JPH02133268A - エアーバッグ用基布 - Google Patents

エアーバッグ用基布

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Publication number
JPH02133268A
JPH02133268A JP28679488A JP28679488A JPH02133268A JP H02133268 A JPH02133268 A JP H02133268A JP 28679488 A JP28679488 A JP 28679488A JP 28679488 A JP28679488 A JP 28679488A JP H02133268 A JPH02133268 A JP H02133268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastomer
halogen
contained
intermediate layer
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP28679488A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Shikanuma
忠雄 鹿沼
Ikuhiko Fukumori
郁彦 福森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP28679488A priority Critical patent/JPH02133268A/ja
Publication of JPH02133268A publication Critical patent/JPH02133268A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Air Bags (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐久性、特に耐熱老化性に優れたエアーバッ
グ用基布に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、各種交通機関、特に自動車の乗員保護用安全装置
として、エアーバッグシステムが実用化されつつある。
通常、エアーバングは耐熱性、難燃性、空気遮蔽性など
の向上の為、例えば特開昭41−47692号公報に示
されるように、表面に含ハロゲンゴムなどのエラストマ
ーを塗布、積層した基布を縫着して作られる。
エアーバッグは実際に作動する迄の長期間、ステアリン
グホイールやダツシュボード内の狭い場所に収納されて
いる。この期間、高温、高湿度、低温など様々な環境に
置かれることが考えられる為、エアーバッグに要求され
る特性の中で環境変化においても初期特性を維持してい
ることは重要なポイントになる。
しかるに、クロロプレンゴムに代表される含ハロゲンエ
ラストマーは、高温雰囲気下、例えば、100〜l 2
0 ’Cで長期間暴露されると、徐々に分解し始め、ハ
ロゲン又はハロゲン化水素を発生し、エラストマーの硬
化を招くのみならず、基布に浸透し基布を構成する繊維
材料を著しく脆化せしめ、エアーバッグの機械特性(引
張強力、引裂強力)を極端に低下させる。
その為、含ハロゲンエラストマーに各種老化防止剤、熱
安定剤、金属酸化物に代表されるハロゲン吸着剤などを
添加することが試みられたが、いづれも満足するもので
はなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、長期に亘る収納期間を想定した熱老化後も、
柔軟且つ機械特性が変化せず、優れた耐熱老化性をもつ
エアーバッグを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の要旨は、布帛と含ハロゲンエラストマー層の間
にエラストマーを主成分とする中間層を介在させてなり
、該中間層のエラストマーの75重量%以上がハロゲン
非含有エラストマーであることを特徴とするエアーバッ
グ用基布にある。
本発明は、エアーバッグ用基布を構成する布帛ト含ハロ
ゲンエラストマーとの間に、含ハロゲンエラストマー(
A)とハロゲン非含有エラストマ(B)が特定の割合で
存在する混合エラストマを介在させることより、含ハロ
ゲンエラストマ(A)が分解して発生するハロゲン又は
ハロゲン化水素が布帛へ浸透することを抑止し、布帛の
機械特性の低下を防ぐことができる。
本発明において含ハロゲンエラストマー(A)は、弗素
、塩素、臭素などのハロゲンを含有したゴム、樹脂など
の弾性体を示し、例えば、フッ素ゴム、クロロプレンゴ
ム、ハイパロンゴム、エピクロルヒドリンゴム、塩化ゴ
ム、ハロゲン化ブチルゴムなどのゴム類、塩化ビニール
、塩化ビニリデン、塩素化ポリオレフィン、フッ化ビニ
ール、フン化ビニリデン、などの樹脂類の単独又は二種
以上の混合物があるが、これらに限定するものではない
。これらは、要求される特性に応じて適宜選定して使用
すれば良い。
本発明において、基布と含ハロゲンエラストマ層の間に
、介在させるエラストマーを主成分とする中間層は、含
ハロゲンエラストマー(A)とハロゲン非含有エラスト
マー(’B)から成り、該(B)混合比率が75重量%
