JPH0214168B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0214168B2 JPH0214168B2 JP59142903A JP14290384A JPH0214168B2 JP H0214168 B2 JPH0214168 B2 JP H0214168B2 JP 59142903 A JP59142903 A JP 59142903A JP 14290384 A JP14290384 A JP 14290384A JP H0214168 B2 JPH0214168 B2 JP H0214168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement slurry
- reinforcing
- asbestos
- cement
- reinforcing fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000004568 cement Substances 0.000 claims description 53
- 239000002002 slurry Substances 0.000 claims description 35
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 claims description 32
- 239000002356 single layer Substances 0.000 claims description 16
- 239000010425 asbestos Substances 0.000 claims description 11
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 11
- 229910052895 riebeckite Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 14
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 11
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 8
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 4
- 101100495270 Caenorhabditis elegans cdc-26 gene Proteins 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229920002978 Vinylon Polymers 0.000 description 3
- 239000011400 blast furnace cement Substances 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 2
- 229920002239 polyacrylonitrile Polymers 0.000 description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 2
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 1
- 239000011398 Portland cement Substances 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 239000004035 construction material Substances 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000010881 fly ash Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
[技術分野]
本発明は屋根材のような建築用板の製造方法に
関する。 [背景技術] 一般に石綿セメントからなる建築用板Aを第8
図に示すように屋根材Aとして葺いた場合、平行
線で示すように屋根材Aが一重となる部分Bが形
成してしまい、歩行時に割れを生じてしまいがち
であつた。この為この部分Bに補強板を覆設して
割れを防止することも考えられるが、特別な部材
を要するだけでなく、施工にも手間を要するもの
であつた。従つて、従来にあつては、抄造シリン
ダーにより石綿セメントスラリーをすき上げ、こ
の石綿セメントスラリーをフエルトコンベヤに転
写して単層ウエツトマツトを形成し、次いで単層
ウエツトマツトの全面に補強繊維としてポリプロ
ピレン繊維、ポリアクリルニトリル繊維などを含
有させた補強繊維セメントスラリーを散布して建
