JPH0214166B2 - - Google Patents
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- JPH0214166B2 JPH0214166B2 JP60158530A JP15853085A JPH0214166B2 JP H0214166 B2 JPH0214166 B2 JP H0214166B2 JP 60158530 A JP60158530 A JP 60158530A JP 15853085 A JP15853085 A JP 15853085A JP H0214166 B2 JPH0214166 B2 JP H0214166B2
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- slurry
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、粘土等からなる泥漿を鋳込み成形し
て、衛生陶器、水タンク、陶芸品等を製造するの
に供する成形素地を得るための排泥鋳込み装置に
関するものである。
て、衛生陶器、水タンク、陶芸品等を製造するの
に供する成形素地を得るための排泥鋳込み装置に
関するものである。
排泥鋳込みとは、石膏からなる鋳込み型内部の
成形空間に泥漿を供給し、石膏の吸水作用を利用
して泥漿を石膏型表面へ着肉させ、前記成形空間
より未着泥漿を排出したのち、所定時間養生する
ことで着肉泥漿の水分をさらに石膏型へ吸収せし
め、着肉部の含水率を低下させてその形状が保持
できる硬度になるまで硬化させた後、脱型して成
形品を得る方法である。
成形空間に泥漿を供給し、石膏の吸水作用を利用
して泥漿を石膏型表面へ着肉させ、前記成形空間
より未着泥漿を排出したのち、所定時間養生する
ことで着肉泥漿の水分をさらに石膏型へ吸収せし
め、着肉部の含水率を低下させてその形状が保持
できる硬度になるまで硬化させた後、脱型して成
形品を得る方法である。
本出願人は、上記方法に使用する排泥鋳込み装
置に関し、繰り返し使用が可能で成形時間を著し
く短縮できる技術を特願昭57−91046号で出願済
みである。上記出願に係る排泥鋳込み装置は、第
6図に示す如く、上下に分割可能な耐圧容器2,
2a,2bと、それぞれの内面に形成された石膏
等を素材とする濾過材層3a,3bとからなり、
該上下の濾過材層3a,3bの内部には排水路5
a,5bが埋設されている。そして、排水路5
a,5bそれぞれの少なくとも一端は、外部配管
8a,8bを介して、耐圧容器2a,2bの外部
と連通している。下側の耐圧容器2bには、泥漿
供給管6が取りつけられ、その先端は濾過材層3
a,3bの内側に形成された成形空間4に臨んで
いる。また上側の耐圧容器2aにはオーバーフロ
ー管7が取着され、その先端も前記成形空間4に
臨んでいる。
置に関し、繰り返し使用が可能で成形時間を著し
く短縮できる技術を特願昭57−91046号で出願済
みである。上記出願に係る排泥鋳込み装置は、第
6図に示す如く、上下に分割可能な耐圧容器2,
2a,2bと、それぞれの内面に形成された石膏
等を素材とする濾過材層3a,3bとからなり、
該上下の濾過材層3a,3bの内部には排水路5
a,5bが埋設されている。そして、排水路5
a,5bそれぞれの少なくとも一端は、外部配管
8a,8bを介して、耐圧容器2a,2bの外部
と連通している。下側の耐圧容器2bには、泥漿
供給管6が取りつけられ、その先端は濾過材層3
a,3bの内側に形成された成形空間4に臨んで
いる。また上側の耐圧容器2aにはオーバーフロ
ー管7が取着され、その先端も前記成形空間4に
臨んでいる。
上述した排泥鋳込み装置1によれば、泥漿を供
給したのち、耐圧容器2内を加圧すると共に、排
水路5a,5bを大気又は負圧源と連絡させるこ
とで、泥漿の着肉速度及び着肉部における水の拡
散速度が増大するから、成形時間の著しい短縮が
もたらされる。また、排水路5a,5bを通じて
強制脱水を行うため、濾過材層3a,3bを成形
終了ごとに乾燥させる必要がない。依つて、装置
の反復使用が可能であるのみならず、反復使用す
るまでの時間を短縮できる等の効果が発揮され
る。
給したのち、耐圧容器2内を加圧すると共に、排
水路5a,5bを大気又は負圧源と連絡させるこ
とで、泥漿の着肉速度及び着肉部における水の拡
散速度が増大するから、成形時間の著しい短縮が
もたらされる。また、排水路5a,5bを通じて
