方、ポリイミドフィルムの裏面にアクリル系粘着剤層
を設けたラベル基材も提案されている。
しかしながら、100℃程度で粘着面が浮いて被着体よ
りラベルが剥離する問題点、油面への接着性に劣る問題
点があった。
課題を解決するための手段 本発明は、簡便接着性、柔軟性、臨機なラベル形成性、
耐熱性に優れるラベル基材を得ることができる耐熱性印
刷用基材、並びにそれを用いたラベル、及びラベルの形
成方法、固定方法を提供するものである。
すなわち、本発明の耐熱性印刷用基材は、柔軟な耐熱性
ポリマ基材の片面に、無機粉末と有機バインダからなる
被印刷層を有し、他面に被着体への仮着が可能な耐熱性
接着層を有することを特徴とする。
また、本発明のラベルは、前記の耐熱性印刷用基材から
なるラベル基材における被印刷層にインクパターンを形
成してなることを特徴とする。
一方、本発明のラベル形成方法は、前記の耐熱性印刷用
基材からなるラベル基材をその耐熱性接着層を介し被着
体に接着する工程、被着体に接着されたラベル基材の被
印刷層にインクパターンを形成する工程からなることを
特徴とする。
他方、本発明のラベル固定方法は、エポキシ系接着剤か
らなる耐熱性接着層を有する前記の耐熱性印刷用基材か
らなるラベル基材にインクパターンを形成した状態で、
かつ被着体に接着した状態で、それを50〜400℃で
加熱処理することを特徴とする。
作用 上記した被印刷層、耐熱性ポリマ基材、耐熱性接着層で
耐熱性印刷用基材を形成することにより、柔軟な基材と
することができて曲面接着性を有し、かつ耐熱性に優れ
るラベル基材を得ることができる。また、耐熱性接着層
に基づき基材を被着体に仮着できて簡便接着性を有する
。さらに、熱転写プリンタ等の適宜な印刷方式で被印刷
層にインクパターンを臨機に付与することができる。
さらに、無機粉末に金属粉末を用いることにより、隠蔽
力に優れて高い反射率の被印刷層とすることができる。
一方、耐熱性接着層がエポキシ系接着剤からなる場合に
は、被着体に仮着した基材を加熱処理することにより、
そのエポキシ系の耐熱性接着層が硬化して被着体に強固
に接着する。
発明の構成要素の例示 本発明の耐熱性印刷用基材は、柔軟な耐熱性ポリマ基材
の片面に被印刷層を有し、他面に被着体への仮着が可能
な耐熱性接着層を有してなる。その構造例を第1図に示
した。1が被印刷層、2が耐熱性ポリマ基材、3が耐熱
性接着層である。
被印刷層は例えば、溶液や溶融液等とした液状の有機バ
インダと無機粉末との混合物を、耐熱性ポリマ基材にコ
ーティングする方式などで形成される。層厚はパターン
形成方式などに応じ適宜に決定してよい。通常30hm
以下、就中5〜200μmとされる。無機粉末の使用量
は、有機バインダ100重量部あたり10〜2000重
量部が適当である。
被印刷層の形成に好ましく用いうる無機粉末としては例
えば、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素、アルミナ
、ジルコニア、酸化ケイ素、チタニア、チタン酸バリウ
ムの如きセラミック粉末、アルミニウム粉、ステンレス
粉、鉄粉、ニッケル粉、クロム粉、銀粉、金粉の如き金
属粉末、Co。
MnO2CrOFe2O3、NiO2CrO3、MnO
2Cr2O3、CoOAl2O3の如き顔料などがあげ
られる。粉末の粒径は100即以下、就中50μm以下
が適当である。
白色系の薄い被印刷層を形成する場合には、前記したア
ルミニウム粉等の白色系金属粉末が好ましく用いうる。
粒径0.1〜30μmの金属粉末を有機バインダ100
重量部あたり10〜500重量部用いることにより、高
温下においた場合にも充分な反射率を保持する厚さlO
〜l 00 thmの被印刷層を得ることができる。チ
タニアなどでは光の透過を抑制して充分な反射率が得ら
れる組成ないし厚さの被印刷層とした場合、脆弱化や高
