JPH02135742A - ヘテロ接合型電界効果トランジスタ - Google Patents
ヘテロ接合型電界効果トランジスタInfo
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- JPH02135742A JPH02135742A JP28985588A JP28985588A JPH02135742A JP H02135742 A JPH02135742 A JP H02135742A JP 28985588 A JP28985588 A JP 28985588A JP 28985588 A JP28985588 A JP 28985588A JP H02135742 A JPH02135742 A JP H02135742A
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Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は半導体装置に係わり、特に化合物半導体を用い
たヘテロ接合型電界効果トランジスタの構造に関する。
たヘテロ接合型電界効果トランジスタの構造に関する。
(従来の技術)
InPは現在マイクロ波半導体素子材料の主流を占めて
いるGaAsに比べて、電子飽和速度が大きく。
いるGaAsに比べて、電子飽和速度が大きく。
また、熱伝導度が大きい等の特性を有するため、電力用
マイクロ波素子としてGaAsを上回る高周波動作が期
待されている。ところでInPでは、GaAsのように
、逆方向リーク電流の小さい良好なショットキ接合を形
成することが困難なため、金属/絶縁膜/半導体構造を
ゲートとする絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下
MIS FETと略す)を中心に開発されてきた。しか
しながら、長年の努力にもかかわらず、通常の方法で形
成された5in2をゲート絶縁膜として用いたInP
MIS FETではドレイン電流が時間と共に変動する
という深刻な問題を有し、また界面準位の影響によりデ
イブレジョンモードで良好な特性を得ることが困難であ
り、現在まで実用化されていない。
マイクロ波素子としてGaAsを上回る高周波動作が期
待されている。ところでInPでは、GaAsのように
、逆方向リーク電流の小さい良好なショットキ接合を形
成することが困難なため、金属/絶縁膜/半導体構造を
ゲートとする絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下
MIS FETと略す)を中心に開発されてきた。しか
しながら、長年の努力にもかかわらず、通常の方法で形
成された5in2をゲート絶縁膜として用いたInP
MIS FETではドレイン電流が時間と共に変動する
という深刻な問題を有し、また界面準位の影響によりデ
イブレジョンモードで良好な特性を得ることが困難であ
り、現在まで実用化されていない。
ところが、近年これらの問題を改善する新規なゲート構
造を有するヘテロ接合型ゲートInP MISFETが
開発され注目されている。このMIS FETはゲート
絶縁膜を分子線エピタキシャル成長させたアンドープA
lGaAsとするもので、デイブレジョンモードで良好
かつ安定な特性を有する。
造を有するヘテロ接合型ゲートInP MISFETが
開発され注目されている。このMIS FETはゲート
絶縁膜を分子線エピタキシャル成長させたアンドープA
lGaAsとするもので、デイブレジョンモードで良好
かつ安定な特性を有する。
第3図にこのヘテロ接合型InP MIS FETの断
面構造図を示す。第3図に示されるように、半絶縁性I
nP基扱基板1上に順次積層して高純度のInPバッフ
ァ層102、n型InPチャンネル層103が気相成長
法を用いて形成されている。104は不純物を含まない
半絶縁性AlGaAs膜で、この膜は分子線エピタキシ
ャル成長法を用いて形成される。105.106はそれ
ぞれ前記n型InPチャンネル層103にオーミック接
触するソース電極、ドレイン電極である。
面構造図を示す。第3図に示されるように、半絶縁性I
nP基扱基板1上に順次積層して高純度のInPバッフ
ァ層102、n型InPチャンネル層103が気相成長
法を用いて形成されている。104は不純物を含まない
半絶縁性AlGaAs膜で、この膜は分子線エピタキシ
ャル成長法を用いて形成される。105.106はそれ
ぞれ前記n型InPチャンネル層103にオーミック接
