JPS6129401B2 - - Google Patents

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JPS6129401B2
JPS6129401B2 JP56043462A JP4346281A JPS6129401B2 JP S6129401 B2 JPS6129401 B2 JP S6129401B2 JP 56043462 A JP56043462 A JP 56043462A JP 4346281 A JP4346281 A JP 4346281A JP S6129401 B2 JPS6129401 B2 JP S6129401B2
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JP
Japan
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pressure
valve
pilot
load sensing
surge
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JP56043462A
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Kenji Masuda
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS57157802A publication Critical patent/JPS57157802A/ja
Publication of JPS6129401B2 publication Critical patent/JPS6129401B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B11/00Servomotor systems without provision for follow-up action; Circuits therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、可変ポンプ、絞り弁、ロードセン
シング弁、可変ポンプ用圧力補償弁、パイロツト
リリーフ弁およびサージ圧吸収弁を備えた動力マ
ツチ用サージ圧吸収回路の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のサージ圧吸収回路は、第7図に
示すように、可変ポンプ201のたとえば斜板制
御シリンダからなる吐出量制御部202をロード
センシング弁203により制御して、メインライ
ン204に設けた絞り弁205の前後の差圧を流
量制御状態において一定に制御すると共に、上記
吐出量制御部202を、バネ室をパイロツトリリ
ーフ弁206に接続した可変ポンプ用圧力補償弁
207により制御して、メインライン204の圧
力を圧力制御状態において一定に制御する一方、
上記可変ポンプ201と絞り弁205との間のメ
インライン204にサージ圧吸収弁208を接続
して、サージ圧を吸収するようにしている。
ところで、上記サージ圧吸収回路は、ロードセ
ンシング弁203と可変ポンプ用圧力補償弁20
7とパイロツトリリーフ弁206の全体でいわゆ
る動力マツチ弁210を形成して可変ポンプ20
1の吐出流量および吐出圧力を負荷の要求にマツ
チさせているので省エネルギー効果に優れるとい
う利点を有する。さらに、上記サージ圧吸収回路
は、圧力制御機能をロードセンシング弁203
に、圧力制御機能を可変ポンプ用圧力補償弁20
7に夫々分担させ、つまり動力マツチ弁210を
分離形に形成しているので、流量制御状態から圧
力制御機能に移行する過渡時においてロードセン
シング弁203で可変ポンプ201の吐出流量の
制御を行なう区間が増大して、第1図中曲線イに
示す如く、圧力オーバライド特性に優れる。第1
図中の曲線ロは図示しない圧力、流量共用形の動
力マツチ弁の場合で圧力オーバライド特性が悪い
ものである。さらにまた、シリンダがストローク
エンドで急停止し、流量制御状態から圧力制御状
