JPH0214070Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0214070Y2 JPH0214070Y2 JP19192583U JP19192583U JPH0214070Y2 JP H0214070 Y2 JPH0214070 Y2 JP H0214070Y2 JP 19192583 U JP19192583 U JP 19192583U JP 19192583 U JP19192583 U JP 19192583U JP H0214070 Y2 JPH0214070 Y2 JP H0214070Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- type magnetic
- transformer
- polarized relay
- magnetic reversal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 30
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 26
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 7
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 4
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 3
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 2
- YJRODKCOICMRBO-BQYQJAHWSA-N (e)-4-(2,2,6-trimethylcyclohexyl)but-3-en-2-one Chemical compound CC1CCCC(C)(C)C1\C=C\C(C)=O YJRODKCOICMRBO-BQYQJAHWSA-N 0.000 description 1
- 229910000990 Ni alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000005347 demagnetization Effects 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229910000889 permalloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000001846 repelling effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Alarm Systems (AREA)
- Displays For Variable Information Using Movable Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、故障表示装置に関し、特に、磁気反
転表示器を使用した故障表示装置に関するもので
ある。
転表示器を使用した故障表示装置に関するもので
ある。
一般に電気設備等においては各種機器の故障を
表示し且つ警報を発生する故障表示装置を設けて
いる。この種の故障表示装置としては、落下式故
障表示器があり、これは、例えば、特公昭49−
15120号公報や特開昭53−129834号公報に開示さ
れているように、故障検出信号により落下式故障
表示器のコイルを励磁し、表示板の落下阻止機構
を解除して表示板を落下させ、故障表示を行うと
共に、この落下動作に伴う接点の閉成により警報
用ベルを鳴らすようなものである。このような故
障表示装置においては、最近では、電気設備にお
けるある部分に故障が生じた場合にはその故障を
表示しその故障がなくなるまでその表示状態を継
続する一方、警報接点を閉じて警報用ベルを一度
鳴らして監視人がそれに気づいた後は監視人によ
つて自由にその警報用ベルの作動を停止できるよ
うなものとすることが望まれてきている。従来、
このような要望に答えるために、種々な故障表示
装置の構成が提案されてきているが、それらは、
どれも多くの機構部と継電器等を使用するもので
あつて、機構が複雑となり部品点数も多く安価な
ものではなかつた。
表示し且つ警報を発生する故障表示装置を設けて
いる。この種の故障表示装置としては、落下式故
障表示器があり、これは、例えば、特公昭49−
15120号公報や特開昭53−129834号公報に開示さ
れているように、故障検出信号により落下式故障
表示器のコイルを励磁し、表示板の落下阻止機構
を解除して表示板を落下させ、故障表示を行うと
共に、この落下動作に伴う接点の閉成により警報
用ベルを鳴らすようなものである。このような故
障表示装置においては、最近では、電気設備にお
けるある部分に故障が生じた場合にはその故障を
表示しその故障がなくなるまでその表示状態を継
続する一方、警報接点を閉じて警報用ベルを一度
鳴らして監視人がそれに気づいた後は監視人によ
つて自由にその警報用ベルの作動を停止できるよ
うなものとすることが望まれてきている。従来、
このような要望に答えるために、種々な故障表示
装置の構成が提案されてきているが、それらは、
どれも多くの機構部と継電器等を使用するもので
あつて、機構が複雑となり部品点数も多く安価な
ものではなかつた。
本考案の目的は、前述したような従来技術の問
題点にかんがみ、故障表示を継続できると共に警
報を任意に容易に停止できるような安価な故障表
示装置を提供することである。
題点にかんがみ、故障表示を継続できると共に警
報を任意に容易に停止できるような安価な故障表
示装置を提供することである。
本考案による故障表示装置は、自動復帰式磁気
反転表示器と、手動復帰式磁気反転表示器と、ラ
ツチ式有極リレーと、パルス発生用直流トランス
と、前記手動復帰式磁気反転表示器及びラツチ式
有極リレーを復帰させるための永久磁石とを備え
ており、前記パルス発生用直流トランスの1次巻
線端は、故障検出によつて閉じられる電源回路端
