JPH02132040A - 用紙方向変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写装置やプリンター装置等に用いられ、用
紙の搬送において方向を変換する用紙方向変換装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

一般に、複写装置やプリンター装置等には、画像を形成
する用紙として、Ａ４、Ｂ４等の定型の用紙が多く用い
られる。このような用紙は長方形であるため、例えば、
複写装置においては、複写倍率の変更や原稿の像の向き
などによって用紙の方向を換える必要が生じる。このた
め、従来では、給紙カセットから感光体に至る用紙搬送
路の途中に用紙の向きを変換する用紙方向変換装置を設
けて上記の要求に応じている。

このような用紙方向変換装置は、例えば、実開昭５９−
８０３３１号公報には、用紙搬送路に用紙の通過を阻止
する通過阻止部材を設け、用紙が通過阻止部材に当たる
とこの通過阻止部材を中心に回転し、通過阻止部材から
搬送方向に延設されたサイドガイド部材に当たって回転
が止められることにより９０゜回転するように構成され
たものが開示されている。

また、実開昭５７−１６２２４９号公報では、用紙の側
端が搬送の基準となるように用紙搬送方向に基準部材を
延設し、この基準部材に沿って搬送されてきた用紙をロ
ーラ対によって回転させ、方向が換えられた状態で上記
基準部材と対向する位置に延設された基準部材に沿って
送出される構成が提案されている。

さらに、実開昭５０−１２７８７８号公報では、用紙搬
送路の途中に、頂部から底面まで互いに側面が接触して
いる一対の円錐形状のコーンローラが配置され、コーン
ローラ間の接触部に用紙を通過させるようになっている
。これによれば、コーンローラの底面側の回転が頂部側
の回転より速いため、用紙は、この速度差によりコーン
ローラの接触部を通過する際に方向が換えられて、上記
搬送路の側端縁に設けられたベルトに沿って搬送される
ようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記従来の用紙方向変換装置は、用紙の向き
を変換させる前後において用紙の側端を揃えるために、
サイドガイド部材やベルト等の部材が設けられており、
用紙の中心を基準に搬送が行われるような場合には利用
できないという欠点を有している。

また、従来の用紙方向変換装置においては、用紙が通過
する際に方向が全て９０″変えられるため、方向を変え
ずに搬送することができないという問題点を有していた
。

〔課題を解決するための手段］ 本発明に係る用紙方向変換装置は、上記の課題を解決す
るために、逆方向または同方向へ回転し、用紙の搬送中
心について対称に設けられた１対の方向変換ローラと、
方向変換ローラを駆動する駆動手段と、用紙の搬送を停
止させ、かつ、用紙の中心と方向変換ローラの駆動の中
心軸および上記搬送中心の交点とを一致させる用紙搬送
停止手段とを備えたことを特徴としている。

〔作　用〕

上記の構成により、用紙方向変換装置において１対の方
向変換ローラを同方向に回転させれば、用紙は向きを変
えられずに搬送される。また、用紙を用紙搬送停止手段
によって停止させ、−Ｌ記方向変換ローラを互いに逆方
向へ回転させれば、用紙は回転ローラによる回転力が作
用して方向が変えられる。

従って、用紙の縦方向および横方向の中心を保ったまま
用紙の方向を変換するので、用紙の側端を基準として搬
送を行うための部材を必要とせず、用紙の中心を搬送の
基準とする場合においても用紙方向変換装置を利用する
ことができる。

また、用紙の向きを変える必要のない場合は、用紙搬送
停止手段によって用紙の搬送を停止させないようにする
とともに、方向変換ローラを同方向に回転させるので、
用紙を止めることなく搬送することができ、用紙が用紙
方向変換装置を通過することによる時間のロスをなくす
ことができる．〔実施例〕 本発明を複写装置に用いた場合の一実施例を第１図ない
し第５図に基づいて説明すれば、以下の通りである。

第１図に示すように、用紙方向変換装置１は、複写装置
２の複写部３を載置している給紙部４の上部に配置され
ている。用紙方向変換装置１は、給紙部の下方に設けら
れている給紙カセット５・６・７から取り出されて用紙
搬送路８により搬送され、後述する用祇２５の方向を変
換して、複写部３の転写部９に送出するようになってい
る。

第２図（ａ）および同図（ｂ）に示すように、用紙方向
変換装置１は、用紙方向変換部１０のほぼ中央部に方向
変換ローラ１１・１２が搬送中心Ａについて対称に設け
られるとともに、搬送中心Ａに直交する直線Ｂ上に配置
されおり、それぞれが直線Ｂ上に配設された駆動軸１３
・ｌ４を介して駆動モータ１５・１６によって回転駆動
されている。また、方向変換ローラ１１・ｌ２の下部に
は、回動自在の補助ローラ１７・１８がそれぞれ当接す
るように配置されている。上記方向変換ローラ１ｌおよ
び方向変換ローラ１２が逆方向に回転することにより、
用祇２５の方向を変換するようになっており、方向変換
を行う平面上において搬送中心Ａと直線Ｂの交点が用紙
の回転中心となっている。

一方、用紙方向変換部１０の入口および出口近傍には、
互いに当接し用紙搬送方向に回転駆動されている搬送ロ
ーラ対１９・１９および搬送ローラ対２０・２０が、方
向変換ローラ１１・ｌ２と同様、搬送中心Ａについて対
称に配置されている．さらに、用紙方向変換部ＩＯの下
方には、用紙の搬送を停止させる用紙ストッパー２１が
設けられている。用紙ストッパー２１は、回転軸２２お
よびモータ２３に巻張されたベルト２４に固定され、モ
ータ２３の回動により搬送中心Ａ上を用紙搬送方向また
はその逆の上記の方向に移動するようになっており、用
紙の搬送を停止させないときは、用紙搬送路８の湾曲部
８ａの近傍の待機位置に待機している。

