JPH02145785A - ステンレス鋼の表面処理方法 - Google Patents
ステンレス鋼の表面処理方法Info
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- JPH02145785A JPH02145785A JP29771288A JP29771288A JPH02145785A JP H02145785 A JPH02145785 A JP H02145785A JP 29771288 A JP29771288 A JP 29771288A JP 29771288 A JP29771288 A JP 29771288A JP H02145785 A JPH02145785 A JP H02145785A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G1/00—Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
- C23G1/02—Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts with acid solutions
- C23G1/08—Iron or steel
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
（産業上の利用分野）
この発明は、圧延のままの状態にあるステンレス鋼の表
面に付着形成されているスケールを除去する脱スケール
を行うと共に、ステンレス鋼の表面を適度に白色化して
ステンレス鋼の商品性をより一層向上させるのに利用さ
れるステンレス鋼の表面処理方法に関するものである。 （従来の技術） 従来、圧延後のステンレス鋼の表面処理を行うに際して
は、例えば、圧延後のステンし・ス鋼アングルに、遠心
力によって砥材（ショー、ト）を衝突させる遠心ショツ
トブラスト法やエア圧によって砥材（ショット）を衝突
させる乾式エアショツトブラスト法によってそれぞれ砥
材（ショット）を衝突させて脱スケール処理を行い、次
いで弗酸や硝酸（混合液の場合弗硝酸）を用いた酸洗処
理を行うようにしていた。 （発明が解決しようとする課題） このような従来のステンレス鋼の表面処理方法では、遠
心ショツトブラスト法や乾式エアショツトブラスト法な
どの乾式による砥材（ショット）の吹き付けによって脱
スケールを行う場合には、脱スケール能率は良好である
ため脱スケールを効率よく行うことが可ｆｆｆｉであり
、脱スケール後のステンレス鋼表面の粗さもおよそ４．
５ｐｍ程度と適度なものとなっており、酸洗後の肌色も
良好なる白色度を呈していることから、品質的には良好
なものとなっているが、遠心ショツトブラスト法ヤ乾式
エアショツトブラスト法による脱スケール性能が比較的
小さいために、その後の酸洗工程における脱スケール処
理および白色化処理に長い時間を必要とすることから、
例えばステンレス鋼アングル製品の整検丁程のインライ
ン化をはかることができにくく、生産量の増大に対処し
にくいので、生産能力の不足をきたしやすいという課題
があった。 （発明の目的） この発明は、このような従来の課題にかんがみてなされ
たちの〒、゛湿式砥粒ブラスト処理による脱スケール性
能が良好であるとともにある程度の白色化を進行させる
ことが可能であるためその後の酸洗処理時間の短縮化を
実現することが可能であり、例えばステンレス鋼アング
ル製品の整検工程のインライン化をはかることが可能で
あって、表面処理効率のより一層の向上、表面処理能力
のより一層の増大、白色化による商品性のより一層の向
１−をはかることが可能であるステンレス鋼の表面処理
方法を提供することを目的としている。
面に付着形成されているスケールを除去する脱スケール
を行うと共に、ステンレス鋼の表面を適度に白色化して
ステンレス鋼の商品性をより一層向上させるのに利用さ
