JPH02142878A - ホットメルト接着剤 - Google Patents
ホットメルト接着剤Info
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- JPH02142878A JPH02142878A JP29654888A JP29654888A JPH02142878A JP H02142878 A JPH02142878 A JP H02142878A JP 29654888 A JP29654888 A JP 29654888A JP 29654888 A JP29654888 A JP 29654888A JP H02142878 A JPH02142878 A JP H02142878A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、低い温度での接着性に優れた作業性の良好な
ホットメルト接着剤に関する。
ホットメルト接着剤に関する。
〈従来技術および課題〉
従来、ホットメルト接着剤としては、例えば特公昭４５
−２２２４０などに開示されているようにポリアミド系
共重合体を主成分とした物質が知られている。これらは
粉体あるいはフィルム状で用いられ、種々の物質を接着
する場合に接着工程に僅かな時間しかかけられないよう
な時に多く使われている。このホットメルト接着剤の特
徴は、ポリアミド系共重合体の融点以上に加熱すると高
い接着力を発揮し、次いで冷却固化すると溶媒の乾燥や
予備蒸発の必要がない点にある。
−２２２４０などに開示されているようにポリアミド系
共重合体を主成分とした物質が知られている。これらは
粉体あるいはフィルム状で用いられ、種々の物質を接着
する場合に接着工程に僅かな時間しかかけられないよう
な時に多く使われている。このホットメルト接着剤の特
徴は、ポリアミド系共重合体の融点以上に加熱すると高
い接着力を発揮し、次いで冷却固化すると溶媒の乾燥や
予備蒸発の必要がない点にある。
ただし、このホットメルト接着剤に応用されるポリアミ
ド系共重合体の融点は共重合組成比に依存し、大体１０
０〜１９０°Ｃの範囲にあることが知られている。その
ため低融点繊維や耐熱性の低いプラスチックスなどに応
用すると、被着基材そのものが変質してしまい使用出来
なかった。
ド系共重合体の融点は共重合組成比に依存し、大体１０
０〜１９０°Ｃの範囲にあることが知られている。その
ため低融点繊維や耐熱性の低いプラスチックスなどに応
用すると、被着基材そのものが変質してしまい使用出来
なかった。
またこのポリアミド系ホットメルト接着剤は、ナイロン
繊維や金属用には非常に優れた接着剤であるが、ポリエ
ステル繊維やポリオレフィン系プラスチックスにないし
ては、接着力が低く応用できないことが知られている。
繊維や金属用には非常に優れた接着剤であるが、ポリエ
ステル繊維やポリオレフィン系プラスチックスにないし
ては、接着力が低く応用できないことが知られている。
従って本発明者は、低い温度での接着性に優れ、しかも
従来のポリアミド系接着剤では接着不可能な基材に対し
ても良好な接着性を示す、作業性の良好なホットメルト
接着剤を開発すべく、鋭意検討した結果本発明に到達し
た。
従来のポリアミド系接着剤では接着不可能な基材に対し
ても良好な接着性を示す、作業性の良好なホットメルト
接着剤を開発すべく、鋭意検討した結果本発明に到達し
た。
く課題を解決するための手段〉
即ち本発明は、ポリオクテニレン樹脂からなるホットメ
ルト接着剤である。
ルト接着剤である。
本発明で使用されるポリオクテニレン樹脂は、シクロオ
クテンを重合してなり、炭素原子８個当たり１個の二重
結合を持ち、かつ分子量が一万以上であることが必要で
、トランス含量が５０％以上、好ましくは６０％以上で
、結晶化度が１０％以上の範囲にあるのが好ましい。ま
たこのポリオクテニレン樹脂は、融点が通常４０°Ｃ以
上、好ましくは５０°Ｃないし６０°Ｃの範囲にあり、
ガラス転移点は一７５°Ｃないし一３０’Ｃの範囲にあ
るのが好ましい。
クテンを重合してなり、炭素原子８個当たり１個の二重
結合を持ち、かつ分子量が一万以上であることが必要で
、トランス含量が５０％以上、好ましくは６０％以上で
、結晶化度が１０％以上の範囲にあるのが好ましい。ま
たこのポリオクテニレン樹脂は、融点が通常４０°Ｃ以
上、好ましくは５０°Ｃないし６０°Ｃの範囲にあり、
ガラス転移点は一７５°Ｃないし一３０’Ｃの範囲にあ
るのが好ましい。
このポリオクテニレン樹脂を構成する基材である、シク
ロオクテンの合成法としては、種々の方法が採用できる
が、例えばブタジェンを三量化した後、残った２個の二
重結合のうち１個を水素添加してやることにより得られ
る。
ロオクテンの合成法としては、種々の方法が採用できる
が、例えばブタジェンを三量化した後、残った２個の二
重結合のうち１個を水素添加してやることにより得られ
る。
本発明で使用されるポリオクテニレン樹脂は、そのまま
でも充分に良好な接着性を有するが、過酸化物、イオウ
系化合物など加硫剤、加硫促進剤として知られる物質や
、カルボン酸またはその酸無水物を溶融混合あるいは添
加混合してもよい。
でも充分に良好な接着性を有するが、過酸化物、イオウ
系化合物など加硫剤、加硫促進剤として知られる物質や
、カルボン酸またはその酸無水物を溶融混合あるいは添
加混合してもよい。
本発明におけるホットメルト接着剤には、染顔料、各種
