JPH02132221A - 土留壁施工法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は、Ｄ’ｒＣ位置の地中における土砂と、例えば
セメン１・溶液のような土砂固結溶液とを混合撹伴して
、いわゆるソイルセメント土留壁を築造する工法，並び
に装置に関するものである。 ［産業上の利用分野］ ソイルセメント土留壁は、例えば建築物の地下室を作る
場合の周囲の土留壁、或は管路埋設工］

【における仮設
土留壁等に多数利用されている。 ［従来の技術］ 従来のソイルセメント土留壁工法は、複数の垂直撹拌軸
を近接して平行に並列した装置により、該各軸を相互に
逆回転を与えて掘削撹拌しながら、各垂直撹拌軸の先端
からセメント溶液を吐出させて、各垂直撹拌軸による掘
削孔の一部が互いにラップするような形状のソイルセメ
ン１〜土留壁を築造する多軸式札列工法である．（第３
図参照）［発明が解決しようとする課題］ 従来の多軸式柱列工法では、土留壁幅１〜１．５ｍに対
して垂直撹拌軸を３〜５軸を一連とする多軸ｔ１１１削
装置を使用するため、士留壁の深度が大となると、該装
置の重量は過大となり、従ってこれを懸垂するクレーン
も超大型となり、工事費が高価となるし、また小規模の
現場では本工法の採用が困難となる。 四に、築造されたソイルセメン１・土留壁は、各垂直撹
拌軸の撹拌翼が，相互に若干ラップするように、近接し
て平行に並列した一連の垂直撹拌軸の回転により、セメ
ント溶液と原位置土砂とを撹拌混合したものであるから
、該土留壁の断面形状は、第３図に示すごとく円形連鎖
状であり、上留壁の理想であるベき均一壁厚にはならな
い欠点があった。 本発明は、二本の垂直撹拌軸と該両軸間に渉って設けた
水平撹拌軸との組み合わせ装置によって、任意の壁幅を
もつ、ソイルセメン１・土留壁を造成するものであって
、上記の従来工法の諸欠点を一挙に解決しようとするも
のである． ［課題を解決するための手段コ 本発明の装置を第１図に示す。 垂直撹拌軸（＋），　（１’）には、回転カ伝達箱（４
），（４’）を，該軸各先端より適当長の同一Ｘｉ＋＋
＊離だけ上方に取り付け、回転力伝達笛外の垂直撹拌軸
周辺には該各軸の略全長にわたっーて撹拌！（２），（
２’）取り付け、更にその各先端には掘削刃（３），（
３’）が固定されている。 かくのごとき二本の垂直撹拌軸（１），（１’）を、適
当な間隔を取って、垂直かつ平行に配置する。回転力伝
達箱（’Ｉ）．（４’）の内部は左右対称の同一構造に
してあって，その構造は回転力伝達箱（４）をもって第
１図に示すように、上部ギャーボックス（８），下部ギ
ャーボックス（９），及び固結溶液分配室（ｌＯ）とか
ら楢成されている。 いま、二本の垂直撹拌軸（１），（１’）を、従来工法
のように減速モーターによって互いに逆転させるとｉ１
ｉＨ直撹拌軸（１），（１’）の回転は、各軸の回転力
伝達箱内の上部ギャーボックス、及び下部ギャーボック
ス内のギャー装置により，上部水ｉ［ｌ撹拌軸、及び、
下部水平撹拌軸に回転を４えることになる。 また、各垂直撹拌軸（１）．（］’）内を通して流送す
る固結溶液（例えばセメント溶液）は、その一部を回転
力伝達箱内の固結溶液分配室（１０）より固結溶液噴出
用水平管（７）に送られて、該水平管の噴出孔（１６）
より原位置土砂中に噴出すると共に、渉りの溶液は両垂
直撹拌軸の先端から原位置土砂中に噴出する。 このように、本発明は、１エレメン１〜当たりの壁幅（
一般には１〜３ｍ）に係らす二本の垂直撹拌軸と、該釉
間に渉って設けられた水】ト撹拌軸，及び固結溶液ツｔ
