JPS593956B2 - 凹凸を有する化粧繊維セメント板の製造方法 - Google Patents

凹凸を有する化粧繊維セメント板の製造方法

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JPS593956B2
JPS593956B2 JP7310880A JP7310880A JPS593956B2 JP S593956 B2 JPS593956 B2 JP S593956B2 JP 7310880 A JP7310880 A JP 7310880A JP 7310880 A JP7310880 A JP 7310880A JP S593956 B2 JPS593956 B2 JP S593956B2
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JP
Japan
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board
substrate
paint
fiber cement
unevenness
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JP7310880A
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JPS56169192A (en
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明 松永
守 穴原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、施工後の天日加熱による表面乾燥に伴う反り
の防止や耐候性が向上した凹凸を有する化粧繊維セメン
ト板の製造方法に関する。
一般に繊維セメント板の大部分は、一部の高圧圧縮成型
品を除いてその嵩密度が1.0〜1.6程度と小さいの
で吸収性が大きく、特に凹凸を有する繊維セメント板に
おいては凹部と凸部の密度差が発生しているので液状の
塗料で塗装する際に塗料の吸い込みむらを生ずる。
また、これ等の繊維セメント板の基板を液状の塗料で塗
装する場合には、塗膜の形成過程で、その凹部分と凸部
分の高低差により塗料の流動を生じ、凹部分に塗料が流
下して凹部と凸部で膜厚が著しく異なることが避けられ
ない。したがつて繊維セメント板の透湿性を低下させて
施工後の反り防止や耐候性の向上を計る5 ためには下
地処理としての重ね塗りや目止め処理を十分に行なう必
要があり、いずれも原材料がその分だけ余計に必要でか
つ、反り防止や耐候性向上の効果も不充分であつた。本
発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、10その
目的とするところは凹凸を有し、かつ吸水性がある繊維
セメント製基板の表面に常温で液状の塗料を塗布して化
粧仕上げを行なう際に、塗料の基板への吸い込みむらを
防止することにより、塗膜の均一性向上および透湿性を
低下させ、施工後15の反りの防止と耐候性の向上を計
ることができる凹凸を有する化粧繊維セメント板の製造
方法を提供するにある。
本発明を以下、詳細に説明する。
まず90〜70重量%(以下、単に%と略称する。)の
セメント20と10〜30%のフライアッシュを配合し
て成形材料を調製し、更に上記成形材料の合計に対して
粒径が0.075〜0.3m賃の硅石粉を5〜15%配
合すると共に繊維物質を配合して基板原料を調製する。
基板原料中に配合する繊維物質としては石綿、25ガラ
ス繊維、パルプ、ロックウール、有機合成繊維等を使用
することができ、また繊維物質の配合量は全基板原料中
の5〜30%を占めるように配合する。上記で得られた
基板原料を水中で攪拌、混合してスラリとした後、水に
て稀釈し、通常の30抄造法で水分含有量22〜30%
の生板を成形する°次いで凹凸を有する平板又はロール
状の金型で生板の表面を押圧して脱水と同時に生板表面
に凹凸の模様付けをした後、生板を養生、硬化させて表
面に凹凸を有する基板を得る。得られた基板35を塗装
する直前に、基板を下方に向つて吹き出すガスバーナー
の炎の下にO、3m/秒程度の速度で走行させ、基板の
表面をガスバーナーの炎に接触させて基板の表面を加熱
すると同時に表面層の水分を蒸発、乾燥させる。この場
合、基板の表面を加熱するガスバーナーの能力や本数は
加熱処理後の表面温度が50〜60℃になるように調節
すればよい。基板の表面をガスバーナーで加熱した直後
に、溶剤系や水性エマルジヨン系塗料等の常温で液状の
塗料や基板の表面にフローコータで塗布し、次いで基板
表面の塗料層を乾燥及び焼付けして基板の表面が塗膜で
被覆された凹凸を有する化粧繊維セメント板を得る。基
板の表面に塗布する塗料の粘度は、例えば500〜15
,000ps程度と塗装が可能な限り大きいものがよく
、また塗料の塗布量としては、溶剤系の場合150〜3
00g/イ、水性エマルジヨン系の場合80〜2009
/イ程度が好ましく、水性エマルジヨン系塗料は乾燥に
大きな熱量を要するので、溶剤系塗料に比較して塗膜の
厚さを厚くすることができない。上述のようにセメント
90〜70%、フライアツシユ10〜30%の割合で配
合した成形材料と繊維物質を水中で混練したスラリで生
板を成形し、この生板の表面を凹凸を有する金型で押圧
して模様付けするので、フライアツシユの配合によつて
金型による押圧成形時の生板材料の流動性が向上し、金
型の凹部分への充填性が向上して生板の凸部分と凹部分