以上である混合エラストマーを介在させることが必須で
ある。
混合エラストマー中の含ハロゲン成分が少ない程、基布
としての体熱老化性が優れるが、含ハロゲンエラストマ
ー(A)との相溶性が低下したり、基布との接着性が低
減する場合には若干の含ハロゲンエラストマーを併用す
ると良い。
即ち、混合エラストマーを構成する含ハロゲンエラスト
マー(A)は、25重量%以下であることが必要である
。(A)が25重量%を超えると基布の体熱老化性が低
下する。含ハロゲンエラストマー(A)は、前記含ハロ
ゲンエラストマーの中から適宜選定されたものを使用す
れば良い。
本発明では、中間層のエラストマーの成分としてハロゲ
ン非含有エラストマー(B)を用いることが極めて肝要
である。ハロゲン非含有エラストマー(B)の存在によ
り初めて極めて高い耐熱老化性を実現することができる
ハロゲン非含有エラストマー(B)は、含ハロゲンエラ
ストマーから分解、発生するハロゲン又はハロゲン化水
素が基布の表面及び内部へ接触、浸透することを抑止し
、熱老化後の基布特性の低下を阻止し初期の特性を維持
させることができる。
即ち、中間層のハロゲン非含有エラストマー(B)を含
む混合エラストマーは、ハロゲン化水素の遮蔽層として
作用する。混合エラストマーのハロゲン又はハロゲン化
水素の遮蔽性は高い程良いが、例えばI X 10−’
cJ/sec /気圧(20’C時)以下の透過量であ
ればよい。
又、含ハロゲンエラストマー層と中間層の混合エラスト
マーの比率は、エアーバック用基布の要求性能を満足す
る範囲で選定すれば良く特に限定するものではない。
ハロゲン非含有エラストマー(B)としては、エアーバ
ック用基布としての要求特性を満たし、ハロゲン又はハ
ロゲン化水素の透過を抑制するものであれば良く、例え
ば、シリコーンゴム、エチレンプロビレゴム、エチレン
プロピレン三元共重合ゴム、ニトリルブタジェンゴム、
水素添加ニトリルブタジェンゴム、スチレンブタジェン
ゴム、イソブチレンイソプレンゴム(う゛チルゴム)ウ
レタンゴム、アクリルゴム、多硫化ゴムなどのゴム類;
シリコーン樹脂、ポリアルキレン樹脂、ウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、などの樹脂類; (
単独又は二種以上の混合物)ハロゲン又はハロゲン化水
素との反応性を高めることで基布への浸透を低減するこ
とを目的とした変性物などがあるがこれらのエラストマ
ーには、その特性改良の為に通常使用される各種添加剤
を含んでいても良い。例えば、カーボンに代表される補
強剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫遅延剤、
滑剤、可塑剤、酸化防止剤、熱安定剤、難燃剤、顔料、
などを含んでいても良い。
中間層におけるエラストマーの積層は、含ハロゲンエラ
ストマーと布帛の間に遮蔽エラストマが介在している形
であれば、その方法はどの様でも良く、コーティング、
ラミネート、スプレー、プリント、浸漬、など適宜最適
な方法を選定すれば良い。
積層する中間層のエラストマー量は求められる特性に合
せて選定すれば良いが20〜200 g/rri、好ま
しくは70〜150 g/rdの範囲にあれば良い。
布帛を構成する繊維糸条の種類としては、溶融紡糸、乾
式紡糸、湿式紡糸などから得られた長繊維、短繊維から
得られた紡績糸、あるいはこれらの併用、更には嵩高加
工などを行った加工糸などいずれでも良い。
本発明になる基布としては、例えば、織物、編物、これ
らの積層体、多数の糸条を並列に並べて接着性材料で固
着した面状体等のシート状のものが挙げられる。寸法安
定性などの点で、織物、とりわけ多軸織物などの等方性
基布は好ましい。織物の構成密度は、繊維糸条のトータ
ルデニール、番手に応じて選定すれば良(、打込み密度
は経及び緯いずれも10〜200本/吋の範囲にあるこ
とが好ましい。基布の組織も任意に選定して良く、トー
タルデニールの異なる繊維糸条、又は異種繊維糸条を併
用しても良い。
基布の重量は、軽い程良いが機械特性を考慮して選定す
れば良く、通常50〜300 g/nrが好ましい。
本発明に用いられる繊維の材料は、例えばナイロン6、
66、46などのポリアミド繊維;パラフェニレンテレ
フタルアミド、及び芳香族エーテルとの共重合体などに
代表されるアラミド繊維;ポリアルキレンテレフタレー
トに代表されるポリエステル繊維;全芳香族ポリエステ
ル繊維;ビニロン繊維;レーヨン繊維;超高分子量ポリ
エチレンなどのポリオレフィン繊維;ポリオキシメチレ
ン繊維;パラフエニレンサルフオン、ポリサルフオンな
どのサルフオン系繊維;ポリエーテルエーテルケトン繊
維;ポリエーテルイミド繊維;炭素繊維などがあるが場
合によっては、ガラス繊維、セラミック繊維、金属繊維
などの無機繊維を単独又は併用使用しても良い。
前記繊維には、原糸糸条の製造工程や加工工程での生産
性あるいは特性改良の為に通常使用されている各種添加
剤を含んでいても良い。例えば熱安定剤、酸化防止剤、
光安定剤、平滑剤、可塑剤、増粘剤、顔料、光沢付与剤
、難燃剤等を含んでも良い。
又、製織、エラストマー塗布など、次工程での加工特性
を改良する為に、可燃、糊付、樹脂加工などを施してあ