態に移行する際に発生するサージ圧力は、サージ
圧吸収弁208により緩和する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来のサージ圧吸収回路に
おいては、絞り弁205の開度を急激に減少させ
た際に、斜板制御シリンダ等のポンプ系の応答遅
れに起因して発生するサージ圧力、すなわち、絞
り弁205の前位のパイロツトリリーフ弁206
の設定圧未満のサージ圧力に対してはサージ圧吸
収弁208が動作せず、サージ圧力が第2図中曲
線ハで示す如く、軽減されずそのまま発生すると
いう欠点があつた。すなわち、従来のサージ圧吸
収回路はパイロツトリリーフ弁206の設定圧力
以上の場合にサージ圧吸収弁208が動作して、
パイロツトリリーフ弁206の設定圧以上のサー
ジ圧のみを吸収するが、パイロツトリリーフ弁2
06の設定圧以下の制御状態において生じるサー
ジ圧力については吸収できなかつた。このため、
絞り弁205の前後の差圧が過大となつて、第2
図中曲線ニで示す如く、絞り弁205の出力流量
の減少側への応答性が悪くなるという欠点もあつ
た。
そこで、この発明の目的は、絞り弁の開度を急
激に減少させた際の、サージ圧力を軽減し、かつ
絞り弁の出力流量の減少側への応答性を良好にす
ることにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達するため、この発明の構成は、可
変ポンプ1,90に接続したメインライン2に絞
り弁3を設け、流量制御状態において、該絞り弁
3の前後の圧力が夫々伝えられるパイロツト室と
バネ室との差圧に応じて作動するロードセンシン
グ弁11,91により、上記可変ポンプ1の吐出
量制御部23,93を制御して、上記絞り弁3の
前後の差圧を一定に制御すると共に、上記メイン
ライン2の圧力が伝えられるパイロツト室と、パ
イロツトリリーフ弁13で一定圧力以下に制御さ
れるバネ室との差圧に応じて作動する可変ポンプ
用圧力補償弁12,92により、上記可変ポンプ
1,90の吐出量制御部23,93を制御して、
上記メインライン2の圧力を一定に制御し、さら
に上記可変ポンプ1,90と絞り弁3との間のメ
インライン2にサージ圧吸収弁4を接続したサー
ジ圧吸収回路において、 上記ロードセンシング弁11,91に、絞り弁
3の後位に連通するポートeとサージ圧吸収弁4
のバネ室45に連通するポートfとを設けて、上
記ロードセンシング弁11,91のパイロツト室
とバネ室との差圧が一定値未満の場合には、上記
ポートeと上記ポートfとの間を閉鎖状態にする
一方、上記ロードセンシング弁11,91のパイ
ロツト室とバネ室との差圧が一定値以上の場合に
は、上記ポートeと上記ポートfとの間を連通す
るように構成したことを特徴とする。
〈発明の作用〉 そして、上記構成により、第3図、第6図に例
示するように、絞り弁3を急激に絞ると、絞り弁
3の前位にサージ圧力が発生して絞り弁3の前後
の差圧が大きくなり、この差圧が一定値以上にな
ると、ロードセンシング弁11のパイロツト室と
バネ室には絞り弁3の前位の圧力と後位の圧力が
夫々伝達されているので、ロードセンシング弁1
1が作動して、シンボル位置S3に位置し、ポート
eとポートfが連通して、サージ圧吸収弁4のバ
ネ室と絞り弁3の後位とが通じる。そして、サー
ジ圧吸収弁4は開放してサージ圧力を吸収する。
このサージ圧吸収作用により、サージ圧力が軽減
され、絞り弁3の前後の差圧が過大となることは
なく、絞り弁3の出力流量の減少側への応答性は
良好になる。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
第3図において、1は可変ポンプ、2は可変ポ
ンプ1の出口に接続したメインライン、3はメイ
ンライン2に設けた絞り弁、4は可変ポンプ1と
絞り弁3との間のメインライン2とタンク5とを
接続するライン6に設けたサージ圧吸収弁、11
はロードセンシング弁の一例としての5ポートパ
イロツト弁、12は可変ポンプ用圧力補償弁の一
例としての3ポートパイロツト弁、13は電磁比
例形のパイロツトリリーフ弁である。