温下でのバインダの変色による反射率の低下問題を伴う
ことがある。
有機バインダとしては例えば、エポキシ樹脂、炭化水素
系樹脂、ビニル系樹脂、アセタール系樹脂、アクリル系
樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ゴム系樹脂、アルキド樹脂の如き合成高分
子や、繊維素樹脂の如き半合成高分子などが用いられる
。硬化剤で硬化処理しうるようにしたエポキシ樹脂、あ
るいはこれを他種の有機バインダと併用した系が好まし
い。そのエポキシ樹脂としては、グリシジルエーテル型
、グリシジルエステル型、グリシジルアミン型、線状脂
肪族エポキシド型、脂環族エポキシド型などの公知物を
用いてよい。硬化剤としては、加熱により硬化作用を発
揮するものが用いられ、就中50〜200℃で硬化作用
を発揮するものが用いられる。その例としては、ジシア
ンジアミド、4゜4゛−ジアミノジフェニルスルホン、
2−n−ヘプタデシルイミダゾール等のイミダゾール誘
導体、イソフタル酸ジヒドラジド、N、N−ジアルキル
尿素誘導体、N、N−ジアルキルチオ尿素誘導体、酸無
水物系化合物、フェノール樹脂系化合物、芳香族アミン
系化合物などがあげられる。硬化剤の使用量・は、エポ
キシ樹脂100重量部あたり1〜15重量部が適当であ
る。
被印刷層の形成に際してはその池、耐熱11ポリマ基材
との接着性の向上、インクパターンの定着性の向上、塗
工液の粘度調節など種々の目的から適宜な添加剤を配合
してもよい。
耐熱性ポリマ基材としては、柔軟で耐熱性、熱寸法安定
性の良好なものが用いられる。就中、150℃以上の耐
熱性を有し、熱収縮率が1.5%以下のものが好ましく
用いられる。その例として1まポリイミド、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリエー
テルイミド、ポリサルフォン、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、芳香族
ポリアミド、ポリパラバン酸、フッ素樹脂の如き耐熱性
ポノマなどからなるフィルムがあげられる。就中、ポリ
イミドフィルムが好ましく用いられる。耐熱性ポリマ基
材の厚さは適宜に決定してよ(、一般には500μm以
下、就中10〜200μmとされる。
耐熱性接着層は、被着体に仮着できるよう形成される。
耐熱性の良好なものが好ましく、かかる点よりシリコー
ン系感圧接着剤や、エポキシ樹脂又はその含有物からな
るエポキシ系接着剤が好ましく用いられる。
用いるシリコーン系感圧接着剤については特に限定はな
く、いずれの公知物も用いつる。
エポキシ系接着剤に用いうるエポキシ樹脂としては、そ
の硬化剤と同様、上記した有機バインダの場合と同じも
のを例示できる。
プレス時に潤滑油が付着したり、防錆油で処理されたり
することのある金属製品などのように、油面への接着性
が要求される場合には、長鎖アルキル主鎖を有する液状
ないし半固形状のエポキシ樹脂、又は液状ないし半固形
状のエポキシ樹脂にビスフェノールAとエピクロルヒド
リンの誘導体からなる高分子量の熱可塑性樹脂を配合し
たものが好ましく用いられる。これらのエポキシ樹脂は
、鎖状構成分子が油脂分との良好な相溶性を示して油面
に対し優れた初期接着性を示す。また、凝集力を高めて
粘着シート形成性も向上させる。
油面への接着性の向上には、ゴム系樹脂の併用も有効で
ある。特に、イソブチレンゴム、イソプレンゴム、ブタ
ジェンゴム、クロロブレンゴム、ニトリル・ブタジェン
ゴムの如きSP値が7〜9.6のゴム系樹脂が好ましく
用いられる。ゴム系樹脂の使用量はエポキシ樹脂の5〜
40重量%が適当である。
一方、種々の被着体に対する初期接着性に優れる粘着性
のエポキシ系接着剤からなる耐熱性接着層が要求される
場合には、アクリル系樹脂の併用が好ましい。その使用