このように設けられた用紙ストッパー２１は、用紙搬送
路８に沿って搬送されてきた用紙２５をその中心と用紙
２５の回転中心とを一致させるために、用紙サイズに応
じた位置で停止させるようになっている。

上記の構成において、用紙方向変換の手順を説明する。

給紙カセット５・６・７から取り出された用紙２５が、
例えばその長手方向と用紙搬送方向とを直交させるよう
な状態で、用紙搬送路８を経て用紙方向変換装置１に搬
送されると、第３図（ａ）に示すように、退避位置より
移動してきた用紙ストッパー２１が用紙２５の搬送を停
止し、用祇２５の中心と回転の中心とを一致させる。同
図（ｂ）に示すように、用祇２５の中心と回転中心が一
致すると、用紙ストッパー２１が退避位置まで戻り、方
向変換ローラ１１・１２が互いに逆方向に回転すること
により用祇２５を回転させる。同図（ｃ）に示すように
、用紙２５が９０゜回転し、用祇２５の長手方向と搬送
方向が一致すると、方向変換ローラｌ１・１２は、回転
駆動が停止された後互いに用紙搬送方向に回転し、用祇
２５を搬送方向へ送出する。そして、搬送ローラ対２０
・２０は、用祇２５を転写部９へ搬送する。

一方、用紙２５の方向を変換させない場合は、第４図に
示すように、搬送ローラ対１９・１９によって用紙２５
が搬送されると、方向変換ローラ１１・１２が用紙搬送
方向へ回転して用紙２５をそのまま送出する。

なお、用紙２５を確実に９０゜回転させるためには、方
向変換ローラ１１・１２間の距離から求められ、用祇２
５における方向変換ローラｌ１・１２の接触部の中心が
用紙２５の回転中心の回りに回転移動する回転移動距離
と、方向変換ローラ１１・ｌ２の円周と回転数から求め
られ、用紙２５における方向変換ローラｌ１・１２の接
触部の中心を方向変換ローラ１１・１２が回転移動させ
る方向変換ローラ回転距離とを一致させる必要がある。

例えば、第５図に示すように、方向変換ローラｌ１・１
２間の距離をｌとすると、方向変換ローラ回転距離はπ
ｌ／４となる。一方、方向変換ローラ１１・１２の半径
をｒ、回転数をｎとすると、回転移動距離は２ｎπｒと
なる。従って、回転移動距離πｌ／４と２ｎπｒが一致
すればよく、！およびｒによって求められるｎ回だけ方
向変換ローラ１１・１２を回転させる。ただし、ｎは、
！およびｒによっては整数とならないこともあるので、
この場合は、駆動モータ１５・１６にステッピングモー
夕を用いて微妙にｎを制御する必要がある。

〔発明の効果〕

本発明に係る用紙方向変換装匝は、以上のように、逆方
向または同方向へ回転し、用紙の搬送中心について対称
に設けられた１対の方向変換ローラと、方向変換ローラ
を駆動する駆動手段と、用紙の搬送を停止させ、かつ、
用紙の中心と方向変換ローラの駆動の中心軸および上記
搬送中心の交点とを一致させる用紙搬送停止手段とを備
えた構成である。

これにより、用紙の縦方向および横方向の中心を保った
まま用紙の方向を変換するので、用紙の側端を基準とし
て搬送を行うための部材を必要とせず、用紙方向変換装
置の構造を簡単にすることができるとともに、用紙の中
心を搬送の基準とする場合においても用紙方向変換装置
を利用することができるという効果を奏する。

また、用紙の向きを変える必要のない場合は、方向変換
ローラを同力向に回転させるので、用紙を止めることな
く搬送することができ、用紙が用紙方向変換装置を通過
することによる時間のロスをなくすことができるという
効果も併せて奏する．

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第１図は用紙方向変換装置の複写装置における配
置を示す説明図、第２図（ａ）は用紙方向変換装置の構
成を示す平面図、第２図（ｂ）は用紙方向変換装置の構
成を示す側面図、第３図（ａ）は用紙の搬送が用紙スト
ッパーによって停止される様子を示す説明図、第３図（
ｂ）は方向変換ローラによって用紙の方向が変換される
様子を示す斜視説明図、第３図（Ｃ）は方向変換された
用紙が再び搬送される様子を示す説明図、第４図は用紙
方向変換装置を介して用紙の方向を変換せずに搬送する
様子を示す斜視説明図、第５図は方向変換ローラが用紙
を回転移動させる距離を示す説明図である。 １１−１２は方向変換ローラ、１３・１４は駆動軸（駆
動手段）、１５・１６は駆動モータ（駆動手段）、１７
・Ｉ８は補助ローラ、２１は用紙ストッパー（用紙搬送
停止手段）である。 第２図 Ｂノ 第 図 （ｂ） 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、逆方向または同方向へ回転し、用紙の搬送中心につ
   いて対称に設けられた１対の方向変換ローラと、方向変
   換ローラを駆動する駆動手段と、用紙の搬送を停止させ
   、かつ、用紙の中心と方向変換ローラの駆動の中心軸お
   よび上記搬送中心の交点とを一致させる用紙搬送停止手
   段とを備えたことを特徴とする用紙方向変換装置。