築用板を製造し、この建築用板を一重部分を形成
する屋根板として用いていたが、全体を補強して
いるので、無駄に補強繊維セメントスラリーを使
用しているだけでなく、補強繊維セメントスラリ
ーにおける繊維とセメントとの密着が石綿とセメ
ントとよりも悪く、石綿セメントスラリーよりも
低比重の層となるため層間密着性も悪く、プレス
圧を高め充分圧縮しないと補強効果が小さいとい
う問題があつた。 [発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、建築用板の補強し
たい部分の重点的な補強が可能で、反りを抑制で
きるなど建築用板全体としての補強も可能とする
ことにある。 [発明の開示] 本発明の建築用板の製造方法は、抄造シリンダ
ー1により石綿セメントスラリー2を抄き上げ、
この石綿セメントスラリー2をフエルトコンベヤ
3に転写して単層ウエツトマツト4を形成し、次
いで単層ウエツトマツト4上の補強部分に相当す
る箇所(建築用板の補強したい部分に相当する箇
所)のみに、補強繊維とセメントとを混合した補
強繊維セメントスラリー6を散布し、この後メー
キングロール7に巻取りグリーンシート8を形成
し、次いでグリーンシート8をプレスして脱水
し、その後養生することを特徴とするものであ
り、この構成により上記目的を達成できたもので
ある。 以下本発明を添付の図面に基づいて説明する。
1は抄造シリンダーであり、スラリータンク9内
の石綿セメントスラリー2に一部が浸されて回転
して外周に生板10を形成し、この生板10をフ
エルトコンベヤ3に転写させて単層ウエツトマツ
ト4を形成する。石綿セメントスラリー2は石綿
7〜15重量部、シリカ微粒等の充填材5〜15重量
部、パルプのような抄造助材1〜2重量部、高炉
セメント、ポルトランドセメント、フライアツシ
ユ等のセメント70〜85重量部からなる固形分に対
して2.5〜3.5倍量の混合水を混合して形成したも
のである。フエルトコンベヤ3上の単層ウエツト
マツト4の補強部分に相当する箇所、例えば第2
図に示す斜線部分に補強繊維セメントスラリー6
を散布させる。補強繊維セメントスラリー6はポ
リプロピレン繊維、ポリアクリルニトリル繊維、
ビニロン繊維、炭素繊維など繊維径1〜5d、繊
維長3〜8mmの補強繊維1〜5重量部、石綿4〜
10重量部又は石綿セメント製品の廃材粉砕物30〜
60重量部、上記のようなセメント180〜210重量部
からなる固形分に対して1.5〜2.2倍の混合水、そ
の他必要に応じて顔料、カーボンペーストなどの
着色材を配合し混合して得たものである。この補
強繊維セメントスラリー6の散布量は固形分で
0.45〜0.8Kg/m2である。この後メーキングロー
ル7に必要とする層(図示例では4層)巻取り、
次いで切り出してグリーンシート8を形成する。
次いでグリーンシート8を水抜き鉄板などに載置
し水抜きフエルトを介してプレスし脱水する。こ
の場合第5図に示すように、補強繊維セメントス
ラリー6を必要な箇所に部分的に散布しているの
で、第5図に示すようにプレス圧が充分にかか
り、補強したい部分の比重が向上し、形成した補
強繊維セメント層13での補強繊維とセメント、
充填材の密着性が向上し、その結果層間密着性及
びまげ強度が大きくなり、補強効果が著しく向上
するものである。その後一次的に湿熱養生し、二
次的に気中放置し養生して建築用板Aを得る。こ
の建築用板Aを所望の寸法、形状に切断して屋根
材Bなどとして用いる。 次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。尚、本発明は以下の実施例に限定されないも
のである。以下において%はwt%を示す。 実施例 1 石綿(5と6クラス混合)13%、B種高炉セメ
ント76%、8号シリカ10%、パルプ(新聞古紙)
1%からなる基板配合の単層ウエツトマツトの補
強する部分に、繊維径2d、繊維長6mmのビニロ
ン1.5%、石綿(5と6クラス混合)7%、B種
高炉セメント91.5%でスラリー濃度が32%の補強
繊維セメントスラリーを固形分で0.6Kg/m2塗布
した。次いでこの単層ウエツトマツトをメーキン
グロールに巻取り、切り出して4層からなるグリ
ーンシートを形成した。この後80Kg/cm2の圧力で
保持時間が1.5秒でプレスし、一次養生として60
℃、90%RHで10時間湿熱養生し、二次養生とし
て気中で7日間放置して厚さ5.65mmの建築用板を
得た。補強繊維セメント層のかさ比重は1.70であ
つた。このものの500mmスパン曲げ破壊荷重、反
りの測定を行つた。結果を第1表に示す。 実施例 2 補強繊維セメントスラリーにおいてビニロンを
1.5%、セメント92%とした以外は実施例1と同
様にして厚さ5.65mmの建築用板を得た。補強繊維
セメント層のかさ比重は1.72であつた。このもの
の500mmスパン曲げ破壊荷重、反り試験を行つた。