量はエポキシ樹脂100重量部あたり25〜250重量
部が適当である。アクリル系樹脂としては、アクリル酸
ないしメタクリル酸のアルキルエステルと官能基含有モ
ノマからなる重量平均分子間約lO万〜約200万の、
加熱時における感圧接着性の良好な共重合体が好ましく
用いられる。その共重合体の調製に用いられるアクリル
酸ないしメタクリル酸のアルキルエステル、すなわちア
クリル酸系のアルキルエステルの例としては、メチル基
、エチル基、ブチル基、2−エチルヘキシル基、オクタ
デシル基の如き炭素数1〜10のアルキル基を有するも
のがあげられる。官能基含有モノマの例としては、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタ
コン酸の如きカルボキシル基含有モノマ、2−ヒドロキ
シエチル基、2−ヒドロキシプロピル基を有するアクリ
ル酸系のエステルの如きヒドロキシル基含有モノマ、ア
クリルアミド、メタクリルアミドの如きアミノ基含有モ
ノマなどがあげられる。共重合体の調製に際しては必要
に応じ、スチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリルの如き通例の改質モノマを用いてよい
アクリル系樹脂は、これに官能基含有モノマを介し導入
した官能基に基づき架橋しうる組成で併用される。その
架橋処理には、エポキシ系接着剤の形成に用いたエポキ
シ樹脂を利用してもよいし、架橋成分を別途に添加して
もよい。別途に添加する架橋成分としては、エポキシ樹
脂、レゾール系フェノール樹脂の如き直接反応型のもの
や、ポリイソシアネート、ポリアミン、メラミン等の架
橋剤を介し架橋反応に関与するキシレン樹脂、ロジン、
ノボラック系ないしレゾール系のフェノール樹脂、ロジ
ン変性フェノール樹脂、テルペン変性フェノール樹脂、
無水マレイン酸変性石油樹脂の如き官能性樹脂などが用
いられる。アクリル系樹脂との相溶性が良好で、融点が
80〜150℃の架橋成分が好ましく用いられる。
エポキシ系接着剤は、耐熱性接着層に要求される性能に
応じ前記した各成分が適宜に組合されて用いられる。ま
た、その耐熱性接着層の形成に際しては必要に応じ、粘
着シート成形が可能な程度に凝集力を持たせたり、流動
(タレ)防止性を付与したり、溶融粘度を下げてぬれ性
を向上させたりすることなどを目的として適宜な添加剤
が配合される。粘着シート成形の点よりは、例えばポリ
ビニルブチラール、ポリアミドないしその誘導体、ポリ
エステル、ポリスルホン、ポリケトン、ビスフェノール
Aとエピクロルヒドリンの誘導体からなる高分子量エポ
キシ樹脂等の熱可塑性樹脂、ブタジェン・アクリロニト
リル共重合体ないしその誘導体などが用いられる。その
使用量は、エポキシ樹脂100重量部あたり5〜100
重量部が適当である。タレ防止の点よりは、炭酸カルシ
ウム、タルク、耐熱性繊維、ケイ酸類、カーボンブラッ
ク、コロイダルシリカなどの充填剤が用いられる。その
使用量はエポキシ樹脂100重量部あたり10〜300
重量部が適当である。ぬれ性向上の点よりは、ブチルグ
リシジルエーテル、長鎖アルコールのモノグリシジルエ
ーテルの如き反応性希釈剤、ジオクチルフタレートの如
きフタル酸系可壓剤、トリクレンシボスフエートの如き
リン酸系可塑剤などが用いられる。その使用量はエポキ
シ樹脂1ooi量部あたり5〜30重量部が適当である
耐熱性ポリマ基材に設ける耐熱性接着層の厚さは5〜3
00μmが一般的であるが、これに限定されず適宜に決
定してよい。耐熱性接着層の形成は、その形成剤を塗工
する方式や、形成剤からなるシートを予め形成し、これ
を耐熱性ポリマ基材に接着する方式などがあげられる。
エポキシ系接着剤からなる耐熱性接着層の場合、その粘
度が低くて流動するような場合には、エポキシ樹脂等を
半硬化させるなどして粘度を高めてもよい。・耐熱性接