に接続されるようになつており、前記パルス発生
用直流トランスの2次巻線端には、一方向性通電
素子が接続されており、更に、前記パルス発生直
流トランスの2次巻線端には、前記手動復帰式磁
気反転表示器の駆動コイル及び前記ラツチ式有極
リレーの駆動コイルが前記一方向性通素子と並列
に接続されており、前記パルス発生用直流トラン
スの鉄心は、前記自動復帰式磁気反転表示器の反
転駆動用コアに近接して配置され前記鉄心が磁化
されるときその反転駆動用コアを磁化するように
なつており、前記永久磁石は、手動にて、前記手
動復帰式磁気反転表示器及び前記ラツチ式有極リ
レーに対して近づくように可動とされていて、前
記手動復帰式磁気反転表示器の表示状態及びラツ
チ式有極リレーの接点状態を復帰させうるものと
されており、前記自動復帰式磁気反転表示器にて
故障の継続を表示し、前記ラツチ式有極リレーの
接点を警報接点として使用し、該警報接点の開閉
状態を前記手動復帰式磁気反転表示器にて表示さ
せるようにしたことを特徴とする。
反転表示器と、手動復帰式磁気反転表示器と、ラ
ツチ式有極リレーと、パルス発生用直流トランス
と、前記手動復帰式磁気反転表示器及びラツチ式
有極リレーを復帰させるための永久磁石とを備え
ており、前記パルス発生用直流トランスの1次巻
線端は、故障検出によつて閉じられる電源回路端
に接続されるようになつており、前記パルス発生
用直流トランスの2次巻線端には、一方向性通電
素子が接続されており、更に、前記パルス発生直
流トランスの2次巻線端には、前記手動復帰式磁
気反転表示器の駆動コイル及び前記ラツチ式有極
リレーの駆動コイルが前記一方向性通素子と並列
に接続されており、前記パルス発生用直流トラン
スの鉄心は、前記自動復帰式磁気反転表示器の反
転駆動用コアに近接して配置され前記鉄心が磁化
されるときその反転駆動用コアを磁化するように
なつており、前記永久磁石は、手動にて、前記手
動復帰式磁気反転表示器及び前記ラツチ式有極リ
レーに対して近づくように可動とされていて、前
記手動復帰式磁気反転表示器の表示状態及びラツ
チ式有極リレーの接点状態を復帰させうるものと
されており、前記自動復帰式磁気反転表示器にて
故障の継続を表示し、前記ラツチ式有極リレーの
接点を警報接点として使用し、該警報接点の開閉
状態を前記手動復帰式磁気反転表示器にて表示さ
せるようにしたことを特徴とする。
次に、添付図面に基づいて本考案の実施例につ
いて本考案をより詳細に説明する。
いて本考案をより詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例としての故障表示
装置の正面図であり、第2図は第1図の故障表示
装置の縦断面図であり、内部の構成部分の一部を
模式的に示している図である。第3図は、第1図
の故障表示装置の水平断面図である。
装置の正面図であり、第2図は第1図の故障表示
装置の縦断面図であり、内部の構成部分の一部を
模式的に示している図である。第3図は、第1図
の故障表示装置の水平断面図である。
第1図から第3図に示されるように、この実施
例の故障表示装置は、主として、プラスチツク等
の絶縁ハウジング10内に、自動復帰式磁気反転
表示器20と、手動復帰式磁気反転表示器30
と、ラツチ式有極リレー40と、パルス発生用直
流トランス50と、手動復帰式磁気反転表示器3
0及びラツチ式有極リレー40を復帰させるため
の永久磁石60と、一方向性通電素子としてのダ
イオード70とを備えている。
例の故障表示装置は、主として、プラスチツク等
の絶縁ハウジング10内に、自動復帰式磁気反転
表示器20と、手動復帰式磁気反転表示器30
と、ラツチ式有極リレー40と、パルス発生用直
流トランス50と、手動復帰式磁気反転表示器3
0及びラツチ式有極リレー40を復帰させるため
の永久磁石60と、一方向性通電素子としてのダ
イオード70とを備えている。
これら各構成部分の相互の電気的接続は、この
実施例では、プリント回路基板80を用いてなさ
れており、その電気回路は、第4図に略示するよ
うになつている。この電気回路の接続について詳
述する前に、前述の各構成部分の構造例について
簡単に説明しておく。
実施例では、プリント回路基板80を用いてなさ
れており、その電気回路は、第4図に略示するよ
うになつている。この電気回路の接続について詳
述する前に、前述の各構成部分の構造例について
簡単に説明しておく。
先ず、自動復帰式磁気反転表示器20は、例え
ば、本出願人による昭和58年6月1日付出願の
「通電形磁気反転表示器」と題する昭和58年実用
新案登録願第83081号明細書に開示されているよ
うなものでよい。その自動復帰式磁気反転表示器
の構成例の概略を第5図及び第6図に示してい
る。第5図及び第6図に示されるように、この自
動復帰式磁気反転表示器は、プラスチツク材料等
で形成されたハウジング(図示していない)の上
部に反転可能なように支持された表示デイスク2
1を備えており、更に、ハウジングに支持された
棒状の反転駆動用コア22を備えている。この反
転駆動用コア22の中間部には、駆動コイル23
が巻かれており、更に、下端には自動復帰用の永
久磁石片24が関連付けられている。
ば、本出願人による昭和58年6月1日付出願の
「通電形磁気反転表示器」と題する昭和58年実用
新案登録願第83081号明細書に開示されているよ
うなものでよい。その自動復帰式磁気反転表示器
の構成例の概略を第5図及び第6図に示してい
る。第5図及び第6図に示されるように、この自
動復帰式磁気反転表示器は、プラスチツク材料等
で形成されたハウジング(図示していない)の上
部に反転可能なように支持された表示デイスク2
1を備えており、更に、ハウジングに支持された
棒状の反転駆動用コア22を備えている。この反
転駆動用コア22の中間部には、駆動コイル23
が巻かれており、更に、下端には自動復帰用の永
久磁石片24が関連付けられている。
表示デイスク21は、反転軸と直交する方向に
おいて対向した周辺部にN極及びS極を有するよ
うに磁化されており、ブラツク面21Aとカラー
面21Bを有している。棒状コア22は、透磁率
の良い磁性材料、例えば、軟鉄、針金、鉄、ニツ