結果を第1表に示す。 比較例 補強繊維セメントスラリーを単層ウエツトマツ
トの全面に散布した以外は実施例2と同様にして
厚さ5.65mmの建築用板を得た。補強繊維セメント
層のかさ比重は1.67であつた。このものの500mm
スパン曲げ破壊荷重、反り試験を行つた。結果を
第1表に示す。 比較例 2 補強繊維セメントスラリーを単層ウエツトマツ
トの全面に散布した以外は実施例2と同様にして
厚さ5.65mmの建築用板を得た。補強繊維セメント
層のかさ比重は1.70であつた。このものの500mm
スパン曲げ破壊荷重、反り試験を行つた。結果を
第1表に示す。
関する。 [背景技術] 一般に石綿セメントからなる建築用板Aを第8
図に示すように屋根材Aとして葺いた場合、平行
線で示すように屋根材Aが一重となる部分Bが形
成してしまい、歩行時に割れを生じてしまいがち
であつた。この為この部分Bに補強板を覆設して
割れを防止することも考えられるが、特別な部材
を要するだけでなく、施工にも手間を要するもの
であつた。従つて、従来にあつては、抄造シリン
ダーにより石綿セメントスラリーをすき上げ、こ
の石綿セメントスラリーをフエルトコンベヤに転
写して単層ウエツトマツトを形成し、次いで単層
ウエツトマツトの全面に補強繊維としてポリプロ
ピレン繊維、ポリアクリルニトリル繊維などを含
有させた補強繊維セメントスラリーを散布して建
築用板を製造し、この建築用板を一重部分を形成
する屋根板として用いていたが、全体を補強して
いるので、無駄に補強繊維セメントスラリーを使
用しているだけでなく、補強繊維セメントスラリ
ーにおける繊維とセメントとの密着が石綿とセメ
ントとよりも悪く、石綿セメントスラリーよりも
低比重の層となるため層間密着性も悪く、プレス
圧を高め充分圧縮しないと補強効果が小さいとい
う問題があつた。 [発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、建築用板の補強し
たい部分の重点的な補強が可能で、反りを抑制で
きるなど建築用板全体としての補強も可能とする
ことにある。 [発明の開示] 本発明の建築用板の製造方法は、抄造シリンダ
ー1により石綿セメントスラリー2を抄き上げ、
この石綿セメントスラリー2をフエルトコンベヤ
3に転写して単層ウエツトマツト4を形成し、次
いで単層ウエツトマツト4上の補強部分に相当す
る箇所(建築用板の補強したい部分に相当する箇
所)のみに、補強繊維とセメントとを混合した補
強繊維セメントスラリー6を散布し、この後メー
キングロール7に巻取りグリーンシート8を形成
し、次いでグリーンシート8をプレスして脱水
し、その後養生することを特徴とするものであ
り、この構成により上記目的を達成できたもので
ある。 以下本発明を添付の図面に基づいて説明する。
1は抄造シリンダーであり、スラリータンク9内
の石綿セメントスラリー2に一部が浸されて回転
して外周に生板10を形成し、この生板10をフ
エルトコンベヤ3に転写させて単層ウエツトマツ
ト4を形成する。石綿セメントスラリー2は石綿
7〜15重量部、シリカ微粒等の充填材5〜15重量
部、パルプのような抄造助材1〜2重量部、高炉
セメント、ポルトランドセメント、フライアツシ
ユ等のセメント70〜85重量部からなる固形分に対
して2.5〜3.5倍量の混合水を混合して形成したも
のである。フエルトコンベヤ3上の単層ウエツト
マツト4の補強部分に相当する箇所、例えば第2
図に示す斜線部分に補強繊維セメントスラリー6
を散布させる。補強繊維セメントスラリー6はポ
リプロピレン繊維、ポリアクリルニトリル繊維、
ビニロン繊維、炭素繊維など繊維径1〜5d、繊
維長3〜8mmの補強繊維1〜5重量部、石綿4〜
10重量部又は石綿セメント製品の廃材粉砕物30〜
60重量部、上記のようなセメント180〜210重量部
からなる固形分に対して1.5〜2.2倍の混合水、そ
の他必要に応じて顔料、カーボンペーストなどの
着色材を配合し混合して得たものである。この補
強繊維セメントスラリー6の散布量は固形分で
0.45〜0.8Kg/m2である。この後メーキングロー
ル7に必要とする層(図示例では4層)巻取り、
次いで切り出してグリーンシート8を形成する。
次いでグリーンシート8を水抜き鉄板などに載置
し水抜きフエルトを介してプレスし脱水する。こ
の場合第5図に示すように、補強繊維セメントス
ラリー6を必要な箇所に部分的に散布しているの
で、第5図に示すようにプレス圧が充分にかか
り、補強したい部分の比重が向上し、形成した補
強繊維セメント層13での補強繊維とセメント、
充填材の密着性が向上し、その結果層間密着性及
びまげ強度が大きくなり、補強効果が著しく向上
するものである。その後一次的に湿熱養生し、二
次的に気中放置し養生して建築用板Aを得る。こ
の建築用板Aを所望の寸法、形状に切断して屋根