出用水平管の組み合わせ装置によって施工するものであ
るから、壁深度が人となっても装置の重量は、従来の多
軸式柱列工法の装置に比べて大いに軽減され、これを懸
垂するクレーンも小型ですみ，従って工事費も安価とな
る。またクレーンが小型で済むことは、小規模の現場に
も活用できることになる。 また、この装置によって築造されたソイルセメント壁の
断面形状は、第２図に示すように均一壁厚となるから、
本発明は、従来工法の諸欠点を−挙に解決し得る工法で
ある。 ［作　用］ 第１図で説明する。 １．クレーンによって所定の位置に懸垂された本装置の
氾直撹拌軸（１），（１’）を減速モーター（１９）に
と、動力伝達装置（２０）とより互いに逆回転させなが
ら、徐々に地中に吊り下げると同時に、両毛直視拌軸内
に土砂固結溶液の流送を開始する。 両垂直撹拌軸（１），（１″）には各々回転力伝達ｔｒ
ｉ（４），（４′）が，没置されていて、その作用は全
く同一であるので、ここでは垂直撹拌幀（】）側につい
て１説明する。 ２６垂直撹拌軸（１　）に設置された回転力伝達箱（４
）は、該軸の回転を受けることなく該頓を中心として自
由に旋回し得るように組み立てられている。 ；３．回転力伝達箱（４）内は、垂直撹拌軸が（’ｔ通
しており、該箱内は上部ギャーボックス（８），固結溶
液分配室（１０），及び下部ギャーボックス（９），に
仕切られている。 ４．垂直撹拌軸（１　）の回転力は、」二部ギャーボッ
クス（８）内のべベルギャ＝（ｌ］）（１２）によって
、−ヒ部水平撹拌軸（５）に伝達されるが、垂直撹拌軸
（１′）の回転力も面直撹拌軸（１）に同調されてい゛
Ｃ、同様の伝達機構によって，水平撹拌軸（５）に伝達
される． ５．下部水平撹拌軸（６）も，上部水平撹拌軸と同様に
して、回転力の伝達を受ける。 ６．回転力伝達知内には、固結溶液分配室（１０）があ
り、該室内を員通ずる垂直撹拌軸（１．）には固結溶液
の分流孔（Ｉ５）があって、その溶液を固結溶液噴出用
水平管（７）に導入し該水平管の噴出孔（ｌ［Ｅ）より
原位置の土砂中に噴出する。 ７．垂直撹拌軸（１′）内の溶液も同様な｛幾構により
その一部を噴出用水平管（７）に導入する。 ８．その他の溶液は、両垂直撹拌軸（１），（１’）の
先端から原位置の土砂中に噴出する． ９．本コニ法は、上記説明のごとく両垂直撹拌軸の回転
と該幀先端より噴出する固結溶液・両垂直撹拌に渉る上
下水〜］／．撹拌軸の回転と噴出用水・ｉｌ管より噴出
する固結溶液、との作用により均−　な壁ノｑを有する
ソイルセメン１〜上留壁を築造する．［実施例］ １．第４図，第５図に示すごとく、クレーンマスト（ｌ
７）に本装置を取り付ける。クレーンマストのリーダー
（１８）には、その上部に減速モーター（１９）及びこ
れに付属する動力伝達装置（２０）が一体となって、リ
ーダーに沿って滑動できるように１い吊されているが，
これは従来工法と同じＶ２置である。 ２．本装置を組み上げ、所定の位置に垂直撹拌軸先端の
掘削刃（３）　，　（３”）を据え、両垂直撹拌軸（１
），（ｌ′）の相互逆回転を開始すれば、同時に水平撹
拌軸（５）　，　（６）も相互逆回転を開始する。 ３．掘削刃（３）　，　（３’　）が約１〜２　ｒｎ程
度土中へ掘削進行した時点で、別装１６のミキシングプ
ラントより七砂固結溶液（例えばセメン１〜溶液）をホ
ースにより両垂直撹拌軸（１），　（１’　）内に流入
させるが、この装置も従来工法と同じである。 ４．両垂直撹拌軸内に流入したセメント溶液は、その下
端より噴出すると共に、固結溶液噴出用水平管（７）の
噴出孔よりも土中に噴出され，両垂直撹拌軸と両水平撹
拌軸の回転によってＩＸｊ！削破砕した土砂と撹拌混合