着層の露出面は必要に応じセパレータ等で被覆保護して
、パターン形成などに供される。
本発明の耐熱性印刷用基材は、被着体に仮着できる耐熱
性の印刷用紙として用いることができる。
特に、第2図に例示したように、耐熱性印刷用基材を適
宜なサイズに成形して識別ラベル等におけるラベル基材
4として好ましく用いられる。第2図において、5はラ
ベル基材4における被印刷層1に、熱転写式のインクリ
ボンとプリンタを用いて形成したインクパターンである
ラベルの形成は例えば、ラベル基材における被印刷層に
バーコード等の所定のインクパターンを形成することに
より行うことができる。また、ラベル基材を耐熱性接着
層を介し被着体に接着したのち、その被印刷層に所定の
インクパターンを形成することによっても行うことがで
きる。
なお、耐熱性接着層がエポキシ系接着剤からなる場合に
は、その耐熱性接着層を介し被着体に仮着されたラベル
状態のものを50〜400℃で加熱処理することにより
、耐熱性接着層が硬化して被着体に強固に固定され、耐
薬品性も向上する。
ラベル基材における被印刷層へのインクパターンの形成
は、転写紙を介しての転写方式、熱転写方式やドツト方
式等の各種プリンタを介しての印刷方式、スクリーン印
刷方式など、任意な方式で行ってよい。
発明の効果 本発明の耐熱性印刷用基材は、パターンを臨機に付与で
きて、柔軟性、耐熱性に優れており、曲面等への適用も
容易である。また、簡便接着性も具備し、高温雰囲気下
においても工11離や浮きが生じ難くて密着性に優れお
り、良好な油面接着性や初期接着力を付与できるなどの
利点も有している。
さらに、金属粉末を用いて反射率に優れる薄い被印刷層
、殊に白色系のものを得ることもできる。
実施例 実施例1 分子量380、エポキシ当量184〜194のビスフェ
ノールA型液状エポキシ樹脂60部(重量部、以下同じ
)、エポキシ当量390〜470のダイマー酸変性エポ
キシ樹脂20部、ジシアンジアミド5部、N(3,4−
ジクロロフェニル)−N、N−ジメチル尿素2部をミキ
シングロールで均一に混練し、その混合物をセパレータ
間に介在させて直圧式プレスにて厚さ50μmのエポキ
シ樹脂含有シートとした。
一方、チタニア50部、炭酸カルシウム20部、タルク
30部、分子量1400、エポキシ当量875〜975
のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂32部、フェノ
ール樹脂系硬化剤1.3部、2−n−ヘプタデシルイミ
ダゾール0.54部、ニトリル・ブタジェンゴム10.
8部をロールミルで均一に混練してペーストとし、これ
をドクターブレード型塗布機にて、厚さ50μmのポリ
イミドフィルムの片面にキャスティングし、乾燥させて
厚さ30μmの被印刷層を形成した。
次に、前記のポリイミドフィルムの他面に上記したエポ
キシ樹脂含有シートをその片面のセパレータを剥がして
接着し、エポキシ系の耐熱性接着層を設けて耐熱性印刷
用基材を得た。
前記の耐熱性印刷用基材より所定サイズのラベル基材を
切り出し、その被印刷層に熱転写式のプJンタとインク
リボンを介して所定のバーコードパターンを形成し、残
るセパレータを剥がしてこれを厚さ0 、8 mmの鋼
板に貼着し、250℃で1時間、加熱処理した。
前記により、鋼板に強固に接着したラベルを得た。ラベ
ルに浮きや剥離は認められなかった。
比較例1 エポキシ樹脂含有シートに代えて、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル系共重合体を主成分とするアクリル系粘着剤
からなるシートを用いたほかは実施例1に準じて印刷用
基材を得、それより切り出したラベル基材にバーコード
パターンを形成し、これを鋼板に貼着して250℃で1
時間、加熱処理した。
