JPH021352Y2 - - Google Patents

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JPH021352Y2
JPH021352Y2 JP10286785U JP10286785U JPH021352Y2 JP H021352 Y2 JPH021352 Y2 JP H021352Y2 JP 10286785 U JP10286785 U JP 10286785U JP 10286785 U JP10286785 U JP 10286785U JP H021352 Y2 JPH021352 Y2 JP H021352Y2
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JP
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pump
spool
port
rope
control
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JP10286785U
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JPS6211893U (ja
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  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は係船ロープ等のロープ張力を一定に制
御する装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば係船装置に於いて、係船ロープの
張力を油圧装置により一定に制御することは行な
われており、その場合第1図示のように係船ロー
プaを油圧シリンダbに結着し、可変容量形ピス
トンポンプcにより該シリンダbへの油圧を制御
するようにしたものが知られている。
同図示のものは、係船ロープaにまだ負荷がか
かつていない状態では、ポンプ制御装置内のポン
プレギユレータコントロールピストンdがスプリ
ング力により押されて動くのでポンプcのポンプ
傾転角は最大方向に動きポンプ吐出量が多くな
る。その結果、ポンプcの吐出量は油圧シリンダ
bのロツド側に流入し、係船ロープaを引張る。
該係船ロープaには負荷に応じた張力が発生する
ので機械的にはばねとして取扱うことが出来る
が、該ロープaがシリンダbにより引張られ続け
るとその張力が増大して破断するので、油圧シリ
ンダbにかかる油圧圧力が所定値になるとポンプ
制御装置内の圧力制御弁eを自動的に切換え、油
圧ポンプ制御シリンダfに圧油を導き、ポンプc
の押しのけ容積を最小とする方向に傾転角を変え
る。ポンプcは所定張力に相応する油圧圧力に到
達するまで吐出し続け、所定張力に達するとシリ
ンダfには圧油が導かれなくなつて停止するので
ポンプcは所定圧力を保持する程度の少量を吐出
するようになる。
また、ロープaの張力が増大して油圧シリンダ
bにかかる油圧圧力が所定値以上になると圧力制
御弁eは前記と同様に切換わり、ポンプcはポン
プ実吐出停止状態から更に吐出量のマイナス側に
逆傾転する。この逆傾転でポンプcは一種のモー
タ作用を営み、油圧シリンダbのロツド側の作動
油を汲み出す作用を行ない、該シリンダbはロツ
ドを突出させ、ロープの張力を弛緩させる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような従来装置では特殊な正転から逆転
までの制御範囲を有するタイプの可変容量形油圧
ポンプを使用するので価格が高くなる不都合があ
る。
本考案は安価に製作し得るロープ張力制御装置
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、張力制御されるロープを油圧シリ
ンダのロツドに結着し、該油圧シリンダのロツド
側の室を作動回路を介してカツトオフ機能を備え
た可変容量形油圧ポンプに接続し、該作動回路
に、該ロツド側の室に接続されてロープ張力に応
じた流体圧力が発生する制御ポンプと、前記可変
容量形油圧ポンプに接続されるポンプポート及び
タンクに接続されるタンクポートとを形成した弁
筐と、該弁筐内に摺動自在に設けられ一端側に該
制御ポートの圧力が作用し、他端側にばね力が作
用したスプールと、該スプールがその一端側に作
用する力の他端側に作用する力よりも優勢で移動
するときは該制御ポートをタンクポートに接続
し、該他端側に作用する力の該一端側に作用する
力よりも優勢で移動するときは該制御ポートをポ
ンプポートに接続するように形成した該スプール
のスプールランドとを有する制御バルブを介在さ
せるようにした。
(作用) 油圧シリンダに結着したロープの他端は例えば
船舶に結着され、該船舶を油圧シリンダが固定さ
れた岸壁に係船するが、該ロープの張力が小さい
ときは、油圧シリンダのロツド側の室に発生する
油圧圧力が低いので弁筐内のスプールの一端側に
作用する力は他端側のばねの力よりも弱く、該ス
プールは該ばねに押されて移動し、制御ポートを
ポンプポートに接続する。これによつて該油圧シ
リンダのロツド側の室に油圧ポンプからの圧油が
導かれるので該シリンダはロープに張力を与える
ようにそのロツドを没入させる。
また、ロープ張力が大きいときは、油圧シリン
ダのロツド側の室に発生する油圧圧力が大きく、
弁筐内のスプールの一端側に作用する力がその他
端側のばねの力よりも強いと、該スプールは該ば