触するソース電極、ドレイン電極である。
107はゲート電極で半絶縁性AlGaAs膜104を
介してn型InPチャンネル層103上に設けられ、前
記半絶縁性AlGaAs膜104とともにInP、Oy
’lJ 108で被覆されている。そして、ソース電
極105及びドレイン電極106間を流れる電流を制御
する。
介してn型InPチャンネル層103上に設けられ、前
記半絶縁性AlGaAs膜104とともにInP、Oy
’lJ 108で被覆されている。そして、ソース電
極105及びドレイン電極106間を流れる電流を制御
する。
本構造のヘテロ接合型InP MIS FETは既に述
べたように、非常に安定した特性を示し、従来のInP
MIS FETに見られた電流ドリフト等も見られな
い。しかしながら、本構造のヘテロ接合型InPMIS
FETでは、その静特性において、いわゆる「上詰ま
り現象」と呼ばれている欠点があった。このr上詰まり
現象」というのは、第4図に示すように。
べたように、非常に安定した特性を示し、従来のInP
MIS FETに見られた電流ドリフト等も見られな
い。しかしながら、本構造のヘテロ接合型InPMIS
FETでは、その静特性において、いわゆる「上詰ま
り現象」と呼ばれている欠点があった。このr上詰まり
現象」というのは、第4図に示すように。
静特性においてゲート電圧を浅く、すなわち、Oy近く
あるいは1■〜2vといった正の値にしたときに相互コ
ンダクタンスが小さくなることをいっている。(この図
においては線の間隔が上の方はど狭まっているのに対応
している。)この「上詰まり現象」はマイクロ波用電力
素子にとって致命的である。すなわち、電力素子にとっ
てはいかに大きな電流が流せるかが、いかに大きな電圧
が印加できるかということと共に重要であり、これらが
最大出力を決定する。従って、ゲート電圧を正にしても
電流が少ししか増えない「上詰まり現象」は好ましくな
い。一般に、InP MIS FETの利点の一つが、
ゲート電圧を正方向に大きくすることが可能で大電流化
を実現しやすいという点であることを考えれば、r上詰
まり現象」がいかに大きな欠点であるか理解できよう。
あるいは1■〜2vといった正の値にしたときに相互コ
ンダクタンスが小さくなることをいっている。(この図
においては線の間隔が上の方はど狭まっているのに対応
している。)この「上詰まり現象」はマイクロ波用電力
素子にとって致命的である。すなわち、電力素子にとっ
てはいかに大きな電流が流せるかが、いかに大きな電圧
が印加できるかということと共に重要であり、これらが
最大出力を決定する。従って、ゲート電圧を正にしても
電流が少ししか増えない「上詰まり現象」は好ましくな
い。一般に、InP MIS FETの利点の一つが、
ゲート電圧を正方向に大きくすることが可能で大電流化
を実現しやすいという点であることを考えれば、r上詰
まり現象」がいかに大きな欠点であるか理解できよう。
さらにr上詰まり」があると、マイクロ波電力用FET
の重要な基本性能である入出力特性の線形性を損なう結
果となる。事実、我々の試作したヘテロ接合型InP
MIS FETの評価結果においても、ある種の絶縁物
をゲート絶縁膜とした通常タイプのMIS FETに比
べ、安定性の上では優っていたものの、最大出力、線形
性の点では劣っていた。
の重要な基本性能である入出力特性の線形性を損なう結
果となる。事実、我々の試作したヘテロ接合型InP
MIS FETの評価結果においても、ある種の絶縁物
をゲート絶縁膜とした通常タイプのMIS FETに比
べ、安定性の上では優っていたものの、最大出力、線形
性の点では劣っていた。
(発明が解決しようとする課題)
このr上詰まり現象」は、InPとAlGaAsの接合
によりInPの導電帯が持ち上げられ、ソース・ゲート
電極間あるいはゲート・ドレイン電極間のInP表面に
空乏層ができ、この空乏層がソースからドレイン電極へ
と流れこむ電極を制限する為、ゲート電圧の変化に対す
るドレイン電流の変化が小さくなる事に原因がある。
によりInPの導電帯が持ち上げられ、ソース・ゲート
電極間あるいはゲート・ドレイン電極間のInP表面に
空乏層ができ、この空乏層がソースからドレイン電極へ
と流れこむ電極を制限する為、ゲート電圧の変化に対す
るドレイン電流の変化が小さくなる事に原因がある。
本発明は上に述べた従来のヘテロ接合型MISFETの
欠点に鑑みてなされたもので、「上詰まり現象」が小さ
く従って高出力で線形性に優れたマイクロ波電力用ヘテ
