JPH02138022A - ヤード作業計画立案方法及び原料置場管理方法 - Google Patents
ヤード作業計画立案方法及び原料置場管理方法Info
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- JPH02138022A JPH02138022A JP63294354A JP29435488A JPH02138022A JP H02138022 A JPH02138022 A JP H02138022A JP 63294354 A JP63294354 A JP 63294354A JP 29435488 A JP29435488 A JP 29435488A JP H02138022 A JPH02138022 A JP H02138022A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野]
本発明は、石炭、鉄鉱石などを貯蔵するヤード作業計画
立案方法及び原料置場管理方法に係り、特に、長期的な
原料の1場計画及び払出計画を、原料ヤードが効率良く
運用されるようにコンピュータなどを駆使して立案し、
その立案結果に基つきヤード管理をする際に用いるのに
好適な、ヤード作業計画立案方法及び原料置場管理方法
に関する。 【従来の技術】 製鉄所においては、運搬船などで運ばれてきて入荷した
石炭、鉄鉱石などの鉄鋼原料(以下、単に原料と称する
)は、原料ヤードの所定の置場に積付けられて、後、の
使用に備えるようにされる。 従来、このように入荷する原料の置場は、入船予定日、
入荷品種及び銘柄、並びに受入予定量などの原料入荷計
画に基づいて決定され、又、原料使用計画に基づいて原
料の置場計画及び払出計画が立案される。その際、将来
に亘る長期的な入荷状況を見越して立案するには、膨大
な計算を要する。 そこで、従来から、最適化ロジックを組込んだ(プログ
ラムした)電子計算機(コンピュータ)を用いて、原料
入荷計画に対する将来の長期的な原料の置場計画及び払
出計画を立案し、ヤード内原料配置の長期的な展望の元
に入荷予定銘柄の置場を確実に確保し得るように各計画
の見直しを行なうようにした管理方法が、一部で採用さ
れている。 このような方法に関し、例えば特開昭57−14570
5号公報が提案されており、この公報では、船から原料
ヤードへ原料を入荷する作業(入荷作業)を行なう際の
入荷銘柄の積付は位置を空所利用率で決定すると共に、
高炉に装入する原料を原料ヤードから払出しする作業(
払出作業)を行う際には、原料が積付けられて形成され
た貯積中のうち小山のものから優先的に払出すようにし
た原料ヤードの管理方法が示されている。
立案方法及び原料置場管理方法に係り、特に、長期的な
原料の1場計画及び払出計画を、原料ヤードが効率良く
運用されるようにコンピュータなどを駆使して立案し、
その立案結果に基つきヤード管理をする際に用いるのに
好適な、ヤード作業計画立案方法及び原料置場管理方法
に関する。 【従来の技術】 製鉄所においては、運搬船などで運ばれてきて入荷した
石炭、鉄鉱石などの鉄鋼原料(以下、単に原料と称する
)は、原料ヤードの所定の置場に積付けられて、後、の
使用に備えるようにされる。 従来、このように入荷する原料の置場は、入船予定日、
入荷品種及び銘柄、並びに受入予定量などの原料入荷計
画に基づいて決定され、又、原料使用計画に基づいて原
料の置場計画及び払出計画が立案される。その際、将来
に亘る長期的な入荷状況を見越して立案するには、膨大
な計算を要する。 そこで、従来から、最適化ロジックを組込んだ(プログ
ラムした)電子計算機(コンピュータ)を用いて、原料
入荷計画に対する将来の長期的な原料の置場計画及び払
出計画を立案し、ヤード内原料配置の長期的な展望の元
に入荷予定銘柄の置場を確実に確保し得るように各計画
の見直しを行なうようにした管理方法が、一部で採用さ
れている。 このような方法に関し、例えば特開昭57−14570
5号公報が提案されており、この公報では、船から原料
ヤードへ原料を入荷する作業(入荷作業)を行なう際の
入荷銘柄の積付は位置を空所利用率で決定すると共に、
高炉に装入する原料を原料ヤードから払出しする作業(
払出作業)を行う際には、原料が積付けられて形成され
た貯積中のうち小山のものから優先的に払出すようにし
た原料ヤードの管理方法が示されている。
しかしながら、原料ヤードにおいては、前記入荷作業や
払出作業を行う池に、原料ヤードから原料を一旦払出し
、その原料を整粒して粉鉱としてすぐに原料ヤードに戻
す作業(整粒作業)を行っており、その整粒作業の際の
払出位置及び積付は位置も前記入荷作業、払出作業と置
場管理上、密接な関係があるため、この関係を考慮せず
に置場管理を行なうことは、現実には不可能である。 これに対して、前記公報記載の方法では、前記入荷作業
、払出作業のみしか考慮しておらず、整粒された原料に
ついては、試行錯誤的に作業計画を立案することとなり
、従って、原料ヤードにおける整粒された原料も含めた
最良のヤード作業計画を即時に立案し、原料ヤードを管
理し得ないという問題点がある。 ところで、原料ヤードにおける払出位置の選択と積付は
位置の選択との関係は、非常に交錯している。このよう
に交錯する原料ヤードの状況を、第3図を用いて次に説
明する。 この場合、原料ヤードはNo、、1 、 No、2の2
列の原料ヤードを用いており、第3図には、説明に関す
る部分のみ示す、又、この原料ヤードは、その長手方向
が第3図中に示すように南北を指している。更に、この
原料ヤードには、第3図に示すように、銘柄A、B、C
,の原料(以下、単に「銘柄A、B、Clという)につ
いての貯積中が回出(このうち銘柄Bの貯積中は二山あ
る)あり、それぞれの貯積中の間に符号81〜S6で示
す六ケ所の空所がある。 このような原料ヤードに銘柄りの原料(以下、単に「銘
柄DJという)を入荷する際には、各空所81〜S6の
うちのいずれかがその積付は位置の候捕として検討され
るが、その積付は位置は、銘柄りが入荷した時の各空所
81〜S6の広さ(ヤード長手方向の長さ)を予測して
決定しなければならない0例えば、入荷予定日までに銘
柄Bを消費する予定があれば、入荷日には空所S2ある
いは空所S3が現在より広くなるが、いずれの空所が広