れるステンレス鋼の表面処理方法に関するものである。 （従来の技術） 従来、圧延後のステンレス鋼の表面処理を行うに際して
は、例えば、圧延後のステンし・ス鋼アングルに、遠心
力によって砥材（ショー、ト）を衝突させる遠心ショツ
トブラスト法やエア圧によって砥材（ショット）を衝突
させる乾式エアショツトブラスト法によってそれぞれ砥
材（ショット）を衝突させて脱スケール処理を行い、次
いで弗酸や硝酸（混合液の場合弗硝酸）を用いた酸洗処
理を行うようにしていた。 （発明が解決しようとする課題） このような従来のステンレス鋼の表面処理方法では、遠
心ショツトブラスト法や乾式エアショツトブラスト法な
どの乾式による砥材（ショット）の吹き付けによって脱
スケールを行う場合には、脱スケール能率は良好である
ため脱スケールを効率よく行うことが可ｆｆｆｉであり
、脱スケール後のステンレス鋼表面の粗さもおよそ４．
５ｐｍ程度と適度なものとなっており、酸洗後の肌色も
良好なる白色度を呈していることから、品質的には良好
なものとなっているが、遠心ショツトブラスト法ヤ乾式
エアショツトブラスト法による脱スケール性能が比較的
小さいために、その後の酸洗工程における脱スケール処
理および白色化処理に長い時間を必要とすることから、
例えばステンレス鋼アングル製品の整検丁程のインライ
ン化をはかることができにくく、生産量の増大に対処し
にくいので、生産能力の不足をきたしやすいという課題
があった。 （発明の目的） この発明は、このような従来の課題にかんがみてなされ
たちの〒、゛湿式砥粒ブラスト処理による脱スケール性
能が良好であるとともにある程度の白色化を進行させる
ことが可能であるためその後の酸洗処理時間の短縮化を
実現することが可能であり、例えばステンレス鋼アング
ル製品の整検工程のインライン化をはかることが可能で
あって、表面処理効率のより一層の向上、表面処理能力
のより一層の増大、白色化による商品性のより一層の向
１−をはかることが可能であるステンレス鋼の表面処理
方法を提供することを目的としている。
（課題を解決するための手段）
この発明は、ステンレス鋼の表面処理を行うに際し、砥
粒を含むスラリーをステンレス鋼の処理表面に向けて噴
射する湿式砥粒ブラスト処理によって鋼表面の脱スケー
ルを行ったのち、酸洗処理を施してステンレス鋼の表面
を所定度合まで白色化する構成としたことを特徴として
おり、このようなステンレス鋼の表面処理方法の構成を
上述した従来の課題を解決するための手段としている。 この発明に係るステンレス鋼の表面処理方法において適
用されるステンレス鋼は、とくに表面の白色度に優れて
いることに対する要望の大きいアングル材があるが、そ
の他の形状を有するステンレス鋼にも適用できることは
いうまでもないところである。 そして、このステンレス鋼の表面処理を行うに際しては
、まず、砥粒を含むスラリーをステンレス鋼表面に噴射
する湿式砥粒ブラスト処理によって鋼表面の脱スケール
を行う。 この湿式砥粒ブラスト処理は、例えば第１図に示す基本
構造の湿式砥粒ブラスト処理装置が用いられる。この第
１図に示す湿式砥粒ブラスト処理装首１は、砥粒とスラ
リー媒体とを混合した砥粒を含むスラリー２を内部に収
容したタンク３をそなえ、このタンク３内のスラリー２
をスラリー圧送管５を通して圧送するブラストポンプ６
を有し、スラリー圧送管５内を圧送されたスラリー２の
一部は攪拌用バイパス管７を通ってタンク３内のスラリ
ー２中に送り込まれてスラリー２の攪拌を行い、スラリ
ー媒体中において砥粒が常に均一に分散するようにして
いる。また、スラリー圧送？ｎ゛５内を圧送された他の
スラリー２はプロセスガン８に送り込まれ、途中にレギ
ュレータ９を設けた空気圧送ｃＲｉｏの内部を圧送され
てプロセスガン８に送り込まれた空気によって、前記プ
ロセスガン８に送り込まれたスラリー２が勢いよく噴射
され、アングル状ステンレス鋼１１の処理表面に衝突し
