JPH02144138A

JPH02144138A - 乳化分散剤

Info

Publication number: JPH02144138A
Application number: JP63298944A
Authority: JP
Inventors: Katsuichi Nishizaki; 西崎　勝一; Fukunobu Mayuzumi; 黛　福信
Original assignee: Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Current assignee: DKS Co Ltd
Priority date: 1988-11-25
Filing date: 1988-11-25
Publication date: 1990-06-01
Anticipated expiration: 2013-05-20
Also published as: JP2754222B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は、乳化分散剤に関する。さらに詳しくは乳化液
の長期間安定なエマルジョンを形成するための乳化分散
剤に関する。

【従来の技術】

従来の乳化分散剤は種々の有機物質（油分）と木を乳化
分散させるため使用され、塗料、接若剤、表面加工剤、
ラテックス、粘着剤、サイズ剤等として多方面で実用に
供されている０例えば、アルキル硫ｍ塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫醜塩等の７ニオン性界面活性剤や、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシアルキルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
エステル等の非イオン性界面活性剤を用いることが知ら
れている。

【発明が解決しようとする課題】

しかしながら５．このような従来の乳化分散剤にあっＣ
は、安定なエマルジョンを製造する際に。油分の所要ＨＬＢを求めて、たとえば工学図書の「乳化
・可溶化の技術」第７９〜８１頁（１９７６年）に記載
された方法で、それに合う乳化剤を選択することが通常
行なわれている。また、本来、所要ＨＬＢは乳化試験に
よって実験的に定めるものであるが、その実験値に適合
するように、乳化剤の種類に応じて各種の計算法があり
、ＨＬＢの応用を煩雑なものとしている。また、所要Ｈ
ＬＢに合わせた乳化剤を使用しても安定なエマルジョン
が得られることは少なく、安定なエマルジョンを得るこ
とは容易なことでない、さらに、最近は安全および公害
面から有機溶剤を使用することを避ける傾向にあり、有
機溶剤の溶液を水に乳化分散して使用したいという要求
が強い、しかしながら乳化分散系は熱力学的に安定な系
ではなく２時間の経過とともに乳化分散状態が破壊され
２次第に分離することは避けられない、この為、より安
定性に優れた乳化分散剤が求められている。

