JPH0213603A - 地中熱による路面融雪方法 - Google Patents

地中熱による路面融雪方法

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Publication number
JPH0213603A
JPH0213603A JP63160431A JP16043188A JPH0213603A JP H0213603 A JPH0213603 A JP H0213603A JP 63160431 A JP63160431 A JP 63160431A JP 16043188 A JP16043188 A JP 16043188A JP H0213603 A JPH0213603 A JP H0213603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
snow
pipe
inner pipe
melting
Prior art date
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Pending
Application number
JP63160431A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamazaki
昭 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP63160431A priority Critical patent/JPH0213603A/ja
Publication of JPH0213603A publication Critical patent/JPH0213603A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、地中熱を利用して路面等に堆積した雪を有効
に融かす方法に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、冬季の降雪期に道路、歩道、駐車場等の路面
に堆積した雪を簡便に除雪または融雪する方法が求めら
れてきた。
従来の融雪方法としては、下記のものがある。
■ 路面散水法 この方法は、道路の分離帯にパイプを配管し、2〜5m
毎に噴水口を設け、水を噴き出して融雪する。
しかし、この方法は井戸水(地下水)を枯渇させ、地盤
沈下を起し、歩行者を汚染し、河川水では低温すぎて効
果が低く、海水では低温、かつ物が錆るなどの問題があ
る。
■ 路面上加熱法 この方法は、路面下に配管を敷き詰め、これに温水、地
下水を通水するかまたはヒート・パイプを敷き、加熱す
る。時には、電熱線を敷き詰め通電加熱することもある
しかし、この方法は、コスト(イニシャル、ランニング
とも)が高い、路面を補修するのにじゃまになり、路面
にフラッフをつくりやすく、地下水の枯渇を招くなどの
問題がある。
■ 流雪溝投入方法 この方法は流水による溝をめくらし、人力によりこの溝
へ集めた雪を投入する。
しかし、この方法は水源不足を招き、人力の奉仕に頼る
などの問題がある。
前記のように、水源さえあれば、淡水で融雪を行うのが
最も経済的である。しかし、水源の枯渇・汚染・水利権
等の点で困難である。コストを考えれば、周辺にある自
然エネルギを利用することが最も望ましい。
太陽熱によって暖められている地球表層の地中では、5
メートル地下で、約3箇月遅れて寒暖の周期が現われる
。例えば、約20メートルの地下では10〜15°Cで
恒温となっている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、地中熱を存効に利用
することにより省エネルギ化を図るとともに、融雪用水
を回収循環することによって環境の保全を図る融雪方法
を得ることにある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明の地中熱による路面融雪方法は、被融雪面の周辺
地中に鋼管杭を埋設すること、咳鋼管杭を外管と内管と
からなる二重構造に構成すること、該外管と該内管との
間に画定される環状間隙内にスパイラル・リブを設ける
こと、前記内管内部に゛融雪用水を蓄えること、該融雪
用水を被融雪面上に散布すること、被融雪面上に散布さ
れた水および融雪水を回収して前記環状間隙内に誘導す
ること、該環状間隙内の水を地中熱によって加熱し、前
記内管内部に戻すことからなる手段によって、上記課題
を解決している。
(ホ)作用 本発明の方法においては、次の点に基礎をおいている。
■ 雪に対して水を直接接触させて融雪する。
■ 水は地下に蓄水する。
■ 水は繰り返し使用する。、融雪によって水となった