強制脱水を行うため、濾過材層3a,3bを成形
終了ごとに乾燥させる必要がない。依つて、装置
の反復使用が可能であるのみならず、反復使用す
るまでの時間を短縮できる等の効果が発揮され
る。
しかしながら先願に係る前記排泥鋳込み装置1
と雖も、反復使用し得る回数は500回程度が限度
とされている。その理由は、使用回数がそれ以上
になると、石膏等を素材とする濾過材層3a,3
bが摩耗して、製品形状に悪影響を与えるおそれ
が出てくるからである。そこで従来は、およそ
500個の製品を成形するごとに、鋳込み装置1の
濾過材層3a,3bを取り替える必要があつた。
と雖も、反復使用し得る回数は500回程度が限度
とされている。その理由は、使用回数がそれ以上
になると、石膏等を素材とする濾過材層3a,3
bが摩耗して、製品形状に悪影響を与えるおそれ
が出てくるからである。そこで従来は、およそ
500個の製品を成形するごとに、鋳込み装置1の
濾過材層3a,3bを取り替える必要があつた。
ところで、前記鋳込み装置1においては、排水
路5a,5bを濾過材層3a,3bの内部に埋設
しなくてはならない。この埋設作業の要領を、第
7図を用いて説明すると次のとおりである。な
お、第7図は、上側の排水路5aの配置状況を示
している。まず、成形空間4の上半分よりも所定
肉厚分だけ大きな製品模型を準備し、該模型の表
面に金網9を張り巡らす。次いで、該金網の表面
に、所定ピツチで排水路5aを装着する。同様に
して、別の金網に下側の排水路5bを装着したも
のを用意する。続いて、下側の耐圧容器2bの所
定位置に、上記の下側排水路5bを装着した金網
を収納せしめたのち、その上に製造すべき製品と
同一形状かつ同一寸法の模型を載置する。そし
て、耐圧容器2bと模型との間へ石膏を流し込
み、これを硬化させて下側の濾過材層3bを得
る。引き続き、上側の排水路5aを装着した金網
9及び上側耐圧容器2aを、下側耐圧容器2bの
上に載置したのち、その内部に石膏を流し込むこ
とにより、上側の濾過材層3aが成形される。
路5a,5bを濾過材層3a,3bの内部に埋設
しなくてはならない。この埋設作業の要領を、第
7図を用いて説明すると次のとおりである。な
お、第7図は、上側の排水路5aの配置状況を示
している。まず、成形空間4の上半分よりも所定
肉厚分だけ大きな製品模型を準備し、該模型の表
面に金網9を張り巡らす。次いで、該金網の表面
に、所定ピツチで排水路5aを装着する。同様に
して、別の金網に下側の排水路5bを装着したも
のを用意する。続いて、下側の耐圧容器2bの所
定位置に、上記の下側排水路5bを装着した金網
を収納せしめたのち、その上に製造すべき製品と
同一形状かつ同一寸法の模型を載置する。そし
て、耐圧容器2bと模型との間へ石膏を流し込
み、これを硬化させて下側の濾過材層3bを得
る。引き続き、上側の排水路5aを装着した金網
9及び上側耐圧容器2aを、下側耐圧容器2bの
上に載置したのち、その内部に石膏を流し込むこ
とにより、上側の濾過材層3aが成形される。
このように、従来の排水路5a,5bの埋設作
業は、非常に多数の工程を必要とする煩雑なもの
であつた。また、その埋設位置には、かなりの精
度が要求される。というのは、泥漿の着肉速度及
び濾過材層3a,3bにおける水の拡散速度は、
成形面となる濾過材層3a,3bの内表面から排
水路5a,5bまでの距離に大きく影響されるた
め、排水路5a,5bの位置が正確でなければ、
所期の肉厚が得られず、泥漿鋳込み製品にとつて
致命的な欠陥となるからである。
業は、非常に多数の工程を必要とする煩雑なもの
であつた。また、その埋設位置には、かなりの精
度が要求される。というのは、泥漿の着肉速度及
び濾過材層3a,3bにおける水の拡散速度は、
成形面となる濾過材層3a,3bの内表面から排
水路5a,5bまでの距離に大きく影響されるた
め、排水路5a,5bの位置が正確でなければ、
所期の肉厚が得られず、泥漿鋳込み製品にとつて
致命的な欠陥となるからである。
要するに、前記従来の排泥鋳込み装置1にあつ
ては、濾過材層3a,3bの取替又は変更の作業
は工程数が多く煩雑であるのみならず、排水路5
a,5bの配置に高精度が要求されるので、これ
を500個の製品を製造するたびごとに行うのは極
めて生産性が悪く、コストが高いという欠点があ
つた。
ては、濾過材層3a,3bの取替又は変更の作業
は工程数が多く煩雑であるのみならず、排水路5
a,5bの配置に高精度が要求されるので、これ
