JPH02140372A - 鉄塔せり上げ工法 - Google Patents

鉄塔せり上げ工法

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JPH02140372A
JPH02140372A JP29574188A JP29574188A JPH02140372A JP H02140372 A JPH02140372 A JP H02140372A JP 29574188 A JP29574188 A JP 29574188A JP 29574188 A JP29574188 A JP 29574188A JP H02140372 A JPH02140372 A JP H02140372A
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JP
Japan
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iron tower
steel tower
tower
raising
existing
Prior art date
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Pending
Application number
JP29574188A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Koyama
利夫 小山
Takao Nagadoi
長土居 隆雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOTSUKOU DENSHIYA KK
Original Assignee
HOTSUKOU DENSHIYA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電力流通設備である送電線路支持物のうち、
送電用鉄塔を周囲環境の変化により嵩上げを必要とする
場合に、鉄塔元位置の敷地を利用し、かつ既設鉄塔を有
効に活用し、短期間に施工する場合に利用するほか、高
所塔上作業を軽減するなどを目的とする鉄塔の嵩上げ工
法に関するものである。
[従来の技術] 従来、鉄塔を嵩上げする場合は、鉄塔を新規設計で建て
替えることを基本とされているが、この場合の施工方法
では、既設鉄塔の撤去工事をするために、−時送電を停
止させ、仮設ルートを設けて送電を行なう仮設備工事を
必要とするために、多額の工事費を要すると共に、電力
供給上の信頼性に不安要素を残すことにもなり、非常に
不味なものである。
ここ数年、全国の各電力会社においても、従来工法の問
題点を解決すべく、各々独自の素上げ工法を開発し活用
しているが、何れも工具、設備が大掛かりとなっており
、準備工事に日数を必要とすることが難点となっている
[発明が解決しようとする課題] 従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題
点を有していた。
近年、市街地架空送電設備は、都市の過密化により送電
鉄塔の周囲は建造物に囲まれている個所が多く、農耕地
においても大型農業壜械の導入により、経通する送電線
の保安対策として電線地上高の確保が重要な課題となっ
ている。
然しながら、仮設備用地の取得難等により従来工法での
鉄塔建て替え、鉄塔割り建ては、物理的に不可能となる
個所が増加してきている現状にある。
本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、次のよう
な事のできるものを提供しようとするものである。
本発明は、従来の状況を踏まえ、下記の問題点を解決し
ようとするものである。
1、−度の停電時間で素上げ工事を終了させる。
2、基礎部工事と鉄塔素上げ工事を分離して施工できる
ため、停電取得等の時期選定が容易となり、付近住民の
意向を尊重した形での施工が可能で、迷惑を掛ける度合
を少なくすることができる。
3、鉄塔元位置の敷地を最大限に利用できる。
4、工事敷地を大幅に縮小できる。
5 高所塔上作業の比率が少なくなり、作業の安全確保
が図れる。
6 工事作業日数を大幅に短縮させることができる。
7 鉄塔設備の除却部分が非常に少なく再利用が殆どの
ために、資源の有効利用に寄与できる。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のものは下記のよう
になるものである。
従来の工法では鉄塔をせり上げの状態で、鉄塔に加わる
全荷重をせり上げ用の鉄柱および油圧ジヤツキ等で保持
する方式であるのに対して、チェーンブロックにより吊
り上げる方式として、なおかつ架設されている電力線を