され、所謂ソイルセメントとなる。 ５．順次，本装置を土中に降下させながら、ある深度に
いたれば，更に撹拌混合を十分にするためある範囲にオ
〕たって木役置の上下運動を行うことも凸丁能である。 ６．このようにして，１エレメン１〜の施工を完了する
と、既設エレメントに一本の垂直撹拌軸がラップするよ
うに本装置を移動して隣接エレメン１一を同様な方法を
もって施工し、順次繰り返して所定の士留壁長を施工す
る。 ［発明の効果］ 以上のごとく、本発明は，従来の多軸弐柱列工法のよう
に，多数の垂直撹拌軸を並列し、これらを回転してセメ
ント溶液と土砂とを撹拌混合する工ａ；とは異なり，二
本の他直撹拌軸とその間にわたる水平撹拌軸の相互逆回
転によって二１コ砂とセメント溶液を混合せんとするも
のであるから、１．従来工法より、セメント溶液と土砂
との混合撹拌の能率がよく、施工時間が短縮できる。 ２．出来上がり壁面厚が均一に仕丘がるから，漏水を防
【Ｌできる。 ３．従来の多軸式柱列工法の施工機に比ノ＼て、本発明
の装置は軽鼠化されるので，クレーンも小型で済み，従
って、工１ｔ費−も安価となるばかりか、ｒ！；ｌ場安
全管理上も有利となる。 ４．土砂固結溶液が、両端垂直撹拌軸の先端のみならず
、固結溶液噴出用水５（ｌ管からも噴出するから、施工
幅全体に渡って良質なソイルセメン１・をａＸ．合する
ことができる。 ５．７ｆｉ工深度が浅い現場では，第１図の上部水平撹
拌軸（５）を省略して更に機械の軽Ｍ化を行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図、本装置のｖＪ力伝達装置図 第２図、本装置によって造成されるソイルセメント壁の
断面形状図 第３図、従来の多軸式社列コニ法によって造成されるソ
イルセメン１〜壁の断面形状参考図第４図．クレーン前
部に本装置をセツ１〜した姿図第５図．クレーン前部に
本装置をセットした正面図。 （１）．（１’）はＩｎ直撹拌軸、（２）　．　（２’
　）は撹拌翼、（３），（３’）は掘削刃．　（４），
（４’）は回転力伝達箱、（５），（６）は水平撹拌軸
、（７）は固結７８液噴出用水平管、（８）Ａ９）はギ
ャーボックス、（１０）は固結溶液分配室、（１１），
（１２），（１３），（＋４）はベベルギャ−（Ｉ５）
は固結溶液の分流孔、（ｌ６）は固結？８液噴出用水平
管の噴出孔、（１７）はクレーンマス１・、（ｌ８）は
マストのリーダー．　（１！Ｊ）は減速モーター、（２
０）は垂直撹拌軸に対する動力伝達装置。 出願人　　日開技研株式会社　代表者　ｉｔ　Ｎ　　繁
図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、二本の垂直撹拌軸を適当な間隔をもって、平行に直
   立配置し、これらの垂直撹拌軸に、互いに逆回転を与え
   て地中を掘削撹拌すると共に、その両掘削孔の間の土砂
   を、両垂直撹拌軸間に渉り組み合わせた単一または複数
   の水平撹拌軸の回転と降下により掘削撹拌せしめつつ、
   同時に両垂直撹拌軸内を通して圧送した土砂固結溶液を
   該軸の先端、及び、該両軸間に渉り連結された固結溶液
   噴出用水平管の各噴出孔より土砂中に噴出させて、該溶
   液と掘削土砂とを、垂直、水平の各撹拌軸の回転により
   混合し、その固結によって土留壁を築造する土留壁施工
   法。 ２、互いに逆回転をする二本の垂直撹拌軸を、適当な間
   隔をもって、平行に直立配置し、該垂直撹拌軸間に渉っ
   て、水平撹拌軸と固結溶液噴出用水平管とを適宜配置し
   た、請求項１記載の土留壁施工装置。