を500個の製品を製造するたびごとに行うのは極
めて生産性が悪く、コストが高いという欠点があ
つた。
本発明は、上記欠点を除去すべく、本出願人が
先に出願した排泥鋳込み装置を改良したものであ
つて、その特徴とするところは、上下に分割可能
な耐圧容器と、該上下の耐圧容器それぞれの内面
に形成された上下の合成樹脂層と、該上下の合成
樹脂層それぞれの内面に形成された石膏等を素材
とする上下の濾過材層とよりなる三層構造を有
し、前記上下の合成樹脂層それぞれの内部に排水
管が適宜ピツチで埋設され、上記排水管それぞれ
は少なくとも一端が前記耐圧容器の外部と連通し
ていると共に前記濾過材層に面した部分に排水孔
が適宜間隔で穿設され、上記排水管の排水孔と前
記濾過材層との間に透水部材が介装されているこ
とである。
先に出願した排泥鋳込み装置を改良したものであ
つて、その特徴とするところは、上下に分割可能
な耐圧容器と、該上下の耐圧容器それぞれの内面
に形成された上下の合成樹脂層と、該上下の合成
樹脂層それぞれの内面に形成された石膏等を素材
とする上下の濾過材層とよりなる三層構造を有
し、前記上下の合成樹脂層それぞれの内部に排水
管が適宜ピツチで埋設され、上記排水管それぞれ
は少なくとも一端が前記耐圧容器の外部と連通し
ていると共に前記濾過材層に面した部分に排水孔
が適宜間隔で穿設され、上記排水管の排水孔と前
記濾過材層との間に透水部材が介装されているこ
とである。
上記構成に係る排泥鋳込み装置において、濾過
材層の内側に形成される成形空間に供給した泥漿
を加圧すると同時に、排水管を大気又は負圧源と
連絡すると、濾過材層の内表面に着肉した泥漿中
の水が、濾過材層から透水部材を通つて排水孔よ
り排水管中へ滲みでる。これにより、泥漿が濾過
材層へ急速に着肉すると共に、着肉部分から濾過
材層への水の拡散が促進される。依つて、成形速
度の増大がもたらされる。
材層の内側に形成される成形空間に供給した泥漿
を加圧すると同時に、排水管を大気又は負圧源と
連絡すると、濾過材層の内表面に着肉した泥漿中
の水が、濾過材層から透水部材を通つて排水孔よ
り排水管中へ滲みでる。これにより、泥漿が濾過
材層へ急速に着肉すると共に、着肉部分から濾過
材層への水の拡散が促進される。依つて、成形速
度の増大がもたらされる。
本発明に係る排泥鋳込み装置の濾過材層も、前
記従来のものと同じく反復使用することができ、
所定の成形回数に達するか或いは摩耗が生じた場
合には、これを取り替えなくてはならない。本発
明にあつては、濾過材層と排水管とは分離され、
該排水管は合成樹脂層に埋設されている。従つ
て、濾過材層のみを取り替えればよく、このとき
に排水管の埋設状態及び配置に変更を加える必要
が全くない。依つて、合成樹脂層に埋設された排
水管は、半永久的に使用することが可能である。
記従来のものと同じく反復使用することができ、
所定の成形回数に達するか或いは摩耗が生じた場
合には、これを取り替えなくてはならない。本発
明にあつては、濾過材層と排水管とは分離され、
該排水管は合成樹脂層に埋設されている。従つ
て、濾過材層のみを取り替えればよく、このとき
に排水管の埋設状態及び配置に変更を加える必要
が全くない。依つて、合成樹脂層に埋設された排
水管は、半永久的に使用することが可能である。
濾過材層の取替作業は、例えば、摩耗した濾過
材層を除去したのち、合成樹脂層の内面から所定
間隔だけ離して製品模型を設置し、上記合成樹脂
層と製品模型との間の空間へ、石膏等の濾過材を
流し込み、これを硬化させることにより行われ
る。このとき、排水管の各排水孔に装着した透水
部材は、流し込んだ石膏等の濾過材が排水管内に
流入して目詰まりが起こるのを防止する。そして
濾過材が硬化したのちは、上記透水部材は、濾過
材層から排水層へ水が移転するのを妨げることは
ない。
材層を除去したのち、合成樹脂層の内面から所定
間隔だけ離して製品模型を設置し、上記合成樹脂
層と製品模型との間の空間へ、石膏等の濾過材を
流し込み、これを硬化させることにより行われ
る。このとき、排水管の各排水孔に装着した透水
部材は、流し込んだ石膏等の濾過材が排水管内に
流入して目詰まりが起こるのを防止する。そして
濾過材が硬化したのちは、上記透水部材は、濾過
材層から排水層へ水が移転するのを妨げることは
ない。
以下、本発明の詳細を実施例を示す図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図は、本発明を、浴室アクセサリー品等の