前記においては、ラベルが鋼板より剥離し、脱落した。
実施例2 分子量25000〜35000のポリイソブチレン20
部を追加配合したほかは、実施例1に準じてゴム系樹脂
含有のエポキシ樹脂含有シートを得、これを用いて耐熱
性印刷用基材を得た。
前記の耐熱性印刷用基材より所定サイズのラベル基材を
切り出し、これを防錆油で処理した厚さ0 、8 mm
の鋼板に貼着したのち、その被印刷層に耐熱性ペイント
で所定の文字を書き込み、250℃で1時間、加熱処理
した。
前記により、鋼板に強固に接着したラベルを得た。ラベ
ルに浮きや剥離は認められなかった。
比較例2 エポキシ樹脂含有シートに代えて、比較例1のアクリル
系粘着剤からなるシートを用いたほかは実施例2に準じ
て印刷用基材を得、それより切り出したラベル基材の鋼
板への貼着を試みた。
しかし、前記においてはラベル基材が鋼板に貼着しなか
った。
実施例3 アクリル酸2−エチルヘキシル80部、メタクリル酸メ
チル10部、アクリル酸10部を、トルエン/メチルエ
チルケトン:2/1からなる溶媒下、40重重量濃度で
溶液重合して重量平均分子量約12万のアクリル系樹脂
溶液を調製し、その溶液にアクノル系樹脂40部あたり
、分子量380、エポキシ当量184〜194のビスフ
ェノールA型液状エポキシ樹脂35部、エポキシ当量3
90〜470のダイマー酸変性エポキシ樹脂15部、ポ
リイソプレン10部、ジシアンジアミド4.8部、N’
−(3,4−ジクロロフェニル)−N、N−ジメチル尿
素1.8部を溶融釜で均一に混練し、その混合物60部
にポリメチレンポリフエニルジイソシアネート0.8部
を添加混合して耐熱性接着剤を調製し1、これをセパレ
ータ上に展開し、70℃で3分間乾燥させて厚さ30部
mのエポキシ樹脂含有層を有するシートとした。
一方、チタニア60部、炭酸カルシウム15部、タルク
25部、分子量1400、エポキシ当量875〜975
のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂28部、フェノ
ール樹脂系硬化剤1部、2−n−ヘプタデシルイミダゾ
ール0.5部、ニトリル・ブタジェンゴム12部をロー
ルミルで均一に混練してペーストとし、これをドクター
ブレード型塗布機にて、厚さ3部mのポリイミドフィル
ムの片面にキャスティングし、乾燥させて厚さ15部m
の被印刷層を形成した。
次に、前記のポリイミドフィルムの他面に上記したエポ
キシ樹脂含有層を有するシートを接着し、アクリル系樹
脂を含有するエポキシ系の耐熱性接着層を設けて耐熱性
印刷用基材を得た。
前記の耐熱性印刷用基材より所定サイズのラベル基材を
切り出し、その被印刷層に熱転写式のプリンタとインク
リボンを介して所定のバーコードパターンを形成し、セ
パレータを利がしてこれを厚さ1.0mの鋼板に貼着し
、230°Cで1時間、加熱処理した。
前記により、鋼板に強固に接着したラベルを得た。ラベ
ルに浮きや剥離は認められなかった。
比較例3 アクリル酸ブチル68部、酢酸ビニル30部、アクリル
酸2部を、トルエンからなる溶媒下、45重量%濃度で
溶液重合して重量平均分子量約18万のアクリル系樹脂
溶液を調製し、これをセパレータ上に展開し、80℃で
5分間乾燥させて厚さ30μmの粘着シートを得た。
次に、エポキシ樹脂含有層を有するシートに代えて、前
記の粘着シートを用いたほかは実施例3に準じてラベル
基材を切り出し、セパレータを剥がして鋼板に貼着し、
230℃で1時間、加熱処理した。
前記においては、ラベルの一部に鋼板より剥離した部分
が認められた。
実施例4 粒径0.5〜15νmのアルミニウム粉末46.8部と
、アルキド樹脂33.5部のトルエン51.5部を用い
た混合スラリーを、厚さ25pmのポリイミドフィルム
の片面にアプリケーターを介して塗工し、乾燥させて厚
さ15un+の被印刷層を形成し、他面に実施例3と同