転倒モーメントに対抗する支線代わりに利用しているの
が特徴である。
[作用] 効果と共に説明する。
[発明の実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は素上げ状態の概要図であり、2点鎖線で描かれ
ている部分が、既設鉄塔の素上げ前の状態を示しており
、実線部分は、塔高不足部分を新規に組立hfli工し
た状態を示している。
また、1点鎖線部分は、新規に組立てられた維ぎ足し部
分を示している。
第1工程 4木の脚2Bで構成された既設鉄塔2の外側に、継ぎ足
し部分である素上げ用鉄塔1の基礎1Aを施工する。
第2工程 上記基礎1Aに4木の脚IBで構成された素上げ用鉄塔
1を組み建てる。
第3工程 上記素上げ用鉄塔1の上方に、既設鉄塔吊り上げ用の外
枠鋼管台棒4を連設起立させ、この外枠鋼管台棒4の上
端に、各々電動チェーンブロック3を取付ける。
第4工程 上記電動チェーンブロック3により内側の既設鉄塔2を
吊り上げて、既設鉄塔2と嵩上げ用鉄塔1とを継ぎ足し
結合させる。
以下、各場合の詳細を説明する。
第2図は当素上げ工法の説明図であり、図において継ぎ
足し用に組立てされた4木の脚IBでなる嵩上げ用鉄塔
1の上方部分に54木の外枠鋼管台棒4を組立てる。
そして、この外枠鋼管台棒4に、4木の脚2Bでなる既
設鉄塔2をせり上げるのに使用する電動チェーンブロッ
ク3を取付ける。
上記外枠鋼管台棒4は、鉄塔吊り上げ時に荷重により振
れないように水平鋼管材5で四面とも固定されている。
この場合、上記水平鋼管材5は、電動 チェーンブロック3から受ける荷重の水平分力に充分耐
えるように設計されている。
次に、設置された電動チェーンブロック3の吊り上げフ
ック3Aを、上記既設鉄塔2に前もって取付けた吊りプ
レート2A1に連結する。
なお、この時に吊り上げ作業を安全に施工するため、各
脚の吊り上げ荷重監視用にロードセルタイプの張力計(
デジタルテンションメーター)6を電動チェーンブロッ
ク3の取付点に設置する。
既設鉄塔2を電動チェーンブロック3により吊り上げて
いる時の支持状態はフリーであるために、鉄塔の振れ(
吊り上げ中の重心変化に伴う転倒モーメントおよび架設
電線による径間長差に基づく不平均力および水平角度に
よる角度荷重でのモーメントによる)を最小限に抑える
ために、上記既設鉄塔2の中心に振止め用鋼管7をガイ
ドリング7Aを遊嵌した状態で建て、この振止め用鋼管
7の頂部から振止め支線7Bを四方向に取り、上記既設
鉄塔2の脚2Bにおけるトラス取付ボルト穴を利用して
固定する。
また、ガイドリング7Aからの振止め支線7Cを上記既
設鉄塔2の脚2Bに連結固定する。
上記電動チェーンブロック3の帰り チェーン3Bを、基礎1Aの打設時に設けたバックテン
ション用ロッド8に取付けた折り返し金車8Aを介して
ループを構成し、吊り上げ中の既設鉄塔2の転倒防止お
よび傾斜直しに利用する。
以上のセツティングの後、既設鉄塔2の基礎2Aとの連
結ボルトを外し、各脚に取付けている電動チェーンブロ
ック3を連動操作によりせり上げを行なうものである。
せり上げ作業中は、張力計にょる各脚の荷重(主に鉄塔
重りがバランスしていることの確認をする。
また、傾斜の修正は、各脚連動を解除して単独操作で電
動チェーンブロック30巻き上げ操作により、各脚に加
わる荷重を平衡させるようにする。
所定の高さまでせり上げを行なった状態では、せり上げ
た既設鉄塔2における脚2Bの下部の面寸法と、継ぎ足
し部分である嵩上げ用鉄塔lにおける脚IBの上端の面
寸法は一致しているため、ボルト接合をして一体化する
と当初の既設鉄塔2は継ぎ足しされた分だけ高くなる。
鉄塔せり上げ後、補助材等を取付けて工事を終了する。
なお、電動チェーンブロック3の帰り チェーン3Bによる既設鉄塔2の転倒防止は下記の通り
である。
1、電動チェーンブロック3の帰りチェーン3Bは、ル
ープとなっているため吊り上げチェーンフッタと帰りチ
ェーンフッタに折り返し金車8Aを介してバックテンシ
ョンワイヤー30でループを構成する。
2、このバックテンションワイヤー30は、バックテン
ション調整用ターンバックル3Dにより遊びのない程度
に張力を持たせる。
3、支持物、電線の風圧荷重および角度荷重等の水平横
荷重によりせり上げ中の既設鉄塔2が転倒しようとする
場合に帰り チェーン3Bに荷重が加わるが、電動 チェーンブロック3は電磁ブレーキにより逆転防止され
るため、転倒が防止される。
せり上げ中の鉄塔振止め対策については、下記の通りで
ある。
既設基礎2Aから既設鉄塔2を離し、電動チェーンブロ
ック3により吊り上げている状態では、風圧荷重および
電線荷重の不平衡等によって、既設鉄塔2に転倒モーメ
ントが働3j−1′ず横振れを生ずる。