小物品を同時に二個成形する泥漿鋳込み装置11
に応用した実施例を示す縦断面図、第2図は第1
図のA−A線における平面断面図である。第1図
に示す如く、上下に分割可能な耐圧容器12a,
12bそれぞれの内面には、合成樹脂層21a,
21bが形成され、上下の各合成樹脂層21a,
21bそれぞれの内面には、自己吸水力の低い石
膏等を素材とする濾過材層13a,13bが形成
されている。そして、上側の耐圧容器12a、合
成樹脂層21a及び濾過材層13aにより上型1
1aが構成され、下側の耐圧容器12b、合成樹
脂層21b及び濾過材層13bにより下型11b
が構成される。なお上記濾過材層13a,13b
には、石膏の他に、多孔性の合成樹脂や、合成樹
脂と無機化合物とを混合した多孔質材料等も使用
可能である。
小物品を同時に二個成形する泥漿鋳込み装置11
に応用した実施例を示す縦断面図、第2図は第1
図のA−A線における平面断面図である。第1図
に示す如く、上下に分割可能な耐圧容器12a,
12bそれぞれの内面には、合成樹脂層21a,
21bが形成され、上下の各合成樹脂層21a,
21bそれぞれの内面には、自己吸水力の低い石
膏等を素材とする濾過材層13a,13bが形成
されている。そして、上側の耐圧容器12a、合
成樹脂層21a及び濾過材層13aにより上型1
1aが構成され、下側の耐圧容器12b、合成樹
脂層21b及び濾過材層13bにより下型11b
が構成される。なお上記濾過材層13a,13b
には、石膏の他に、多孔性の合成樹脂や、合成樹
脂と無機化合物とを混合した多孔質材料等も使用
可能である。
前記上下の合成樹脂層のうち、上側の合成樹脂
層21aの内部には、例えば第3図に示す如く、
適宜ピツチに配置した排水管15a,15bが埋
設される。また下側の合成樹脂層21bの内部に
は、第4図に示すように配置した排水管15cが
埋設される。そして上記各排水管15a,15
b,15cそれぞれの少なくとも一端は、外部配
管18a,18b,18cを介して、耐圧容器1
2a,12bの外部と連通している。
層21aの内部には、例えば第3図に示す如く、
適宜ピツチに配置した排水管15a,15bが埋
設される。また下側の合成樹脂層21bの内部に
は、第4図に示すように配置した排水管15cが
埋設される。そして上記各排水管15a,15
b,15cそれぞれの少なくとも一端は、外部配
管18a,18b,18cを介して、耐圧容器1
2a,12bの外部と連通している。
第5図に示したように、排水管15a,15
b,15cにおける濾過材層13a,13bと面
する部分には、排水孔22が適宜間隔で多数穿設
されている。この排水孔22と濾過材層13a
(又は13b)との間には、透水部材20が介装
される。該透水部材20は、水や空気は通すが未
硬化の石膏等は通過させないような透水性を有す
る部材からなり、例えばスポンジ等が使用され
る。
b,15cにおける濾過材層13a,13bと面
する部分には、排水孔22が適宜間隔で多数穿設
されている。この排水孔22と濾過材層13a
(又は13b)との間には、透水部材20が介装
される。該透水部材20は、水や空気は通すが未
硬化の石膏等は通過させないような透水性を有す
る部材からなり、例えばスポンジ等が使用され
る。
前記下側の合成樹脂層13bの下面側には、泥
漿の供給管16a,16b及び未着泥漿を排出す
る排泥管17a,17bが取りつけられ、各管の
先端は、それぞれ成形空間14a,14bに臨ん
でいる。
漿の供給管16a,16b及び未着泥漿を排出す
る排泥管17a,17bが取りつけられ、各管の
先端は、それぞれ成形空間14a,14bに臨ん
でいる。
次に、上述の如く構成された泥漿鋳込み装置1
1による鋳込み成形方法を説明する。
1による鋳込み成形方法を説明する。
まず、上型11a及び下型11bを接合して上
下の濾過材層13a,13bの内側に形成した成
形空間14a,14bそれぞれへ、成分比及び含
水率を所定の値に調整した泥漿を、各供給管16
a,16bから供給する。上記成形空間14a,
14b内の空気は、多孔性の濾過材層13a,1
3b及び透水部材20を透過して排水管15a,
15b,15cの内部へ流入し、大気中へ排出さ
れる。成形空間14a,14bが泥漿で充満した
ならば、供給管16a,16bを閉止する一方
で、排泥管17a,17bに圧縮空気を送給して
成形空間14a,14b内の泥漿を加圧すると同