材Bなどとして用いる。 次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。尚、本発明は以下の実施例に限定されないも
のである。以下において%はwt%を示す。 実施例 1 石綿(5と6クラス混合)13%、B種高炉セメ
ント76%、8号シリカ10%、パルプ(新聞古紙)
1%からなる基板配合の単層ウエツトマツトの補
強する部分に、繊維径2d、繊維長6mmのビニロ
ン1.5%、石綿(5と6クラス混合)7%、B種
高炉セメント91.5%でスラリー濃度が32%の補強
繊維セメントスラリーを固形分で0.6Kg/m2塗布
した。次いでこの単層ウエツトマツトをメーキン
グロールに巻取り、切り出して4層からなるグリ
ーンシートを形成した。この後80Kg/cm2の圧力で
保持時間が1.5秒でプレスし、一次養生として60
℃、90%RHで10時間湿熱養生し、二次養生とし
て気中で7日間放置して厚さ5.65mmの建築用板を
得た。補強繊維セメント層のかさ比重は1.70であ
つた。このものの500mmスパン曲げ破壊荷重、反
りの測定を行つた。結果を第1表に示す。 実施例 2 補強繊維セメントスラリーにおいてビニロンを
1.5%、セメント92%とした以外は実施例1と同
様にして厚さ5.65mmの建築用板を得た。補強繊維
セメント層のかさ比重は1.72であつた。このもの
の500mmスパン曲げ破壊荷重、反り試験を行つた。
結果を第1表に示す。 比較例 補強繊維セメントスラリーを単層ウエツトマツ
トの全面に散布した以外は実施例2と同様にして
厚さ5.65mmの建築用板を得た。補強繊維セメント
層のかさ比重は1.67であつた。このものの500mm
スパン曲げ破壊荷重、反り試験を行つた。結果を
第1表に示す。 比較例 2 補強繊維セメントスラリーを単層ウエツトマツ
トの全面に散布した以外は実施例2と同様にして
厚さ5.65mmの建築用板を得た。補強繊維セメント
層のかさ比重は1.70であつた。このものの500mm
スパン曲げ破壊荷重、反り試験を行つた。結果を
第1表に示す。
【表】
測定方法
曲げ破壊荷重…第6図に示すようにS=500mmス
パン間に試料11を矢印の方向に抄造方向がくる
ように配置し、上方から荷重をかけて破壊する
荷重を測定した。 反り…第7図に示すようにコンクリートパネル上
に22Kgアスフアルトルーフイングを敷き、その
上に建築用板を所定寸法に切断した屋根材とし
ての試料11を9枚釘止め施工し、アクリルスチ
レンエマルジヨン塗料を膜厚で20〜40μm塗布
した後、50cmの高さから赤外ランプ12で表面
温度70℃で3時間加熱して反り反動を見る。 第1表より、本発明の実施例のものにあつて
は、比較例のものに対して補強繊維セメント層の
密度を高くでき、補強繊維添加による比重低下を
防止でき、又曲げ破壊強度が大きく、しかも反り
も小さく補強効果が大きいことが判る。 [発明の効果] 本発明にあつては、抄造シリンダーにより石綿
セメントスラリーを抄き上げ、この石綿セメント
スラリーをフエルトコンベヤに転写して単層ウエ
ツトマツトを形成し、次いで単層ウエツトマツト
上の補強部分に相当する箇所に補強繊維セメント
スラリーを散布しているので、不必要な箇所に補
強繊維セメントスラリーを散布させることがな
く、無駄な散布がなくなるだけでなく、グリーン
シートをプレスして脱水させる際に、補強繊維セ
メントスラリー層にプレス圧がより充分にかかる
ことから補強繊維とセメント、充填材の密着性が
向上し、補強効果を高めることができるものであ
り、又建築用板全体としても反りなどが小さくな
るなど、強度を大きくできるものであり、さらに
セメントと補強繊維を混合した補強繊維セメント
スラリーを散布するので、つまり補強繊維のみで
なく、セメントを混合した補強繊維セメントスラ
リーを散布するためセメントスラリーにてウエツ
トマツトへの補強繊維の密着性が一層向上するも
のである。
パン間に試料11を矢印の方向に抄造方向がくる
ように配置し、上方から荷重をかけて破壊する
荷重を測定した。 反り…第7図に示すようにコンクリートパネル上
に22Kgアスフアルトルーフイングを敷き、その
上に建築用板を所定寸法に切断した屋根材とし
ての試料11を9枚釘止め施工し、アクリルスチ
レンエマルジヨン塗料を膜厚で20〜40μm塗布
した後、50cmの高さから赤外ランプ12で表面
温度70℃で3時間加熱して反り反動を見る。 第1表より、本発明の実施例のものにあつて
は、比較例のものに対して補強繊維セメント層の
密度を高くでき、補強繊維添加による比重低下を
防止でき、又曲げ破壊強度が大きく、しかも反り
も小さく補強効果が大きいことが判る。 [発明の効果] 本発明にあつては、抄造シリンダーにより石綿
セメントスラリーを抄き上げ、この石綿セメント
スラリーをフエルトコンベヤに転写して単層ウエ
ツトマツトを形成し、次いで単層ウエツトマツト
上の補強部分に相当する箇所に補強繊維セメント
スラリーを散布しているので、不必要な箇所に補