ロ接合型InP MIS FIETを提供する事を目的
としている。
欠点に鑑みてなされたもので、「上詰まり現象」が小さ
く従って高出力で線形性に優れたマイクロ波電力用ヘテ
ロ接合型InP MIS FIETを提供する事を目的
としている。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明では、絶縁性あるいは
半絶縁性基板上に設けられたn型チャンネル層と、該n
型チャンネル層とオーミック接触するソース電極および
ドレイン電極と、該ソース電極とドレイン電極の間にあ
り半絶縁性薄膜を介して前記n型チャンネル層上に設け
られたゲート電極とを有したヘテロ接合型電界効果トラ
ンジスタにおいて、前記半絶縁性薄膜がソース・ドレイ
ン電極間のチャンネル層の全部を覆わずにソース・ゲー
ト電極間領域、あるいはソース・ゲート電極間領域とゲ
ート・ドレイン電極間領域とに欠如部を有し、この欠如
部の前記n型チャンネル層表面が、前記半絶縁性薄膜と
n型チャンネル層の接合により引き起されるn型チャン
ネル層の導電帯のもち上げにくらべて、小さな導電帯の
もち上げとなるような酸化絶縁物で被覆されていること
を特徴とする。
半絶縁性基板上に設けられたn型チャンネル層と、該n
型チャンネル層とオーミック接触するソース電極および
ドレイン電極と、該ソース電極とドレイン電極の間にあ
り半絶縁性薄膜を介して前記n型チャンネル層上に設け
られたゲート電極とを有したヘテロ接合型電界効果トラ
ンジスタにおいて、前記半絶縁性薄膜がソース・ドレイ
ン電極間のチャンネル層の全部を覆わずにソース・ゲー
ト電極間領域、あるいはソース・ゲート電極間領域とゲ
ート・ドレイン電極間領域とに欠如部を有し、この欠如
部の前記n型チャンネル層表面が、前記半絶縁性薄膜と
n型チャンネル層の接合により引き起されるn型チャン
ネル層の導電帯のもち上げにくらべて、小さな導電帯の
もち上げとなるような酸化絶縁物で被覆されていること
を特徴とする。
(作 用)
本発明によるヘテロ接合型InP MIS FETでは
、ゲート・ソース間、あるいはソース・ゲート間および
ゲート・ドレイン間のチャンネル層上にAlGaAs薄
膜がないため、この欠如部分のInPn型チャンネル層
電帯の持ち上げられる程度は小さく、従って表面空乏層
の深さは浅く、従ってソース電極からドレイン電極へと
流れこむ電流を空乏層が制限する事は少ない。特にIn
Pチャンネル層表面にInPxO,(x > O+ y
> O)膜を被覆した場合にはチャンネル層の導電帯
の持ち上げはほとんどなく、表面空乏層は発生しない6 ところで、ソース・ゲート間領域、ゲート・ドレイン間
領域のチャンネル層表面に発生する表面空乏層は、共に
ソースからドレインへと流れる電流を制限し、r上詰ま
り現象」の原因となるが、計算機によるシミュレーショ
ンによれば、ゲート・ドレイン間領域の表面空乏層が「
上詰まり現象」へ寄与する程度は、ソース・ゲート間領
域の表面空乏層の及ぼす影響に比べ小さいことがわかっ
ている。
、ゲート・ソース間、あるいはソース・ゲート間および
ゲート・ドレイン間のチャンネル層上にAlGaAs薄
膜がないため、この欠如部分のInPn型チャンネル層
電帯の持ち上げられる程度は小さく、従って表面空乏層
の深さは浅く、従ってソース電極からドレイン電極へと
流れこむ電流を空乏層が制限する事は少ない。特にIn
Pチャンネル層表面にInPxO,(x > O+ y
> O)膜を被覆した場合にはチャンネル層の導電帯
の持ち上げはほとんどなく、表面空乏層は発生しない6 ところで、ソース・ゲート間領域、ゲート・ドレイン間
領域のチャンネル層表面に発生する表面空乏層は、共に
ソースからドレインへと流れる電流を制限し、r上詰ま
り現象」の原因となるが、計算機によるシミュレーショ
ンによれば、ゲート・ドレイン間領域の表面空乏層が「
上詰まり現象」へ寄与する程度は、ソース・ゲート間領
域の表面空乏層の及ぼす影響に比べ小さいことがわかっ
ている。
(実施例)
以下、本発明の一つの実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明によるヘテロ接合型トランジスタの断面
図である。同図において、従来例を示す第3図に対応す
る部分には同じ番号を付して示し。
図である。同図において、従来例を示す第3図に対応す
る部分には同じ番号を付して示し。
説明を省略した。第1図において、101は半絶縁性I
nP基板、102は高純度のInPバッファ層で厚さは
