JPH0213075B2 - - Google Patents

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JPH0213075B2
JPH0213075B2 JP60122353A JP12235385A JPH0213075B2 JP H0213075 B2 JPH0213075 B2 JP H0213075B2 JP 60122353 A JP60122353 A JP 60122353A JP 12235385 A JP12235385 A JP 12235385A JP H0213075 B2 JPH0213075 B2 JP H0213075B2
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oligourethane
carbon atoms
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Reenu Antowaanu
Sene Kuroodo
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Atochem SA
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Publication date
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Publication of JPH0213075B2 publication Critical patent/JPH0213075B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/0804Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups
    • C08G18/0809Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing cationic or cationogenic groups
    • C08G18/0814Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing cationic or cationogenic groups containing ammonium groups or groups forming them
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/30Low-molecular-weight compounds
    • C08G18/32Polyhydroxy compounds; Polyamines; Hydroxyamines
    • C08G18/3271Hydroxyamines
    • C08G18/3275Hydroxyamines containing two hydroxy groups
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/33Synthetic macromolecular compounds
    • D21H17/46Synthetic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H17/54Synthetic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen
    • D21H17/57Polyureas; Polyurethanes

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、水にラテツクス状で分散したカチオ
ン性ポリウレタンを含む、製紙業特に紙およびカ
ートンに使用する新規サイズ剤およびその製造方
法に関する。 カチオン性ポリウレタンには既に特許になつて
いるものがある。例えば、ポリイソシアネートを
2個の水酸基を有する脂肪族単量体化合物に付加
して得られ、且つ塩化しうるおよび/または4級
化しうる第3窒素原子を有する脂肪族ジオールに
よつて連鎖が延長された、NCO末端基を有する
プレポリマーから4級アンモニウム化合物を製造
することが知られている。これは、フランス特許
第2256937号の例である。 また、ジフエニルメタン型のポリイソシアネー
トと、アルキル鎖が1〜6個の炭素原子を有して
いる炭素数5〜12のN−アルキルジアルカノール
アミンとの反応生成物であつて、場合によつては
反応基が連鎖停止剤として働くカチオン性ポリウ
レタンであつて、該ポリウレタンは、プロトン化
されたおよび/または4級化されたアンモニウム
基を有しており、水に溶解して、紙のサイズ剤と
して用いるカチオン性ポリウレタンがフランス特
許第2322236号に記載されている。低分子量であ
りかつ良好な親水性を有するこれらの化合物は、
従来の紙サイズ剤に用いられたカチオン性化合物
に比較してより効果的であるとこれらの発明者に
認識されている。 本発明に従うと、炭素数7以上のアルキル鎖を
有し、ラテツクス状で使用されるポリウレタンオ