強繊維セメントスラリーを散布させることがな
く、無駄な散布がなくなるだけでなく、グリーン
シートをプレスして脱水させる際に、補強繊維セ
メントスラリー層にプレス圧がより充分にかかる
ことから補強繊維とセメント、充填材の密着性が
向上し、補強効果を高めることができるものであ
り、又建築用板全体としても反りなどが小さくな
るなど、強度を大きくできるものであり、さらに
セメントと補強繊維を混合した補強繊維セメント
スラリーを散布するので、つまり補強繊維のみで
なく、セメントを混合した補強繊維セメントスラ
リーを散布するためセメントスラリーにてウエツ
トマツトへの補強繊維の密着性が一層向上するも
のである。
第1図は本発明の一実施例を実施するための装
置を示す一部省略概略図、第2図は同上における
補強繊維セメントスラリーの散布状態を示す平面
図、第3図及び第4図は第2図のX−X断面図及
びY−Y断面図、第5図は同上におけるプレス後
のグリーンシートの状態を示す断面図、第6図は
曲げ破壊強度の測定方法をしめす平面図、第7図
a,bは反りの測定方法を示す平面図、側面図、
第8図は建築用板を屋根材として葺設した状態を
示す平面図であつて、1は抄造シリンダー、2は
石綿セメントスラリー、3はフエルトコンベヤ、
4は単層ウエツトマツト、6は補強繊維セメント
スラリー、7はメーキングロール、8はグリーン
シートである。
置を示す一部省略概略図、第2図は同上における
補強繊維セメントスラリーの散布状態を示す平面
図、第3図及び第4図は第2図のX−X断面図及
びY−Y断面図、第5図は同上におけるプレス後
のグリーンシートの状態を示す断面図、第6図は
曲げ破壊強度の測定方法をしめす平面図、第7図
a,bは反りの測定方法を示す平面図、側面図、
第8図は建築用板を屋根材として葺設した状態を
示す平面図であつて、1は抄造シリンダー、2は
石綿セメントスラリー、3はフエルトコンベヤ、
4は単層ウエツトマツト、6は補強繊維セメント
スラリー、7はメーキングロール、8はグリーン
シートである。
Claims (1)
- 1 抄造シリンダーにより石綿セメントスラリー
を抄き上げ、この石綿セメントスラリーをフエル
トコンベヤに転写して単層ウエツトマツトを形成
し、次いで単層ウエツトマツト上の補強部分に相
当する箇所(建築用板の補強したい部分に相当す
る箇所)のみに、補強繊維とセメントとを混合し
た補強繊維セメントスラリーを散布し、この後メ
ーキングロールに巻取りグリーンシートを形成
し、次いでグリーンシートをプレスして脱水し、
その後養生することを特徴とする建築用板の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14290384A JPS6120708A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 建築用板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14290384A JPS6120708A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 建築用板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6120708A JPS6120708A (ja) | 1986-01-29 |
JPH0214168B2 true JPH0214168B2 (ja) | 1990-04-06 |
Family
ID=15326284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14290384A Granted JPS6120708A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 建築用板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6120708A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52134624A (en) * | 1976-05-04 | 1977-11-11 | Asahi Glass Co Ltd | Method of producing glasssfibreereinforced cement moulding by use of sheet making machine |
JPS5392827A (en) * | 1977-01-26 | 1978-08-15 | Toyo Boseki | Method of making inorganic waterhardened plate reinforced with glass fiber |