約80On+uである。103はn型InPチャンネル
層でキャリヤ1度は例えば2 X 10” cm−3,
厚さは150nmで、気相成長法を用いて順次積層して
形成される。11は不純物を含まない半絶縁性AlGa
As膜で約500℃の温度で分子線エピタキシャル成長
法を用いて形成され、その膜の厚さは例えば80nmで
ある。
nP基板、102は高純度のInPバッファ層で厚さは
約80On+uである。103はn型InPチャンネル
層でキャリヤ1度は例えば2 X 10” cm−3,
厚さは150nmで、気相成長法を用いて順次積層して
形成される。11は不純物を含まない半絶縁性AlGa
As膜で約500℃の温度で分子線エピタキシャル成長
法を用いて形成され、その膜の厚さは例えば80nmで
ある。
このAlGaAs1漠11はゲート電極直下のn型In
Pチャンネル層+03の表面を覆っているが、その他の
チャンネル層では、自己整合法を用いてAlGaAs膜
1】が除去されている。そしてこの部分の n型InP
チャンネル層103の表面はInPxOy PIA 1
2で覆われている。なお、このInPxOy膜12はそ
の他の表面、例えばゲート電極107も覆って保護膜の
役割をしている。105.106はAuGeをInPと
合金化して形成した夫々ソース電極、ドレイン電極で、
各々は前記n型InPチャンネル層103とオーミック
接触して設けられ、各上部にはボンディング用パッド1
09がAu / Pt / Tiで500nm厚に形成
されている。ここでソース・ドレイン間距離は4μmで
ある。107はAu / Pt / Tiからなるゲー
ト電極で、ゲート長は約0.8μmで、厚さは約500
nmに形成され、半絶縁性^IGaAsPl!811を
介してチャンネル層103上に設けられたチャンネル層
を流れる電流を制御している。
Pチャンネル層+03の表面を覆っているが、その他の
チャンネル層では、自己整合法を用いてAlGaAs膜
1】が除去されている。そしてこの部分の n型InP
チャンネル層103の表面はInPxOy PIA 1
2で覆われている。なお、このInPxOy膜12はそ
の他の表面、例えばゲート電極107も覆って保護膜の
役割をしている。105.106はAuGeをInPと
合金化して形成した夫々ソース電極、ドレイン電極で、
各々は前記n型InPチャンネル層103とオーミック
接触して設けられ、各上部にはボンディング用パッド1
09がAu / Pt / Tiで500nm厚に形成
されている。ここでソース・ドレイン間距離は4μmで
ある。107はAu / Pt / Tiからなるゲー
ト電極で、ゲート長は約0.8μmで、厚さは約500
nmに形成され、半絶縁性^IGaAsPl!811を
介してチャンネル層103上に設けられたチャンネル層
を流れる電流を制御している。
本実施例によるInP MIS FETに於いては、ソ
ース・ドレイン間のn型InPチャンネルM103の表
面がInPXOyl漠12で覆われているため5この部
分のn型Ir+Pチャンネル層103の表面には表面空
乏層が発生せず、従って、ソース電極105からドレイ
ン電i@106へ流れる電流を表面空乏層が制限するこ
とがなくなる。この為、ソース・ドレイン間の電流はゲ
ート電極下の空乏層の幅に応じて流れる事になり、従来
のヘテロ接合型InP MIS FETで見られたr上
詰まり現象」は無くなる。
ース・ドレイン間のn型InPチャンネルM103の表
面がInPXOyl漠12で覆われているため5この部
分のn型Ir+Pチャンネル層103の表面には表面空
乏層が発生せず、従って、ソース電極105からドレイ
ン電i@106へ流れる電流を表面空乏層が制限するこ
とがなくなる。この為、ソース・ドレイン間の電流はゲ
ート電極下の空乏層の幅に応じて流れる事になり、従来
のヘテロ接合型InP MIS FETで見られたr上
詰まり現象」は無くなる。
本発明によるInP MIS FETの静特性を第2図
に示す。これに見られるように、従来のヘテロ接合型I
nP MIS FET ニ比べ、ゲート電圧をOv〜2
vとしたときのドレイン電流の伸びが大きいことが明確
に示されている。以上の効果により、本発明のFETで
はより大きな出力を得ることができると共に入出力の線
形性も大幅に改善される。
に示す。これに見られるように、従来のヘテロ接合型I
nP MIS FET ニ比べ、ゲート電圧をOv〜2
vとしたときのドレイン電流の伸びが大きいことが明確
に示されている。以上の効果により、本発明のFETで