て、処理表面の脱スケールを行うと共に暗白色程度の白
色化を行う。 この湿式砥粒ブラスト処理装置１において、スラリー媒
体としては例えば水が用いられ、必要に応じて防錆剤を
添加したものが用いられる。また、砥粒としてはスラリ
ー媒体と反応しないもの、例えばアルミナＣＡｌ２０３
）を主成分とする砥粒（ヌープ硬度が２１００程度の
七ランダムなど）や炭化珪素（Ｓ ｉ Ｃ）を主成分と
する砥粒などが用いられる。そして、湿式砥粒ブラスト
処理に際しては、砥粒の大きさ（粒度）、空気圧送管１
０を通って圧送される空気圧力、スラリー圧送り５を通
って圧送されるスラリー媒体圧力、プロセスガン８とス
テンレス鋼１１との距離、プロセスガン８のノズル角度
、ステンレスｔＪ４１１の送り速度などが選択される。 次いで、上記の湿式砥粒ブラスト処理を行ったあと、酸
洗処理を施してステンレス鋼表面を所望程度まで白色化
して商品性を向」ニさせる。この酸洗処理は、上記湿式
砥粒ブラスト処理のままでは暗白色程度しか得られず十
分な白色度が得られないために行われるもので、この酸
洗処理の追加によってステンレス鋼表面の白色化が十分
になされる゛ようにしている。 この庸洗処理においては、弗酸（ＨＦ）や硝酸（ＨＮ
Ｏ３）や弗硝酸（弗酸（ＨＦ）と硝酸（ＨＮＯ３）との
混合液）を用い、１回ないしは２同量」二行ったり、途
中で回転を加えて平均化ないしは促進化をはかるように
したり、弗硝酸による処理のあと短時間の硝酸による処
理を行ったりすることができる。 そして、この酸洗処理ののちは必要に応じて中和処理な
どの後処理を行う。 （発明の作用） この発明に係るステンレス鋼の表面処理方法では、ステ
ンレス鋼の表面処理を行うに際し、砥粒を含むスラリー
をステンレス鋼の処理表面に噴射する湿式砥粒ズラスト
処理によって鋼表面の脱スケールを行ったのち、酸洗処
理を施してステンレス鋼の表面を所定度合まで白色化す
るようにしているので、前工程の湿式砥粒ブラスト処理
による良好なる脱スケール性能のもとで効率的な脱スケ
ールが短時間のうちに行われ、砥粒がステンレス鋼に衝
突する際にスラリー媒体が緩衝材として作用するため乾
式ショツトブラストの場合のようにステンレス鋼表面へ
の砥粒の直接的な衝突による砥粒の埋め込み現象を生じ
ないものとなり、後工程の酸洗による脱スケールはさほ
ど長時間を必要とせず、湿式砥粒ブラスト処理のままで
は十分な白色度が得られないことから、脱スケールより
もむしろ白色化のために酸洗を追加しで行うものとなる
ので、短詩間の酸洗処理で十分な白色化が得られるもの
となる。 （実施例） この実施例では、Ｌ字形をなすＪＩＳ ５ＵＳ３０４
よりなる圧延のままのステンレス鋼アングル材（４，６
Ｘ３０ｍ、ｍ）の表面処理を行った場合を示す。 そして、第１図に示したようにこのステンレス鋼１１に
対する表面処理を行うに際し、砥粒として粒度がＳＡ＃
３６のアルミナを用い、空気圧送管１０からの空気圧送
圧力を５ｋｇ／ｃｍ２ 、スラリー圧送管６からのスラ
リー圧送圧力を４．２ｋｇ／Ｃｍ’とし、プロセスガン
８とステンレス鋼１１との距摩を１００ｍｍ、プロセス
ガン８のノズル角度を９０’（垂直）、送り速度を２．
５ｍｍ／分とする湿式砥粒ブラスト処理を行った。 この湿式砥粒ブラスト処理によって、ステンレスｔ１４
１１の表面における脱スケールはほぼ完全なものとなっ
ており、また、ステンレス鋼１１の表面あらさ（Ｒｍａ
ｘ）は約３．０μｍであり、表面肌色はや一暗白色とな
っているものが得られた。 次に、湿式砥粒ブラスト処理後に、酸濃度が酸洗開始後
の状態テＨＮ Ｏ３： ７ 、 ｌ Ｗ／ Ｖ％。 ）ＩＦ ： ３．６Ｗ／Ｖ％である弗硝酸（液温；３０
４５°Ｃ）に浸漬し、浸漬時間による白色化度の変化を
調べたところ、第１表に示す結果であった。 また、比較のために、従来の乾式ジョンドブラスト処理
を行った後、上記と同じ組成の弗硝酸（液温、３０．５