安定剤、充填剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
造核剤、帯電防止剤、難燃剤、増粘剤などを、必要に応
じて添加することもできる。
安定剤、充填剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
造核剤、帯電防止剤、難燃剤、増粘剤などを、必要に応
じて添加することもできる。
本発明のホットメルト接着剤は、従来から公知の種々の
方法により、種々の形状に成形される。
方法により、種々の形状に成形される。
例えば、射出成形、押出し成形、圧縮成形、注形成形、
ブロー成形、発泡成形、紡糸などによりフィルム、シー
ト、フィラメントなどに、あるいは冷凍粉砕などの方法
で粉体にして広い用途に利用される。とくに粉体にした
場合は、従来公知の方法でペースト状にし、ドツトプリ
ンティング法で使用するのが便利である。
ブロー成形、発泡成形、紡糸などによりフィルム、シー
ト、フィラメントなどに、あるいは冷凍粉砕などの方法
で粉体にして広い用途に利用される。とくに粉体にした
場合は、従来公知の方法でペースト状にし、ドツトプリ
ンティング法で使用するのが便利である。
〈発明の効果〉
本発明によって提供されるホットメルト接着剤を使用す
ることによって、５０〜７０°Ｃのような低い温度でも
接着が可能になり、またポリエステル、ポリオレフィン
のように従来のホットメルト接着剤では接着できないよ
うなものも、ホットメルト接着が可能になった。
ることによって、５０〜７０°Ｃのような低い温度でも
接着が可能になり、またポリエステル、ポリオレフィン
のように従来のホットメルト接着剤では接着できないよ
うなものも、ホットメルト接着が可能になった。
同時に、形状の複雑なものの接着の場合も、本発明によ
って提供されるホットメルト接着剤と従来のホットメル
ト接着剤を併用することにより作業性が非常に良くなる
。即ち本発明によって提供されるホットメルト接着剤で
、低い温度で仮接着しておき、次いで高い温度で本接着
してやることにより達成できる。
って提供されるホットメルト接着剤と従来のホットメル
ト接着剤を併用することにより作業性が非常に良くなる
。即ち本発明によって提供されるホットメルト接着剤で
、低い温度で仮接着しておき、次いで高い温度で本接着
してやることにより達成できる。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
なお接着強度の評価法としては、ＪＩＳ Ｋ６８５４に
従ってＴ剥離強度で行った。
従ってＴ剥離強度で行った。
実施例１
ポリオクテニレン樹脂（ＨｉＬｌｓ製ＶＥＳＴＥＮＡＭ
ＥＲ８０１２）を使い、通常のＴダイ押出機で厚み１０
０１１のシートを成形しホットメルト接着剤とした。こ
のホットメルト接着剤を厚み８００ｐの２枚の合板の間
にはさみ、７０°Ｃで加熱圧縮し、２枚の合板を接着し
た。このものの、接着強度を測定した結果を表１に示す
。
ＥＲ８０１２）を使い、通常のＴダイ押出機で厚み１０
０１１のシートを成形しホットメルト接着剤とした。こ
のホットメルト接着剤を厚み８００ｐの２枚の合板の間
にはさみ、７０°Ｃで加熱圧縮し、２枚の合板を接着し
た。このものの、接着強度を測定した結果を表１に示す
。
実施例２
ポリオクテニレン樹脂に、ＭＡＲ（無水マレイン酸）を
表１に示すだけ配合し、通常の押出機でポリオクテニレ
ン樹脂が融解する温度で溶融混線後ペレット化した。こ
のペレットを使い、通常のＴダイ押出機で厚みｔｏｏｐ
のシートを成形しホットメルト接着剤とした。このホッ
トメルト接着剤を厚み８００ｐの２枚の合板の間にはさ
み、６５°Ｃで加熱圧縮し、２枚の合板を接着した。こ
のものの、接着強度を測定した結果を表１に示す。
表１に示すだけ配合し、通常の押出機でポリオクテニレ
ン樹脂が融解する温度で溶融混線後ペレット化した。こ
のペレットを使い、通常のＴダイ押出機で厚みｔｏｏｐ
のシートを成形しホットメルト接着剤とした。このホッ
トメルト接着剤を厚み８００ｐの２枚の合板の間にはさ
み、６５°Ｃで加熱圧縮し、２枚の合板を接着した。こ
のものの、接着強度を測定した結果を表１に示す。
実施例３
ポリオクテニレン樹脂を、液体窒素とともに通常の粉砕
機に仕込み、冷凍粉砕してポリオクテニレンパウダーを
得た。このパウダーを市販のポリエステル繊維布にふり
かけ、その上に別のポリエステル繊維布をのせ、６５°
Ｃで加熱圧縮し２枚の布を接着した。このものの、接着
強度を測定した結果を表１に示す。
機に仕込み、冷凍粉砕してポリオクテニレンパウダーを
得た。このパウダーを市販のポリエステル繊維布にふり
かけ、その上に別のポリエステル繊維布をのせ、６５°
Ｃで加熱圧縮し２枚の布を接着した。このものの、接着
強度を測定した結果を表１に示す。
６一
実施例４
実施例３において、ポリオクテニレン樹脂のかわりに実
施例２で使用したＭＡＲ添加ポリオクテニレン樹脂を使
用すること以外は、実施例３と全く同様にしてポリエス
テル繊維布を接着した。このものの、接着強度を測定し
た結果を表１に示す。
施例２で使用したＭＡＲ添加ポリオクテニレン樹脂を使
用すること以外は、実施例３と全く同様にしてポリエス
テル繊維布を接着した。このものの、接着強度を測定し
た結果を表１に示す。
実施例５
実施例１において、合板のかわりに厚み４００１１の高
密度ポリエチレンシートを使用すること以外は、実施例
１と全く同様にして接着強度を測定した結果を表１に示
す。
密度ポリエチレンシートを使用すること以外は、実施例