じ耐熱性接着剤を塗工して70°Cで3分間乾燥させ、
厚さ3部mの耐熱性接着層を有する耐熱性印刷用基材を
得た。なお、耐熱性接着層はセパレータで保護した。
前記の耐熱性印刷用基材における被印刷層の反射率を、
紫外可視分光装置(日立製作断裂、U3400 )を用
いて測定した。測定は、初期物A、300℃×1分間加
熱物B 、 300℃×5分間加熱物C、300℃×6
0分間加熱物りについて行った。その結果を第3図に示
した。
第3図のグラフより、加熱により反射率が上昇している
ことがわかる。なお、加熱時間の増大と共に反射率が向
上しているが、これは加熱による有機バインダの流動で
表面における金属粉末の含有量がリッチになったことに
よるものと思われる。
前記の耐熱性印刷用基材より所定サイズのラベル基材を
切り出し、その被印刷層に熱転写式のプリンタとインク
リボンを介して所定のバーコードパターンを形成し、セ
パレータを剥がしてこれを厚さ1.0mmの鋼板に貼着
し、250℃で1時間、加熱処理した。
前記により、鋼板に強固に接着したラベルを得た。ラベ
ルに浮きや剥離は認められず、バーコードパターンの読
み取りも容易であった。
第1図 第2図
【図面の簡単な説明】
第1図は耐熱性印刷用基材例の断面図、第2図はラベル
基材例の説明図、第3図は実施例4における反射率の変
化を示したグラフである。 1:被印刷層 2:耐熱性ポリマ基材 3:耐熱性接着層 4;ラベル基材 5:インクパターン 特許出願人  日東電工株式会社 代 理  人   藤   本     触法 &(η

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、柔軟な耐熱性ポリマ基材の片面に、無機粉末と有機
    バインダからなる被印刷層を有し、他面に被着体への仮
    着が可能な耐熱性接着層を有することを特徴とする耐熱
    性印刷用基材。 2、耐熱性ポリマ基材がポリイミドフィルムである請求
    項1に記載の耐熱性印刷用基材。 3、無機粉末が金属粉末である請求項1又は2に記載の
    耐熱性印刷用基材。 4、有機バインダが硬化剤を配合したエポキシ樹脂又は
    その含有物からなる請求項1又は2に記載の耐熱性印刷
    用基材。 5、耐熱性接着層がエポキシ系接着剤からなる請求項1
    〜4に記載の耐熱性印刷用基材。 6、耐熱性接着層がアクリル系樹脂を含有する粘着層か
    らなる請求項5に記載の耐熱性印刷用基材。 7、耐熱性接着層がゴム系樹脂を含有してなる請求項5
    又は6に記載の耐熱性印刷用基材。 8、耐熱性接着層が長鎖アルキル主鎖を有する液状ない
    し半固形状のエポキシ樹脂、又は液状ないし半固形状の
    エポキシ樹脂にビスフェノールAとエピクロルヒドリン
    の誘導体からなる高分子量の熱可塑性樹脂を配合したも
    のを成分とするものである請求項5〜7に記載の耐熱性
    印刷用基材。 9、請求項1〜8に記載の耐熱性印刷用基材からなるこ
    とを特徴とするラベル基材。 10、請求項9に記載のラベル基材における被印刷層に
    インクパターンを形成してなることを特徴とするラベル
    。 11、請求項9に記載のラベル基材をその耐熱性接着層
    を介し被着体に接着する工程、被着体に接着されたラベ
    ル基材の被印刷層にインクパターンを形成する工程から
    なることを特徴とするラベル形成方法。 12、エポキシ系接着剤からなる耐熱性接着層を有する
    請求項9に記載のラベル基材にインクパターンを形成し
    た状態で、かつ被着体に接着した状態で、それを50〜
    400℃で加熱処理することを特徴とするラベル固定方
    法。
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