くなるかは、銘柄Bを帯面あるいは北側のいずれの側か
ら消費していくかで決まる。又、他の銘柄A、Cについ
ても同様にして積付は位置を決定する必要がある。 以上のように原料の積付は位置の決定においては、当該
原料を積付けるまでの各貯積中の払出位置が当該原料の
積付は位置に密接に関係するため、ヤード全体に渡って
最適な積付は位置及び払出位置を決定するのは、複雑、
且つ、大量の演算を要し、非常に困難である。たとえ電
子計算機を用いたとしても、実操業の制約などをも考慮
した最適な位置を決定するのは難しいと考えられる。 又、原料ヤードの置場管理に、入船ロフトが異なっても
同じ銘柄の原料であれば一つの貯積中にまとめて積付け
て管理する銘柄別管理方法を採用する場合には、例えば
次の(I)〜(III)のように更にalな状況となる
。 (I)銘柄別管理方法においては、原料の入荷に際して
、元型(同じ銘柄で先に原料ヤードに形成されていた貯
積山)に積付けるのを最優先とするので、第3図におい
て、もし銘柄Aの入荷予定があり、且つ銘柄Bを該銘柄
Aの入荷までに消費する予定があれば、銘柄Aの側の端
面から銘柄Bを消費して空所S2を大きくし、銘柄Aの
入荷に備える必要があると考えられる。しかしながら、
この場合において、空所S2あるいは空所S1が十分に
大きく前記銘柄Aの原料を積付は可能であるのならば、
上記のようにして銘柄Bの原料を消費する必要はない。 (II)銘柄Aの入荷予定があり、空所S2の大きさが
銘柄Aの入荷日の直後に入荷する銘柄Eを積付けるのに
適当な大きさであれば、銘柄Aと銘柄Eの積付は位置の
調整が必要になる。 (III)銘柄Bのように二重に分かれている場合、置
場効率の小さい小山(NO,1ヤード側)の方から先に
消費して小山を無くす方法を選択すべきであるが、もし
、直近に銘柄Bの入荷予定があり、且つ、空所S2及び
空所S3の大きさが入荷原料を積付けるにの十分なスペ
ースを有していれば、NO12ヤードの銘柄Bの原料を
先に消費した方がよい場合が考え得る。 上記(I)〜(I[[)の状況は入荷原料の卸場所だけ
ではなく、毎月発生する整粒原料の払出場所及び卸場所
を求めることを考慮すると更に複雑化してくる。 しかるに、従来は、前記のように交錯する払出し位置、
積付は位置に対処するため、多数のヤード作業計画を立
案せざるを得す、従って、計画立案のための演算は複雑
、且つ、大量となることから電子計算機の使用コストや
人件費が高くなってしまい、結局、原料ヤードの置場管
理のコストが高いものになっていた。 一方、原料ヤードに第4図(A>に示すような、二個所
の空所$1、S2があり、このうちの空所S2の中に丁
度収まる重量の銘柄Aの積付は位置を決める場合につい
て考える。この場合、原料ヤードは長手方向が南北を指
しており、空所S1はヤードの帯面方向にあり、空所S
2はヤードの北側方向にあるとする。 原料ヤードの効率的な運用のみを考慮すれば、前記の如
く空所S2の中に丁度銘柄Aの原料が収まることから、
空所S1と32.の中では、当然に空所S2が選択され
るべきである。このように空所S2が選択されて銘柄A
が積付けられた状態は第4図(B)に相当するものとな
る。 ここで、この原料ヤードに対して、第4図(B)中に示
すように、原料4を払出すためのりクレー72や原料4
を積付けるためのスタッカ6と共に、該スタッカ6に連
絡・した第1のベルトコンベア8Aとリクレーマ2に連
絡した第2のベルトコンベア8Bが設けられていて、各
ベルトコンベア8A、8 B b’> 搬送方向が図中
矢印で示す方向であるとする。 この原料ヤードで空所S2に銘MAを積付けるとすれば
、南側から銘柄Aが第1のベルトコンベア8Aで運ばれ
てきてスタッカ6で前記空所S2に積付けられ、その後
の払出し時には、当該銘柄Aはリクレーマ2で払出され
て第2のベルトコンベア8Bで南側に運ばれることにな
る。この際には、原料4は、第4図(B)に示すように
、積付は時も払出し時もベルトコンベア8A、8Bの全
長の半分以上に載って搬送されることになる。 一方、前記銘柄Aを1(P1方向の空所S1に積付ける
とすれば、第4図(C)に示すような積付は状態となる
。この場合には、空所S1が空所S2と比較して南側に
あることから、第4図(C)中に示すように、ベルトコ
ンベア8A、8B上に原料が載る長さは、その全長の半
分以下になる。 第4図(B)、(C)のそれぞれの場合について考察す
れば、いずれの場合も積付は時、払出し時に各コンベア
8A、8Bを運転することについては同様であるが、上
述のように、その搬送時に原料の載る長さが明確に相違
している。ベルトコンベアが原料を搬送する際に消費す
る電力量は、ベルトコンベア上に原料の截る長さが長い
ほど大きくなるため、積付は時及び払出し時に消費する
電力量は、空所S1に銘柄Aを積付ける方が空所S2に
銘柄Aを積・付けるよりも少ない、従って、電力使用原
単位の面からは空所S1を選ぶ方が有利である。 以上のことから、置場の効率的な運用の面から考えれば
空所S2を選択した方が有利であるが、消費する電力量
の面から考えれば空所S1を選択した方が有利である。 このように、置場の効率的な運用と消費電力量とのそれ
ぞれの面がら考えた場合、原料を積付けるため選択され
る空所は必ずしも一致しない。 又、一般的な置場管理の考え方からすれば、ヤード作業
計画は、緊急時の対応も含めて少しでも空所を確保する
ように、前記置場の効率的な運用を考慮して立案される
。しかるに、−旦、全ての作業対象原料の置場が確保さ
れるヤード作業計画が立案されたならば、その作業計画
の中から省エネルギの観点より、消費される電力量が最
小となる作業計画を選択することが電力消W量を低減さ
せて、置場管理のコストを低下させ得るため、経済性向
上という現実的な要請に合致し、又、このように選択さ
れた作業計画を置場管理上の目標とする必要がある。 しかしながら、従来においては、前記のように作業計画
の選択を行い、消費される電力量を低減させて入料ヤー
ドの置場管理を行う際のコストを低減させる置場管理技
術がなく、前記の如き要請に十分に応えることができな
かった。 本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたもの
で、原料ヤードにおける整粒銘柄も含めた原料の移動を
伴う全ての作業について、長期的な展望になった最良の
計画を即時に立案することができると共に、置場管理を
行う際のコストを低下させて経済性を向上させ得るヤー
ド作業計画立案方法及び原料置場管理方法を提供するこ
とを課題とする。
払出作業を行う池に、原料ヤードから原料を一旦払出し
、その原料を整粒して粉鉱としてすぐに原料ヤードに戻
す作業(整粒作業)を行っており、その整粒作業の際の
払出位置及び積付は位置も前記入荷作業、払出作業と置
場管理上、密接な関係があるため、この関係を考慮せず
に置場管理を行なうことは、現実には不可能である。 これに対して、前記公報記載の方法では、前記入荷作業
、払出作業のみしか考慮しておらず、整粒された原料に
ついては、試行錯誤的に作業計画を立案することとなり
、従って、原料ヤードにおける整粒された原料も含めた
最良のヤード作業計画を即時に立案し、原料ヤードを管
理し得ないという問題点がある。 ところで、原料ヤードにおける払出位置の選択と積付は
位置の選択との関係は、非常に交錯している。このよう
に交錯する原料ヤードの状況を、第3図を用いて次に説
明する。 この場合、原料ヤードはNo、、1 、 No、2の2
列の原料ヤードを用いており、第3図には、説明に関す
る部分のみ示す、又、この原料ヤードは、その長手方向
が第3図中に示すように南北を指している。更に、この
原料ヤードには、第3図に示すように、銘柄A、B、C
,の原料(以下、単に「銘柄A、B、Clという)につ
いての貯積中が回出(このうち銘柄Bの貯積中は二山あ
る)あり、それぞれの貯積中の間に符号81〜S6で示
す六ケ所の空所がある。 このような原料ヤードに銘柄りの原料(以下、単に「銘
柄DJという)を入荷する際には、各空所81〜S6の
うちのいずれかがその積付は位置の候捕として検討され
るが、その積付は位置は、銘柄りが入荷した時の各空所
81〜S6の広さ(ヤード長手方向の長さ)を予測して
決定しなければならない0例えば、入荷予定日までに銘
柄Bを消費する予定があれば、入荷日には空所S2ある
いは空所S3が現在より広くなるが、いずれの空所が広
くなるかは、銘柄Bを帯面あるいは北側のいずれの側か
ら消費していくかで決まる。又、他の銘柄A、Cについ
ても同様にして積付は位置を決定する必要がある。 以上のように原料の積付は位置の決定においては、当該
原料を積付けるまでの各貯積中の払出位置が当該原料の
積付は位置に密接に関係するため、ヤード全体に渡って
最適な積付は位置及び払出位置を決定するのは、複雑、
且つ、大量の演算を要し、非常に困難である。たとえ電
子計算機を用いたとしても、実操業の制約などをも考慮
した最適な位置を決定するのは難しいと考えられる。 又、原料ヤードの置場管理に、入船ロフトが異なっても
同じ銘柄の原料であれば一つの貯積中にまとめて積付け
て管理する銘柄別管理方法を採用する場合には、例えば
次の(I)〜(III)のように更にalな状況となる
。 (I)銘柄別管理方法においては、原料の入荷に際して
、元型(同じ銘柄で先に原料ヤードに形成されていた貯
積山)に積付けるのを最優先とするので、第3図におい
て、もし銘柄Aの入荷予定があり、且つ銘柄Bを該銘柄
Aの入荷までに消費する予定があれば、銘柄Aの側の端
面から銘柄Bを消費して空所S2を大きくし、銘柄Aの
入荷に備える必要があると考えられる。しかしながら、
この場合において、空所S2あるいは空所S1が十分に
大きく前記銘柄Aの原料を積付は可能であるのならば、
上記のようにして銘柄Bの原料を消費する必要はない。 (II)銘柄Aの入荷予定があり、空所S2の大きさが
銘柄Aの入荷日の直後に入荷する銘柄Eを積付けるのに
適当な大きさであれば、銘柄Aと銘柄Eの積付は位置の
調整が必要になる。 (III)銘柄Bのように二重に分かれている場合、置
場効率の小さい小山(NO,1ヤード側)の方から先に
消費して小山を無くす方法を選択すべきであるが、もし
、直近に銘柄Bの入荷予定があり、且つ、空所S2及び
空所S3の大きさが入荷原料を積付けるにの十分なスペ
ースを有していれば、NO12ヤードの銘柄Bの原料を
先に消費した方がよい場合が考え得る。 上記(I)〜(I[[)の状況は入荷原料の卸場所だけ
ではなく、毎月発生する整粒原料の払出場所及び卸場所
を求めることを考慮すると更に複雑化してくる。 しかるに、従来は、前記のように交錯する払出し位置、
積付は位置に対処するため、多数のヤード作業計画を立
案せざるを得す、従って、計画立案のための演算は複雑
、且つ、大量となることから電子計算機の使用コストや
人件費が高くなってしまい、結局、原料ヤードの置場管
理のコストが高いものになっていた。 一方、原料ヤードに第4図(A>に示すような、二個所
の空所$1、S2があり、このうちの空所S2の中に丁
度収まる重量の銘柄Aの積付は位置を決める場合につい
て考える。この場合、原料ヤードは長手方向が南北を指
しており、空所S1はヤードの帯面方向にあり、空所S
2はヤードの北側方向にあるとする。 原料ヤードの効率的な運用のみを考慮すれば、前記の如
く空所S2の中に丁度銘柄Aの原料が収まることから、
空所S1と32.の中では、当然に空所S2が選択され
るべきである。このように空所S2が選択されて銘柄A
が積付けられた状態は第4図(B)に相当するものとな
る。 ここで、この原料ヤードに対して、第4図(B)中に示
すように、原料4を払出すためのりクレー72や原料4
を積付けるためのスタッカ6と共に、該スタッカ6に連
絡・した第1のベルトコンベア8Aとリクレーマ2に連
絡した第2のベルトコンベア8Bが設けられていて、各
ベルトコンベア8A、8 B b’> 搬送方向が図中
矢印で示す方向であるとする。 この原料ヤードで空所S2に銘MAを積付けるとすれば
、南側から銘柄Aが第1のベルトコンベア8Aで運ばれ
てきてスタッカ6で前記空所S2に積付けられ、その後
の払出し時には、当該銘柄Aはリクレーマ2で払出され
て第2のベルトコンベア8Bで南側に運ばれることにな
る。この際には、原料4は、第4図(B)に示すように
、積付は時も払出し時もベルトコンベア8A、8Bの全
長の半分以上に載って搬送されることになる。 一方、前記銘柄Aを1(P1方向の空所S1に積付ける