リゴマーが、紙の内部サイズに特に有効であるこ
とが見出された。紙の内部サイズとは、シート作
製中において本来は減少すべき有機物を導入する
ことからなり、それによつて印刷もしくは筆記に
適した性質を紙に付与するために紙の親水性を排
除することである。 簡潔に述べると、本発明は、オリゴウレタンラ
テツクス状のカチオン性ポリウレタンを含むサイ
ズ剤からなり、該ウレタンは以下の式を有してい
る。 ただし、上記式において、R2は、炭素数2〜
6を有するアルキレン基、若しくは、重縮合度1
〜4のポリオキシアルキレン基であり、R3は7
以上の炭素数を有するアルキル基であ、R4およ
びXは、4級化剤R4Xの残基であり、且つ、 (a) R1が式:
【式】で表わさ れ、R5は炭素数4以下の脂肪族基であり、n
は1〜3の数であるか若しくは、 (b) R1が式:
【式】 で表わされ、R5が式:
【式】 (ただし、R2、R3、R4およびXは前記定義通
り)で表わされ、nは2〜6の数である。 本発明はまた、後述するように、このような化
合物を製造する方法も含んでいる。 本発明は更に、これらのサイズ剤が中性溶媒中
で利用することができるという点に特徴を有する
紙のサイズ法をも含んでいる。本発明中で、「サ
イズ」という語は、紙の内部サイズのみでなく、
製紙後の紙表面のサイズをも意味するものと解す
るべきである。 本発明のラテツクスは、製紙業に使用するサイ
ズ剤を目的とするものである。ここで使用する
「紙」の語は、包装紙、カートン等のように通常
サイズされる全ての紙若しくは板紙製品を意味す
る。 本発明に従つて使用されるオリゴウレタンは、
有機ポリイソシアネート、この場合にはトルエン
ジイソシアネート(TDI)を、7以上の炭素数を
有する脂肪族鎖でN置換されているジアルカノー
ルアミンと、場合によつては連鎖停止剤として作
用する1官能価化合物とを反応させて得られる生
成物である。該反応生成物は、そのN−アルキル
ジアルカノールアミンの第三窒素原子を適切な4
級化剤と反応させることによつて、4級アンモニ
ウムイオンを有するオリゴウレタンに転化され
る。好ましくは、上記N−アルキルジアルカノー
ルアミンは、トルエンジイソシアネートと反応さ
せる前に4級アンモニウムにかえておくことが望
ましい。しかしながら4級化の程度は、オリゴウ
レタンが、該生成物の疎水力を損うことなく自己
分散しうる程度である。 出発物質の比は、得られるポリマーの最大分子
量が3000であり、連鎖切断剤または連鎖停止剤を
使用する場合には500まで下げられるように選択
する。 かくして本発明の生成物は、分子量500〜3000
で、水に分散でき、十分な疎水性を有しており、
その結果セルロース繊維に吸着されうる安定なラ
テツクスを形成することができ、かくして紙のサ
イズに用いることのできるカチオン性オリゴウレ
タンである。 このようなオリゴウレタンを製造するには、ト
ルエン2,4−若しくは2,6−ジイソシアネー
トまたはそれらの混合物(TDI)をポリイソシア
ネートとして用いることができる。 「N−アルキルジアルカノールアミン」とは、
各々が炭素数2〜6の脂肪族鎖若しくは重縮合度
1〜4のポリオキシアルキレン鎖を介して窒素原
子と結合している2個の水素基と、同じく該窒素
原子と結合し、7以上の炭素数を有する1個の疎
水性脂肪族置換基とを有する有機化合物を意味す
る。とりわけ、ステアリルジエタノールアミンは
有用である。本発明による条件下においては、即
ち、以下に述べる製造方法に従つてTDIを用いる
反応においては、余り短いN−アルキル鎖を有す
るジアルカノールアミンは紙のサイズに効果的な
ラテツクスを生成しない。 また上記ポリアルキレン鎖は、好ましくはエチ
レンオキシド、プロピレンオキシド若しくはブチ
レンオキシドの縮合体である。 オリゴウレタンの分子量を制限する目的で連鎖
停止剤を使用する場合には、該連鎖停止剤として
はエタノールのような1級モノアルコールを使用
することが好ましい。 本発明の範囲内において、第3ジアルカノール
アミンはトルエンジイソシアネートと反応させる
前に4級化しておくことが好ましい。しかしなが
ら、オリゴウレタン生成の後若しくはその途中で
第3アミンを4級アンモニウムに転化することも
不可能ではない。4級化剤としては、原則として
全ての4級化剤を使用しうる。例えば、塩化メチ
ル、臭化メチル、沃化メチル、ベンジルクロリ
ド、アリルクロリド、エピクロルヒドリン等の活
性ハロゲンを含む化合物およびジメチル硫酸等の
活性エステルを好ましい例として挙げることがで
きる。 本発明によるオリゴウレタンは、一般式:
(AB)oで表わされる構造単位を有している。ここ
でAは4級化N−アルキルジアルカノールアミ
ン、Bはトルエンジイソシアネートであり、n
は、連鎖切断剤を使用するか否かによつて変化す
る1〜6の数である。 かくして本発明のカチオン性オリゴウレタンは
以下の式で示される。 ただし、上記式において、R2は、炭素数2〜
6を有するアルキレン基、若しくは、重縮合度1
〜4のポリオキシアルキレン基であり、R3は7
以上の炭素数を有するアルキル基であり、R4
よびXは、4級化剤R4Xの残基であり、更に、
R1、R5およびnは以下の意味を有している。 (a) 連鎖停止剤を使用する場合には、R1は式:
【式】を表わし、 R5が炭素数4以下の脂肪族基であり、nは1
