JPH0213649Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 Ａ 考案の目的 イ 産業上の利用分野 本案は、新規な構成を有するあずまやに関する
ものである。

ロ 従来の技術とその問題点 従来、庭などにあずまやを建てようとする場
合、すべて注文によらなければならない。

しかし、この注文方法では計画から着工、完了
まで相当の日数を要し、施工時には芝生、植木な
どへの破損を避けることができないと共に、価格
も高価なものとならざるを得ない。

Ｂ 考案の構成 イ 課題を解決するための手段 本願ではおおよそ下記のものによつて上述した
問題を解決しようとするものである。

すなわち、本願のものは、四方に配した前方左
右および後方左右の支柱２，３，４，５の上端に
屋根１３を設置すると共に、これら前方左右およ
び後方左右の支柱２，３，４，５の下端部２Ａ，
３Ａ，４Ａ，５Ａより所定高さの基礎部２Ｂ，３
Ｂ，４Ｂ，５Ｂを残した位置をもつて、床面７が
敷設されていると共に、支柱のうち前後に位置す
る左方の支柱２，４間および前後に位置する右方
の支柱３，５間には所定高さの壁板９が張設され
ているあずまやである。

そして、床面７上には焼肉用炉を有するテーブ
ルと、このテーブルに対応する椅子を配設するこ
とができる。

ロ 考案の実施例 １はからまつ材を主材とする本案のあずまやで
ある。

２，３，４，５は所定間隔をもつて四隅に配し
た前方左右および後方左右に配した支柱で、この
支柱２，３，４，５の下方には、当該支柱の下端
部２Ａ，３Ａ，４Ａ，５Ａより所定高さの基礎部
２Ｂ，３Ｂ，４Ｂ，５Ｂを残した位置をもつて、
これら支柱間を連結する土台用横架材６が連結さ
れている。

７はこの横架材６を利用して敷設された床面で
ある。

８は上記支柱のうち前後に位置する左方の支柱
２，４間および前後に位置する右方の支柱３，５
間に所定高さをもつて水平に横架された中間横架
材で、この中間横架材８と土台用横架材６間には
壁板９が張設されている。

１０は支柱２，３，４，５の上端を連結する桁
材、１１は桁材間に張設された中央横架材で、こ
の中央横架材１１の中央には屋根を支持するつか
材１２が植設されている。

１３は寄棟の特殊形である方形（宝形）の屋根
であるが、つか材１２の上端と上記各支柱の上端
とを連結する合掌材１３Ａとこの合掌材間を連結
する母屋材１３Ｂとこれら母屋材の上面に張設さ
れた野地板とこの野地板の上面に敷設されたアス
フアルトフエルト、さらに、アスフアルトフエル
トの上面にふかれた杉皮とから構成されている。

１３A′は合掌材１３Ａの先端下面に刻設した
吊り上げ用ワイヤーロープの係止用くぼみであ
る。

１４は上記床面のほぼ中央位置に設けられたテ
ーブルで、このテーブルは四脚１４Ａと天板１４
Ｂとからなり、かつ、この天板には焼肉用炉１５
が付設されている。

そこで、この焼肉用炉１５は天板１４Ｂに開口
せしめた開口部１４Ｃの下面に断面状の火室１
５Ａを垂下せしめ、この火室１５Ａの側壁に開閉
自在の蓋１５Ｂを有する空気口１５Ｃが設けら
れ、かつ、火室１５Ａの上面には焼肉用あみ１５
Ｄが脱着自在に張設されている。

なお、上記天板の開口部１４Ｃには、着脱自在
に蓋１４C′が嵌着されている。

１６は上記テーブルに対応するよう配設された
椅子である。

１７は地中にあらかじめ打設された基礎用くい
である。

Ｃ 考案の効果 本案は、上述の通り構成されているから、当該
あずまやの設置を所望する個所に据付けのために
基礎用くい１７を打設する。

ついで、ワイヤーロープ１８をかけ、クレーン
（図示略）で吊り上げながら基礎部２Ｂ，３Ｂ，
４Ｂ，５Ｂを、くい１７上に設置し、両者を連結
固定する。

この場合、この基礎部を必要に応じて切断して
高さの調整をすることができる。

さらに、上述の効果に加えて、焼肉用炉１５を
有するテーブル１４と、このテーブルに対応する
椅子１６が配設されているから、屋外で焼肉など
を楽しむことができる。

このように本案のものによれば、冒頭で指摘し
た問題を解決してあずまやを得ることができると
共に、屋外で楽しむ回数を増やすことによつて、
肉体的、精神的な健康を維持することができる。
また、家族その他の対話の機会をも増やすことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の斜視図、第２図はＡ−Ａ線断面
図、第３図は一部を省略した縦断面図、第４図は
テーブル部分の平面図、第５図は同上の縦断面
図、第６図はＢ部分の拡大図である。 １……あずまや、２，３，４，５……支柱、７
……床面、１３……屋根、１４……テーブル、１
５……焼肉用炉、１６……椅子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 四方に配した前方左右および後方左右の支柱
   ２，３，４，５の上端に屋根１３を設置すると共
   に、これら前方左右および後方左右の支柱２，
   ３，４，５の下端部２Ａ，３Ａ，４Ａ，５Ａより
   所定高さの基礎部２Ｂ，３Ｂ，４Ｂ，５Ｂを残し
   た位置をもつて、床面７が敷設されていると共
   に、支柱のうち前後に位置する左方の支柱２，４
   間および前後に位置する右方の支柱３，５間には
   所定高さの壁板９が張設されていると共に、床面
   ７上には焼肉用炉１５を有するテーブル１４と、
   このテーブルに対応する椅子１６を配設したこと
   を特徴とするあずまや。