とすれば、第4図(C)に示すような積付は状態となる
。この場合には、空所S1が空所S2と比較して南側に
あることから、第4図(C)中に示すように、ベルトコ
ンベア8A、8B上に原料が載る長さは、その全長の半
分以下になる。 第4図(B)、(C)のそれぞれの場合について考察す
れば、いずれの場合も積付は時、払出し時に各コンベア
8A、8Bを運転することについては同様であるが、上
述のように、その搬送時に原料の載る長さが明確に相違
している。ベルトコンベアが原料を搬送する際に消費す
る電力量は、ベルトコンベア上に原料の截る長さが長い
ほど大きくなるため、積付は時及び払出し時に消費する
電力量は、空所S1に銘柄Aを積付ける方が空所S2に
銘柄Aを積・付けるよりも少ない、従って、電力使用原
単位の面からは空所S1を選ぶ方が有利である。 以上のことから、置場の効率的な運用の面から考えれば
空所S2を選択した方が有利であるが、消費する電力量
の面から考えれば空所S1を選択した方が有利である。 このように、置場の効率的な運用と消費電力量とのそれ
ぞれの面がら考えた場合、原料を積付けるため選択され
る空所は必ずしも一致しない。 又、一般的な置場管理の考え方からすれば、ヤード作業
計画は、緊急時の対応も含めて少しでも空所を確保する
ように、前記置場の効率的な運用を考慮して立案される
。しかるに、−旦、全ての作業対象原料の置場が確保さ
れるヤード作業計画が立案されたならば、その作業計画
の中から省エネルギの観点より、消費される電力量が最
小となる作業計画を選択することが電力消W量を低減さ
せて、置場管理のコストを低下させ得るため、経済性向
上という現実的な要請に合致し、又、このように選択さ
れた作業計画を置場管理上の目標とする必要がある。 しかしながら、従来においては、前記のように作業計画
の選択を行い、消費される電力量を低減させて入料ヤー
ドの置場管理を行う際のコストを低減させる置場管理技
術がなく、前記の如き要請に十分に応えることができな
かった。 本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたもの
で、原料ヤードにおける整粒銘柄も含めた原料の移動を
伴う全ての作業について、長期的な展望になった最良の
計画を即時に立案することができると共に、置場管理を
行う際のコストを低下させて経済性を向上させ得るヤー
ド作業計画立案方法及び原料置場管理方法を提供するこ
とを課題とする。
本発明は、ヤード作業計画立案方法において、入荷銘柄
及び受入予定量を含む原料入荷計画と、原料ヤードにお
ける銘柄別の在庫量、位置及びヤード占有長さ、並びに
空所の長さ及び位置を含むヤード運用状況と、原料使用
設備の操業計画に応じた原料使用計画とに基づき、且つ
、原料の貯積山の一方向端面を積付は端面とし、他方向
端面を払出し端面として、原料ヤードの作業計画を立案
することにより前記課題を達成したものである。 又、本発明は、原料置場管理方法において、入荷銘柄及
び受入予定量を含む原料入荷計画と、原料ヤードにおけ
る銘柄別の在庫量、位置及びヤード占有長さ、並びに空
所の長さ及び位置を含むヤード運用状況と、原料使用設
備の操業計画に応じた原料使用計画とに基づいて、入荷
銘柄の置場あるいは整粒銘柄の払出位置及び整粒後の置
場の計画を含むヤード作業計画を立案し、立案されたヤ
ード作業計画について、原料ヤード内の原料置場及び払
出し位置に基づき、ヤード作業に要する電力量を算出し
、算出された電力量が、所定期間内で最小となるヤード
作業計画に従って原料置場を管理することにより、同じ
く、前記課題を達成したものである。
及び受入予定量を含む原料入荷計画と、原料ヤードにお
ける銘柄別の在庫量、位置及びヤード占有長さ、並びに
空所の長さ及び位置を含むヤード運用状況と、原料使用
設備の操業計画に応じた原料使用計画とに基づき、且つ
、原料の貯積山の一方向端面を積付は端面とし、他方向
端面を払出し端面として、原料ヤードの作業計画を立案
することにより前記課題を達成したものである。 又、本発明は、原料置場管理方法において、入荷銘柄及
び受入予定量を含む原料入荷計画と、原料ヤードにおけ
る銘柄別の在庫量、位置及びヤード占有長さ、並びに空
所の長さ及び位置を含むヤード運用状況と、原料使用設
備の操業計画に応じた原料使用計画とに基づいて、入荷
銘柄の置場あるいは整粒銘柄の払出位置及び整粒後の置
場の計画を含むヤード作業計画を立案し、立案されたヤ
ード作業計画について、原料ヤード内の原料置場及び払
出し位置に基づき、ヤード作業に要する電力量を算出し
、算出された電力量が、所定期間内で最小となるヤード
作業計画に従って原料置場を管理することにより、同じ
く、前記課題を達成したものである。
本発明においては、原料ヤードの置場管理を行う際に、
原料の積付け、払出しのみならず整粒銘柄の積付け、払
出しを考慮して、長期的な展望にたった最良のヤード作
業計画を立案可能にする。 従って、適切な入荷原料の置場を決定できるため、運搬
船の滞船防止に優れた効果を示すのみならず、最適なり
−ド作業計画が立案できるため、平均在庫量を低減させ
ることができる。 又、本発明においては、原料ヤードで、払出し位置や積
付は位置が交銘したり、銘柄別管理方法を採用して更に
複雑化することに対し、ヤード内に積付けられた各貯積
山のヤード長手方向の一方向端面に払出し端面を割付け
、他方向の端面に積付は端面を割付け、ヤード作業を管
理することにより対処する0例えば前出第3図において
は、各貯積山のうち南(IN!I端面を積付ける端面と
し、その北側端面を払出し端面としてヤード作業計画を
立案する。 このようにすれば、第3図において、空所S2の大きさ
が銘柄Aの使用計画と銘柄Bの積付は計画(例えば銘柄
凰管理の場合)のみに依存して決まるようになり、それ
らの銘柄以外の作業計画との関係を断つことができる。 よって、空所S2への積付は銘柄の決定がし易い、又、
空所S3に関しても、同様に銘柄Bの使用計画と銘柄C
の積付は計画のみにより決まる。なお、この場合、各貯
積山は、払出しと積付けの繰り返しにより徐々に南側に
移動するため、北側に比較的大きな空所の発生する確率
が高く、その空所に新たに入荷される原料が積付けられ
ることになる。 又、ヤード計画を立案する際に、検討するケース数を大