１と全く同様にして接着強度を測定した結果を表１に示
す。
比較例１
実施例１において、加熱圧縮温度を４５°Ｃとすること
以外は実施例１と全く同様にして２枚の合板を接着した
。このものの、接着強度を測定した結果を表１に示す。
以外は実施例１と全く同様にして２枚の合板を接着した
。このものの、接着強度を測定した結果を表１に示す。
比較例２
実施例３において、ポリオクテニレン樹脂のかわりにポ
リアミド系ホットメルトパウダー（ダイセルーヒュルス
社製ダイアミドＴ４５０）をつかって１４０°Ｃで加熱
圧縮すること以外は実施例３と全く同様にして、ポリエ
ステル繊維布を接着した。このものの、接着強度を測定
した結果を表１に示す。
リアミド系ホットメルトパウダー（ダイセルーヒュルス
社製ダイアミドＴ４５０）をつかって１４０°Ｃで加熱
圧縮すること以外は実施例３と全く同様にして、ポリエ
ステル繊維布を接着した。このものの、接着強度を測定
した結果を表１に示す。
比較例３
実施例５において、ポリオクテニレン樹脂のかわりにポ
リアミド系ホットメルトパウダー（ダイセルーヒュルス
社製ダイアミドＴ４５０）をつかって１４０°Ｃで加熱
圧縮すること以外は実施例５と全く同様にして、高密度
ポリエチレンシートを接着した。このものの、接着強度
を測定した結果を表１に示す。
リアミド系ホットメルトパウダー（ダイセルーヒュルス
社製ダイアミドＴ４５０）をつかって１４０°Ｃで加熱
圧縮すること以外は実施例５と全く同様にして、高密度
ポリエチレンシートを接着した。このものの、接着強度
を測定した結果を表１に示す。
表１
Claims (1)
- ポリオクテニレン樹脂からなるホットメルト接着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29654888A JPH02142878A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ホットメルト接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29654888A JPH02142878A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ホットメルト接着剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02142878A true JPH02142878A (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=17834959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29654888A Pending JPH02142878A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ホットメルト接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02142878A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001026700A1 (en) * | 1999-10-14 | 2001-04-19 | Avery Dennison Corporation | Hot melt pressure sensitive adhesives |
| US6710100B1 (en) | 2000-10-13 | 2004-03-23 | Avery Dennison Corporation | Fluid absorbing, adhesive hydrocolloid compositions |
| WO2009000735A1 (de) * | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Henkel Ag & Co. Kgaa | EINKOMPONENTIGE, HEIßHÄRTENDE REAKTIVE ZUSAMMENSETZUNG |
| WO2018012593A1 (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | サンスター技研株式会社 | 接着剤組成物 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP29654888A patent/JPH02142878A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2003512512A (ja) * | 1999-10-14 | 2003-04-02 | アベリー・デニソン・コーポレイション | 流体吸収接着性親水コロイド組成物 |
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| JPWO2018012593A1 (ja) * | 2016-07-14 | 2018-07-12 | サンスター技研株式会社 | 接着剤組成物 |
| US11572493B2 (en) | 2016-07-14 | 2023-02-07 | Sunstar Engineering Inc. | Adhesive composition |
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