JPH021354Y2 - - Google Patents

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JPH021354Y2
JPH021354Y2 JP18963385U JP18963385U JPH021354Y2 JP H021354 Y2 JPH021354 Y2 JP H021354Y2 JP 18963385 U JP18963385 U JP 18963385U JP 18963385 U JP18963385 U JP 18963385U JP H021354 Y2 JPH021354 Y2 JP H021354Y2
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pulley
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  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プーリに巻装されたワイヤをモータ
の駆動力を用いて繰り出したり、巻き戻したりす
るワイヤ巻取装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、この種のワイヤ巻取装置として、ワ
イヤの巻装されたプーリをプーリ軸に固定し、こ
のプーリ軸をモータを用いて回転駆動するように
構成したワイヤ巻取装置が用いられている。
一般に、このようなワイヤ巻取装置において
は、ワイヤの先端に例えば負荷物体をぶら下げた
状態でモータを駆動し、ワイヤの繰り出しを行つ
ており、このワイヤの繰出停止時期は使用者の判
断に頼つている。すなわち、負荷物体が地面等に
着地し、停止した時を見計らつてモータを停止
し、ワイヤの繰り出しを中断している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のワイヤ巻取装
置によると、ワイヤの繰出停止時期を使用者の判
断に任せているため、負荷物体が着地した時点よ
りもかなり遅れた時点でワイヤの繰り出しをあわ
てて中断する等という虞れがあつた。つまり、負
荷物体が着地した以降もワイヤの繰り出しが継続
されるため、ワイヤが緩んでプーリからはずれ
る、あるいは逆方向にワイヤを巻き始める等とい
う問題が生ずるものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、このような問題点を解決するために
なされたもので、モータの駆動力によつて回転す
るプーリ軸の外周部にストツパ面を設け、ワイヤ
を巻装してなるプーリをプーリ軸に遊嵌し、この
プーリ軸およびプーリにうず巻き状のヘアスプリ
ングの内端および外端を固定すると共に、前記ワ
イヤを張引し前記プーリをヘアースプリングの弾
性力に抗して回転させたとき前記ストツパ面に当
接するような係止面をプーリに設け、前記ストツ
パ面を第1の接点面とし、前記係止面を第2の接
点面として、これら接点面が接触している間モー
タを駆動しプーリ軸を回転するようにしたもので
ある。
〔作用〕
したがつて、この考案によるワイヤ巻取装置に
よれば、ワイヤに加わる張力がヘアスプリングの
回転モーメント以下となつた時点で、ストツパ面
と係止面とが離れ、モータが停止し、プーリ軸の
回転がストツプする。
〔実施例〕
以下、本考案に係るワイヤ巻取装置を詳細に説
明する。第1図はこのワイヤ巻取装置の一実施例
を示す側断面図であり、第2図はその正面図であ
る。同図において、1はモータ、2はプーリ軸、
3はピニオンギヤ3a、ヘリカルギヤ3b、歯車
3c〜3fおよび軸3g,3hより構成されたギ
ヤ群であり、モータ1の回転駆動力がギヤ群3を
介してプーリ軸2に伝達されるようになつてい
る。4はプーリ軸2に遊嵌された樹脂材よりなる
プーリ、5はこのプーリ4の外周部に嵌装された
ワイヤ、6はプーリ4の外底面4aに固定された
接点板、7はうず巻状のぜんまいバネ(以下、ヘ
ヤースプリングと呼ぶ)、8はプーリ軸2に嵌着
されたカム状のストツパであり、ヘヤースプリン
グ7の外端および内端はプーリ4の内周壁面4b
およびプーリ軸2の外周面に各々固定されてい
る。つまり、プーリ4はヘヤースプリング7によ
つてプーリ軸2に遊嵌された状態で保持されてい
る。
第3図a,bおよびcは、プーリ4の正面図、
側面図および背面図であり、第4図は第3図aに
おける−線断面図である。プーリ4の上縁面
4cにはその内周壁面4b側から略「フ」字状に
切欠溝4b1が形成されており、この切欠溝4b1
ヘアースプリング7が外端が圧入固定されるよう
になつている。また、プーリ4の内底面4dに