【課題を解決するための手段】

この発明は、このような従来の課題に着目してなされた
ものである。本発明者らは有機物質（油分）と水を乳化分散した安定
性に優れたエマルジョンを製造するに際し、凝集分離を
防止し、安定なエマルジョンを得ることのできる乳化分
散剤について鋭意研究を行なった結果、非常に有用な乳
化分散剤を見い出し、本発明を完成するに至った。すな
わち、分子内に４個以上の第一級及び／又は第二級アミ
ノ基を有し、かつ窒素原子４〜２００個を含むポリアミ
ン化合物の活性水素に全アルキレンオキサイドに対し、
１０〜１００亜量％のエチレンオキサイドを含むアルキ
レンオキサイドを付加して得られる分子１ｉｉ５０００
〜１００万のポリエーテルポリオール化合物、該ポリエ
ーテルポリオール化合物のリン酸エステル、もしくは硫
酸エステル又はこれらの塩の化合物から選ばれた少なく
とも１種以上を必須成分として含有することを特徴とす
る乳化分散剤である。（手段を構成する要件）本発明に用いることのできるポリエーテルポリオール化
合物の出発物質であるポリアミン化合物としては、トリ
エチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペン
タエチレンへキサミン、ヘキサエチレンヘプタミンなど
のポリエチレンポリアミン、エチレンイミンの重合によ
って得られるポリエチレンイミン等のポリアルキレンイ
ミンであり、分子内に４個以上の第一級／又は第二級ア
ミン基を有し、かつ窒素原子４〜２００個を含むもので
ある。ざらにこれらポリアミン化合物は通常のアミンと
同様優れた化学反応性を有しており、アルキレンオキサ
イドとの反応性を害しない限り、下記反応のポリアミン
誘導体も有用である。（イ）アルデヒド類、ケトン類と
の反応生成物（ロ）アルキルハライドとの反応生成物（
ハ）インシアネート類、チオインシアネート類との反応
生成物（ニ）エビハロヒドリンとの反応生成物（ホ）グアニジ
ン類、尿素τとの反応生成物（へ）カルボン酸、酸無水
物との反応生成物（ト）グリシジルエーテルとの反応生
成物本発明のポリエーテルポリオール化合物に使用する
ポリアミン化合物の窒素原子個数は４個以上、好ましく
は５個以上であり、ハンドリング上２００個以下が良い
、上記ポリアミン化合物に付加するアルキレンオキサイ
ドとしてエチレンオキサイドは必須であり、他にプロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサ
イド炭素数１２から２８のα−オレフィンエポキサイド
ｉの１，２−エポキシアルカン類が挙げられる。付加反
応はブロック状でもランダム状でも良いが、エチレンオ
キサイド以外のアルキレ７オギサイドを付加する場合は
エチレンオキサイドをブロック状に末端に付加する方が
より好ましく、付加するエチレンオキサイドのｆｆ１ｆ
ｆｉは全アルキレンオキサイドに対して１０〜１００％
好ましくは１５〜ｌＯＯ％である。ポリエーテル化合物の平均分子量は５０００〜１０００
０００、好ましくは７０００〜５０００００であり、平
均分子着が５０００未満であると、凝集分離の阻ＩＬが
損われ、さらに安定性が劣る。又、該ポリエーテル化合物の誘導体としては以下のもの
が挙げられる。（イ）末端水酸基の一部又は全部を硫酸エステル化した
化合物又はその塩、この反応はｉ酸、クロルスルホン酸
等の硫酸化剤を用いて常法で反応し造塩反応する事によ
り得られる。（ロ）末端水酸基の一部又は全部をリン酸エステル化し
た化合物又はその塩、この反応は無水リン酸、ポリリン
酸等のリン酸化剤を用いて常法で反応し造塩反応する事
により得られる。本発明の乳化分散剤は、勿論、これら単独で乳化分散剤
としての機能を充分に発揮するが、水溶性高分子１例え
ばポリビニルアルコール、ポリカルボン酸塩、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナト
リウム塩、キサンタンガム又はラムザンガム等の保護コ
ロイド剤及び防苗剤、消泡剤、微粉固体の無機増量剤や
樹脂粉末等を併用してもさしつかえない、さらに、顔料
、酸化防止剤、導電剤、難燃剤等の添加剤を加えること
が出来る。本発明により、安定に乳化分散させる被乳化分散物質は
常温において水に難溶か不溶の液体又は固体物質であっ
て、たとえば、ケロシン、スピンドル油、固形パラフィ
ン、プシン油、ミネラルターペン、アスファルト等の鉱
物油、ベンゼン。キジロール、ソルベントナフサ、四塩化炭素、トリクロ
ールエチレン、シクロヘキサン等の有機溶剤、大豆油、
オリーブ油、菜種油、牛脂、ヒマシ油、パーム油簿の動
植物油、オレイン酸、ステアリン酸、オレイルアルコー
ル、セチルアルコール等のアルコール、脂肪酸類、又は
ヒマシ油脂肪酸メチル、ラノリン、木ロウ、カルナ／（
ロウ、ジオクチルフタレート等のエステル類が挙げられ
るが、これを限定するものでない・被乳化分散物質を乳化分散させるには公知の任意の方法
を用いる。たとえば、本発明の乳化分散剤をまず、被乳
化分散物質に均一に混合し、つづいて水を加えていき乳
化分散させる方法や、乳化分散剤を含む水に強く攪拌し
ながら、この中に被乳化分散物質を添加してゆく方法な
どあるが、いずれの方法であっても良好な乳化液を作る
事ができる。乳化分数剤の使用量は被乳化分散物質の種類によって異
なるが、汀通、乳化分散液に対し０．１〜２０重量％、
とくに１〜１０玉量％の使用が好適である。