幅に低減させることができる。従って、作業計画作成時
の負担が低減でき、且つその作業計画に基づいた操業結
果にその計画と同等の管理レベルが維持される。 即ち、ヤード作業計画の所定期間中に、10銘柄の払出
しと同じ10銘柄の積付けを行なうことを考えた場合、
少なくとも、払出し位置の選択可能なケース数が2 t
a通り(各銘柄毎に貯積山の両端面のいずれかを選択す
るケースが可能)あり、積付は位置の選択可能なケース
数が210通りあり、その合計で2” (=1.05X
106)通りあるため、このような多数のケースの中か
ら最適のものを選択し、ヤード作業計画を立案する必要
がある。又1.同じ銘柄が三田以上ある場合や、原料の
入荷く入船)計画に基づいてその置場を確保するために
整粒作業を入荷に合せて行なう場合には、更に多数のケ
ースを検討する必要がある。これに対して、前記のよう
に貯積山の一方向の端面に払出し@端面を他方の端面に
積付は側端面を予め割り付ければ、同じ銘柄が三田以上
ある場合、あるいは、原料の入荷(入船)計画に基づい
てその入荷原料の置場を確保するために整粒作業を該計
画に合せて行う場合以外には、基本的に作業対象銘柄を
決めることにより、払出し位置、積付は位置が自動的に
決定されるようになり、選択の負荷か大幅に低減される
。 以上のことから本発明により、ヤード作業計画の立案が
簡単、容易となり、立案に際して要する電子計算機等の
使用経費や人件費を低減させて置場管理コストを低下さ
せることができる。 又、本発明においては、電力使用量が最小となるヤード
作業計画に従って原料置場を管理するため、消費電力量
が低減する。このため、電力使用原単位が低減してコス
トが低下することから、原料ヤードの置場管理のコスト
が低減し、著しい実益が得られる。
原料の積付け、払出しのみならず整粒銘柄の積付け、払
出しを考慮して、長期的な展望にたった最良のヤード作
業計画を立案可能にする。 従って、適切な入荷原料の置場を決定できるため、運搬
船の滞船防止に優れた効果を示すのみならず、最適なり
−ド作業計画が立案できるため、平均在庫量を低減させ
ることができる。 又、本発明においては、原料ヤードで、払出し位置や積
付は位置が交銘したり、銘柄別管理方法を採用して更に
複雑化することに対し、ヤード内に積付けられた各貯積
山のヤード長手方向の一方向端面に払出し端面を割付け
、他方向の端面に積付は端面を割付け、ヤード作業を管
理することにより対処する0例えば前出第3図において
は、各貯積山のうち南(IN!I端面を積付ける端面と
し、その北側端面を払出し端面としてヤード作業計画を
立案する。 このようにすれば、第3図において、空所S2の大きさ
が銘柄Aの使用計画と銘柄Bの積付は計画(例えば銘柄
凰管理の場合)のみに依存して決まるようになり、それ
らの銘柄以外の作業計画との関係を断つことができる。 よって、空所S2への積付は銘柄の決定がし易い、又、
空所S3に関しても、同様に銘柄Bの使用計画と銘柄C
の積付は計画のみにより決まる。なお、この場合、各貯
積山は、払出しと積付けの繰り返しにより徐々に南側に
移動するため、北側に比較的大きな空所の発生する確率
が高く、その空所に新たに入荷される原料が積付けられ
ることになる。 又、ヤード計画を立案する際に、検討するケース数を大
幅に低減させることができる。従って、作業計画作成時
の負担が低減でき、且つその作業計画に基づいた操業結
果にその計画と同等の管理レベルが維持される。 即ち、ヤード作業計画の所定期間中に、10銘柄の払出
しと同じ10銘柄の積付けを行なうことを考えた場合、
少なくとも、払出し位置の選択可能なケース数が2 t
a通り(各銘柄毎に貯積山の両端面のいずれかを選択す
るケースが可能)あり、積付は位置の選択可能なケース
数が210通りあり、その合計で2” (=1.05X
106)通りあるため、このような多数のケースの中か
ら最適のものを選択し、ヤード作業計画を立案する必要
がある。又1.同じ銘柄が三田以上ある場合や、原料の
入荷く入船)計画に基づいてその置場を確保するために
整粒作業を入荷に合せて行なう場合には、更に多数のケ
ースを検討する必要がある。これに対して、前記のよう
に貯積山の一方向の端面に払出し@端面を他方の端面に
積付は側端面を予め割り付ければ、同じ銘柄が三田以上
ある場合、あるいは、原料の入荷(入船)計画に基づい
てその入荷原料の置場を確保するために整粒作業を該計
画に合せて行う場合以外には、基本的に作業対象銘柄を
決めることにより、払出し位置、積付は位置が自動的に
決定されるようになり、選択の負荷か大幅に低減される
。 以上のことから本発明により、ヤード作業計画の立案が
簡単、容易となり、立案に際して要する電子計算機等の
使用経費や人件費を低減させて置場管理コストを低下さ
せることができる。 又、本発明においては、電力使用量が最小となるヤード
作業計画に従って原料置場を管理するため、消費電力量
が低減する。このため、電力使用原単位が低減してコス
トが低下することから、原料ヤードの置場管理のコスト
が低減し、著しい実益が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。 この実施例は、第1図に示されるような構成の、原料ヤ
ードの作業計画(原料入荷計画、整粒計画、払出計画な
ど)を立案し、その作業計画からヤード作業に要する電
力量が最小の作業計画を選択し決定するための、ヤード
作業計画立案・決定装置である。なお、この立案・決定
装置には、電子計算機を用いることができる。 第1図のように、このヤード作業計画立案・決定装置に
は、運搬された原料の入荷銘柄及び受入予定量を含む入
荷計画を入力するための第1の入力部10と、原料ヤー
ドにおける銘柄別の原料在庫量、位置及びヤード専有長
さ並びに空所の長さ及び位置を含むヤード運用状況を入
力するための第2の入力部12と、原料使用設備である
高炉や焼結炉における原料の使用計画を入力するための
第3の入力部14とが備えられ、第1、第3の入力部1
0.14から入力された原料入荷計画及び、原料使用計
画は、計算処理部16に伝達される。 この計算処理部16は、伝達された原料入荷計画及び原
料使用計画に基づきヤード作業において処理し、ヤード
内外を移動させる原料の重量を算出するものであり、そ