は、内周壁面4bに沿つて半円状の内段面4d1
形成されており、この内段面4d1と内底面4dと
の境界部に略「L」字状の接点挿入孔4eが貫通
して設けられている。また、プーリ4の外底面4
aには所定角度間隔で、小径のボス部4a1〜4a3
が突出して形成されており、このボス部4a1〜4
a3が第5図に示す導電部材よりなる接点板6の取
着時の位置決め用ボスとなつている。
すなわち、第5図aは接点板6の正面図であ
り、第5図bはその側面図である。接点板6はそ
の中央部が所定形状に打ち抜かれた円板よりな
り、その内周縁面の所定部を立上して接点部6a
となし、その先端を略「L」字状に屈曲して接点
面6a1が形成されている。また、接点板6の内周
縁面にはプーリ4の外底面4aに突出形成された
ボス部4a1,4a2および4a3に対応する位置に丸
孔6b,6cおよび切欠孔6dが形成されてお
り、この丸孔6b,6cおよび切欠孔6dをボス
部4a1,4a2および4a3に合致させながら、接点
部6aをプーリ4の接点挿入孔4eに挿着した
時、接点面6a1の裏面側がプーリ4の内段面4d1
と内底面4dとの境界壁面4d2(第4図)に対向
支持されるようになつている。すなわち、第1図
において、接点板6はプーリ4の外底面4aにそ
の接点部6aを接点挿入孔4eに挿入させながら
位置決め固定されている。
そして、接点板6を取着したプーリ4をプーリ
軸2に遊嵌した後、第6図に示すような導電部材
よりなるカム状のストツパ8がプーリ軸2に嵌合
固着されており、このストツパ8の固着位置はそ
の側端面8aに接点板6の接点面6a1が回転対向
する位置となつている。すなわち、プーリ4に設
けた接点面6a1は、ヘアースプリング7の弾性力
によつて、ストツパ8の側端面8aに対して所定
回転角離れた位置に保持付勢されており、ヘアー
スプリング7の弾性力に抗してプーリ4を回転さ
せた時、接点面6a1とストツパ8の側端面8aと
が対向接触するようになつている。
次に、このように構成されたワイヤ巻取装置の
動作を説明する。すなわち、第2図において、ワ
イヤ5に負荷物体(図示せず)をぶら下げると、
図示矢印方向にTなる張力が働く。このとき、張
力Tがヘアースプリング7の回転モーメントMよ
りも大きければ、即ちT≧Mであれば、プーリ4
がヘアースプリング7の弾性力に抗して回転し、
プーリ軸2に固着されたストツパ8の側端面8a
にプーリ4に設けられた接点面6a1が当接する
(第2図はこの当接した状態を示す)。接点面6a1
の裏面側はプーリ4の内段面4d1の境界壁面4d2
によつて支えられているので、接点面6a1が変形
する等という不具合は生じず、プーリ4の回転は
ストツパ8によつて一旦停止する。ここで、接点
面6a1とストツパ8の側端面8aとの接触(導
通)を利用して、モータ1をワイヤ繰り出し方向
に回転させるように構成すれば、プーリ軸2が回
転を始め、このプーリ軸2の回転によりワイヤ5
が負荷物体をぶら下げながら次々に繰り出される
ようになる。すなわち、張力Tによるプーリ4の
回転方向とプーリ軸2の回転方向とが一致するた
め、プーリ4の接点面6a1とストツパ8の側端面
8aとは、この張力Tによつて常に圧接しながら
回転し、モータ1の回転駆動が継続して行われる
ようになる。つまり、負荷物体をぶら下げると同
時に、自動的にワイヤ5が所定速度でプーリ4よ
り次々に繰り出されるようになる。
しかして、負荷物体が例えば地面に着地する
と、ワイヤ5に働く張力Tが零となるため、モー
タ1の駆動が自動的に中断され、ワイヤの繰り出
し動作が停止する。すなわち、ワイヤ5に働く張
力Tが零となると、プーリ4の回転が停止する。
しかし、モータ1はさらに回転を続けるので、プ
ーリ4の接点面6a1とストツパ8の側端面8aと
が離れるようになる。つまり、この時点でモータ
1への電源の供給が遮断されプーリ軸2の回転が
自動的に停止し、ワイヤ5の繰り出しが中断され
る。モータ停止後のワイヤ5は、ヘアスプリング
7の復元力により、プーリ4と負荷物体との間で
一定の張力で張られた状態に保持され、一連のワ
イヤ繰り出し動作が終了する。
したがつて、使用者は負荷物体が地面等に着地
し、停止した時を見計らつてモータを停止する等
という動作を行わなくともよく、モータの過回転
によりワイヤが緩んでプーリからはずれてしま
う、あるいは逆方向にワイヤを巻き始めてしまう
等という不具合も生じない。
尚、本実施例においては、ワイヤ5に負荷物体
をぶら下げた場合の例について説明したが、負荷
物体を横方向に移動させるような場合でも同様で
あり、このときワイヤ5に働く張力Tがヘアスプ
リング7の回転モーメントMより小さくなれば、
即ち、T<Mとなれば、モータ1の駆動が自動的