上記ロードセンシング弁11は、シンボル位置
S1でポートmとnを連通させ、ポートl,e,f
を各々閉鎖し、シンボル位置S2でポートlとnを
連通させ、ポートm,e,fを各々閉鎖し、シン
ボル位置S3で、ポートlとnを連通させると共
に、ポートeとfを連通させ、ポートmを閉鎖す
るようになつている。上記ロードセンシング弁1
1の具体的構造の一例を第4図に示す。このロー
ドセンシング弁11はシリンダ室70に3ランド
を有するスプール71を摺動自在に嵌め込んでな
り、図示の状態はシンボル位置S1に相当し、スプ
ール71を第4図中右方に移動させるに従つて、
順次シンボル位置S1,S2に相当するようになつて
いる。また、上記可変ポンプ用圧力補償弁12は
シンボル位置V1でポートbとcを連通させ、ポ
ートaを閉鎖し、シンボル位置V2でポートaと
cを連通させ、ポートbを閉鎖するようになつて
いる。
上記ロードセンシング弁11のポートlはパイ
ロツトライン15を介して絞り弁3の前位のメイ
ンライン2に接続すると共にそのポートmはパイ
ロツトライン16を介してタンク17に接続す
る。また、上記ロードセンシング弁11のポート
nはパイロツトライン18を介して圧力補償弁1
2のポートbに接続し、該圧力補償弁12のポー
トaはパイロツトライン21を介して絞り弁3の
前位のメインライン2に接続する一方、圧力補償
弁12のポートcはパイロツトライン22を介し
て可変ポンプ1のたとえば斜板制御シリンダから
吐出量制御部23に接続する。
上記ロードセンシング弁11のパイロツト室2
5はパイロツトライン26を介して絞り弁3の前
位のメインライン2に接続する一方、そのバネ室
27はパイロツトライン28を介して絞り弁3の
後位のメインライン2に接続する。上記パイロツ
トライン28に、フイードイン絞り31を設けた
パイロツトライン32を介して、パイロツトライ
ン15を接続すると共に、パイロツトライン33
を介して、ロードセンシング弁11のポートeを
接続する。
可変ポンプ用圧力補償弁12のパイロツト室3
4にはパイロツトライン35を介して絞り弁3の
前位のメインライン2を接続する一方、バネ室3
7にはパイロツトリリーフ弁13を設けたパイロ
ツトライン38を介してタンク39を接続する。
上記バネ室37とパイロツトリリーフ弁13との
間のパイロツトライン38に、フイードイン絞り
41を設けたパイロツトライン42を介して、パ
イロツトライン21を接続すると共に、パイロツ
トライン42,43を介してロードセンシング弁
11のポートfを接続する一方、パイロツトライ
ン44を介してサージ圧吸収弁4のバネ室45を
接続する。したがつて、サージ圧吸収弁4のバネ
室45はパイロツトライン44,38,42、フ
イードイン絞り41、パイロツトライン21を介
して、絞り弁3の前位のメインライン2に連通す
る一方、パイロツトライン44,38,42,4
3を介して、ロードセンシング弁11のポートf
に連通するようになつている。
このようにサージ圧吸収弁4のバネ室45をタ
ンクに連通せずにロードセンシング弁11のポー
トfとポートeを介して絞り弁3の後位に連通す
るのは、本発明のサージ圧吸収回路がサージ圧力
発生時にロードセンシング弁11を作動してポー
トfとポートeを連通させ、絞り弁3の後位の圧
力をサージ圧吸収弁4のバネ室45に伝達する一
方、絞り弁3の前位の圧力をサージ圧吸収弁4の
パイロツト室54に伝達してサージ圧吸収弁4を
作動させ、サージ圧力を吸収するようにしている
からである。なお、上記サージ圧吸収弁4のバネ
室45をタンクに連通したので、バネ室45の圧
力が略零圧となり、バネ室45の圧力が低くなり
すぎ、圧力アンダーシユートが生じ、また、圧力
制御ができなくなるからである。さらに上記バネ
室45とパイロツトリリーフ弁13とを接続して
いるのは、サージ圧吸収弁4に安全弁としての機
能をもたせるためである。上記ロードセンシング
弁11のバネ室27のバネ51のバネ圧はたとえ
ば6Kg/cm2に設定して、該ロードセンシング弁1
1を、パイロツト室25とバネ室27との差圧が
6Kg/cm2未満の場合、つまり絞り弁3の前後の差
