JPH02140403A - タービン動翼の取付支持構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） （産業上の利用分野） この発明は、タービン動翼におけるタービン動Ｍを翼車
板へ好適に取付けるタービン動翼の取付支持構造に関す
る。

（従来の技術） 従来、第７図に示すように、複数のタービン動翼１を翼
車板２の周方向に緊密して取付けるために、兎車板１の
外周部に翼車噛合歯３を形成づる。一方、タービン動翼
３のｒＡ恨部４には、翼車噛合歯２と噛合ように動翼噛
合ｍ５を段り、タービンｆＩＪＨ３を軸方向から挿入し
ている。これにより、タービン動翼１に作用づる大ぎな
遠心ノＪに対しても、タービン動翼１は充分に取付は支
持される構造となっている。

（発明が解決しようと１゛る課題） このようなタービン動翼の取付支持構造では、タービン
初Ｗ１を翼車板２へ取付けるに際し、組立上に必要な最
小間隙を有する必要がある。すなわ１５、第８図に示す
ように、動翼噛合歯５と翼車噛合歯２との間に間隙６を
有し、更にタービン動翼３の動翼支台部７にも、近接す
るタービン動翼１の！Ｆ！Ｉｌ央支台部７との間に間隙
８を有する必要がある。このため、このようなタービン
動翼の取付支持構造では、タービン動翼の回転に際し、
り−ビン動翼１が翼根部４を支点として、胃車板２の周
方向へ振動する特性を右する。なお、動翼支台部７は、
タービン動！１１における翼部１Ａと翼根部４とを連結
する部位である。

一般に、タービン動翼・１の外周部には、隣接するター
ビン動翼１同士を結合し、上記振動に対し減衰効果を発
揮する機能を有するＷ間連結板９が備えられているが、
タービン動翼１の信頼性を向上させるためには、上記振
動を一層減衰させて、タービン動翼１に作用するＳ初応
力を低（抑制寸ればするほど良いことが知られている。

この発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、
タービン動翼の振動を、減衰して振動応力を低減し、タ
ービン動翼の信頼性を向上させることができるタービン
動翼の取付支持構造を提供することを目的としている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） この発明は、複数のタービン動翼を芙車板の周方向に緊
密に配列して取りｔ＝ｊけられるタービン動翼の取付支
持構造において、タービン動翼の翼部と翼根部との間の
動翼支台部にお番ノる周方向端面に、動翼外周方向に向
って浅くなるように傾斜した四部が形成され、この凹部
内に楔状小片が介装されたことを特徴とするものである
。

（作用） 従って、この発明に係るタービン動翼の取付支持Ｍ４迄
によれば、タービン動翼の回転中、楔状小片が遠心力を
受【ノて、凹部内において動翼支台部におしつけられる
。その結果、この楔状小片を介して動翼支台部が環状に
連結されることになり、タービン動翼の周方向の振動を
抑制できる。

と同時に、楔状小片と凹部内における動翼支台部との間
の摩擦エネルギーによって、タービンｆＩＪ’；Ｈの振
動を減衰し、振動応力が低減してタービン動翼の信頼性
を向上′ｉ：５せることができる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図はこの発明に係るタービン動翼の取付支持構造の
一実施例を示す斜視図である。この一実施例において、
前記従来例と同様の部分は同一符号を付すことにより説
明を省略する。

タービンｌＩ＋　Ｈ１の動翼支台部７には、隣接するタ
ービン動翼１の動翼支台部７と相対する端面（周方向端
面）に四部１０が形成される。この四部１０は、タービ
ンｅ９Ｈ１の外周方向に向って浅くなるように傾斜した
テーバ面を有する。そして、この凹部１０に楔状小片１
１が介装される。

第２図は、楔状小片１１を動翼支台ｉ＋　７の凹部１０
に装着した状態を示すものであり、その詳細を第３図に
示す。第３図から明らかなように、楔状小片１１は、凹
部１０の傾斜面１０ａと係合する傾斜面１１ａを有する
。楔状小片１１の寸法は、動翼支台部７の凹部１０内に
余裕をもって収容されるように、四部１０の空間形状よ
りわずかに小さい相似形状に形成される。このため、タ
ービン動翼１の組立てに際し、楔状小片１１及び凹部１
０は何ら影響を与えず、従来と同様に組立てることがで
きる。