の算出結果は、置場決定処理部18に入力される。 該置場決定処理部18には、ス、前記第2の入力部から
ヤード運用状況が入力される。この置場決定処理部18
は、入力された原料処理重量及びヤード運用状況から、
置場計画の中で最も堤先される入荷銘柄の積付は位置(
以下、この場合の積付は位置を置場という)を立案する
ものである。 前記置場決定処理部18の決定がなされるのとは別に、
前記算出□された原料重量及びヤード運用状況が置場決
定処理部20に入力される。 この置場決定処理部20は、入力された算出原料重量及
びヤード作業計画に基づき、前記入荷銘柄の置場以外の
各作業により考、慮するべき原料移動時の積付は位置や
払出し位置を立案するものである。 前記置場決定処理部18及び置場決定処理部20で立案
された結果の置場、積付は位置や払出しし位置等は、置
場計画と、して所要電力量算出部22に入力される。該
所要電力量算出部22は、入力された置場計画に基づい
て、作業期間中に、前出第4図に示したようなりクレー
マ2やスタッカ6等のヤードの使用機械やベルトコンベ
ア8A、8B等の作動により消費されると予測される所
要電力量を算出するものである。!出された所要電力量
は、前記置場計画と共にファイル24に伝達される。該
ファイル24は、それら置場計画の内容と共に所要電力
量を記憶するものである。 又、前記置場計画は判定処理部26に入力され、該判定
処理部26は、立案された置場計画以外に別の置場計画
が立案可能か否かを判定するものであり、別の置場計画
があると判断した場合には、前記置場決定処理部18に
再度置場計画を立案させる指令を出力し、一方、別の置
場計画がない場合には、置場計画と算出された所要電力
量を選択部28に入力する。 該選択部28は、立案された多数の置場計画の中から所
要電力量が最小の置場計画を選択するものであり、その
選択結果を陰極線管(CRT)表示装置30で表示する
ようになっている。 以下、実施例の作用を説明する。 第1図に示されるヤード作業計画立案・決定装置は、第
2図に示される手順に基づきヤード作業計画を立案し決
定する。 即ち、図の手順が始動すると、まずステップ100にお
いて、原料貯積山のヤード長手方向の一端を積付は端面
、他端を払出し端面に設定する。 実施例の場合、前出第4図に示したように原料ヤードの
rM側端を積付は端面とし、北ryA端を払出し端面と
している。4 次いでステップ110において、第1、第2、第3の入
力部10.12.14から原料入荷計画、ヤード運用状
況、原料使用計画を入力する。原料入荷計画として3ケ
月先までの入船予定日、入荷銘柄及び受入予定量を設定
し、又、原料使用計画として、同様に、高炉及び焼結工
場の操業計画に基づいて配合する指定銘柄の3ケ月先ま
での使用計画を設定する。 次いで、ステップ120において、計算処理部16が、
入力された原料入荷計画及び原料使用計画に基づいて、
ヤード作業において処理されヤード内外を移動する原料
の重量、即ち原料の入荷量、必要整粒量、必要払出し量
を算出する。 次いでステップ130において、算出された原料重量等
及び第2の入力部で設定されたヤード運用状況から、置
場決定処理部18が置場計画の中で最優先される入荷銘
柄の置場を立案すると共に、置場決定処理部20が、こ
の入荷銘柄の置場以外の各作業により発生する原料移動
時の積付は位置、払出し位置を立案する。 次いでステップ140において、立案された置場等の置
場計画に基づき所定期間中においてヤード機械やベルト
コンベアが稼動して消費すると予測される所要電力量を
求め、該所要電力量と決定された置場計画の内容と共に
ファイル24に記憶する。 次いでステップ160において、前記のように立案され
た置場計画以外の他の計画が立案可能か否かを判断する
。可能と判断されたならばステップ130に戻り、他の
置場計画を作成してその所要電力量と共にファイル24
に記憶する。 又、他の置場計画が立案できないのであればステップ1
70に進む、このステップ170においては、前記のよ
うに立案された多数の置場計画の中から、最小の所要電
力量の計画を選択する。 次いで、ステップ180において、選択された置場計画
をCR7表示装置30に表示する。 次いで、ステップ190において、オペレータはこのC
R7表示装置30のCRT画面を見ることにより、選択
された計画の良否を判定する6判定の結果、なお不都合
がある場合は、ステップ200に進んで、原料計画を見
立して変更や修正を行い、次いでステップ110に戻っ
て再度置場計画を立案し、立案された置場計画を検討す
る。 方、不都合がなければ、その置場計画に従って操業を行
う。 以上のようにして最良の置場計画を試行錯誤的に立案し
、順次原料ヤードの操業に適用していく。 次に、長さ90011.、幅501の領域を5固有する
鉱石ヤードに本発明を適用した結果を第1表に示す。 この鉱石ヤードにおいては毎月60〜70万tの鉱石を
荷揚げし、整粒後、焼結工場及び高炉に原料として搬送
している9通常の在庫量は90〜100万tの範囲で推
杉している。なお、第1表においては、本発明適用前の
6ケ月間と適用後の6ケ月間のヤード操業状況を比較し
て示している。 又、本発明適用後においては、前記実施例と同様に貯積
山の積付は端、払出し端を固定して置場計画を立案して
いる。 第 表 本発明により長期的な展望になって最良の置場計画を即
時に立案することができるので、第1表から、種々の漫
れた効果が得られていることが分る。即ち、本発明適用
後、必要生産量増加に伴い原料入荷量が上昇しているが
、それにも拘らず、平均在庫量は低下し、又、平均原料
貯蔵量は向上し、更には、電力使用量は低下している。 従って、原料ヤードの効率的な運用や電力原単位の減少
による置場管理コストの低減が本発明で確実に図れるこ
とがわかる。 又、本発明適用前においては、膨大なケース数の置場計
画を計算立案し、その中から最適な計画を選択している
のに対し、本発明適用後の場合において、払出し端、積
付は端を固定して置場計画を立案選択していたため、計
算するケース数が減少して、置場計画の作成時間を大幅
に低減可能なことがわかる。即ち、作成に要する電子計
算機等の使用コストが低減して、置場管理コストが低下
する。
。 この実施例は、第1図に示されるような構成の、原料ヤ
