JPH02136641A - 空気調和機の運転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はインバータ駆動圧縮機を備えた空気調和機の運
転方法に関する。

（従来の技術） 従来、インバータ駆動圧縮機を備えた空気調和機におい
ては、その負荷に応じてインバータ周波数を変更して圧
縮機の回転数を変化させることによって空気調和機の能
力を制御している。

なお、空気調和機の負荷は通常、室内空気又は空気調和
機から吹き出される空気の温度を検出し、この検出温度
と予め定められた設定温度との差によって求められてい
る。

この種空気調和機の暖房運転時における暖房能力Ｑ及び
暖房負荷りの外気ｉｔ及びインバータ周波数Ｈｚ並びに
圧縮機回転数Ｎに対する関係が第５図に示され、暖房能
力Ｑはインバータ周波数Ｈ２、即ち、圧縮機の回転数Ｎ
の増大に応じて、Ｑ、　、Ｑ、　、Ｑ、のように増大す
ると同時に外気温ｔの上昇に応じて上昇する。一方、暖
房負荷りは外気温の上昇に応じて低下する。そして、空
気調和機は暖房負荷りの線と暖房能力Ｑｌ　、Ｑｉ　、
Ｑ、の線の交点Ｐ、　、Ｐ、　、Ｐ、で運転される。

また、冷房運転時における冷房能力Ｑ及び冷房負荷りの
外気温を及びインバータ周波数Ｈｚ並びに圧縮機回転数
Ｎに対する関係が第６図に示され、冷房能力Ｑはインバ
ータ周波数Ｈｚ、即ち、圧縮機回転数Ｎの増大に応して
Ｑｌ、Ｑｌ、Ｑ、のように増大すると同時に外気温ｔの
上昇に応じて下降する。そして、冷房負荷りの線と冷房
能力Ｑ１、ＱＩ、ＱＩＩの線との交点ｐ、　、Ｐム、Ｐ
、で運転される。

また、この空気調和機の能力は第７図に示すようにイン
バータ周波数がＨｚ＋以上に上昇すると、これに応して
概略直線的に増大する。

また、この空気調和機の圧縮機人力Ｗは第８図に示すに
ようにインバータ周波数がＨｚ、以上に上昇すると、こ
れに応じて概略２次曲線を画いて増大する。

また、この空気調和機の圧縮機騒音Ｓは第９図に示すよ
うにインバータ周波数がＨｚ、以上に上昇するとこれに
応じて直線的に増大する。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の空気調和機においては、その暖房運転及び冷
房運転の開始時、それぞれ負荷に応じてインバータ周波
数が変化しこのインバータ周波数に対応する回転数で圧
縮機が回転するので、運転の立ち上がり時における騒音
及び消費電力が大きいという不具合があった。

本発明は、空気調和機の暖房運転時、外気温が高い場合
には、低い場合に比し、暖房能力が高いとともに立ち上
がり時間が若干増加しても在室者に差程痛痒を惑しさせ
ないこと並びに冷房運転時、外気温が低い場合には高い
場合に比し冷房能力が高いとともに立上り時間が若干増
加しても在室者に差程痛痒を感じさせないことに着目し
てなされたものであって、その目的とするところは運転
開始時における騒音及び消費電力を低減させようとする
にある。

（課題を解決するための手段） 本発明においては、上記目的を達成するため、インバー
タ周波数の可変周波数範囲を複数の運転範囲に区分し、
外気温に応じていずれかの運転範囲を選択し、選択され
た運転範囲内でインバータ周波数を変更して能力制御運
転を行うことを特徴としている。

（作用） 本発明においては、上記構成を具えているため、外気温
に応して選択された運転範囲内でインバータ周波数を変
更することにより能力制御運転が行なわれる。

（実施例） 本発明の１実施例が第１図ないし第４図に示されている
。

第１図において、ｌはインバータ駆動圧縮機、２は四方
切換弁、３は室外熱交換器、４は膨張弁、５は室内熱交
換器、６はアキュムレータ、７．８は操作弁、９は室外
ファン１０の駆動用モータ、１１は室内ファン、１２は
インバータ、１３はコントローラ、１４は室温センサ、
１５は外気温センサ、１６は交流電源である。