次に作用効果を説明する。

さて、上記タービンが運転され、タービン動翼が、回転
上昇を始めると、楔状小片１１は、自己の重さによる遠
心力Ｆを受けるため、第４図に示すようにタービン動翼
１の外周方向に押し付けられ、櫟効果を発揮する。その
際、楔状小片１１は、隣接した動翼支台部７に大きな面
圧Ｆａ、　Ｆｂを及ぼすことになる。これにより、？、
ＩＪ　Ｗ支台部７は、楔状小片１１を介して、あたかも
一体内な輪のように互いに連接されるため、翼根部４を
支点とし振動しようとするタービン動翼１の運動を拘束
し、その結果、大きな減衰効果を発揮できる。

従って、タービン動翼１の振動が大幅に低減され、振動
応力が低く押えられるので、タービンｅ翼の信頼性を向
上させることができる。

また、周知の如く、物体の振動を減衰させるには、振動
エネルギーを７９１エネルギーによって消費させるのが
最も有効かつ確実な方法である。この意味から、楔状小
片１１と動翼支台部７との接触面１１ａ、１０ａに大き
な面圧１”ａ及びＦｂが作用するので、タービン動翼１
の撮動による微小な動きを＋！！擦エネルギーとして消
滅でき、タービン動翼１に大きな減衰効果が得られる。

特に、楔状小片１１の材質が比重の大きな例えばタング
ステンであるとすると、楔状小片１１に作用する遠心力
が大きくなるので、接触面圧Ｆａ及びＦｂが大きくなり
、タービン動部１の振動エネルギーをより多く摩擦エネ
ルギーへ変換できる。したがって、タービン動翼１の撮
動に対する減衰力をより大きくすることができる。

また、一般に、タービン動翼１の撮動を低減させるには
、前述の如くタービン動翼１の外周部に配設された翼間
連結板９を利用するほか、特に四部１△が長いタービン
動翼である場合には、タービン動曽１内にワイヤを通し
ている。ところが、このワイヤを通したタービン動翼１
にＪ３いては、ワイヤがＷ部１Ａを通過する流体の抵抗
となってしまうため、タービン性能の点で不利になる。

これに対し、この一実施例では、動翼支台部７を利用し
て、振動を低減させるため、タービン性能に何ら影響を
及ぼさないという利点がある。

第５図および′；５６図は、この一実施例の第１ｊ′３
よび第２変形例のそれぞれ示ず斜視図および要部断面図
である。

第５図の第１変形例では、動翼支台ｐＨ７に形成される
凹部１０のテーパ状傾斜面１２がタービン動翼１の全幅
に亘って形成されたものである。従って、この第１変形
例では、凹部内に介装される楔状小片１３を大きくでき
るので、楔状小片に作用する遠心力が大きくなり、凹部
の傾斜面１０ａへ作用する血圧が増大して、動翼支台部
７に動く減衰力が増す。

また、第６図に示す第２変形例では、互いに近接する動
翼支台部７の双方に凹部１０を対向して段（ブ、これら
の凹部１０内に係合する楔状小片１４を、凹部１０内に
介装したものである。この第２変形例の場合も楔状小片
１４を大型にできるので、楔状小片１４に作用する遠心
力が大きくなり、その結果、動翼支台部７に作用する減
衰力を増大できる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明に係るタービン動翼の取付支持
構造によれば、タービン動翼の苦部と曽根部との間の動
翼支台部にお１プる周方向端面に、動翼外周方向に向っ
て浅くなるように傾斜した四部が形成され、この凹部内
に楔状小片が介装されたことから、タービン動翼の回転
中に楔状小片が遠心力によって凹部内における動翼支台
部に押しつけられる。その結果、タービン動翼の周方向
の振動が拘束されると共に、楔状小片と凹部内にＪ３け
るタービン動翼との間に生じるＩ’ｉ！　ｔ６エネルギ
ーによってタービン動翼の゛振動を減衰でき、振動応ツ
ノが低減してタービン動翼の信頼性を向上させることが
できる。

す要部断面図、第４図はタービン動翼の回転１１、ｒに
おける楔状小片と凹部との係合状態を示す要部断面図、
第５図及び第６図は前記一実施例の第１及び第２変形例
をそれぞれ示す斜視図及び要部断面図、第７図は従来の
タービン動翼の取付は支持構造を示す斜視図、第８図は
第７図の正面図である。

１・・・タービン勤Ｗ、１Ａ・・・四部、２・・・ｗ小
板、４・・・免根部、７・・・動翼支台部、１０・・・
凹部、１１・・・楔状小片。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のタービン動翼を翼車板の周方向に緊密に配列して
   取り付けるタービン動翼の取付支持構造において、ター
   ビン動翼の翼部と翼根部との間の動翼支台部における周
   方向端面に、動翼外周方向に向つて浅くなるように傾斜
   した凹部が形成され、この凹部内に楔状小片が介装され
   たことを特徴とするタービン動翼の取付支持構造。