の密度差が低減し、生板を硬化させた基板表面が均一に
緻密化して吸水性が低下する。この場合、セメントとフ
ライアツシユからなる成形材料中のフライアツシユの割
合が10%未満になると生板材料の流動性向上の効果が
少なく、一方30%を超えると生板抄造時の済水性が悪
くて抄造作業が困難になるので好ましくない。また生板
を硬化して得られた基板の表面を加熱した直後に常温で
液状の塗料を塗布するので、加熱によつて乾燥して塗料
を吸い込みやすくなつた基板の表面層に塗料が塗布され
ることとなり、塗料は均一に緻密化し、かつ乾燥した基
板の凸部及び凹部に迅速かつむらなく均一に吸い込まれ
るので、塗料が凸部から凹部に流下することがなく、し
かも塗膜の基板表面への密着性が向上し、基板表面に均
質な連続塗膜が形成されることとなつて、基板表面の透
湿性や吸水性が低下し、この化粧繊維セメント板を塗膜
が屋外側になるようにして外壁材として施工しても、天
日加熱による表面乾燥に伴う反りの発生が防止され、更
に耐候性も向上する。この場合、基板の加熱条件として
は加熱直後に基板の表面温度が50〜60℃になるよう
に加熱するのが好ましく、基板の表面温度が50℃未満
では均質な連続塗膜形成の効果が少なく、一方60℃を
超えると塗膜にクラツクが発生しやすいので好ましくな
い。表1はセメント85%、フライアツシユ15%の割
合で配合した成形材料及びセメント100%の成形材料
を、主原料として製造した本発明と従来の化粧繊維セメ
ント板の吸水性を示すものであり、表1から明らかなよ
うにフアイアツシユを配合した本発明品は吸水性が低く
、反りが発生しにくいことを示している。尚、前述した
ようにセメント90〜70%、フライアツシユ10〜3
0%の割合で配合した成形材料に対して5〜15%の硅
石粉を配合すれば、金型による生板の模様付け時の脱水
性が向上するが、硅石粉の配合量が5%未満では脱水性
向上の効果が少なく、一方15%を超えれば基板の耐衝
撃性が著しく劣化するので好ましくない。
本発明は上記のようにセメント90〜70%、フライア
ツシユ10〜30%の割合で配合した成形材料と繊維物
質を水中で混練したスラリで生板を成形し、この生板の
表面を凹凸を有する金型で押圧して模様付けするので、
フライアツシユの配合によつて金型による押圧成形時の
生板材料の流動性が向上し、金型の凹部分への充填性が
向上して生板の凸部分と凹部分の密度差が低減し、生板
を硬化させた基板表面が均一に緻密化して吸水性を低下
させることができる。
また生板を硬化して得られた基板の表面を加熱した直後
に常温で液状の塗料を塗布するので、加熱によつて乾燥
して塗料を吸い込みやすくなつた基板の表面層に塗料が
塗布されることになり、塗料は均一に緻密化し、かつ乾
燥した基板の凸部及び凹部に迅速かつむらなく均一に吸
込まれるので、塗料が凸部から凹部に流下するのを防止
でき、しかも塗膜の基板表面への密着性が向上するので
基板表面に均質な連続塗膜が形成されることとなつて、
基板表面の透湿性や吸水性が低下し、得られた化粧繊維
セメント板を塗膜が屋外側になるようにして外壁材とし
て施工しても、天日加熱による表面乾燥に伴う反りの発
生を防止でき、更に耐候性も向上させることができる。
本発明を以下、実施例により具体的に説明する。
実施例 1,2比較例 1 基板原料中にフライアツシユを配合しない以外は実施例
1と同様にして化粧繊維セメント板を作成した。
表2の条件で得られた実施例1,2及び比較例1の化粧
繊維セメント板の反り量は表3の通りであつた。
表3から明らかなように実施例1,2の化粧繊維セメン
ト板の反り量は小さいものであつた。
【図面の簡単な説明】
添付図A,bは反り量の測定法を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セメント90〜70重量%、フライアッシュ10〜
    30重量%の割合で配合した成形材料と繊維物質を水中
    で混練したスラリを抄造して生板を成形し、次いで凹凸
    を有する金型で生板表面を押圧して脱水と同時に模様付
    けした後、生板を養生、硬化させ、得られた基板の表面
    を加熱した直後に常温で液状の塗料を塗付することを特
    徴とする凹凸を有する化粧繊維セメント板の製造方法。
JP7310880A 1980-05-31 1980-05-31 凹凸を有する化粧繊維セメント板の製造方法 Expired JPS593956B2 (ja)

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JPS56169192A JPS56169192A (en) 1981-12-25
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ID=13508757

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JPH068229B2 (ja) * 1987-03-26 1994-02-02 松下電工株式会社 無機硬化体の製造方法
JPH03118873A (ja) * 1989-09-29 1991-05-21 Ndc Co Ltd 多孔質体の塗装方法
JPH03141174A (ja) * 1989-10-25 1991-06-17 Chichibu Cement Co Ltd ポリマー含浸コンクリート製品及び製造方法

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