はより大きな出力を得ることができると共に入出力の線
形性も大幅に改善される。
以上述べたように本発明によれば、上詰まりのない静特
性を有するヘテロ接合型FETが得られ、したがってマ
イクロ波においても高出力かつ線形性に優れた特性が得
られる。
性を有するヘテロ接合型FETが得られ、したがってマ
イクロ波においても高出力かつ線形性に優れた特性が得
られる。
なお、上記実施例に於いては、ゲート電極直下を除くn
型InPチャンネル層の表面はすべてAlGaAs膜が
除去され、かつInP、Oy膜で覆われていたが、これ
は必ずしも必要ではない。例えば、先に述べたように、
ゲート・ドレイン間領域にAlGaAs膜を残しても本
発明はある程度有効であることが計算機シミュレーショ
ンの結果から明らかになっている。
型InPチャンネル層の表面はすべてAlGaAs膜が
除去され、かつInP、Oy膜で覆われていたが、これ
は必ずしも必要ではない。例えば、先に述べたように、
ゲート・ドレイン間領域にAlGaAs膜を残しても本
発明はある程度有効であることが計算機シミュレーショ
ンの結果から明らかになっている。
また、ゲート電極のごく近傍、例えばゲート電極端から
AlGaAs膜の厚さの3倍程度以下の距離にAlGa
As膜を残しても、この都合の表面空乏層はゲート電極
にかかる電圧の影響をうける為、その他の部分の表面空
乏層とは異なリソース・ドレイン間に流れる電流を制限
することはなく、本発明は有効である。
AlGaAs膜の厚さの3倍程度以下の距離にAlGa
As膜を残しても、この都合の表面空乏層はゲート電極
にかかる電圧の影響をうける為、その他の部分の表面空
乏層とは異なリソース・ドレイン間に流れる電流を制限
することはなく、本発明は有効である。
なお、上記実施例に於いてはチャンネル層をInP 、
ゲート絶縁膜をAlGaAsによる形成例のヘテロ接合
型InP MIS FETについて述べたが、その他の
材料で、例えばチャンネル層をInGaAsで、ゲート
絶縁膜をAlGaAsで形成したFIET等においても
本発明は有効である。
ゲート絶縁膜をAlGaAsによる形成例のヘテロ接合
型InP MIS FETについて述べたが、その他の
材料で、例えばチャンネル層をInGaAsで、ゲート
絶縁膜をAlGaAsで形成したFIET等においても
本発明は有効である。
本発明によるペテロ接合型InP MIS FETは、
ゲート・ソース間、あるいはソース・ゲート間とゲート
・ドレイン間のチャンネル層上にAlGaAs薄膜がな
く酸化絶縁物で被覆されているため、この部分のInP
チャンネル層の導電帯の持ち上げられる程度は小さく、
これにより表面空乏層の深さは浅くなるので、ソース電
極からドレイン電極へ流入する電流を空乏層が制限する
事が少ないという顕著な効果がある。特に、InPチャ
ンネル層表面にInPxOy膜を被覆した場合にはチャ
ンネル層の導電帯の持ち上げはほとんどなく、表面空乏
層の発生を見ない効果がある。
ゲート・ソース間、あるいはソース・ゲート間とゲート
・ドレイン間のチャンネル層上にAlGaAs薄膜がな
く酸化絶縁物で被覆されているため、この部分のInP
チャンネル層の導電帯の持ち上げられる程度は小さく、
これにより表面空乏層の深さは浅くなるので、ソース電
極からドレイン電極へ流入する電流を空乏層が制限する
事が少ないという顕著な効果がある。特に、InPチャ
ンネル層表面にInPxOy膜を被覆した場合にはチャ
ンネル層の導電帯の持ち上げはほとんどなく、表面空乏
層の発生を見ない効果がある。
第1図は本発明によるペテロ接合型InP MISFE
Tの一実施例をしめず断面図、第2図は本発明によるペ
テロ接合型InP MIS FET’の静特性を示す図
、第3図は従来のヘテロ接合型InP MIS FET
を示す断面図、第4図は従来のヘテロ接合型InPMI
S FETの静特性を示す図である。 101−−−−−−−一 半絶縁性InP基板10
2−−−−−−−−−−−−−− (高純度)InPバ
ッファ層1.03−−一−−−−n型InPチャンネル
層11、104− (アンドープ)AIGaA
s膜105−−−−−− −−ソース電極106−
−−−−−−−−−−−−−ドレイン電極107−−−
−−−−−−−−−−−ゲート電極12、108−=−
−−−一−InPxOy膜ケート1にit) 代理人 弁理士 大 胡 典 夫 ドL1ン霞左 − 第 2 図
Tの一実施例をしめず断面図、第2図は本発明によるペ
テロ接合型InP MIS FET’の静特性を示す図