圧が6Kg/cm2未満の場合にシンボル位置S1に位置
させ、上記差圧が6Kg/cm2を越える場合にシンボ
ル位置S2に位置させ、さらに上記差圧が6Kg/cm2
以上のある一定値たとえば7Kg/cm2を越えるとシ
ンボル位置S3に位置させるようにしている。また
上記可変ポンプ用圧力補償弁12のバネ室37の
バネ圧はたとえば6Kg/cm2に設定して、パイロツ
ト室34とバネ室37との差圧が6Kg/cm2未満の
場合に該可変ポンプ用圧力補償弁12をシンボル
位置V1に位置させ、上記差圧が6Kg/cm2以上の
場合にシンボル位置V2に位置させるようにして
いる。また上記サージ圧吸収弁4のバネ53のバ
ネ圧はたとえば8Kg/cm2に設定して、パイロツト
室54とバネ室45との差圧が8Kg/cm2以上の場
合に開放するようにしている。
上記構成のサージ圧吸収回路において、いま絞
り弁3の開度を一定に設定し、該絞り弁3よりも
下流側に接続した図示しないシリンダを前進させ
ているとする。
このとき、ロードセンシング弁11のパイロツ
ト室25とバネ室27とには絞り弁3の前後の圧
力が夫々パイロツトライン15,26とパイロツ
トライン28を介して伝えられている。このた
め、ロードセンシング弁11は、そのパイロツト
室25とバネ室27との圧力差がバネ圧6Kg/cm2
以下となると、シンボル位置S1に位置して、可変
ポンプ1の吐出量制御部23をパイロツトライン
22、可変ポンプ用圧力補償弁12、パイロツト
ライン18、パイロツトライン16を介してタン
ク17に連通させ、可変ポンプ1の斜板を最大吐
出側に傾斜させて、吐出量を増大させる。一方、
上記パイロツト室25とバネ室27との差圧がバ
ネ圧6Kg/cm2以上になると、ロードセンシング弁
11はシンボル位置S2に位置して、可変ポンプ1
の吐出量制御部23をパイロツトライン22、可
変ポンプ用圧力補償弁12、パイロツトライン1
8、パイロツトライン15を介して、絞り弁3の
前位のメインライン2に連通させ、該吐出量制御
部に流体圧を作用させて、可変ポンプ1の斜板を
中立側に傾斜させて、吐出量を減少させる。この
ようにロードセンシング弁11は、可変ポンプ1
の吐出量を負荷の要求に応じて制御して絞り弁3
の前後の差圧を一定値6Kg/cm2に制御している。
したがつて、この流体回路は省エネルギー効果の
大きなものである。またロードセンシング弁11
の動作は、フイードイン絞り31を設けたパイロ
ツトライン32を介して、バネ室27のメインラ
イン2の流体を導びいているために、スプールの
移動によりバネ室27の容積が増大する場合にお
いても迅速なものである。
次に、絞り弁3の開度を急激に減少するとす
る。そうすると、絞り弁3の前位のメインライン
2に第2図中曲線ハに示す如きサージ圧力が発生
しようとする。しかし、下記の如くサージ圧力を
緩和するのである。すなわちこのサージ圧力の発
生に伴つて、絞り弁3の前後の差圧が増大すると
共に、ロードセンシング弁11のパイロツト室2
5とバネ室27との差圧が増大する。そして、ロ
ードセンシング弁11のパイロツト室25とバネ
室27との差圧がたとえば7Kg/cm2以上になる
と、ロードセンシング弁11はシンボル位置S3
位置して、ロードセンシング弁11のポートeと
fとが連通して、絞り弁3の後位の流体圧力は、
パイロツトライン28,33、上記ポートe,
f、パイロツトライン43,42,38,44を
介して、サージ圧吸収弁4のバネ室45に伝えら
れるようになる。即ちサージ圧吸収弁4のバネ室
45の圧力は、絞り弁3の前位の圧力から絞り弁
3の後位の圧力に低減されるのである。このた
め、絞り弁3の前後の差圧がサージ圧吸収弁4の
バネ圧8Kg/cm2以上になると、該サージ圧吸収弁
4は作動して確実に開放し、実験結果を示す第2
図中曲線ホに示す如く、絞り弁3の前位に発生す
るサージ圧力を従来に比して軽減するのである。
なお、このように、ロードセンシング弁11がシ
ンボル位置S3に位置する、すなわちポートfとポ
ートeとが連通する状態に位置するためのパイロ
ツト室とバネ室の差圧が7Kg/cm2になるようにロ
