JPH02145154A - 乳質改善のための乳牛用飼料 - Google Patents
乳質改善のための乳牛用飼料Info
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- JPH02145154A JPH02145154A JP63299621A JP29962188A JPH02145154A JP H02145154 A JPH02145154 A JP H02145154A JP 63299621 A JP63299621 A JP 63299621A JP 29962188 A JP29962188 A JP 29962188A JP H02145154 A JPH02145154 A JP H02145154A
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Landscapes
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- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
愈呈上皇肌夙光互
本発明は、乳牛の乳質を改善するための乳牛用飼料に関
する。
する。
及土呵l晟
インスタントコーヒー製造後に発生するコーヒー粕、ま
たはチョコレート製造副産物として得られるココア粕等
は、一般に粗繊維含量が多いため、古くから反すう動物
用飼料として利用されてきた。
たはチョコレート製造副産物として得られるココア粕等
は、一般に粗繊維含量が多いため、古くから反すう動物
用飼料として利用されてきた。
しかし、これら粕類は苦み成分であるタンニンや植物ア
ルカロイドを含有するため多量に与えると中毒を起すこ
とがあることから、積極的には利用されるに至っていな
い。
ルカロイドを含有するため多量に与えると中毒を起すこ
とがあることから、積極的には利用されるに至っていな
い。
一方、茶やコーヒー等の嗜好飲料に含まれるカフェイン
は、体内に吸収されると特有の興奮作用を示し、体全体
の代謝活動を活発にすることが知られており、特に脂肪
代謝においては、乳牛では投与後2〜3時間で血゛清中
の遊離脂肪酸(F F A)71度が急増することが報
告されている。
は、体内に吸収されると特有の興奮作用を示し、体全体
の代謝活動を活発にすることが知られており、特に脂肪
代謝においては、乳牛では投与後2〜3時間で血゛清中
の遊離脂肪酸(F F A)71度が急増することが報
告されている。
ところで、乳牛の乳質改善については、生乳中の乳脂肪
率を高水準に維持するための飼養上の対策としては良質
な粗飼料を充分に給与することが必要不可欠とされてい
る。
率を高水準に維持するための飼養上の対策としては良質
な粗飼料を充分に給与することが必要不可欠とされてい
る。
しかし、高能力中や分娩後の乳牛の連化ビークの高い時
期では、牛は必要とする養分要求量を充分に摂取するこ
とができないため、飼料給与が1原飼料多給型となり、
その結果、粗飼料不足も伴って低乳脂肪の乳の生産をも
たらすようになる。
期では、牛は必要とする養分要求量を充分に摂取するこ
とができないため、飼料給与が1原飼料多給型となり、
その結果、粗飼料不足も伴って低乳脂肪の乳の生産をも
たらすようになる。
従来、上記のような飼料給与上の問題を解決するために
種々の油脂を配合した飼料が開発されてきているが、嗜
好上の問題が依然として課題となっている。
種々の油脂を配合した飼料が開発されてきているが、嗜
好上の問題が依然として課題となっている。
因に、乳質とは牛乳品質も概括的に示す表現であって、
実際には成分上の乳質、衛生上の乳質及び感覚上の乳質
に分類され得る。
実際には成分上の乳質、衛生上の乳質及び感覚上の乳質
に分類され得る。
また、これらの乳質には、乳牛の遺伝的要因、生理的要
因、飼養的要因及び疾病要因が複雑に絡み合いながら影
響していると考えられるが、なかんづく、成分的な乳質
が生乳取引に直接影響を及ぼすために生産者の関心が高
く、特に乳脂肪率については出来るだけ高水準にもって
いくことが要望されている。
因、飼養的要因及び疾病要因が複雑に絡み合いながら影
響していると考えられるが、なかんづく、成分的な乳質
が生乳取引に直接影響を及ぼすために生産者の関心が高
く、特に乳脂肪率については出来るだけ高水準にもって
いくことが要望されている。
が ゛しよ゛と る
本発明者は、上述のごとき飼養的要因による乳質低下を
阻止乃至抑制する目的で飼料面から乳質の改善、特に乳
脂肪率を向上するための乳牛用飼料を提供することを課
題とする。
阻止乃至抑制する目的で飼料面から乳質の改善、特に乳
脂肪率を向上するための乳牛用飼料を提供することを課
題とする。
蕾 を”・°するための−
本発明は、植物アルカロイドであるカフェイン又はテオ
ブロミンもしくはこの両者を含有する飼料原料をこれら
の成分が一定範囲量になるように配合した飼料を乳牛に
給与すると、生乳中の乳脂肪率が向上することの知見に
基いてなされたものである。
