JPH0214394Y2 - - Google Patents

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JPH0214394Y2
JPH0214394Y2 JP1985100410U JP10041085U JPH0214394Y2 JP H0214394 Y2 JPH0214394 Y2 JP H0214394Y2 JP 1985100410 U JP1985100410 U JP 1985100410U JP 10041085 U JP10041085 U JP 10041085U JP H0214394 Y2 JPH0214394 Y2 JP H0214394Y2
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pickling
container
bran
rice bran
partition wall
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JP1985100410U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、野菜等の糠漬けをするための器具
に関する。
(従来技術) 糠漬けは、「おふくろの味」などと言われるよ
うに、主婦の力量の発揮場所といえる。なんとな
れば樽内の糠に野菜等を漬けるという一見単純作
業のようでありながら、糠の養生加減、野菜等の
加工処理などノウハウに属する面が多々あるから
である。
ところでこの糠漬けにあたつては、糠の手入れ
及び漬込み、取り出しの際の手の汚れ、匂の付着
などがあることから、女性(とくに若い女性)に
よつては敬遠するものが少なくない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、かかる観点から、全く手を汚すこと
なく菜箸のみで糠の手入れ、野菜等の漬込み、取
り出しが容易に行なえ、特に糠層をほじ返すこと
なく所望の漬物を漬込みまた取り出しすことがで
きるように工夫したものである。
[考案の構成] (実施例) 以下図面の実施例によつて説明すると、第1図
において1が底部を開放した即ち筒状の箱体で、
2が適当深さの底蓋、3が上蓋である。
そしてその箱体1内には円胴状の漬け容器4
を、その上部が箱体1の外部に突出する状態で回
転自在に軸承されている。
この漬け容器4は、よりくわしくは、円板形の
左右側壁5,6が軸受を介して箱体1に架設した
回転軸9の両端部に固着され、その左右側壁5,
6の内壁周縁に対応して設けた同心円状溝5a,
6a間の優弧部分に(即ち劣弧部分を空間に残し
て)複数の細長分割板7群をスライド自在に渡し
て成り、容器4内の所定半径方向に仕切り壁8を
設けてある。
今、前記箱体1に底蓋2と上蓋3を施した状態
を第2図によつて示す。
(作用) 次に以上の構成の本考案糠漬け器を使用するに
は、第3図に示す順序で作業する。即ち、 (イ) 上蓋3を取除いた状態で、仕切り壁8が作業
する者Sの手前側水平位置より稍々上方になる
位置で漬け容器4が停止している状態にあり、
分割板7群は仕切り壁8を一側壁とする劣弧空
間A(図面では90度角の空間)の左右両側に寄
せられている(なおこの(イ)では容器4を既に一
回転させて優弧空間Bに糠が養生されている状
態を示す)。
(ロ) 今上記(イ)を始点として漬け容器4を若干手前
に回わし(即ち仕切り壁8を水平位置より下げ
て)、向側の分割板7の一枚を手前側に移す。
そしてこの状態で劣弧空間A内に野菜等を入
れ、菜箸で向側にある糠の一部を劣弧空間Aに
掻き取るようにして移す。
(ハ) そして(ロ)の作業を続けながら、容器4をさら
に手前に回わし且つ分割板7を一枚、二枚と移
しながら、最終的に劣弧空間A内一杯に糠を移
し取る。
(ニ) そして仕切り壁8が丁度90度移動したとき、
先に糠を移し取つて空になつた優弧空間Bの3
分の1空間が今度は最上部に位置して開放され
た劣弧空間を形成する。
以上を1サイクルとして順次回転させながら漬
込み、取り出しを行なうものとする。
そしてこの間野菜等から出た水分は、分割板7
相互の透き間から底蓋2内に落水して溜まる。即
ち常に糠と分離される。そして定期的に底蓋2を
開けて溜つた水を外部に排除する。
[考案の効果] この考案は以上のようで、漬け容器4の手動に
よる回転操作と分割板7群のスライド動作及び菜
箸を介しての漬込み、取出しによるものであるか
ら、手が直接糠に触れることは全くなく、常に快
適に作業ができる。
また密閉型であるので、外部への匂の発散もな
い。
さらに野菜等から出る水分は、前記のように糠
と分離されるから、糠がべとつかず腐敗菌の繁殖
を抑制し、酵母菌等の有用菌の繁殖を活発化さ
せ、糠だけの匂を保ち、室内での使用に抵抗な
く、また何よりも美味な漬け物が醸成される。
そして容器4が回転式であることは、従来のよ
うに糠層をほじくり返すことなく、所望の漬け物
を容易に漬込みまた取り出すことが出来る。
特に容器4内の所定半径方向に仕切り壁8を設
けたことは、漬込み、取出しの基準点が常に明確
で、作業に無駄がない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
上蓋を取除いた使用状態を示す斜視図、第2図は
組合わせ状態の斜視図、第3図は使用状態を作業
手順を追つて示した縦断側面図。 1……箱体、2……底蓋、3……上蓋、3a…
…通気孔、4……漬け容器、5,6……左右側
壁、5a,6a……同心円状溝、7……細長分割
板、8……仕切り壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適宜深さの底蓋2と通気孔3aを設けた上蓋3
    を有する箱体1内に、円胴状の漬け容器4を、そ
    の上部が外部に突出する状態で回転自在に軸承
    し、その漬け容器4は、円板形の左右側壁5,6
    とその左右側壁5,6の内壁周縁に対応して設け
    た同心円状溝5a,6a間の優弧部分にスライド
    自在に渡した複数の細長分割板7群とから成り、
    前記漬け容器4内の所定半径方向に仕切り壁8を
    設けたことを特徴とする回転式糠漬け器。
JP1985100410U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH0214394Y2 (ja)

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JPS627882U JPS627882U (ja) 1987-01-17
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JPH0323227U (ja) * 1989-07-18 1991-03-11

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JPS627882U (ja) 1987-01-17

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