時に、外部配管18a,18b,18cを介し
て、排水管15a,15b,15cを大気又は負
圧源と連絡させる。すると、泥漿中の水分が、濾
過材層13a,13bから透水部材20へ急速に
滲み出し、排水孔22から排水管15a,15
b,15cへ流入する。これにより、泥漿が濾過
材層13a,13bの内表面へ急速に着肉を開始
すると共に、着肉した泥漿中の水分が、濾過材層
13a,13bに拡散するのが促進されるため、
着肉部は短時間のうちに所要の硬度を備えるよう
になる。着肉部が所定の厚み及び硬度に達したな
らば、供給管16a,16bを大気圧に連通し、
排泥管17a,17bを開いて余剰の未着泥漿を
排出する。
下の濾過材層13a,13bの内側に形成した成
形空間14a,14bそれぞれへ、成分比及び含
水率を所定の値に調整した泥漿を、各供給管16
a,16bから供給する。上記成形空間14a,
14b内の空気は、多孔性の濾過材層13a,1
3b及び透水部材20を透過して排水管15a,
15b,15cの内部へ流入し、大気中へ排出さ
れる。成形空間14a,14bが泥漿で充満した
ならば、供給管16a,16bを閉止する一方
で、排泥管17a,17bに圧縮空気を送給して
成形空間14a,14b内の泥漿を加圧すると同
時に、外部配管18a,18b,18cを介し
て、排水管15a,15b,15cを大気又は負
圧源と連絡させる。すると、泥漿中の水分が、濾
過材層13a,13bから透水部材20へ急速に
滲み出し、排水孔22から排水管15a,15
b,15cへ流入する。これにより、泥漿が濾過
材層13a,13bの内表面へ急速に着肉を開始
すると共に、着肉した泥漿中の水分が、濾過材層
13a,13bに拡散するのが促進されるため、
着肉部は短時間のうちに所要の硬度を備えるよう
になる。着肉部が所定の厚み及び硬度に達したな
らば、供給管16a,16bを大気圧に連通し、
排泥管17a,17bを開いて余剰の未着泥漿を
排出する。
しかるのち、全管路を閉止して脱型を行う。始
めに、上型11aを下型11bを取り外す。この
状態にあつては、濾過材層13a,13bに着肉
した泥漿の成形素地19が上型11aの濾過材層
13aに付着したままで保持される。次いで、成
形素地19の下方にパレツト等の成形品移載装置
(図示省略)を配置したのち、外部配管18a,
18bに圧縮空気を送給する。これにより、濾過
材層13a中に残留している水分が該濾過材層1
3aの内表面ににじみ出て、成形素地19との境
界面に水膜を形成する。このため、成形素地19
が上型11aから離脱するのが容易となる。成形
素地19は、上型11aから下方に待機する移載
装置へ移され、次工程へ搬送される。
めに、上型11aを下型11bを取り外す。この
状態にあつては、濾過材層13a,13bに着肉
した泥漿の成形素地19が上型11aの濾過材層
13aに付着したままで保持される。次いで、成
形素地19の下方にパレツト等の成形品移載装置
(図示省略)を配置したのち、外部配管18a,
18bに圧縮空気を送給する。これにより、濾過
材層13a中に残留している水分が該濾過材層1
3aの内表面ににじみ出て、成形素地19との境
界面に水膜を形成する。このため、成形素地19
が上型11aから離脱するのが容易となる。成形
素地19は、上型11aから下方に待機する移載
装置へ移され、次工程へ搬送される。
以上のようにして、排泥鋳込み成形の1サイク
ルが完了したのちは、上型11aと下型11bと
を再び接合して上述の各工程を繰り返す。これに
より、鋳込み成形品が連続的に製造される。
ルが完了したのちは、上型11aと下型11bと
を再び接合して上述の各工程を繰り返す。これに
より、鋳込み成形品が連続的に製造される。
上記排泥鋳込み装置11を用いて、例えば500
個の成形品を製造し、濾過材層13a,13bに
摩耗が生じた場合には、該濾過材層13a,13
bの取替を行う。本発明に係る排泥鋳込み装置1
1においては、排水管15a,15b,15cは
合成樹脂層21a,21bの内部に埋設されてい
るので変更を加える必要がなく、依つて、これを
半永久的に使用することが可能である。なお、濾
過材層13a,13bを新たに形成する際に、石
膏等を合成樹脂層21a,21bの表面に流し込
むが、このとき透水部材20は、石膏が排水孔2
2から排水管15a,15b,15cの内部へ流
入するのを防止する働きを有する。
個の成形品を製造し、濾過材層13a,13bに
摩耗が生じた場合には、該濾過材層13a,13