ケル合金(商品名:パーマロイ)等の材料で形成
されるとよい。すなわち、この棒状コア22は、
永久磁石片24による又は駆動コイル23による
後述するような上端部の磁化を容易なものとする
ため、透磁率μが大きい磁性材料で形成する。棒
状コア22の上端部は、駆動コイル23の消勢時
には永久磁石片24の磁化力によつて、例えば、
N極になるようにされている。そして、駆動コイ
ル23は、付勢時には、棒状コア22の上端部が
永久磁石片24による磁化を打ち消して反対の極
性、例えば、S極に磁化されるようなものとされ
ている。
おいて対向した周辺部にN極及びS極を有するよ
うに磁化されており、ブラツク面21Aとカラー
面21Bを有している。棒状コア22は、透磁率
の良い磁性材料、例えば、軟鉄、針金、鉄、ニツ
ケル合金(商品名:パーマロイ)等の材料で形成
されるとよい。すなわち、この棒状コア22は、
永久磁石片24による又は駆動コイル23による
後述するような上端部の磁化を容易なものとする
ため、透磁率μが大きい磁性材料で形成する。棒
状コア22の上端部は、駆動コイル23の消勢時
には永久磁石片24の磁化力によつて、例えば、
N極になるようにされている。そして、駆動コイ
ル23は、付勢時には、棒状コア22の上端部が
永久磁石片24による磁化を打ち消して反対の極
性、例えば、S極に磁化されるようなものとされ
ている。
棒状コア22の下端部に関連付けられる永久磁
石片24は、残留磁束密度Br、保磁力Hcが大き
く減磁比率の小さい材料であれば任意のものでよ
く、好ましい材料としては、ゴム磁石、プラスチ
ツク磁石等加工し易いものがよい。
石片24は、残留磁束密度Br、保磁力Hcが大き
く減磁比率の小さい材料であれば任意のものでよ
く、好ましい材料としては、ゴム磁石、プラスチ
ツク磁石等加工し易いものがよい。
この自動復帰式磁気反転表示器は、次のように
動作する。第5図は、駆動コイル23に電流を流
さない消勢状態における表示デイスク21の裏
面、すなわちブラツク面21Aの表示状態を略示
している。この状態では、棒状コア22の上端部
は、永久磁石片24の磁束φ′の作用によりN極に
磁化されていて、表示デイスク21のS極を吸引
している。次に、駆動コイル23へ、永久磁石片
24による磁束φ′を打ち消し反対方向の磁束φを
生ずるような電流Iを流すと、棒状コア22の上
端部が前とは逆にS極とされ、表示デイスク21
のS極を磁気的に反発させて表示デイスク21を
反転させる。従つて、表示デイスク21は、その
表面、すなわちカラー面21Bを表示することに
なる。この状態を、第6図に略示している。第6
図に示すように、駆動コイル23に磁束φを生ず
るような電流Iを流している限り、棒状コア22
の上端部のS極が表示デイスクのN極を吸引し、
カラー面21Bの表示状態が保持される。このカ
ラー面21Bの表示状態にて、駆動コイル23へ
の電流Iを遮断して消勢状態とすると、駆動コイ
ル23による磁束φがなくなり、棒状コア22の
上端部は、再び永久磁石片24の磁束φ′の作用に
よりN極とされ、表示デイスク21のN極を磁気
的に反発させて表示デイスク21を反転させる。
従つて、表示デイスク21は、第5図に示すよう
なブラツク面21Aの表示状態へと自動的に戻さ
れることになる。
動作する。第5図は、駆動コイル23に電流を流
さない消勢状態における表示デイスク21の裏
面、すなわちブラツク面21Aの表示状態を略示
している。この状態では、棒状コア22の上端部
は、永久磁石片24の磁束φ′の作用によりN極に
磁化されていて、表示デイスク21のS極を吸引
している。次に、駆動コイル23へ、永久磁石片
24による磁束φ′を打ち消し反対方向の磁束φを
生ずるような電流Iを流すと、棒状コア22の上
端部が前とは逆にS極とされ、表示デイスク21
のS極を磁気的に反発させて表示デイスク21を
反転させる。従つて、表示デイスク21は、その
表面、すなわちカラー面21Bを表示することに
なる。この状態を、第6図に略示している。第6
図に示すように、駆動コイル23に磁束φを生ず
るような電流Iを流している限り、棒状コア22
の上端部のS極が表示デイスクのN極を吸引し、
カラー面21Bの表示状態が保持される。このカ
ラー面21Bの表示状態にて、駆動コイル23へ
の電流Iを遮断して消勢状態とすると、駆動コイ
ル23による磁束φがなくなり、棒状コア22の
上端部は、再び永久磁石片24の磁束φ′の作用に
よりN極とされ、表示デイスク21のN極を磁気
的に反発させて表示デイスク21を反転させる。
従つて、表示デイスク21は、第5図に示すよう
なブラツク面21Aの表示状態へと自動的に戻さ
れることになる。
第1図から第4図に示した本考案の一実施例と
しての故障表示装置における自動復帰式磁気反転
表示器20は、第5図及び第6図に関して前述し
た表示器と同様の原理にて動作するものである
が、その構成において若干の変更がなされてい
る。すなわち、第2図によく示されるように、表
示デイスク21及び棒状の反転駆動用コア22を
有し、且つ永久磁石片24を備えている点におい
ては全く同様であるが、永久磁石片24は、棒状
コア22の下端に関連付けられているのでなく、
棒状コア22の中間部に関連付けられている。ま
た、第2図における自動復帰式磁気反転表示器2
0では、棒状コア22には第5図及び第6図にお
いて説明した駆動コイル23に相当するような特
別な駆動コイルは設けられていない。この実施例
では、その駆動コイルの役割は、後述するよう
に、パルス発生用直流トランス50の1次巻線5
2によつて果たされている。すなわち、パルス発
生用直流トランス50の鉄心51は、棒状コア2
2の端部に近接して配置されているので、そのパ
ルス発生用直流トランス50の1次巻線52の付
勢によつてその鉄心51が磁化されると、その磁
化の影響を受けて棒状コア22も磁化されること
になる。従つて、パルス発生用直流トランス50
の1次巻線52の付勢により、自動復帰式磁気反
転表示器20の表示デイスク21を、永久磁石片
24の磁化力に打ち勝つて反転駆動させることが
できる。
しての故障表示装置における自動復帰式磁気反転