°Ｃ）に浸漬し、浸漬時間による白色化度の変化を調べ
たところ、同じく第１表に示す結果であった。 ／ 第１表に示すように、現状レベルの白色度を得る場合に
乾式シーｌットブラスト＋酸洗処理では、弗硝酸中への
浸漬時間を少なくとも４分とする必要があったのに対し
て、本発明例の湿式砥粒ブラスト＋酸洗処理では１分程
度ですでに現状レベルの白色度を得ることが可能であり
、酸洗処理時間を大幅に短縮することが可能であった。
粒を含むスラリーをステンレス鋼の処理表面に向けて噴
射する湿式砥粒ブラスト処理によって鋼表面の脱スケー
ルを行ったのち、酸洗処理を施してステンレス鋼の表面
を所定度合まで白色化する構成としたことを特徴として
おり、このようなステンレス鋼の表面処理方法の構成を
上述した従来の課題を解決するための手段としている。 この発明に係るステンレス鋼の表面処理方法において適
用されるステンレス鋼は、とくに表面の白色度に優れて
いることに対する要望の大きいアングル材があるが、そ
の他の形状を有するステンレス鋼にも適用できることは
いうまでもないところである。 そして、このステンレス鋼の表面処理を行うに際しては
、まず、砥粒を含むスラリーをステンレス鋼表面に噴射
する湿式砥粒ブラスト処理によって鋼表面の脱スケール
を行う。 この湿式砥粒ブラスト処理は、例えば第１図に示す基本
構造の湿式砥粒ブラスト処理装置が用いられる。この第
１図に示す湿式砥粒ブラスト処理装首１は、砥粒とスラ
リー媒体とを混合した砥粒を含むスラリー２を内部に収
容したタンク３をそなえ、このタンク３内のスラリー２
をスラリー圧送管５を通して圧送するブラストポンプ６
を有し、スラリー圧送管５内を圧送されたスラリー２の
一部は攪拌用バイパス管７を通ってタンク３内のスラリ
ー２中に送り込まれてスラリー２の攪拌を行い、スラリ
ー媒体中において砥粒が常に均一に分散するようにして
いる。また、スラリー圧送？ｎ゛５内を圧送された他の
スラリー２はプロセスガン８に送り込まれ、途中にレギ
ュレータ９を設けた空気圧送ｃＲｉｏの内部を圧送され
てプロセスガン８に送り込まれた空気によって、前記プ
ロセスガン８に送り込まれたスラリー２が勢いよく噴射
され、アングル状ステンレス鋼１１の処理表面に衝突し
て、処理表面の脱スケールを行うと共に暗白色程度の白
色化を行う。 この湿式砥粒ブラスト処理装置１において、スラリー媒
体としては例えば水が用いられ、必要に応じて防錆剤を
添加したものが用いられる。また、砥粒としてはスラリ
ー媒体と反応しないもの、例えばアルミナＣＡｌ２０３
）を主成分とする砥粒（ヌープ硬度が２１００程度の
七ランダムなど）や炭化珪素（Ｓ ｉ Ｃ）を主成分と
する砥粒などが用いられる。そして、湿式砥粒ブラスト
処理に際しては、砥粒の大きさ（粒度）、空気圧送管１
０を通って圧送される空気圧力、スラリー圧送り５を通
って圧送されるスラリー媒体圧力、プロセスガン８とス
テンレス鋼１１との距離、プロセスガン８のノズル角度
、ステンレスｔＪ４１１の送り速度などが選択される。 次いで、上記の湿式砥粒ブラスト処理を行ったあと、酸
洗処理を施してステンレス鋼表面を所望程度まで白色化
して商品性を向」ニさせる。この酸洗処理は、上記湿式
砥粒ブラスト処理のままでは暗白色程度しか得られず十
分な白色度が得られないために行われるもので、この酸
洗処理の追加によってステンレス鋼表面の白色化が十分
になされる゛ようにしている。 この庸洗処理においては、弗酸（ＨＦ）や硝酸（ＨＮ
Ｏ３）や弗硝酸（弗酸（ＨＦ）と硝酸（ＨＮＯ３）との
混合液）を用い、１回ないしは２同量」二行ったり、途
中で回転を加えて平均化ないしは促進化をはかるように
したり、弗硝酸による処理のあと短時間の硝酸による処
理を行ったりすることができる。 そして、この酸洗処理ののちは必要に応じて中和処理な
どの後処理を行う。 （発明の作用） この発明に係るステンレス鋼の表面処理方法では、ステ