に中断され、プーリ4からのワイヤ5の繰り出し
が停止するようになることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によるワイヤ巻取装
置によると、モータの駆動力によつて回転するプ
ーリ軸の外周部にストツパ面を設け、ワイヤを巻
装してなるプーリをプーリ軸に遊嵌し、このプー
リ軸およびプーリにうず巻き状のヘアスプリング
の内端および外端を固定すると共に、前記ワイヤ
を張引し前記プーリをヘアスプリングの弾性力に
抗して回転させたとき前記プーリ軸のストツパ面
に当接するように係止面をプーリに設け、前記ス
トツパ面を第1の接点面とし、前記係止面を第2
の接点面として、これら接点面が接触している間
モータを駆動しプーリ軸を回転するようにしたの
で、ワイヤに加わる張力がヘアスプリングの回転
モーメント以下となつた時点でストツパ面と係止
面とが離れ、モータが自動的に停止する。したが
つて、プーリからワイヤを繰り出すような場合、
モータの過回転によりワイヤが緩んでプーリから
はずれてしまう、あるいは逆方向にワイヤを巻き
始めてしまう等という不具合が生じず、従来に比
してその安全性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワイヤ巻取装置の一実施
例を示す側断面図、第2図はこのワイヤ巻取装置
の正面図、第3図a,bおよびcはこのワイヤ巻
取装置に用いるプーリの正面図、側面図および背
面図、第4図は第3図aにおける−線断面
図、第5図aおよびbはこのワイヤ巻取装置に用
いる接点板の正面図および側面図、第6図はこの
ワイヤ巻取装置のプーリ軸に嵌着するストツパの
正面図である。 1……モータ、2……プーリ軸、4……プー
リ、5……ワイヤ、6……接点板、6a1……接点
面、7……ヘアースプリング、8……ストツパ、
8a……側端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータの駆動力によつて回転するプーリ軸の外
    周部に設けられたストツパ面と、前記プーリ軸に
    遊嵌されると共にワイヤを巻装してなるプーリ
    と、このプーリにその外端を固定すると共にその
    内端を前記プーリ軸に固定してなるうず巻き状の
    ヘアースプリングと、前記ワイヤを張引し前記プ
    ーリを前記ヘアースプリングの弾性力に抗して回
    転させたとき前記ストツパ面に当接するプーリに
    設けられた係止面とを備え、前記ストツパ面を第
    1の接点面とし前記係止面を第2の接点面として
    これら接点面が接触している間前記モータを駆動
    し前記プーリ軸を回転するようにしたことを特徴
    とするワイヤ巻取装置。
JP18963385U 1985-12-11 1985-12-11 Expired JPH021354Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18963385U JPH021354Y2 (ja) 1985-12-11 1985-12-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18963385U JPH021354Y2 (ja) 1985-12-11 1985-12-11

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JPS6298693U JPS6298693U (ja) 1987-06-23
JPH021354Y2 true JPH021354Y2 (ja) 1990-01-12

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ID=31142109

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18963385U Expired JPH021354Y2 (ja) 1985-12-11 1985-12-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4757996B2 (ja) * 2000-11-09 2011-08-24 古河機械金属株式会社 フック接地検出装置

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Publication number Publication date
JPS6298693U (ja) 1987-06-23

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