bの取替を行う。本発明に係る排泥鋳込み装置1
1においては、排水管15a,15b,15cは
合成樹脂層21a,21bの内部に埋設されてい
るので変更を加える必要がなく、依つて、これを
半永久的に使用することが可能である。なお、濾
過材層13a,13bを新たに形成する際に、石
膏等を合成樹脂層21a,21bの表面に流し込
むが、このとき透水部材20は、石膏が排水孔2
2から排水管15a,15b,15cの内部へ流
入するのを防止する働きを有する。
本発明の実施例は前記に限定されるものではな
い。例えば、成形空間の個数は1個であつてもよ
い。また、大型の衛生陶器製品を成形する場合に
は、第6図に示した従来装置1と同様に、オーバ
ーフロー管を設けて、該オーバーフロー管から成
形空間内の泥漿を加圧するようにすることも可能
である。このように本発明は、実施の態様に応じ
て、適宜変更することを妨げない。
い。例えば、成形空間の個数は1個であつてもよ
い。また、大型の衛生陶器製品を成形する場合に
は、第6図に示した従来装置1と同様に、オーバ
ーフロー管を設けて、該オーバーフロー管から成
形空間内の泥漿を加圧するようにすることも可能
である。このように本発明は、実施の態様に応じ
て、適宜変更することを妨げない。
本発明に係る排泥鋳込み装置によれば、合成樹
脂層に埋設した排水管の配置及び埋設状態に全く
変更を加えずに、摩耗した濾過材層だけを取り替
えることができる。また、排水管の埋設は、鋳込
み装置の製造時だけに行えばよい。従つて、工程
数が多く煩雑で、しかも高精度を要するため非常
に困難であつた排水管の埋設作業が省略されるか
ら、濾過材層の取替作業が極めて簡単且つ短時間
になる。その結果、生産性の著しい向上とコスト
の大幅な低下とがもたらされる。さらに型の段取
り替えは、濾過材層を変更するだけで対応できる
から、需要者の要請に応じた設計変更も容易であ
る。
脂層に埋設した排水管の配置及び埋設状態に全く
変更を加えずに、摩耗した濾過材層だけを取り替
えることができる。また、排水管の埋設は、鋳込
み装置の製造時だけに行えばよい。従つて、工程
数が多く煩雑で、しかも高精度を要するため非常
に困難であつた排水管の埋設作業が省略されるか
ら、濾過材層の取替作業が極めて簡単且つ短時間
になる。その結果、生産性の著しい向上とコスト
の大幅な低下とがもたらされる。さらに型の段取
り替えは、濾過材層を変更するだけで対応できる
から、需要者の要請に応じた設計変更も容易であ
る。
このように本発明は、優れた実用的効果を発揮
するものである。
するものである。
第1図乃至第5図は、本発明に係るものであつ
て、第1図は本発明に係る排泥鋳込み装置の一実
施例を示す縦断面図、第2図は第1図のA−A線
における平面断面図、第3図は上型の濾過材層に
埋設される排水管を示す斜視図、第4図は下型の
濾過材層に埋設される排水管を示す斜視図、第5
図は排水管の排水孔と透水部材との関係を示す斜
視図である。第6図及び第7図は、従来技術に係
るものであつて、第6図は本出願人の先願に係る
特願昭57−91046号に記載した従来の排泥鋳込み
装置を示す縦断面図、第7図は従来の排水管の埋
設要領を説明するための排水管及び金網の斜視図
である。 11……排泥鋳込み装置、11a……上型、1
1b……下型、12a……上側の耐圧容器、12
b……下側の耐圧容器、13a……上側の濾過材
層、13b……下側の濾過材層、14a,14b
……成形空間、15a,15b,15c……排水
管、16a,16b……供給管、17a,17b
……排泥管、18a,18b,18c……外部配
管、19……成形素地、20……透水部材、21
a……上側の合成樹脂層、21b……下側の合成
樹脂層。
て、第1図は本発明に係る排泥鋳込み装置の一実
施例を示す縦断面図、第2図は第1図のA−A線
における平面断面図、第3図は上型の濾過材層に
埋設される排水管を示す斜視図、第4図は下型の
濾過材層に埋設される排水管を示す斜視図、第5
図は排水管の排水孔と透水部材との関係を示す斜
視図である。第6図及び第7図は、従来技術に係
るものであつて、第6図は本出願人の先願に係る
特願昭57−91046号に記載した従来の排泥鋳込み
装置を示す縦断面図、第7図は従来の排水管の埋
設要領を説明するための排水管及び金網の斜視図
である。 11……排泥鋳込み装置、11a……上型、1
1b……下型、12a……上側の耐圧容器、12
b……下側の耐圧容器、13a……上側の濾過材