ードセンシング弁11のバネ51のバネ圧を設定
し、サージ圧吸収弁4が作動するためのバネ圧を
上記圧力7Kg/cm2よりも高い8Kg/cm2に設定した
のは、ロードセンシング弁11が作動した後にサ
ージ圧吸収弁4が作動してサージ圧力を吸収する
ようにするためである。このサージ圧力の軽減作
用により、絞り弁3の開度を急激に減少させて
も、その前後の差圧が過大とならないので、実験
結果を示す第2図中曲線ヘに示す如く、絞り弁3
の出力流量の減少側への応答性が良好になる。つ
まり、このサージ圧吸収回路は、サージ圧力によ
り発生する絞り弁の前後の過大な差圧を利用し
て、ロードセンシング弁11のポートeとfとを
連通させ、サージ圧吸収弁4のバネ室の圧力を絞
り弁3の後位に導いて、該サージ圧吸収弁4を作
動させ、サージ圧力を軽減すると共に、絞り弁3
の出力流量の減少側への応答性を良くしているの
である。
なお、ここでいうサージ圧力とは、パイロツト
リリーフ弁13の設定圧力以上のサージ圧力を意
味するものではなく、パイロツトリリーフ弁13
の設定圧力よりは遥かに低い圧力であつて絞り弁
3を絞つた場合に生じる圧力である。つまり、パ
イロツトリリーフ弁13の設定圧力以下の圧力で
あり、パイロツトリリーフ弁13の作動によつて
は吸収できないものである。
次いで、サージ圧力がなくなると、ロードセン
シング弁11は、シンボル位置S1またはS2に位置
して絞り弁3の前後の差圧を一定に制御する。
なお、上記一連の動作において、メインライン
2はパイロツトリリーフ弁13の設定圧力になつ
ていないため、パイロツトリリーフ弁13は閉鎖
したままであり、このため、可変ポンプ用圧力補
償弁12のパイロツト室34の圧力とバネ室37
の圧力が同一となり、バネ力によりシンボル位置
V1に位置している。
次に、上記シリンダが前進状態からストローク
エンドで急停止して、流量制御状態から圧力制御
状態に移行するとする。そうすると、パイロツト
リリーフ弁13とフイードイン絞り41との間の
パイロツトライン42,38の流体圧力は、該パ
イロツトリリーフ弁13の動作により、その設定
圧力に制御される。このとき、可変ポンプ用圧力
補償弁12は、パイロツト室34の圧力と上記設
定圧力であるバネ室37の圧力との差圧がバネ圧
6Kg/cm2となるように、シンボル位置V1または
V2に位置し、定常的にはシンボル位置V1とV2
の中間に位置する。
なお、上記可変ポンプ用圧力補償弁12は、絞
り41の前後の差圧がバネ室37のバネ52のバ
ネ圧相当になるように可変ポンプ1の吐出圧力を
制御するものであるので、可変ポンプ用圧力補償
弁12のバネ圧6Kg/cm2は、上述のロードセンシ
ング弁11のバネ51のバネ圧やサージ圧吸収弁
4のバネ53のバネ圧とは関係なく設定されるも
のである。可変ポンプ1の吐出量制御部23は、
パイロツトライン22を介して制御されて、可変
ポンプ1は斜板を中立側に位置させて極く僅かな
吐出量状態でもつて、可変ポンプ用圧力補償弁1
2はメインライン2の圧力をパイロツトリリーフ
弁13の設定圧力よりも可変ポンプ用圧力補償弁
12のバネ室37のバネ52のバネ圧相当分だけ
高い圧力に制御する。メインライン2のサージ圧
力も上述と同様にサージ圧吸収弁4により軽減さ
れる。また上記流量制御から圧力制御に移行する
過渡時においても、ロードセンシング弁11は、
絞り弁3の前後の差圧を一定にする働きをするの
で、このサージ圧吸収回路の圧力オーバーライド
特性は、第1図中曲線イに示す如く良好なもので
ある。つまり、可変ポンプ用圧力補償弁12が完
全に制御シンボル位置に位置するまで、ロードセ
ンシング弁11により、絞り弁3の前後の差圧を
一定に制御しているので、過渡時においても、精
確な流量制御範囲が増大するのである。
また、この過渡時にもサージ圧力が発生する
と、サージ圧吸収弁4が作動してサージ圧力を吸
収する。このようにサージ圧吸収弁4は流量制御
状態、圧力制御状態、それらの間の過渡状態を問
わず、サージ圧力が発生すれば、そのサージ圧力
を吸収する。
上記実施例の可変ポンプ1は、吐出量制御部と
しての斜板制御シリンダ23に伝える流体圧力を