、第3図は従来のヘテロ接合型InP MIS FET
を示す断面図、第4図は従来のヘテロ接合型InPMI
S FETの静特性を示す図である。 101−−−−−−−一 半絶縁性InP基板10
2−−−−−−−−−−−−−− (高純度)InPバ
ッファ層1.03−−一−−−−n型InPチャンネル
層11、104− (アンドープ)AIGaA
s膜105−−−−−− −−ソース電極106−
−−−−−−−−−−−−−ドレイン電極107−−−
−−−−−−−−−−−ゲート電極12、108−=−
−−−一−InPxOy膜ケート1にit) 代理人 弁理士 大 胡 典 夫 ドL1ン霞左 − 第 2 図
Claims (2)
- (1)絶縁性あるいは半絶縁性基板上に設けられたn型
チャンネル層と、該n型チャンネル層とオーミック接触
するソース電極およびドレイン電極と、該ソース電極と
ドレイン電極の間にあり半絶縁性薄膜を介して前記n型
チャンネル層上に設けられたゲート電極とを有したヘテ
ロ接合型電界効果トランジスタにおいて、半絶縁性薄膜
がソースドレイン電極間のチャンネル層において少なく
ともソース・ゲート電極間領域に欠如部を有し、この欠
如部の前記n型チャンネル層表面が、前記半絶縁性薄膜
とn型チャンネル層の接合により引き起されるn型チャ
ンネル層の導電帯のもち上げにくらべて、小さな導電帯
のもち上げとなるような酸化絶縁物で被覆されているこ
とを特徴とするヘテロ接合型電界効果トランジスタ。 - (2)n型チャンネル層がInPからなり、かつその表
面における半絶縁性薄膜の欠如部がInPを含んだ酸化
絶縁物の1nP_xO_y(x>0、y>0)で被覆さ
れていることを特徴とする請求項1記載のヘテロ接合型
電界効果トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28985588A JPH02135742A (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | ヘテロ接合型電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28985588A JPH02135742A (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | ヘテロ接合型電界効果トランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02135742A true JPH02135742A (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=17748636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28985588A Pending JPH02135742A (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | ヘテロ接合型電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02135742A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7707787B2 (en) | 2002-02-27 | 2010-05-04 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Damping device and method for setting natural frequency of damping body in the damping device |
-
1988
- 1988-11-16 JP JP28985588A patent/JPH02135742A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7707787B2 (en) | 2002-02-27 | 2010-05-04 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Damping device and method for setting natural frequency of damping body in the damping device |
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