ードの作業計画(原料入荷計画、整粒計画、払出計画な
ど)を立案し、その作業計画からヤード作業に要する電
力量が最小の作業計画を選択し決定するための、ヤード
作業計画立案・決定装置である。なお、この立案・決定
装置には、電子計算機を用いることができる。 第1図のように、このヤード作業計画立案・決定装置に
は、運搬された原料の入荷銘柄及び受入予定量を含む入
荷計画を入力するための第1の入力部10と、原料ヤー
ドにおける銘柄別の原料在庫量、位置及びヤード専有長
さ並びに空所の長さ及び位置を含むヤード運用状況を入
力するための第2の入力部12と、原料使用設備である
高炉や焼結炉における原料の使用計画を入力するための
第3の入力部14とが備えられ、第1、第3の入力部1
0.14から入力された原料入荷計画及び、原料使用計
画は、計算処理部16に伝達される。 この計算処理部16は、伝達された原料入荷計画及び原
料使用計画に基づきヤード作業において処理し、ヤード
内外を移動させる原料の重量を算出するものであり、そ
の算出結果は、置場決定処理部18に入力される。 該置場決定処理部18には、ス、前記第2の入力部から
ヤード運用状況が入力される。この置場決定処理部18
は、入力された原料処理重量及びヤード運用状況から、
置場計画の中で最も堤先される入荷銘柄の積付は位置(
以下、この場合の積付は位置を置場という)を立案する
ものである。 前記置場決定処理部18の決定がなされるのとは別に、
前記算出□された原料重量及びヤード運用状況が置場決
定処理部20に入力される。 この置場決定処理部20は、入力された算出原料重量及
びヤード作業計画に基づき、前記入荷銘柄の置場以外の
各作業により考、慮するべき原料移動時の積付は位置や
払出し位置を立案するものである。 前記置場決定処理部18及び置場決定処理部20で立案
された結果の置場、積付は位置や払出しし位置等は、置
場計画と、して所要電力量算出部22に入力される。該
所要電力量算出部22は、入力された置場計画に基づい
て、作業期間中に、前出第4図に示したようなりクレー
マ2やスタッカ6等のヤードの使用機械やベルトコンベ
ア8A、8B等の作動により消費されると予測される所
要電力量を算出するものである。!出された所要電力量
は、前記置場計画と共にファイル24に伝達される。該
ファイル24は、それら置場計画の内容と共に所要電力
量を記憶するものである。 又、前記置場計画は判定処理部26に入力され、該判定
処理部26は、立案された置場計画以外に別の置場計画
が立案可能か否かを判定するものであり、別の置場計画
があると判断した場合には、前記置場決定処理部18に
再度置場計画を立案させる指令を出力し、一方、別の置
場計画がない場合には、置場計画と算出された所要電力
量を選択部28に入力する。 該選択部28は、立案された多数の置場計画の中から所
要電力量が最小の置場計画を選択するものであり、その
選択結果を陰極線管(CRT)表示装置30で表示する
ようになっている。 以下、実施例の作用を説明する。 第1図に示されるヤード作業計画立案・決定装置は、第
2図に示される手順に基づきヤード作業計画を立案し決
定する。 即ち、図の手順が始動すると、まずステップ100にお
いて、原料貯積山のヤード長手方向の一端を積付は端面
、他端を払出し端面に設定する。 実施例の場合、前出第4図に示したように原料ヤードの
rM側端を積付は端面とし、北ryA端を払出し端面と
している。4 次いでステップ110において、第1、第2、第3の入
力部10.12.14から原料入荷計画、ヤード運用状
況、原料使用計画を入力する。原料入荷計画として3ケ
月先までの入船予定日、入荷銘柄及び受入予定量を設定
し、又、原料使用計画として、同様に、高炉及び焼結工
場の操業計画に基づいて配合する指定銘柄の3ケ月先ま
での使用計画を設定する。 次いで、ステップ120において、計算処理部16が、
入力された原料入荷計画及び原料使用計画に基づいて、
ヤード作業において処理されヤード内外を移動する原料
の重量、即ち原料の入荷量、必要整粒量、必要払出し量
を算出する。 次いでステップ130において、算出された原料重量等
及び第2の入力部で設定されたヤード運用状況から、置
場決定処理部18が置場計画の中で最優先される入荷銘
柄の置場を立案すると共に、置場決定処理部20が、こ
の入荷銘柄の置場以外の各作業により発生する原料移動
時の積付は位置、払出し位置を立案する。 次いでステップ140において、立案された置場等の置
場計画に基づき所定期間中においてヤード機械やベルト
コンベアが稼動して消費すると予測される所要電力量を
求め、該所要電力量と決定された置場計画の内容と共に
ファイル24に記憶する。 次いでステップ160において、前記のように立案され
た置場計画以外の他の計画が立案可能か否かを判断する
。可能と判断されたならばステップ130に戻り、他の
置場計画を作成してその所要電力量と共にファイル24
に記憶する。 又、他の置場計画が立案できないのであればステップ1
70に進む、このステップ170においては、前記のよ
うに立案された多数の置場計画の中から、最小の所要電
力量の計画を選択する。 次いで、ステップ180において、選択された置場計画
をCR7表示装置30に表示する。 次いで、ステップ190において、オペレータはこのC
R7表示装置30のCRT画面を見ることにより、選択
された計画の良否を判定する6判定の結果、なお不都合
がある場合は、ステップ200に進んで、原料計画を見
立して変更や修正を行い、次いでステップ110に戻っ
て再度置場計画を立案し、立案された置場計画を検討す
る。 方、不都合がなければ、その置場計画に従って操業を行
う。 以上のようにして最良の置場計画を試行錯誤的に立案し
、順次原料ヤードの操業に適用していく。 次に、長さ90011.、幅501の領域を5固有する
鉱石ヤードに本発明を適用した結果を第1表に示す。 この鉱石ヤードにおいては毎月60〜70万tの鉱石を
荷揚げし、整粒後、焼結工場及び高炉に原料として搬送
している9通常の在庫量は90〜100万tの範囲で推
杉している。なお、第1表においては、本発明適用前の
6ケ月間と適用後の6ケ月間のヤード操業状況を比較し
て示している。 又、本発明適用後においては、前記実施例と同様に貯積