ンレス鋼の表面処理を行うに際し、砥粒を含むスラリー
をステンレス鋼の処理表面に噴射する湿式砥粒ズラスト
処理によって鋼表面の脱スケールを行ったのち、酸洗処
理を施してステンレス鋼の表面を所定度合まで白色化す
るようにしているので、前工程の湿式砥粒ブラスト処理
による良好なる脱スケール性能のもとで効率的な脱スケ
ールが短時間のうちに行われ、砥粒がステンレス鋼に衝
突する際にスラリー媒体が緩衝材として作用するため乾
式ショツトブラストの場合のようにステンレス鋼表面へ
の砥粒の直接的な衝突による砥粒の埋め込み現象を生じ
ないものとなり、後工程の酸洗による脱スケールはさほ
ど長時間を必要とせず、湿式砥粒ブラスト処理のままで
は十分な白色度が得られないことから、脱スケールより
もむしろ白色化のために酸洗を追加しで行うものとなる
ので、短詩間の酸洗処理で十分な白色化が得られるもの
となる。 （実施例） この実施例では、Ｌ字形をなすＪＩＳ ５ＵＳ３０４
よりなる圧延のままのステンレス鋼アングル材（４，６
Ｘ３０ｍ、ｍ）の表面処理を行った場合を示す。 そして、第１図に示したようにこのステンレス鋼１１に
対する表面処理を行うに際し、砥粒として粒度がＳＡ＃
３６のアルミナを用い、空気圧送管１０からの空気圧送
圧力を５ｋｇ／ｃｍ２ 、スラリー圧送管６からのスラ
リー圧送圧力を４．２ｋｇ／Ｃｍ’とし、プロセスガン
８とステンレス鋼１１との距摩を１００ｍｍ、プロセス
ガン８のノズル角度を９０’（垂直）、送り速度を２．
５ｍｍ／分とする湿式砥粒ブラスト処理を行った。 この湿式砥粒ブラスト処理によって、ステンレスｔ１４
１１の表面における脱スケールはほぼ完全なものとなっ
ており、また、ステンレス鋼１１の表面あらさ（Ｒｍａ
ｘ）は約３．０μｍであり、表面肌色はや一暗白色とな
っているものが得られた。 次に、湿式砥粒ブラスト処理後に、酸濃度が酸洗開始後
の状態テＨＮ Ｏ３： ７ 、 ｌ Ｗ／ Ｖ％。 ）ＩＦ ： ３．６Ｗ／Ｖ％である弗硝酸（液温；３０
４５°Ｃ）に浸漬し、浸漬時間による白色化度の変化を
調べたところ、第１表に示す結果であった。 また、比較のために、従来の乾式ジョンドブラスト処理
を行った後、上記と同じ組成の弗硝酸（液温、３０．５
°Ｃ）に浸漬し、浸漬時間による白色化度の変化を調べ
たところ、同じく第１表に示す結果であった。 ／ 第１表に示すように、現状レベルの白色度を得る場合に
乾式シーｌットブラスト＋酸洗処理では、弗硝酸中への
浸漬時間を少なくとも４分とする必要があったのに対し
て、本発明例の湿式砥粒ブラスト＋酸洗処理では１分程
度ですでに現状レベルの白色度を得ることが可能であり
、酸洗処理時間を大幅に短縮することが可能であった。
以上説明してきたように、この発明に係るステンレス鋼
の表面処理方法では、ステンレス鋼の表面処理を行うに
際し、砥粒を含むスラリーをステンレス鋼の処理表面に
向けて噴射する湿式砥粒ブラスト処理によって鋼表面の
脱スケールを行ったのち、酸洗処理を施してステンレス
鋼の表面を所定度合まで白色化するようにしたから、湿
式砥粒ブラスト処理による脱スケール性能が著しく良好
であるため、この段階で脱スケールがほぼ完全になされ
ていることとなるので、脱スケール後の酸洗処理を短時
間のうちに終了することが可能であり、短時間の酸洗処
理によってステンレス鋼表面の白色化を十分良好なもの
とすることが可能であって、ステンレス鋼アングルなど
の整検工程のインライン化をはかることができるように
なるという非常に優れた効果がもたらされる。
の表面処理方法では、ステンレス鋼の表面処理を行うに
際し、砥粒を含むスラリーをステンレス鋼の処理表面に
向けて噴射する湿式砥粒ブラスト処理によって鋼表面の
脱スケールを行ったのち、酸洗処理を施してステンレス
鋼の表面を所定度合まで白色化するようにしたから、湿
式砥粒ブラスト処理による脱スケール性能が著しく良好
であるため、この段階で脱スケールがほぼ完全になされ