′1曾−この横振れを防止するため、既設鉄塔2の中心
部にガイドリングツAを通した振止め用鋼管7を垂直に
建て、ガイドリング7Aを介して娠止め支線7Cで既設
鉄塔2の各脚2Bを連結する。
せり上げ中の既設鉄塔2に横振れ傾斜を生じた場合、こ
のガイドリング個所を支点として作用するが、この振止
め用鋼管7で抑制される。
この時、各脚の荷重は不平衡となり、張力計に表示され
るので、荷重が平衡するように電動チェーンブロック3
の操作を行なうことで横振れ傾斜を無くするものである
[発明の効果] 本溌明は、上述の通り構成されているので次に記載する
効果を奏する。
1 設備資産所有者である電力会社において、会計上の
設備′jt産取得額の変更が小さいため・減価償却に支
障が少ない。
2、停電時間を縮小できるので、営業損失を少なく抑え
ることができる。
3 停電時間を縮小できるので、電力供給信願度を低下
させなくて済む。
4、施工場所の周囲環境による制約の中でのlj′fA
工が可能となり、設備保全上の利点が大きい。
5、施工用工事敷地が少なくて済み、用地交渉が容易と
なり、これに係わる費用を軽減できた。
6、既存の鉄塔敷地を有効に活用できて、新たな用地取
得が不要であった。
7、鉄塔組立に伴う高所作業が極端に少なくなり、作業
環境の改善となった。
8、総合工事日数は従来工法に比較して少なくなり、工
事費の軽減となった。
以上の効果において、作業中の停電について工法上は活
線でのせり上げは技術的にも作業安全上からも何ら支障
を生じないが、万一を期して停電としているものである
なお1本発明工法の利点の一つは、鉄塔組立に伴う高所
作業が極端に少ないことである。
上述のものは、今まで使用していた既設鉄塔2と嵩上げ
用鉄塔1との関係で説明したが、上記既設鉄塔2の部分
と同一構造のものを新規に作成し、これに嵩上げ用鉄塔
1を連結する場合にも応用する場合にも、上述の利点、
特徴を最大限に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄塔素上げ概要図、 第2図、第、3図は嵩上げ工法詳細説明図、第4図は鉄
塔振止め防止方法を中心にみた工法詳細説明図、 第5図は同上の横断面図、 第6図は振止め用鋼管とガイドリングとの間係を示す要
部拡大正面図、 第7図は同上の横断面図である。 119.嵩上げ用鉄塔、 26.既設鉄塔、 319.電動チェーンブロック、 4.4外枠鋼管合棒、 561.水平鋼管材、 700.振止め用鋼管、 7A 1.ガイドリング、 7B、、、振止め支線、 893.バックテンション用ロンド、 8A 、、折り退し金車。 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の第1工程ないし第4工程からなることを特徴と
    する鉄塔せり上げ工法。 第1工程 既設鉄塔2の外側に、継ぎ足し部分である 嵩上げ用鉄塔1の基礎1Aを施工すること。 第2工程 上記基礎1Aに嵩上げ用鉄塔1を組み建て ること。 第3工程 上記嵩上げ用鉄塔1の上方に、既設鉄塔吊 り上げ用の外枠鋼管台棒4を連設起立させ、この外枠鋼
    管台棒4の上端に、各々電動 チェーンブロック3を取付けること。 第4工程 上記電動チェーンブロック3により内側の 既設鉄塔2を吊り上げて、既設鉄塔2と嵩上げ用鉄塔1
    とを継ぎ足し結合させること。 2、上記既設鉄塔2と嵩上げ用鉄塔1が合成されたもの
    が新規に作成されたものである請求項1記載の鉄塔せり
    上げ工法。
JP29574188A 1988-11-22 1988-11-22 鉄塔せり上げ工法 Pending JPH02140372A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101338A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Sanwa Tekki Corp 鉄塔組立用台棒装置
CN104594697A (zh) * 2015-02-05 2015-05-06 中国电力工程顾问集团西南电力设计院有限公司 一种用于输电铁塔无填板四组合角钢截面的变坡节点
CN107355119A (zh) * 2017-07-31 2017-11-17 国网山东省电力公司枣庄供电公司 一种新型双层电缆安装平台

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54124540A (en) * 1978-03-20 1979-09-27 Nippon Kiyouriyou Kk Raising device of steel tower

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