っても良い。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づき説明する。なお、実施例
中の各特性は、次の方法により評価した。
引張強力、 JIS  L−1096A法(ストリップ
法)引裂強力;JIS  L−1096A法(シングル
タング法) 硬  さ;ハンドリングによる官能検査。
×−・硬い、 Δ・−やや硬い、 ◎−・軟い、 ○・−やや軟い 実施例1 ナイロン66.840デニールの原糸を用いて経及び緯
の密度が25本/吋である平織物を製織した。
この織物の片面にブチルゴムの溶剤溶液を20g/ボ塗
布(以下、塗布量は固型分換算)し乾燥後、その上面に
クロロプレンゴムの溶剤溶液を80g/ボ積層塗布し、
次いで乾燥、加硫し、エアパック用基布を得た。この基
布を100°C21000時間で熱老化試験した。熱老
化試験前後の物性を表1に示す。熱老化試験後も柔軟で
、機械特性の変化もすくない。
実施例2 実施例1と同様の織物を製織し、この織物の片面にクロ
ロプレンゴム/エチレンプロピレンゴムの混合重量比が
25/75.15/85.0/100である混合エラス
トマーの溶剤溶液を30g/rd塗布、乾燥し、次いで
その上面にクロロプレンゴムの溶剤溶液を70 g/n
(塗布、乾燥、加硫し、エアバック用基布を得た。この
基本を実施例1に準じて熱老化試験前後の物性を測定し
た。
表1に示す如く、熱老化試験後の物性変化は少なく柔軟
性も高いものである。
比較例1 実施例1の方法で、エラストマーにクロロプレンゴムの
溶剤、溶液のみ100g/ボ塗布し、乾燥、加硫した。
得られた基布を熱老化試験したところ、極めて粗硬なも
のとなり、物性の低下も著しいものであった。
比較例2 実施例2の方法で、中間層のエラストマーを、クロロプ
レンゴム/エチレンプロピレンゴムの混合重量比が27
.5/72.5である混合エラストマーを用いて基布を
作成し、熱老化試験前後の物性を測定した。
表1に示す如く、熱老化試験後の物性低下が大きく、硬
さもやや目立つものであった。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明のエアバッグは耐熱老化性に優れたエアバッグで
あり、長期収納後も何ら支障なく作動し得る安全率の極
めて高いエアーバッグシステムが可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 布帛と含ハロゲンエラストマー層の間にエラストマーを
    主成分とする中間層を介在させてなり、該中間層のエラ
    ストマーの75重量%以上がハロゲン非含有エラストマ
    ーであることを特徴とするエアーバッグ用基布
JP28679488A 1988-11-15 1988-11-15 エアーバッグ用基布 Pending JPH02133268A (ja)

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JP28679488A JPH02133268A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 エアーバッグ用基布

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28679488A JPH02133268A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 エアーバッグ用基布

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JPH02133268A true JPH02133268A (ja) 1990-05-22

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ID=17709127

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28679488A Pending JPH02133268A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 エアーバッグ用基布

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JP (1) JPH02133268A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5100168A (en) * 1990-04-06 1992-03-31 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air bag for vehicles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5100168A (en) * 1990-04-06 1992-03-31 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air bag for vehicles

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