JPS53144927A (en) * | 1977-05-24 | 1978-12-16 | Kubota Ltd | Method of making cement plate reinforced with fiber |
-
1984
- 1984-07-10 JP JP14290384A patent/JPS6120708A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52134624A (en) * | 1976-05-04 | 1977-11-11 | Asahi Glass Co Ltd | Method of producing glasssfibreereinforced cement moulding by use of sheet making machine |
JPS5392827A (en) * | 1977-01-26 | 1978-08-15 | Toyo Boseki | Method of making inorganic waterhardened plate reinforced with glass fiber |
JPS53144927A (en) * | 1977-05-24 | 1978-12-16 | Kubota Ltd | Method of making cement plate reinforced with fiber |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6120708A (ja) | 1986-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR950008561B1 (ko) | 경중량 건축 자재 보드 | |
EP0475302B1 (en) | Lightweight building material board | |
JP3195730B2 (ja) | 無機質板の製造方法 | |
EP3523263B1 (en) | Methods for producing air-cured fiber cement products | |
US3203146A (en) | Wall construction | |
JPH0214168B2 (ja) | ||
US20220332643A1 (en) | Improved fiber cement products and methods for the production thereof | |
US2475781A (en) | Method of making construction material | |
JP3283698B2 (ja) | 建築用厚板の製造法 | |
US3137100A (en) | Roofing product | |
JPH0142803B2 (ja) | ||
JPH0336792B2 (ja) | ||
JP2580002B2 (ja) | 化粧繊維セメント板の製造方法 | |
JPH0129125B2 (ja) | ||
US6335089B1 (en) | Fibre-clay panel | |
JPS6243795Y2 (ja) | ||
JPH0250844B2 (ja) | ||
RU2033499C1 (ru) | Способ изготовления композиционного изоляционного и/или кровельного материала, преимущественно типа "изол", способ изготовления изоляционного и/или кровельного материала, способ выполнения и/или реконструкции обмазочной паро-, гидроизоляции и/или мастичных кровель, способ выполнения и/или реконструкции оклеечной гидроизоляции и/или рулонных кровель, способ приготовления битумных и битумосодержащих мастик и способ выполнения рулонируемых материалов для покрытия полов | |
JP3290447B2 (ja) | 無石綿建築用セメント板及びその製造方法 | |
JP3385863B2 (ja) | 無機質板の製造方法 | |
JP2648248B2 (ja) | 窯業系建材の抄造製造法 | |
JPH08208307A (ja) | 木質繊維セメント板の湿式抄造法による製造法 | |
JPH0153606B2 (ja) | ||
JPS5924752Y2 (ja) | モルタル施工用の下地シ−ト | |
JPS62123048A (ja) | 建築用板の製造方法 |