ねを押して移動し、制御ポートをタンクポートに
接続する。これによつて該油圧シリンダのロツド
側の室の高い圧力はタンクへと排され、該シリン
ダはロープの張力を弱めるようにそのロツドを突
出させる。
(実施例) 本考案の実施例を第2図につき説明すると、1
は負荷Wが作用するばねSとして表わしたロー
プ、2は該ロープ1の端部を係着した油圧シリン
ダを示し、該シリンダ2は例えば岸壁に固定して
設けられ、該ロープ1の他端に接続した船舶を係
船する。2aは該油圧シリンダ2のロープ1の張
力に応じた油圧圧力が発生するロツド側の室で、
該室2aは作動回路4を介してカツトオフ機能付
の可変容量形油圧ポンプ3に接続される。
該ポンプ3は第3図示のように作動回路4の圧
力が設定圧力以上になると自動的にポンプ容量を
零近くに少なくするようなカツトオフ制御を行な
う。
5は該作動回路4に介在させたバルブ装置で、
その具体的構成の一例は第4図示の如くであり、
弁筐6に油圧シリンダ2のロツド側の室2aに接
続される制御ポート7とポンプ3に接続されるポ
ンプポート8及びタンク9に接続されるタンクポ
ート10を形成すると共に内部に摺動自在にスプ
ール11が設けられる。該スプール11の一端側
には流路12を介して制御ポート7の圧力を導き
他端側にはばね13が作用する。
14,15,16はスプールランドで、各スプ
ールランドは該スプール11の一端側に作用する
力即ちロープ1により生ずる油圧圧力による力が
他端側のばね13の力よりも優勢であるときは制
御ポート7をタンクポート10に接続し、該スプ
ール11の一端側に作用する力がばね13の力よ
りも弱いときは該制御ポート7がポンプポート8
に接続されるように形成される。17はばね13
の調整ねじ、18はばね室19とタンクポート1
0の接続路である。
ロープ1の張力が小さいと該バルブ装置5のス
プール11はばね13に押されて制御ポート7を
ポンプポート8に接続するので油圧シリンダ2は
ロープ1に張力を与えるべく没入し、ロープ1の
張力が大きいとスプール11は制御ポート7をタ
ンクポート10に接続するのでシリンダ2はロー
プ1の張力を小さくするように突出する。ポンプ
3はポンプポート8が閉じられている間はカツト
トオフ制御を行なうのでポンプ動力が少なくな
り、長時間にわたる作動を行なつても経費が掛ら
ない。
(考案の効果) このように本考案によるときは、ロープを結着
した油圧シリンダのロツド側の室をカツトオフ機
能を備えた可変容量形油圧ポンプに作動回路を介
して接続し、該作動回路に、ばねの力に対向して
作用する前記室の圧力による力で周到するスプー
ルを備え、該室に連なる制御ポートを前記ポンプ
又はタンクに洗濯的に接続するバルブ装置を介在
させたので、通常の安価なポンプと構成の簡単な
バルブ装置とでロープ張力の制御を行なえ張力制
御装置全体が安価になる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の線図、第2図は本考案の実施
例の線図、第3図は可変容量形油圧ポンプの制御
特性曲線図、第4図はバルブ装置の断面図であ
る。 1……ロープ、2……油圧シリンダ、2a……
ロツド側の室、3……カツトオフ機能付可変容量
形油圧ポンプ、4……作動回路、5……バルブ装
置、6……弁筐、7……制御ポート、8……ポン
プポート、10……タンクポート、10……スプ
ール、113……ばね、14,15,16……ス
プールランド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 張力制御されるロープを油圧シリンダのロツド
    に結着し、該油圧シリンダのロツド側の室を作動
    回路を介してカツトオフ機能を備えた可変容量形
    油圧ポンプに接続し、該作動回路に、該ロツド側
    の室に接続されてロープ張力に応じた流体圧力が
    発生する制御ポンプと、前記可変容量形油圧ポン
    プに接続されるポンプポート及びタンクに接続さ
    れるタンクポートとを形成した弁筐と、該弁筐内
    に摺動自在に設けられ一端側に該制御ポートの圧
    力が作用し、他端側にばね力が作用したスプール
    と、該スプールがその一端側に作用する力の他端
    側に作用する力よりも優勢で移動するときは該制
    御ポートをタンクポートに接続し、該他端側に作
    用する力の該一端側に作用する力よりも優勢で移
    動するときは該制御ポートをポンプポートに接続
    するように形成した該スプールのスプールランド
    とを有する制御バルブを介在させて成るロープ張
    力制御装置。
JP10286785U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH021352Y2 (ja)

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JP10286785U JPH021352Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JP10286785U JPH021352Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JPS6211893U JPS6211893U (ja) 1987-01-24
JPH021352Y2 true JPH021352Y2 (ja) 1990-01-12

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