JPH02144713A - 光学式タッチ・スクリーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、計算機システム等にマン・マシン・インター
フェイスとして用いられる光学式タッチ・スクリーンに
関し、特にシステム立ち上げの際の自己診断機能を改善
するものである。

〈従来の技術〉 光学式タッチ・スクリーンの動作及びその原理を第２図
を用いて説明する。

光学式タッチ・スクリーンは、四辺形のフレームＦにＬ
ＥＤ等の発光素子Ｄｉ、Ｄ２．Ｄ３．・・・とフォト・
トランジスタ等の受光素子Ｔｒｉ、Ｔｒ２．Ｔｒ３．・
・・を向かい合わせて２次元に配置し、ＣＲＴ表示画面
上に設置される。

そして、発光素子を端から順次発光させていき、受光素
子に達する光量を測定する０例えば、点Ａに指、ペン等
のタッチ入力があると、発光素子Ｄ３、Ｄ６からの光が
受光素子Ｔｒ３．Ｔｒ６に達せず遮光が検出される。ホ
スト計に１１１（図示せず）ではこれらの素子Ｄ３．Ｄ
６、’ｆ’ｒ３．Ｔｒ６の位置よりタッチ入力位置を認
識し、対応する処理を起動する。

尚、受光素子側では発光素子からの光及び雑音となる外
部からの外乱光に応じて、その出力電圧値の閾値を予め
設定しておかなければならず、システム立ち上げ時、発
光素子を順次駆動し、対応する受光素子で得られた出力
電圧値に所定の演算を施し、各受光素子についての閾値
を算出して記憶する自己診断動作を実行している。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記の自己診断動作中、たまたま指等がタッチ・スクリ
ーンの有効領域（例えば点Ａ）にあると、素子Ｄ３．Ｄ
６、Ｔｒ３．Ｔｒ６のいずれがが故障であるとみなされ
、タッチ入力検出時はこれらの素子は正常であるにもか
かわらず、その動作は無視される。

このように、自己診断時において正常な素子群が故障で
あるとみなされる場合があり、操作時にこの素子群の位
置にタッチ入力を行っても検出されないという不具合が
あっな。

本発明は、以上の問題を解決するものであり、自己診断
時の誤認識を解消して常に正常にタッチ入力操作の検出
を行える光学式タッチ・スクリーンを実現することを目
的とする。

く課題を解決するための手段〉 以上の課題を解決した本発明は、発光素子と受光素子と
の組が２次元的に配置され、前記発光素子からの光を前
記受光素子で測定して遮光を検出して遮光の有無を検出
し、当該発光素子と受光素子の位置よりタッチ入力及び
その位置を検出する光学式タッチ・スクリーンにおいて
、前記受光素子に入射する外来光のレベルにより各受光
素子出力に閾値を設定する自己診断動作時に故障と診断
された前記発光素子と受光素子との組を無視して入力操
作検出動作を実行し、入力操作無検出の際前記故障と診
断された発光素子と受光素子との組についてのみこの受
光素子の閾値設定操作を実行することを特徴とする光学
式タッチ・スクリーンである。

く作　用〉 本発明の光学式タッチ・スクリーンは、タッチ入力検出
動作の際、タッチ入力なしの場合に、自己診断動作時に
故障と判断された素子について再び閾値設定操作を行う
。

〈実施例〉 本発明を実施した光学式タッチ・スクリーンの動作のフ
ローチャートを第１図に示し、説明する。

本発明の光学式タッチ・スクリーンのハードウェア構成
は第２図に示す従来のものと全く同様であり、その制御
部に相当するホスト計′Ｒ，ｎ側のファームウェア構成
が異なる。

システムを立ち上げると、はじめに自己診断動作が開始
する。

この自己診断動作は、タッチ入力がないと想定し、タッ
チ・スクリーン内の全ての発光素子を１１０次１）２動
じ、対応する受光素子の出力レベルをみて各受光素子毎
にその出力値の閾値を演算設定する。

このとき、各受光素子及び各発光素子の特性のばらつき
、または周囲にある蛍光燈等の影響により受光する光量
が異なり、設定される閾値は異なる。

故障素子がないと判定された場合は操作準備完となり、
通常のタッチ入力検出動作を開始する（通常スキャン）
。

一方、自己診断動作時に誤ってタッチ入力があると、対
応する素子は故障とみなされ、この故障素子を無視して
（使用しないで）タッチ入力検出動作（スキャン）を開
始する。

そして、タッチ入力検出動作中、タッチ入力がないと判
断された時（空スキャン）が数回続いた場合、ある一定
の周期で自己診断動作中に故障とみなされた素子の発光
素子を駆動して有効とし、このときの受光素子の出力値
レベルより遮光を検出する閾値を演算設定する。

自己診断動作時に故障と診断された素子が正常であり、
正しく閾値か設定されると通常スキャンを実行する。

その後故障素子が発見された場合は、（＊）ステップか
らの手順を繰り返し、故障素子がない場合は通常スキャ
ンを実行する。

尚、以上説明した本発明光学式タッチ・スクリーンの動
作は、図示しないホスト計算機側のファームウェア等に
よって実現できる。

このようにして、本発明の光学式タッチ・スクリーンは
、自己診断動作中に実際は正常な素子であるのに故障と
みなされた素子があっても自動的に回復でき、タッチ入
力操作を確実に行える。

〈発明の効果〉 本発明の光学式タッチ・スクリーンによれば次の効果を
得ることができる。

光学式タッチ・スクリーンの自己診断動作中に指等がタ
ッチ有効領域に入っていて正常である素子を故障と誤認
識した場合でも、システム・オフ、リセット等の自己診
断コマンドを上位から送信することなく、自動的に回復
することができ、タッチ入力操作を円滑に行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した光学式タッチ・スクリーンの
動作を説明するフローチャート、第２図は一般の光学式
タッチ・スクリーンを表わす図である。 Ｆ・・・フレーム、 Ｄｉ、Ｄ２．Ｄ３．Ｄ４．Ｄ５．Ｄ６・・・発光素子、
］’　ｒ　１　、　Ｔ　ｒ　２　、　Ｔ　ｒ　３　ｒ　
　４ ′「ｒ １゛ｒ６ ・・受光素子。 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）発光素子と受光素子との組が２次元的に配置され
   、前記発光素子からの光を前記受光素子で測定して遮光
   を検出して遮光の有無を検出し、当該発光素子と受光素
   子の位置よりタッチ入力及びその位置を検出する光学式
   タッチ・スクリーンにおいて、前記受光素子に入射する
   外来光のレベルにより各受光素子出力に閾値を設定する
   自己診断動作時に故障と診断された前記発光素子と受光
   素子との組を無視して入力操作検出動作を実行し、入力
   操作無検出の際前記故障と診断された発光素子と受光素
   子との組についてのみこの受光素子の閾値設定操作を実
   行することを特徴とする光学式タッチ・スクリーン。