表示器20は、第5図及び第6図に関して前述し
た表示器と同様の原理にて動作するものである
が、その構成において若干の変更がなされてい
る。すなわち、第2図によく示されるように、表
示デイスク21及び棒状の反転駆動用コア22を
有し、且つ永久磁石片24を備えている点におい
ては全く同様であるが、永久磁石片24は、棒状
コア22の下端に関連付けられているのでなく、
棒状コア22の中間部に関連付けられている。ま
た、第2図における自動復帰式磁気反転表示器2
0では、棒状コア22には第5図及び第6図にお
いて説明した駆動コイル23に相当するような特
別な駆動コイルは設けられていない。この実施例
では、その駆動コイルの役割は、後述するよう
に、パルス発生用直流トランス50の1次巻線5
2によつて果たされている。すなわち、パルス発
生用直流トランス50の鉄心51は、棒状コア2
2の端部に近接して配置されているので、そのパ
ルス発生用直流トランス50の1次巻線52の付
勢によつてその鉄心51が磁化されると、その磁
化の影響を受けて棒状コア22も磁化されること
になる。従つて、パルス発生用直流トランス50
の1次巻線52の付勢により、自動復帰式磁気反
転表示器20の表示デイスク21を、永久磁石片
24の磁化力に打ち勝つて反転駆動させることが
できる。
次に、手動復帰式磁気反転表示器30は、例え
ば、本出願人による昭和57年7月24日付出願の
「磁気反転表示器」と題する昭和57年実用新案登
録願第112466号明細書に開示されているようなも
のでよい。その磁気反転表示器の構成例の概略を
第7図に断面図にて示している。この磁気反転表
示器は、ハウジング31の上部に反転可能なよう
に支持された表示デイスク32を備えており、更
に、ハウジング31に支持された棒状鉄心33を
備えている。この棒状鉄心33の中間部を取り巻
くようにして駆動コイル34が施されている。更
に、ハウジング31の下端部には、接続用端子3
5が取り付けられており、これら接続用端子35
には、駆動コイル34からのセツト用リード及び
リセツト用リードがそれぞれ接続されている。
ば、本出願人による昭和57年7月24日付出願の
「磁気反転表示器」と題する昭和57年実用新案登
録願第112466号明細書に開示されているようなも
のでよい。その磁気反転表示器の構成例の概略を
第7図に断面図にて示している。この磁気反転表
示器は、ハウジング31の上部に反転可能なよう
に支持された表示デイスク32を備えており、更
に、ハウジング31に支持された棒状鉄心33を
備えている。この棒状鉄心33の中間部を取り巻
くようにして駆動コイル34が施されている。更
に、ハウジング31の下端部には、接続用端子3
5が取り付けられており、これら接続用端子35
には、駆動コイル34からのセツト用リード及び
リセツト用リードがそれぞれ接続されている。
表示デイスク32は、反転軸と直交する方向に
おいて対向した周辺部にN極及びS極を有するよ
うに磁化されており、ブラツク面32Aとカラー
面32Bを有している。棒状鉄心33は、残留磁
気の多い材料で形成されている。
おいて対向した周辺部にN極及びS極を有するよ
うに磁化されており、ブラツク面32Aとカラー
面32Bを有している。棒状鉄心33は、残留磁
気の多い材料で形成されている。
この磁気反転表示器は、次のように動作する。
第7図は、表示デイスク32のブラツク面32A
を表示させたリセツト状態にあるところを示して
おり、この状態では、棒状鉄心33の上端の残留
磁気によるS極によつて表示デイスク32のN極
が吸引されている。このリセツト状態にて、接続
用端子35を介して駆動コイル34へセツト用パ
ルス電流を加えるとき、棒状鉄心33の上端部の
極性が反転され、相互の磁気反発力によつて表示
デイスク32は、反転され、カラー面32Bを表
示させた状態にされ、残留磁気による棒状鉄心3
3の上端部のN極によつて表示デイスク32のS
極が吸引され、このセツト状態に保たれる。この
セツト状態から、リセツト状態に戻すには、駆動
コイル34へ、セツト用パルス電流とは反対の方
向のリセツト用パルス電流を加えればよいのであ
るが、本考案の故障表示装置における手動復帰式
磁気反転表示器として使用する場合の如く、後述
するように、永久磁石を用いてもセツト状態から
リセツト状態へ復帰させることもできる。すなわ
ち、棒状鉄心33の上端の残留磁気によるN極を
打ち消してS極を作り出すに充分な強さの永久磁
石を、この棒状鉄心33の下端近くに接近させる
ことによつて、セツト状態からリセツト状態へ手
動的に復帰させることができる。
第7図は、表示デイスク32のブラツク面32A
を表示させたリセツト状態にあるところを示して
おり、この状態では、棒状鉄心33の上端の残留
磁気によるS極によつて表示デイスク32のN極
が吸引されている。このリセツト状態にて、接続
用端子35を介して駆動コイル34へセツト用パ
ルス電流を加えるとき、棒状鉄心33の上端部の
極性が反転され、相互の磁気反発力によつて表示
デイスク32は、反転され、カラー面32Bを表
示させた状態にされ、残留磁気による棒状鉄心3
3の上端部のN極によつて表示デイスク32のS
極が吸引され、このセツト状態に保たれる。この
セツト状態から、リセツト状態に戻すには、駆動
コイル34へ、セツト用パルス電流とは反対の方
向のリセツト用パルス電流を加えればよいのであ
るが、本考案の故障表示装置における手動復帰式
磁気反転表示器として使用する場合の如く、後述
するように、永久磁石を用いてもセツト状態から
リセツト状態へ復帰させることもできる。すなわ
ち、棒状鉄心33の上端の残留磁気によるN極を
打ち消してS極を作り出すに充分な強さの永久磁
石を、この棒状鉄心33の下端近くに接近させる
ことによつて、セツト状態からリセツト状態へ手
動的に復帰させることができる。
次に、ラツチ式有極リレー40は、通常の型の
ものでよく、その構成例の概略を第8図及び第9
図について説明する。このラツチ式有極リレー
は、永久磁石41と、この永久磁石41のN極及
びS極側に設けられたヨーク42及び43と、こ
れらヨーク42及び43の間で移動しうる可動鉄