【作用］本発明で用いる乳化分散剤は、その構造がプルロニック
型として知られるポリオキシエチレンーポリオキシプロ
ピレンブロックコボリマーおよびテトロ、ニック型とし
て知られているエチレンジアミンにプロピレンオキサイ
ドを付加させた後、さらにエチレンオキサイドを付加さ
せた化合物に類似しているが１分子中に少なくとも６個
以上のポリオキシアルキレン鎖を有し、高分子量であり
。さらに１つの分子中に数多くの親油性部と親木性部を持
つ化合物であることが特徴である。これらは、カサ高い
特異な分子構造を有する高分子活性剤で吸τ力が強い、
したがってこの特徴が効果的に作用するため、本発明の
乳化分散剤はプルロニック型およびテトロニック型とは
構造的に異なり、これらでは乳化分散が不可能な場合で
も優れた乳化分散性能があり、全く予期せぬ効果を示す
、また公知の一般の乳化剤ではエマルジョンを安定化出
来ない場合も１本発明の乳化分散剤を用いて得られるエ
マルジョンは安定性が極めて良好である。【実施例】以下１本発明を実施例によって具体的に説明するが、本
発明はそれらによって何等限定されるものではない０％
、部はすべて重量基準を示す。くエマルジョンの調製および評価方法〉被乳化分散物質
（油分）に乳化分散剤を添加し、液状の油分に対しては
常温で、又、固体の油分に対しては油１分の融点より１
０℃高い温度で、ホモミキサーを用いて、１．ＯＯＯｒ
ｐｍの攪拌を続けなから水または温水を少しづつ加えて
エマルジョンを調製した。また、乳化分散剤以外の添加
剤成分として保護コロイド剤を用いる場合は、この添加
剤を上記のエマルジョンの調製後に加えて、同様に５分
間の攪拌を行った。つづいて、エマルジョン液を１．１
０００ｍＭのメスシリンダーに移して、密栓して３０℃
の恒温室で１００日間保管したのち、エマルジョンが分
離していないかどうかＩＩｌ察した０分離が全く生じて
いないものをＯ１分離がごく微量認められるものをΔ、
分離が著しいものを×として評価した。ここで用いた乳化分散剤を第１表に示す、試料ＮｏＡ−
Ｎは本発明の乳化分散剤、また参考のために試料Ｎ０１
０〜Ｓに係る界面活性剤を比較例とした。第２表に示す
配合割合でエマルジョンの調製を行ない、このエマルジ
ョンの安定性の評価結果を示した。（以下余白）

【発明の効果】

未発す］の乳化分散剤を使用すれば、エマルジョンの破
壊は認められず、各種油分に対し、いずれも安定性に潰
れた乳化液が得られる。また本発明の乳化分散剤は通常
の添加量より少なくて効果が得られる為、経済性のメリ
ットも大きく、この乳化分散剤を提供しくりたことによ
り、エヤルジオン技術の進歩に対し広く′５男しうる。特許出願人　第一工業製薬株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

１、分子内に４個以上の第一級及び／又は第二級アミノ
基を有し、かつ窒素原子４〜２００個を含むポリアミン
化合物の活性水素に全アルキレンオキサイドに対し、１
０〜１００重量％のエチレンオキサイドを含むアルキレ
ンオキサイドを付加して得られる分子量５０００〜１０
０万のポリエーテルポリオール化合物、該ポリエーテル
ポリオール化合物のリン酸エステル、もしくは硫酸エス
テル又はこれらの塩の化合物から選ばれた少なくとも１
種以上を必須成分として含有することを特徴とする乳化
分散剤。