層、13b……下側の濾過材層、14a,14b
……成形空間、15a,15b,15c……排水
管、16a,16b……供給管、17a,17b
……排泥管、18a,18b,18c……外部配
管、19……成形素地、20……透水部材、21
a……上側の合成樹脂層、21b……下側の合成
樹脂層。
Claims (1)
- 1 上下に分割可能な耐圧容器と、該上下の耐圧
容器それぞれの内面に形成された上下の合成樹脂
層と、該上下の合成樹脂層それぞれの内面に形成
された石膏等を素材とする上下の濾過材層とより
なる三層構造を有し、前記上下の合成樹脂層それ
ぞれの内部に排水管が適宜ピツチで埋設され、上
記排水管それぞれは少なくとも一端が前記耐圧容
器の外部と連通していると共に前記濾過材層に面
した部分に排水孔が適宜間隔で穿設され、上記排
水管の排水孔と前記濾過材層との間に透水部材が
介装されていることを特徴とする排泥鋳込み装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15853085A JPS6218210A (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 | 排泥鋳込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15853085A JPS6218210A (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 | 排泥鋳込み装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6218210A JPS6218210A (ja) | 1987-01-27 |
| JPH0214166B2 true JPH0214166B2 (ja) | 1990-04-06 |
Family
ID=15673742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15853085A Granted JPS6218210A (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 | 排泥鋳込み装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6218210A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63288704A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-25 | Tokai Rubber Ind Ltd | スラリー鋳込み装置 |
| JPS63288706A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-25 | Tokai Rubber Ind Ltd | 繊維強化コンクリ−ト製品の製法 |
| JPH0343202A (ja) * | 1989-07-11 | 1991-02-25 | Inax Corp | 泥漿鋳込み用成形型 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL114601B1 (en) * | 1978-03-14 | 1981-02-28 | Inst Szkla I Ceramiki | Mould for manufacturing ceramic articles |
| JPS5625404A (en) * | 1979-08-08 | 1981-03-11 | Nippon Kouatsu Electric Co | Method of molding pottern |
| JPS608010A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-16 | 高木 金一 | 泥しようの高圧圧入を施す陶磁器成形用石膏型 |
-
1985
- 1985-07-18 JP JP15853085A patent/JPS6218210A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6218210A (ja) | 1987-01-27 |
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