心44と、この可動鉄心44に施された駆動コイ
ル45と、可動鉄心44の一端に設けられ可動鉄
心44と共に移動しうるリレー可動接点46と、
このリレー可動接点46によつて開閉されるリレ
ー固定接点47とを主として備えている。
ものでよく、その構成例の概略を第8図及び第9
図について説明する。このラツチ式有極リレー
は、永久磁石41と、この永久磁石41のN極及
びS極側に設けられたヨーク42及び43と、こ
れらヨーク42及び43の間で移動しうる可動鉄
心44と、この可動鉄心44に施された駆動コイ
ル45と、可動鉄心44の一端に設けられ可動鉄
心44と共に移動しうるリレー可動接点46と、
このリレー可動接点46によつて開閉されるリレ
ー固定接点47とを主として備えている。
このラツチ式有極リレーは、次のように動作す
る。第8図は、駆動コイル45に駆動用パルス電
流が加えられていない無励磁状態を示しており、
このリセツト状態では、可動鉄心44は、永久磁
石41による磁力にて図示の状態に保持されてい
る。従つて、リレー固定接点47は開いた状態に
ある。駆動コイル45に駆動用パルス電流を加え
ると、可動鉄心44の左端がN極、右端がS極に
磁化され、永久磁石41による磁極との間に反発
力が働き、可動鉄心44は、第9図に示すような
状態に移動され、その後は、可動鉄心44の残留
磁気による磁極と永久磁石41の磁極との間の吸
引力によつてその状態にラツチされる。従つて、
リレー固定接点47は、リレー可動接点46によ
つて閉じられた状態にラツチされる。
る。第8図は、駆動コイル45に駆動用パルス電
流が加えられていない無励磁状態を示しており、
このリセツト状態では、可動鉄心44は、永久磁
石41による磁力にて図示の状態に保持されてい
る。従つて、リレー固定接点47は開いた状態に
ある。駆動コイル45に駆動用パルス電流を加え
ると、可動鉄心44の左端がN極、右端がS極に
磁化され、永久磁石41による磁極との間に反発
力が働き、可動鉄心44は、第9図に示すような
状態に移動され、その後は、可動鉄心44の残留
磁気による磁極と永久磁石41の磁極との間の吸
引力によつてその状態にラツチされる。従つて、
リレー固定接点47は、リレー可動接点46によ
つて閉じられた状態にラツチされる。
第9図に示すラツチ状態から第8図に示すリセ
ツト状態に戻すには、通常は、駆動コイル45に
セツト用パルス電流とは反対の方向のリセツト用
パルス電流を加えるのであるが、本考案の故障表
示装置におけるラツチ式有極リレーとして使用す
る場合の如く、後述するように、永久磁石を用い
ることが考えられる。すなわち、可動鉄心44の
両端の残留磁気による磁極の極性を反転させるに
充分な強さの永久磁石60を、第9図に示すよう
に、可動鉄心44の右端の接近させることによつ
て、第9図のラツチ状態から第8図のリセツト状
態に戻すことができる。
ツト状態に戻すには、通常は、駆動コイル45に
セツト用パルス電流とは反対の方向のリセツト用
パルス電流を加えるのであるが、本考案の故障表
示装置におけるラツチ式有極リレーとして使用す
る場合の如く、後述するように、永久磁石を用い
ることが考えられる。すなわち、可動鉄心44の
両端の残留磁気による磁極の極性を反転させるに
充分な強さの永久磁石60を、第9図に示すよう
に、可動鉄心44の右端の接近させることによつ
て、第9図のラツチ状態から第8図のリセツト状
態に戻すことができる。
最後に、パルス発生用直流トランス50もま
た、通常の変圧器でよく、第2図によく示される
ように、鉄心51に1次巻線52及び2次巻線5
3を施したもので、1次巻線52に直流を加える
時又は1次巻線52に加えていた直流を停止する
時に2次巻線53端にパルスを発生するものであ
る。
た、通常の変圧器でよく、第2図によく示される
ように、鉄心51に1次巻線52及び2次巻線5
3を施したもので、1次巻線52に直流を加える
時又は1次巻線52に加えていた直流を停止する
時に2次巻線53端にパルスを発生するものであ
る。
次に、第4図に略示した本考案のこの実施例の
故障表示装置の電気回路接続について説明する。
故障表示装置の電気回路接続について説明する。
第2図及び第3図によく示されるように、プリ
ント回路基板80の後縁の各回路導体に接触する
ようにして、ハウジング10の後端には入力端子
対91及び出力端子対92が縦に配列されてお
り、この入力端子対91の間には、プリント回路
基板80の回路導体を介してパルス発生用直流ト
ランス50の1次巻線52が接続されており、出
力端子対92の間には、同様にして、ラツチ式有
極リレー40のリレー固定接点47が接続されて
いる。同様にプリント回路基板80の回路導体を
介して、パルス発生用直流トランス50の2次巻
線53端に、ダイオード70が接続され、更に、
このダイオード70と並列に、手動復帰式磁気反
転表示器30の駆動コイル34及びラツチ式有極
リレー40の駆動コイル45が接続されている。
ント回路基板80の後縁の各回路導体に接触する
ようにして、ハウジング10の後端には入力端子
対91及び出力端子対92が縦に配列されてお
り、この入力端子対91の間には、プリント回路
基板80の回路導体を介してパルス発生用直流ト
ランス50の1次巻線52が接続されており、出
力端子対92の間には、同様にして、ラツチ式有
極リレー40のリレー固定接点47が接続されて
いる。同様にプリント回路基板80の回路導体を
介して、パルス発生用直流トランス50の2次巻
線53端に、ダイオード70が接続され、更に、
このダイオード70と並列に、手動復帰式磁気反
転表示器30の駆動コイル34及びラツチ式有極
リレー40の駆動コイル45が接続されている。
次に、手動復帰式磁気反転表示器30及びラツ
チ式有極リレー40と永久磁石60との配置関係
について説明する。第2次によく示されるよう
に、永久磁石60は、枢軸61にて駆動しうる支
持腕62に支持されており、常時は、支持腕62
に作用する偏移ばね63によつて、手動復帰式磁
気反転表示器30の棒状鉄心33の端部及びラツ
チ式有極リレー40の可動鉄心44の端部から遠
く離れた位置に保持されている。ハウジング10
の前面には、手動復帰用押ボタン64が設けられ