ていることとなるので、脱スケール後の酸洗処理を短時
間のうちに終了することが可能であり、短時間の酸洗処
理によってステンレス鋼表面の白色化を十分良好なもの
とすることが可能であって、ステンレス鋼アングルなど
の整検工程のインライン化をはかることができるように
なるという非常に優れた効果がもたらされる。
第１図はこの発明に係るステンレス鋼の表面処理方法に
おいて使用される湿式砥粒プラスト処理装置の概要を示
す説明図である。 １・・・湿式砥粒ブラスト処理装置、 ２・・・砥粒を含むスラリー 特許出願人 大同特殊鋼株式会社
おいて使用される湿式砥粒プラスト処理装置の概要を示
す説明図である。 １・・・湿式砥粒ブラスト処理装置、 ２・・・砥粒を含むスラリー 特許出願人 大同特殊鋼株式会社
Claims (1)
- （１）ステンレス鋼の表面処理を行うに際し、砥粒を含
むスラリーをステンレス鋼の処理表面に向けて噴射する
湿式砥粒ブラスト処理によって鋼表面の脱スケールを行
ったのち、酸洗処理を施してステンレス鋼の表面を所定
度合まで白色化することを特徴とするステンレス鋼の表
面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29771288A JPH02145785A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ステンレス鋼の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29771288A JPH02145785A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ステンレス鋼の表面処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02145785A true JPH02145785A (ja) | 1990-06-05 |
Family
ID=17850190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29771288A Pending JPH02145785A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ステンレス鋼の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02145785A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220105663A (ko) | 2020-05-28 | 2022-07-27 | 닛테츠 스테인레스 가부시키가이샤 | 오스테나이트계 스테인리스 강재 및 내식성 부재 |
| KR20220107255A (ko) | 2020-05-28 | 2022-08-02 | 닛테츠 스테인레스 가부시키가이샤 | 페라이트계 스테인리스 강재 및 내식성 부재 |
| KR20220107270A (ko) | 2020-05-28 | 2022-08-02 | 닛테츠 스테인레스 가부시키가이샤 | 페라이트·오스테나이트 2상계 스테인리스 강재 및 내식성 부재 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP29771288A patent/JPH02145785A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220105663A (ko) | 2020-05-28 | 2022-07-27 | 닛테츠 스테인레스 가부시키가이샤 | 오스테나이트계 스테인리스 강재 및 내식성 부재 |
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