ブロミンもしくはこの両者を含有する飼料原料をこれら
の成分が一定範囲量になるように配合した飼料を乳牛に
給与すると、生乳中の乳脂肪率が向上することの知見に
基いてなされたものである。
本発明で用いるカフェイン又はテオブロミンもしくはこ
の両者を含有する飼料原料は、カカオ豆、コーヒー豆、
コーヒー粕、カカオ皮等であって、これら原料はそのま
ま、もしくはこれらに粉砕、成形などの処理を施して、
乳牛用飼料に配合して使用する。
の両者を含有する飼料原料は、カカオ豆、コーヒー豆、
コーヒー粕、カカオ皮等であって、これら原料はそのま
ま、もしくはこれらに粉砕、成形などの処理を施して、
乳牛用飼料に配合して使用する。
上記飼料原料の乳牛用飼料への配合にあたっては、該飼
料原料中のカフェイン及び/又はテオブロミンの量が乳
牛用飼料中0.05〜0.6重量%になるように配合す
る。
料原料中のカフェイン及び/又はテオブロミンの量が乳
牛用飼料中0.05〜0.6重量%になるように配合す
る。
上記植物アルカロイド成分の飼料中の配合率が0.05
重量%より低いと目的とする乳質改善効果が期待できず
、一方0.6重量%より高いと飼料の嗜好性が悪くなり
、むしろ脂肪率を低下させる原因ともなる。
重量%より低いと目的とする乳質改善効果が期待できず
、一方0.6重量%より高いと飼料の嗜好性が悪くなり
、むしろ脂肪率を低下させる原因ともなる。
また、これら植物アルカロイド成分の各個体に対する実
給与量は1日当り4〜Log/wIが好ましく、4gよ
り少くては効果がなく、一方10gより多くなると嗜好
性が低下するため好ましくない。
給与量は1日当り4〜Log/wIが好ましく、4gよ
り少くては効果がなく、一方10gより多くなると嗜好
性が低下するため好ましくない。
上記植物アルカロイドを含有する飼料原料を上述の割合
で配合した乳牛用飼料の一定量を乳牛に給与することに
より、生乳中の乳脂肪率が有意に増加し、その結果血清
中遊離脂肪酸濃度が増加して高泌乳生産に必要なエネル
ギー供給及び乳脂肪合成に必要な脂肪酸の供給も増加す
るものと思われる。
で配合した乳牛用飼料の一定量を乳牛に給与することに
より、生乳中の乳脂肪率が有意に増加し、その結果血清
中遊離脂肪酸濃度が増加して高泌乳生産に必要なエネル
ギー供給及び乳脂肪合成に必要な脂肪酸の供給も増加す
るものと思われる。
以下に実施例を示して本発明とその効果を具体的に説明
する。各間中の%は特記しない限り重量を表わす。
する。各間中の%は特記しない限り重量を表わす。
実施例1
体重600kg、乳脂率3.4%の乳牛5頭を用いて、
ココア皮(カフェインおよびテオブロミンを各0.1%
、0.7%含有)を6%含有する配合飼料(カフェイン
およびテオブロミンの合計として0.05%含有)の乳
質への影響を調査した。飼料は表1に示す組成のものを
2週間給与し、給与前、給与中、給与後の乳質を比較し
た。
ココア皮(カフェインおよびテオブロミンを各0.1%
、0.7%含有)を6%含有する配合飼料(カフェイン
およびテオブロミンの合計として0.05%含有)の乳
質への影響を調査した。飼料は表1に示す組成のものを
2週間給与し、給与前、給与中、給与後の乳質を比較し
た。
表1
駐肚■
※ 配合飼料 8.0 kg/日・頭豆
乳粕 5.0 ビートバルブ 3.0 スーダン乾草 6.5 ※ 給与前・給与後および給与中の成分レベルは同一と
した。
乳粕 5.0 ビートバルブ 3.0 スーダン乾草 6.5 ※ 給与前・給与後および給与中の成分レベルは同一と
した。
結果は表2に示すとおりであった。
表2に示す通り、カカオ皮含有飼料(カフェインとテオ
ブロミンの合計として0.05%含有)の給与開始ta
間目より乳脂肪率は増加し、給与中止1週間目で減少が
みられた。
ブロミンの合計として0.05%含有)の給与開始ta
間目より乳脂肪率は増加し、給与中止1週間目で減少が
みられた。
実施例2
体重580kg、乳脂率3.6%の乳牛10頭に対して
、実施例1で用いたココア皮を75%配合した表3に示
す組成の混合飼料(カフェインおよびテオブロミンの合
計として0.6%含有、ベレットタイプ)を、表4に示
す組成の配合飼料と代替して1.6kg/日・頭、2週
間トップドレス給与した。
、実施例1で用いたココア皮を75%配合した表3に示
す組成の混合飼料(カフェインおよびテオブロミンの合
計として0.6%含有、ベレットタイプ)を、表4に示
す組成の配合飼料と代替して1.6kg/日・頭、2週
間トップドレス給与した。
表3
2人 :の ム且
ココア皮 75 %
とうもろこし 15
小麦粉 5
糖密 5
表 4
紗 ・の配A組
(給与前・後) 給与中
配合飼料 ?、5 5.9豆乳粕
5.0 5.0ビートパルプ 3.0
3.0イタリアン乾草 6.0 6.0チモシ
ー乾草 3.0 3.0混合飼料 0
1.6 結果は表5に示すとおりであった。
5.0 5.0ビートパルプ 3.0
3.0イタリアン乾草 6.0 6.0チモシ
ー乾草 3.0 3.0混合飼料 0
1.6 結果は表5に示すとおりであった。
表5に示す通り、カカオ皮含有混合飼料(カフェインと