ており、この押ボタン64に連接する作動ロツド
65の下端が支持腕62に当接している。従つ
て、手動復帰用押ボタン64を押圧すると、作動
ロツド65によつて偏移ばね63の時計方向の偏
移力に抗して支持腕62が反時計方向に枢動さ
れ、それに支持された永久磁石60が、手動復帰
式磁気反転表示器30の棒状鉄心33の端部及び
ラツチ式有極リレー40の可動鉄心44の端部へ
接近させられる。押ボタン64を離せば、偏移ば
ね69の偏移力により、永久磁石60は、第2図
に示すような元の位置に戻される。
チ式有極リレー40と永久磁石60との配置関係
について説明する。第2次によく示されるよう
に、永久磁石60は、枢軸61にて駆動しうる支
持腕62に支持されており、常時は、支持腕62
に作用する偏移ばね63によつて、手動復帰式磁
気反転表示器30の棒状鉄心33の端部及びラツ
チ式有極リレー40の可動鉄心44の端部から遠
く離れた位置に保持されている。ハウジング10
の前面には、手動復帰用押ボタン64が設けられ
ており、この押ボタン64に連接する作動ロツド
65の下端が支持腕62に当接している。従つ
て、手動復帰用押ボタン64を押圧すると、作動
ロツド65によつて偏移ばね63の時計方向の偏
移力に抗して支持腕62が反時計方向に枢動さ
れ、それに支持された永久磁石60が、手動復帰
式磁気反転表示器30の棒状鉄心33の端部及び
ラツチ式有極リレー40の可動鉄心44の端部へ
接近させられる。押ボタン64を離せば、偏移ば
ね69の偏移力により、永久磁石60は、第2図
に示すような元の位置に戻される。
このような本考案の実施例の故障表示装置の全
体的動作について次に説明する。
体的動作について次に説明する。
第4図に略示するように、故障表示装置の入力
端子対91を、故障検出リレーの接点やしや断器
自動引外し回路の接点の如き故障検出によつて閉
じられる接点101を直列に含む電源回路100
端に接続する。今、故障が検出されて接点101
が閉じられたとすると、電源回路100によつて
パルス発生用直流トランス50の1次巻線52が
直流にて付勢される。この付勢瞬時に、2次巻線
53端に、パルス電圧が発生し、このパルス電圧
の向きは、ダイオード70の通電方向とは逆とな
るように選定されているので、このパルス電圧に
より、手動復帰式磁気反転表示器30の駆動コイ
ル34及びラツチ式有極リレー40の駆動コイル
45にパルス電流が加えられる。従つて、前述し
たような動作にて、手動復帰式磁気反転表示器3
0の表示デイスク32は、反転してカラー面32
Bを表示して、故障表示状態を表示し、一方、ラ
ツチ式有極リレー40のリレー固定接点47がリ
レー可動接点46によつて閉じられる。出力端子
対92に、ベルやブザー等の警報装置の駆動回路
を接続しておけば、そのリレー固定接点47の閉
成により、警報を発しせしめることができ、ラツ
チ式有極リレー40の接点46,47を警報接点
として利用することができる。
端子対91を、故障検出リレーの接点やしや断器
自動引外し回路の接点の如き故障検出によつて閉
じられる接点101を直列に含む電源回路100
端に接続する。今、故障が検出されて接点101
が閉じられたとすると、電源回路100によつて
パルス発生用直流トランス50の1次巻線52が
直流にて付勢される。この付勢瞬時に、2次巻線
53端に、パルス電圧が発生し、このパルス電圧
の向きは、ダイオード70の通電方向とは逆とな
るように選定されているので、このパルス電圧に
より、手動復帰式磁気反転表示器30の駆動コイ
ル34及びラツチ式有極リレー40の駆動コイル
45にパルス電流が加えられる。従つて、前述し
たような動作にて、手動復帰式磁気反転表示器3
0の表示デイスク32は、反転してカラー面32
Bを表示して、故障表示状態を表示し、一方、ラ
ツチ式有極リレー40のリレー固定接点47がリ
レー可動接点46によつて閉じられる。出力端子
対92に、ベルやブザー等の警報装置の駆動回路
を接続しておけば、そのリレー固定接点47の閉
成により、警報を発しせしめることができ、ラツ
チ式有極リレー40の接点46,47を警報接点
として利用することができる。
また、一方、故障検出接点101が閉じている
間は、パルス発生用直流トランス50の1次巻線
52が付勢され続けるので、その鉄心51も磁化
され続ける。従つて、この鉄心51に近接した自
動復帰式磁気反転表示器20の棒状コア22も磁
化され、前述したような動作にて、自動復帰式磁
気反転表示器20の表示デイスク21が反転させ
られ、カラー面21Bを表示させ、故障状態を表
示する。このような自動復帰式磁気反転表示器2
0による故障状態の表示は、故障状態が継続して
接点101が閉じられている限り継続される。故
障状態がなくなり接点101が開かれると、パル
ス発生用直流トランス50の1次巻線52が消勢
され鉄心51の磁化が停止されるので、自動復帰
式式磁気反転表示器20の表示デイスク21は、
永久磁石24の作用により自動的に元に戻され、
ブラツク面21Aを表示し、故障状態のなくなつ
たことを自動的に指示する。このような1次巻線
52の消勢時にも2次巻線53端にパルス電圧が
発生されるが、このパルス電圧の向きは、ダイオ
ード70の通電方向と同じとなるので、これによ
り手動復帰式磁気反転表示器30の駆動コイル3
4及びラツチ式有極リレー40の駆動コイル45
にパルス電流が流れることはない。従つて、直流
トランス50の1次巻線52の消勢時に手動復帰
式磁気反転表示器30及びラツチ式有極リレー4
0の状態が変えられるようなことはない。
間は、パルス発生用直流トランス50の1次巻線
52が付勢され続けるので、その鉄心51も磁化
され続ける。従つて、この鉄心51に近接した自
動復帰式磁気反転表示器20の棒状コア22も磁
化され、前述したような動作にて、自動復帰式磁
気反転表示器20の表示デイスク21が反転させ
られ、カラー面21Bを表示させ、故障状態を表
示する。このような自動復帰式磁気反転表示器2
0による故障状態の表示は、故障状態が継続して
接点101が閉じられている限り継続される。故
障状態がなくなり接点101が開かれると、パル