大きくすれば、そのまま吐出量が減少する形式の
ものであるが、たとえば第5図に示すように、バ
イアスピストン81を設け、斜板制御シリンダ2
3とバイアスピストン81とを対抗させるような
形式の可変ポンプ80を用いてもよい。また、第
6図に示すように、可変ポンプ90はその吐出量
制御部93に伝える流体圧力を増大すれば、吐出
量が増大する形式のものであつてもよい。この場
合は、ロードセンシング弁91および可変ポンプ
用圧力補償弁92のシンボル記号は第1図に示す
実施例とは図示の如く、逆になる。なお、第6図
において、95は最大流量を規制する制限ネジで
ある。また、第6図に示す可変ポンプ90に、第
5図と同様にバイアスピストンを設けてもよいの
は勿論である。
〈発明の効果〉 以上の説明で明らかな如く、この発明によれ
ば、可変ポンプ、絞り弁、ロードセンシング弁、
可変ポンプ用圧力補償弁、パイロツトリリーフ弁
およびサージ圧吸収弁を備えた動力マツチ用サー
ジ圧吸収回路において、上記ロードセンシング弁
に、絞り弁の後位に連通するポートeとサージ圧
吸収弁のバネ室に連通するポートfとを設けて、
上記ロードセンシング弁のパイロツト室とバネ室
との差圧が一定値未満の場合には、上記ポートe
と上記ポートfとの間を閉鎖状態にする一方、上
記ロードセンシング弁のパイロツト室とバネ室と
の差圧が一定値以上の場合には、上記ポートeと
上記ポートfとの間を連通するように構成したの
で、省エネルギー的で、圧力オーバーライド特性
に優れるという従来の効果に加えて、簡単な構成
でサージ圧を軽減でき、かつ絞り弁の出力流量の
減少側の応答性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧力オーバーライド特性を示すグラ
フ、第2図はサージ圧力および出力流量特性を示
すグラフ、第3,6図は夫々この発明の一実施例
に係るサージ圧吸収回路の回路図、第4図はロー
ドセンシング弁の一例の断面図、第5図はバイア
スピストン付可変ポンプのシンボル図、第7図は
従来例の説明図である。 1,90……可変ポンプ、2……メインライ
ン、3……絞り弁、4……サージ圧吸収弁、1
1,91……ロードセンシング弁、12,92…
…可変ポンプ用圧力補償弁、13……パイロツト
リリーフ弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可変ポンプ1,90に接続したメインライン
    2に絞り弁3を設け、流量制御状態において、該
    絞り弁3の前後の圧力が夫々伝えられるパイロツ
    ト室とバネ室との差圧に応じて作動するロードセ
    ンシング弁11,91により、上記可変ポンプ1
    の吐出量制御部23,93を制御して、上記絞り
    弁3の前後の差圧を一定に制御すると共に、上記
    メインライン2の圧力が伝えられるパイロツト室
    と、パイロツトリリーフ弁13で一定圧力以下に
    制御されるバネ室との差圧に応じて作動する可変
    ポンプ用圧力補償弁12,92により、上記可変
    ポンプ1,90の吐出量制御部23,93を制御
    して、上記メインライン2の圧力を一定に制御
    し、さらに上記可変ポンプ1,90と絞り弁3と
    の間のメインライン2にサージ圧吸収弁4を接続
    したサージ圧吸収回路において、 上記ロードセンシング弁11,91に、絞り弁
    3の後位に連通するポートeとサージ圧吸収弁4
    のバネ室45に連通するポートfとを設けて、上
    記ロードセンシング弁11,91のパイロツト室
    とバネ室との差圧が一定値未満の場合には、上記
    ポートeと上記ポートfとの間を閉鎖状態にする
    一方、上記ロードセンシング弁11,91のパイ
    ロツト室とバネ室との差圧が一定値以上の場合に
    は、上記ポートeと上記ポートfとの間を連通す
    るように構成したことを特徴とするサージ圧吸収
    回路。
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