テオプロミンの合計0.6%含有)の給与開始1a目よ
り乳脂肪率は有意に増加し、給与中止1透口では減少が
みられた。給与期間中、乳牛に異常(興富作用等)はま
ったくなく、嗜好性にも問題はなかった。
テオプロミンの合計0.6%含有)の給与開始1a目よ
り乳脂肪率は有意に増加し、給与中止1透口では減少が
みられた。給与期間中、乳牛に異常(興富作用等)はま
ったくなく、嗜好性にも問題はなかった。
Claims (2)
- (1)カフェインおよび/又はテオブロミンからなる植
物アルカロイドを含有する飼料原料を、上記植物アルカ
ロイドの成分値として0.05〜0.6重量%を含有す
るように配合して成る乳牛用飼料。 - (2)上記植物アルカロイドを含有する飼料原料はカカ
オ豆、コーヒー豆、カカオ皮及びコーヒー粕から成る群
から選択される1種又は2種以上の混合物である請求項
(1)に記載の乳牛用飼料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63299621A JPH02145154A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 乳質改善のための乳牛用飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63299621A JPH02145154A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 乳質改善のための乳牛用飼料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02145154A true JPH02145154A (ja) | 1990-06-04 |
Family
ID=17874979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63299621A Pending JPH02145154A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 乳質改善のための乳牛用飼料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02145154A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2779323A1 (fr) * | 1998-04-24 | 1999-12-10 | Cooperative Agricole Du Garun | Procede d'alimentation de vaches laitieres |
JP2001008640A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Kyodo Shiryo Kk | ゲル状配合飼料及びその給与方法 |
KR100317947B1 (ko) * | 1999-10-21 | 2002-01-18 | 손 경 식 | 유지방 함량이 높은 우유 생산을 위한 젖소용 사료 조성물 |
JP2014195446A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-10-16 | 株式会社メニコン | 乳房炎予防又は治療剤、乳房炎予防又は治療用飼料、乳房炎予防又は治療方法、及び高品位乳の生産方法 |
JP2015104326A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 日本ニュートリション株式会社 | 牛乳の乳質改善剤および乳質改善方法 |
-
1988
- 1988-11-29 JP JP63299621A patent/JPH02145154A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2779323A1 (fr) * | 1998-04-24 | 1999-12-10 | Cooperative Agricole Du Garun | Procede d'alimentation de vaches laitieres |
JP2001008640A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Kyodo Shiryo Kk | ゲル状配合飼料及びその給与方法 |
KR100317947B1 (ko) * | 1999-10-21 | 2002-01-18 | 손 경 식 | 유지방 함량이 높은 우유 생산을 위한 젖소용 사료 조성물 |
JP2014195446A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-10-16 | 株式会社メニコン | 乳房炎予防又は治療剤、乳房炎予防又は治療用飼料、乳房炎予防又は治療方法、及び高品位乳の生産方法 |
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