ス発生用直流トランス50の1次巻線52が消勢
され鉄心51の磁化が停止されるので、自動復帰
式式磁気反転表示器20の表示デイスク21は、
永久磁石24の作用により自動的に元に戻され、
ブラツク面21Aを表示し、故障状態のなくなつ
たことを自動的に指示する。このような1次巻線
52の消勢時にも2次巻線53端にパルス電圧が
発生されるが、このパルス電圧の向きは、ダイオ
ード70の通電方向と同じとなるので、これによ
り手動復帰式磁気反転表示器30の駆動コイル3
4及びラツチ式有極リレー40の駆動コイル45
にパルス電流が流れることはない。従つて、直流
トランス50の1次巻線52の消勢時に手動復帰
式磁気反転表示器30及びラツチ式有極リレー4
0の状態が変えられるようなことはない。
ベルやブザー等の警報によつて故障の生じたこ
とを知つた場合には、操作者は、手動復帰用押ボ
タン64を押圧することによつて、永久磁石60
を手動復帰式磁気反転表示器30の棒状鉄心33
の端部及びラツチ式有極リレー40の可動鉄心4
4の端部に接近させれば、前述したような動作に
て、ラツチ式有極リレー40の接点46を開放さ
せて警報の発生を停止させ、同時に、手動復帰式
磁気反転表示器30の表示デイスク32を反転さ
せてブラツク面32Aを表示させ、その表示状態
を元に戻すことができる。従つて、手動復帰式磁
気反転表示器30の表示状態は、ラツチ式有極リ
レー40の接点46,47である警報接点の開閉
状態を示すことになる。
とを知つた場合には、操作者は、手動復帰用押ボ
タン64を押圧することによつて、永久磁石60
を手動復帰式磁気反転表示器30の棒状鉄心33
の端部及びラツチ式有極リレー40の可動鉄心4
4の端部に接近させれば、前述したような動作に
て、ラツチ式有極リレー40の接点46を開放さ
せて警報の発生を停止させ、同時に、手動復帰式
磁気反転表示器30の表示デイスク32を反転さ
せてブラツク面32Aを表示させ、その表示状態
を元に戻すことができる。従つて、手動復帰式磁
気反転表示器30の表示状態は、ラツチ式有極リ
レー40の接点46,47である警報接点の開閉
状態を示すことになる。
尚、前述した実施例の故障表示装置を、しや断
器の自動引外し回路に入れる場合には、パルス発
生用直流トランス50の1次巻線52を電流巻線
とし、引外し電流をそのまゝ流すようにすればよ
い。この場合には、瞬時故障であつて引外し電流
の持続時間は50ms程度であるから、自動復帰式
磁気反転表示器20は不要となる。
器の自動引外し回路に入れる場合には、パルス発
生用直流トランス50の1次巻線52を電流巻線
とし、引外し電流をそのまゝ流すようにすればよ
い。この場合には、瞬時故障であつて引外し電流
の持続時間は50ms程度であるから、自動復帰式
磁気反転表示器20は不要となる。
本考案の故障表示装置は、前述したように動作
するものなので、故障表示を故障の継続している
間継続させることができ、一方では、故障を知ら
せる警報を任意に容易に停止させることができ且
つその警報状態を視覚的に表示させることもでき
る。
するものなので、故障表示を故障の継続している
間継続させることができ、一方では、故障を知ら
せる警報を任意に容易に停止させることができ且
つその警報状態を視覚的に表示させることもでき
る。
その上、本考案の前述した実施例の構成では、
パルス発生用直流トランス50が絶縁トランスと
して働くので、入出力回路間の絶縁耐圧を大きく
とることができる。また、トランスを使用してい
るので、電流用の小型補助継電器を使用する必要
がないので、容易に製造できる。動作時間を2〜
3ms程度の非常に速いものとすることができる。
更にまた、各構成部分をプリント回路基板80上
に実装できるので、製作が容易となる。
パルス発生用直流トランス50が絶縁トランスと
して働くので、入出力回路間の絶縁耐圧を大きく
とることができる。また、トランスを使用してい
るので、電流用の小型補助継電器を使用する必要
がないので、容易に製造できる。動作時間を2〜
3ms程度の非常に速いものとすることができる。
更にまた、各構成部分をプリント回路基板80上
に実装できるので、製作が容易となる。
添付図面の第1図は本考案の一実施例としての
故障表示装置の正面図、第2図は第1図の故障表
示装置の縦断面図、第3図は第1図の故障表示装
置の水平断面図、第4図は第1図の故障表示装置
の電気回路接続を示す概略図、第5図及び第6図
は第1図の故障表示装置に使用する自動復帰式磁
気反転表示器の構成例を示す概略図、第7図は第
1図の故障表示装置に使用する手動復帰式磁気反
転表示器の構成例を示す概略図、第8図及び第9
図は第1図の故障表示装置に使用するラツチ式有
極リレーの構成例を示す概略図である。 10……ハウジング、20……自動復帰式磁気
反転表示器、21……表示デイスク、22……棒
状コア、24……永久磁石片、30……手動復帰
式磁気反転表示器、32……表示デイスク、33
……棒状鉄心、34……駆動コイル、40……ラ
ツチ式有極リレー、44……可動鉄心、45……
駆動コイル、46……リレー可動接点、47……
リレー固定接点、50……パルス発生用直流トラ
ンス、51……鉄心、52……1次巻線、53…
…2次巻線、60……永久磁石、61……枢軸、
62……支持腕、63……偏移ばね、64……手
動復帰用押ボタン、65……作動ロツド、70…
…ダイオード、80……プリント回路基板、91
……入力端子対、92……出力端子対、100…
…電源回路、101……接点。
故障表示装置の正面図、第2図は第1図の故障表
示装置の縦断面図、第3図は第1図の故障表示装
置の水平断面図、第4図は第1図の故障表示装置
の電気回路接続を示す概略図、第5図及び第6図
は第1図の故障表示装置に使用する自動復帰式磁
気反転表示器の構成例を示す概略図、第7図は第
1図の故障表示装置に使用する手動復帰式磁気反
転表示器の構成例を示す概略図、第8図及び第9
図は第1図の故障表示装置に使用するラツチ式有
極リレーの構成例を示す概略図である。 10……ハウジング、20……自動復帰式磁気
反転表示器、21……表示デイスク、22……棒
状コア、24……永久磁石片、30……手動復帰