山の積付は端、払出し端を固定して置場計画を立案して
いる。 第 表 本発明により長期的な展望になって最良の置場計画を即
時に立案することができるので、第1表から、種々の漫
れた効果が得られていることが分る。即ち、本発明適用
後、必要生産量増加に伴い原料入荷量が上昇しているが
、それにも拘らず、平均在庫量は低下し、又、平均原料
貯蔵量は向上し、更には、電力使用量は低下している。 従って、原料ヤードの効率的な運用や電力原単位の減少
による置場管理コストの低減が本発明で確実に図れるこ
とがわかる。 又、本発明適用前においては、膨大なケース数の置場計
画を計算立案し、その中から最適な計画を選択している
のに対し、本発明適用後の場合において、払出し端、積
付は端を固定して置場計画を立案選択していたため、計
算するケース数が減少して、置場計画の作成時間を大幅
に低減可能なことがわかる。即ち、作成に要する電子計
算機等の使用コストが低減して、置場管理コストが低下
する。
第1図は、本発明の実施例に係るヤード作業計画立案・
決定装置の全体的な構成を示すブロック図、 第2図は、前記実施例装置により所要電力量が最小とな
るヤード作業計画の立案、選択などを行う手順を示す流
れ図、 第3図は、ヤード作業を説明するための、貯積山及び空
所のあるヤードの例を示す要部平面図、第4図は、原料
ヤードにおける積付け、払出し作業を説明するための、
原料ヤードの積付山及び空所の例を示す、一部配置図を
含む平面図である。 2・・・リクレーマ、 4・・・原料、 6・・・スタッカ、 8A、8B・・・第1、第2のベルトコンベア、10・
・・第1の入力部、 12・・・第2の入力部、 14・・・第3の入力部、 16・・・計算処理部、 18・・・置場決定処理部、 20・・・置場決定処理部、 2・・・所要電力量算出部、 4・・・ファイル、 6・・・判定処理部、 8・・・選択部、 0・・・陰極線管(CRT) 表示装置。
決定装置の全体的な構成を示すブロック図、 第2図は、前記実施例装置により所要電力量が最小とな
るヤード作業計画の立案、選択などを行う手順を示す流
れ図、 第3図は、ヤード作業を説明するための、貯積山及び空
所のあるヤードの例を示す要部平面図、第4図は、原料
ヤードにおける積付け、払出し作業を説明するための、
原料ヤードの積付山及び空所の例を示す、一部配置図を
含む平面図である。 2・・・リクレーマ、 4・・・原料、 6・・・スタッカ、 8A、8B・・・第1、第2のベルトコンベア、10・
・・第1の入力部、 12・・・第2の入力部、 14・・・第3の入力部、 16・・・計算処理部、 18・・・置場決定処理部、 20・・・置場決定処理部、 2・・・所要電力量算出部、 4・・・ファイル、 6・・・判定処理部、 8・・・選択部、 0・・・陰極線管(CRT) 表示装置。
Claims (2)
- (1)入荷銘柄及び受入予定量を含む原料入荷計画と、
原料ヤードにおける銘柄別の在庫量、位置及びヤード占
有長さ、並びに空所の長さ及び位置を含むヤード運用状
況と、原料使用設備の操業計画に応じた原料使用計画と
に基づき、且つ、原料の貯積山の一方向端面を積付け端
面とし、他方向端面を払出し端面として、原料ヤードの
作業計画を立案するようにしたことを特徴とするヤード
作業計画立案方法。 - (2)入荷銘柄及び受入予定量を含む原料入荷計画と、
原料ヤードにおける銘柄別の在庫量、位置及びヤード占
有長さ、並びに空所の長さ及び位置を含むヤード運用状
況と、原料使用設備の操業計画に応じた原料使用計画と
に基づいて、入荷銘柄の置場あるいは整粒銘柄の払出位
置及び整粒後の置場の計画を含むヤード作業計画を立案
し、立案されたヤード作業計画について、原料ヤード内
の原料置場及び払出し位置に基づき、ヤード作業に要す
る電力量を算出し、 算出された電力量が、所定期間内で最小となるヤード作
業計画に従つて原料置場を管理することを特徴とする原
料置場管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294354A JPH02138022A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | ヤード作業計画立案方法及び原料置場管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294354A JPH02138022A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | ヤード作業計画立案方法及び原料置場管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02138022A true JPH02138022A (ja) | 1990-05-28 |
Family
ID=17806626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63294354A Pending JPH02138022A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | ヤード作業計画立案方法及び原料置場管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02138022A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002536268A (ja) * | 1999-02-02 | 2002-10-29 | オーストラク・プロジエクト・マネジメント・ピーテイワイ・リミテツド | バルク材料の貯蔵場 |
-
1988
- 1988-11-21 JP JP63294354A patent/JPH02138022A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002536268A (ja) * | 1999-02-02 | 2002-10-29 | オーストラク・プロジエクト・マネジメント・ピーテイワイ・リミテツド | バルク材料の貯蔵場 |
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