JPH0214475Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は白板ふきに関し、その目的は、白板に
書かれた文字等を確実に消すようにしたことであ
る。

黒板にはチヨークにて文字等を書くが、白板に
は水性インキによる筆記具にて文字等を書いてい
る。この白板に書かれた文字等を消すには黒板ふ
きと同様のものを用いているが、白板に書かれた
水性インキによる文字等は速乾性があり、乾燥す
ると消え難くなる不具合がある。会議や講議等に
おいて白板に書いた文字等を直ちに拭き消す場合
はよいが、それでも夏期や湿度の低いときには速
やかに乾燥し、また予定や伝言等の経時を要する
ものは容易に消すことができなかつた。

本考案は、このような従来の欠点を解消した白
板ふきを提供するものである。以下本考案の実施
例を図面により説明する。

第１図において、１は密閉容器本体であり、例
えば水が収容される。この密閉容器本体１にはプ
ツシユ式の噴霧ノズルが設けられている。すなわ
ち、密閉容器本体１の一部に注水口２が設けら
れ、これにプツシユ式噴霧装置が設けられたキヤ
ツプ３がネジ嵌着される。プツシユ式噴霧装置
は、所謂一般周知の霧吹きと同じであり、密閉容
器本体１内の水中８に没入する吸場管４と、スプ
リング６で常に上方に押し上げられているポンプ
筒軸５と噴霧ノズル７とから構成されている。さ
らに本考案は、前記密閉容器本体１の外側面にフ
エルト布等の払拭材９が取付けられた構造であ
る。

本考案は上記の通りの構造であるから、白板に
書かれた水性インキの筆記具による文字等を消す
場合、白板に書いた直後では直接払拭材９にてふ
き取ることにより容易に消すことができ、経時乾
燥している場合には噴霧ノズル７より霧状の水を
白板面に吹きつけて湿らせた後払拭材９でふき取
ると確実に消すことができる。

以上のように本考案によると、噴霧ノズルを備
えた液体容器本体の外側面にフエルト等の払拭材
を設けた構成の白板ふきであるから、噴霧液によ
り白板を充分湿らすことができ、白板面の水性イ
ンキの文字等を確実に消すことができ、噴霧に使
用される水も容器に多量に収容されるので、一度
容器内に水を充填しておけば長期間に渡つて使用
することができる。また、植木鉢への散水にも用
いる便利性を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一部破断斜視図、第２図は第
１図−線断面図である。 １……密閉容器本体、２……注水口、３……キ
ヤツプ、４……吸揚管、５……ポンプ筒軸、６…
…スプリング、７……噴霧ノズル、８……水中、
９……払拭材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 液体を収容する密閉容器本体に噴霧ノズルを設
   け、前記密閉容器本体の外側面にフエルト布等の
   払拭材を設けたことを特徴とする白板ふき。