水も利用する。
■ 水を融雪に必要なレベルの温度(4°C以上)にす
るために、土壌のもつ地中熱を利用する。
以上の点を実現するために次の手段をとる。
■ 地中に熱伝導の良い鋼管杭を埋設する。
■ 地中熱を効率よく取り出し、かつ水と熱交換をする
ために外管とをもつ2重管構造とし、しかも、外管と内
管との間隙で螺旋を措いて水が移動するようなスパイラ
ル・リブを形成する。
■ 地中の鋼管杭の内管の中に蓄えられた水をポンプに
より吸引し、地上の路面に噴出させ融雪する。
■ 融雪された水を側溝に集め、再び地下に導く。
水中のゴミ、泥をろ過する。
■ 流下した冷水を一旦内管の最下部に導いた後、外管
と内管との隙間を螺旋を描きながら地中熱を吸収しつつ
上昇させる。
■ 地中熱により8〜10゛Cに加熱された水を再び内
管の内部に蓄水する。
(へ)実施例 図面を参照して本発明の融雪方法の実施例について説明
する。第1図に示すように、本発明の融雪方法において
は、まず被融雪面1の周辺地中に鋼管杭2を埋設する。
鋼管杭2を外管21と内管22とからなる二重構造に構
成する。外管21と内管22との間に画定される環状間
隙23内にスパイラル・リブ24を設ける。内管22の
内部221に融雪用水を蓄える。
内管22の内部221に導水管3を連通させ、ポンプ4
で吸引し、スプリンクラ5によって融雪用水を被融雪面
上に散布する。
被融雪面l上に散布された水および融雪水を側溝6で回
収し、ろ過器7で浄化し、導水管8をかいして鋼管杭6
の底部から環状間隙23内に誘導する。このようにして
誘導した水をスパイラル・リブ24にそって上昇させな
がら地中熱によって加熱し、内管22の内部221に戻
す。
本発明の融雪方法を実際の路面に適用した具体例を第2
図に示す。
■ 鋼管杭2 直径600mmX長さ12m×厚み6m+++X内容積
3.4rr?X1本 ■ 路面1 幅3.5 m X長さ40m ■ ポンプ4 流量50n/min ■ スプリンクラ5 流95 ff/min X 10個X4mピンチ■ 融
雪結果 気温0〜−2°Cにおいて10c+nの積雪を30分で
一部シャーヘット状を残したが、はぼ融雪することがで
きた。
(ト)効果 本発明によれば、下記の効果が得られる。
■ 加熱源を必要としない。ポンプ用電力以外は不要で
あり、積雪の程度に応じ、融雪ブロンク(区域)を切換
えれば、1本の鋼管で40〜100mの道路を融雪でき
る。
■ 水源を必要としない。雨水も入ってくるので、わず
かな管理で蓄水の汚染を心配することもない。
■ 社会資本として蓄積される。毎年、自治体がその管
理する道路の除雪のために費す経費は巨費にのぼるが、
これが全く残らない。しかし、本発明を適用すれば社会
資本として残る。
■ 道路工事と同時施行が可能である。新設する道路工
事であれば、杭打ち・掘削などの機械を利用して施行で
きる。
■ 他の応用分野として、積雪地の一般家屋、ビルディ
ング、工場等のN根融雪にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の路面融雪方法の説明図。第2図は本発
明の方法の具体的実施例の説明図。 1:路面       2:鋼管杭 3.8=導水管    4:ポンプ 5ニスプリンタラ   6:側溝 7:ろ過器     21:外管 22:内管      23:環状間隙24:スパイラ
ル・リブ (外4名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被融雪面の周辺地中に鋼管杭を埋設すること、該鋼管杭
    を外管と内管とからなる二重構造に構成すること、該外
    管と該内管との間に画定される環状間隙内にスパイラル
    ・リブを設けること、前記内管内部に融雪用水を蓄える
    こと、該融雪用水を被融雪面上に散布すること、被融雪
    面上に散布された水および融雪水を回収して前記環状間
    隙内に誘導すること、該環状間隙内の水を地中熱によっ
    て加熱し、前記内管内部に戻すことからなる地中熱によ
    る路面融雪方法。
JP63160431A 1988-06-28 1988-06-28 地中熱による路面融雪方法 Pending JPH0213603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017721A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社育水舎アクアシステム 室外機システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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