式磁気反転表示器、32……表示デイスク、33
……棒状鉄心、34……駆動コイル、40……ラ
ツチ式有極リレー、44……可動鉄心、45……
駆動コイル、46……リレー可動接点、47……
リレー固定接点、50……パルス発生用直流トラ
ンス、51……鉄心、52……1次巻線、53…
…2次巻線、60……永久磁石、61……枢軸、
62……支持腕、63……偏移ばね、64……手
動復帰用押ボタン、65……作動ロツド、70…
…ダイオード、80……プリント回路基板、91
……入力端子対、92……出力端子対、100…
…電源回路、101……接点。
Claims (1)
- 自動復帰式磁気反転表示器と、手動復帰式磁気
反転表示器と、ラツチ式有極リレーと、パルス発
生用直流トランスと、前記手動復帰式磁気反転表
示器及びラツチ式有極リレーを復帰させるための
永久磁石とを備えており、前記パルス発生用直流
トランスの1次巻線端は、故障検出によつて閉じ
られる電源回路端に接続されるようになつてお
り、前記パルス発生用直流トランスの2次巻線端
には、一方向性通電素子が接続されており、更
に、前記パルス発生用直流トランスの2次巻線端
には、前記手動復帰式磁気反転表示器の駆動コイ
ル及び前記ラツチ式有極リレーの駆動コイルが前
記一方向性通電素子と並列に接続されており、前
記パルス発生用直流トランスの鉄心は、前記自動
復帰式磁気反転表示器の反転駆動用コアに近接し
て配置され前記鉄心が磁化されるときその反転駆
動用コアを磁化するようになつており、前記永久
磁石は、手動にて、前記手動復帰式磁気反転表示
器及び前記ラツチ式有極リレーに対して近づくよ
うに可動とされていて、前記手動復帰式磁気反転
表示器の表示状態及びラツチ式有極リレーの接点
状態を復帰させうるものとされており、前記自動
復帰式磁気反転表示器にて故障の継続を表示し、
前記ラツチ式有極リレーの接点を警報接点として
使用し、該警報接点の開閉状態を前記手動復帰式
磁気反転表示器にて表示させるようにしたことを
特徴とする故障表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19192583U JPS6098882U (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | 故障表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19192583U JPS6098882U (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | 故障表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6098882U JPS6098882U (ja) | 1985-07-05 |
JPH0214070Y2 true JPH0214070Y2 (ja) | 1990-04-17 |
Family
ID=30413174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19192583U Granted JPS6098882U (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | 故障表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6098882U (ja) |
-
1983
- 1983-12-13 JP JP19192583U patent/JPS6098882U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6098882U (ja) | 1985-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5332986A (en) | Overload relay mechanism | |
JPH0214070Y2 (ja) | ||
JPH0216385Y2 (ja) | ||
JPH08180785A (ja) | 電磁継電器 | |
US3530454A (en) | Drop annunciator with pivotally-mounted target indicator bearing a permanent magnet | |
US2352948A (en) | Electromagnetic device | |
JPS6325640Y2 (ja) | ||
US3528009A (en) | Line fault indicator using moire patterns | |
CA1122629A (en) | Control winding for a magnetic latching reed relay | |
JP2531257B2 (ja) | 有極電磁継電器を用いた回路 | |
US2421998A (en) | Electrical circuit controlling device | |
US3437885A (en) | Electromagnet | |
US1176421A (en) | Magnetic device. | |
JP2610818B2 (ja) | タイマ機能付回路しや断器 | |
JP2575639B2 (ja) | タイマ機能付回路しや断器 | |
EP0300697A2 (en) | Electric switches | |
US4673908A (en) | Polarized relay | |
US2230726A (en) | Circuit breaker | |
JPH0220701Y2 (ja) | ||
JPS6344931Y2 (ja) | ||
JPS6032220A (ja) | 故障表示器 | |
JPS6191818A (ja) | 開閉器 | |
JPS5958732A (ja) | ミニアチュア型電磁リレ− | |
JPH03196421A (ja) | 接点装置 | |
JPH0633618Y2 (ja) | 遠隔制御式多極回路しや断器 |