冷媒は冷房時には実線矢印方向、暖房時には破線矢印方
向に循環する。

第２図にはコントローラ１３の制御ブロック図が示され
ている。

外気温センサ１５の出力はコントローラ１３の運転範囲
選択手段２４に入力され、ここで外気温に応じて運転範
囲が選択される。

即ち、暖房運転時のインバータ周波数の可変周波数範囲
は、第３図に示されるように、複数の運転範囲Ｒ１，Ｒ
ｔ、Ｒｓに区分され、これら各運転範囲は外気温が高く
なるのに従ってインバータ周波数が低くなるように予め
定められている。

同様に、冷房運転時のインバータ周波数の可変周波数範
囲は第４図に示すように複数個Ｖ、　、　Ｖ２、■３に
区分され、これら各運転範囲は外気温が低くなるのに従
ってインバータ周波数が低くなるように予め定められて
いる。

一方、室温センサ１４の出力はコントローラ１３の比較
手段２５に人力され、ここで室温設定手段２６により設
定された設定温度と比較され、両者の偏差が周波数決定
手段２７に出力される。周波数決定手段２７では運転範
囲選択手段２４で選択された運転範囲内でインバータ周
波数を決定し、出力手段２日を介してインバータ１２に
出力することにより圧縮機１に供給される電流の周波数
を変更して、圧縮機１の回転数を増減する。

かくして、暖房運転時に外気温が高い場合及び冷房運転
時に外気温が低い場合にはインバータ周波数が低い運転
範囲が選択され、空気調和機の能力が制御されるので立
上がり時間が若干長くなるが、圧縮機１の消費電力及び
騒音を低下させることが可能となる。一方、暖房運転時
、外気温が低い場合及び冷房運転時、外気温が高い場合
には、インバータ周波数が高い運転範囲が選択されるの
で、空気調和機は大きな能力を発揮でき、従って、立上
がり時間を短くしうる。

（発明の効果） 本発明においては、インバータ周波数の可変周波数範囲
を複数の運転範囲に区分し、外気温に応していずれかの
運転範囲を選択し、選択された範囲内でインバータ周波
数を変更して能力制御運転を行うので、外気温に応じて
空気調和機の能力を制限することによりその消費電力及
び騒音を低下することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の１実施例を示し、第１図
は系統図、第２図はコントローラの制御ブロック図、第
３図は暖房運転時の外気温と運転範囲との関係を示す線
図、第４図は冷房運転時の外気温と運転範囲との関係を
示す線図である。 第５図ないし第９図は従来の空気調和機の１例を示し、
第５図は暖房能力及び暖房負荷の外気温及びインバータ
周波数並びに圧縮機回転数に対する関係を示す線図、第
６図は冷房能力及び冷房負荷の外気温及びインバータ周
波数並びに圧縮機回転数に対する関係を示す線図、第７
図は能力とインバータ周波数との関係を示す線図、第８
図は圧縮機入力とインバータ周波数との関係を示す線図
、第９図は圧縮機騒音とインバータ周波数との関係を示
す線図である。 圧縮機−１、インバーター１２、コントローラー１３、
第１図 第５図 第６図 イ）バータ岡返数 ｆ、ツノＳ：一夕岡ｊａｉ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 負荷に応じてインバータ周波数を変更して圧縮機の回転
   数を変化させることにより能力を制御する空気調和機に
   おいて、上記インバータ周波数の可変周波数範囲を複数
   の運転範囲に区分し、外気温に応じていずれかの運転範
   囲を選択し、選択された運転範囲内でインバータ周波数
   を変更して能力制御運転を行うことを特徴とする空気調
   和機の運転方法。