〜3の数であり、また、 (b) 連鎖停止剤を使用しない場合には、R1
式:
【式】 を表わし、R5が式:
【式】 (ただし、R2、R3、R4およびXは前述した定
義通り)を表わし、nは2〜6の数である。 第3ジアルカノールアミンの4級化の時期は、
得られるオリゴウレタンの連鎖構造に対しいかな
る影響をも及ぼさない。 ポリイソシアネート、この場合トルエンジイソ
シアネートと、場合によつては4級化されている
ジアルカノールアミンを使用する際の反応は、通
常液相で行い、これによつて上記反応の発熱性を
よく制御し、更に好ましくないゲル化の原因とな
る架橋の発生を抑制することができる。 使用する溶媒は、最終ラテツクスから容易に留
去できるよう沸点の低いものである。更に、これ
らの溶媒は、ポリマーが水中に分散するのを容易
にするものがよい。得られるオリゴウレタンが20
〜75%の乾燥重量となるような比率でメチレンク
ロリド(CH2Cl2)を使用することは、好ましい
溶媒の例である。 トルエンジイソシアネートとジアルカノールア
ミンとの重合反応を促進する触媒の使用は重要で
はない。何故なら、かかる触媒は、低分子量のオ
リゴウレタンを得ることからなる本発明の反応に
逆行するものだからである。逆に、例えばエタノ
ールのような連鎖停止剤を使用することは、分子
量を制限するうえで好ましい。 N−アルキルジアルカノールアミン、特にステ
アリルジエタノールアミンの4級化は、上記した
適切な4級化剤によつて、25〜100℃の範囲で行
う。好ましい4級化の程度は、4級化しうる窒素
原子数に対して10〜60%である。4級化の程度が
高すぎると、最終製品の親水性を増加することと
なるのでその効果を害することになる。逆に4級
化の程度が低すぎる場合には、重合反応物を良好
に分散させることができない。硫酸メチルは、そ
の反応が極めて速いので、最も好ましい4級化剤
の1つに挙げることができる。 4級化炭素原子を有するオリゴウレタンは、一
般に、該有機オリゴウレタンが20〜75%の乾燥重
量となるような方法で、メチレンクロリド中に希
釈した4級化N−アルキルジアルカノールアミン
中に、撹拌下でトルエンジイソシアネートを徐々
に添加することによつて得ることができる。上記
反応は発熱反応であり、トルエンジイソシアネー
トの添加速度によつて制御され、温度は溶媒を還
流することによつて抑制される。また、通常は反
応容器中でNCO基に対してOH基が過剰になるよ
うに操作する。かくして、トルエンジイソシアネ
ートと、アルカノールアミンおよび連鎖停止剤の
ようなOH末端基を有する成分とは、NCO/OH
比が1より小さいか若しくは好ましくは1となる
ような比率で使用することができる。 重合反応の終了した後、カチオン性オリゴウレ
タンの有機溶液を水中にあけて分散させる。この
ように溶媒中に溶解したオリゴウレタンを水中で
エマルジヨンとするためには、第3の溶媒を用い
ると容易である。この第3の溶媒を使用する目的
は、分散状態にある混合物の3つの成分、即ち、
オリゴウレタン、該オリゴウレタンの可溶化溶媒
および水からなる系を均一にすることである。水
に対する挙動が正反対である2種の溶媒、例えば
アセトンとメチレンクロリドの組み合せは微細で
安定な分散を促進する。 最適な微細分散体を得るために必要な第3の溶
媒の量は、オリゴウレタンの大きさおよび該オリ
ゴウレタンが可溶化している溶媒の量に依存す
る。例えば、アセトン/メチレンクロリドの組合
せを用いたある例では、メチレンクロリドの2〜
5倍量のアセトンを必要とする。分散に必要な水
の量は、全溶媒量によつて決定される或る限界値
以上でなければならず、それ以下であると安定で
効果的なラテツクスを得ることができない。最適
量は、各オリゴウレタンの種類およびそれが溶解
している溶媒量に対して、試験バツチを作製して
容易に定めることができる。 第3の溶媒の存在下に、水相と有機相を混合す
るには、通常の連続撹拌装置であればいずれを用
いることも可能である。または、普通の撹拌では
あるが活発に撹拌を行うような場合においては、
分散状混合物の粘性が突如減少することによつて
示唆される転相が起きる時点まで、有機相に水を
徐々に添加していくことも興味ある方法である。 しかる後、溶媒を留去する。 本工程によつて、カチオン性オリゴウレタンラ
テツクスが10〜30重量%の乾燥物質量で得られ
る。ラテツクスに優れた安定性を与えるためには
一般に粒子の寸法は0.5μを越えてはならない。 本発明の興味ある他の点は、得られるラテツク
スのPHが6〜7と中性であることである。従つ
て、このような物質は中性溶媒中で用いることが
できるので、酸性溶媒中で使用しなければならな
い通常のサイズ剤にみられる多くの欠点を回避す
ることが可能である。 これらの物質は、製紙業界で通常用いられる全
ての充填剤と共に用いることができる。 以下に実施例によつて本発明を更に詳しく説明
するが、本発明の範囲は何等これに制限されるも
のではない。 実施例 1 A アミンの4級化 上部に冷却器を有し撹拌装置を備えた反応器
に、原則として炭素数18の、牛脂の脂肪酸に由
来するジエタノールアミン〔CECA社製のノラ
モツクス(NORAMOX)S2〕233.5部とジメ
チル硫酸16.5部を導入する。該混合物を約70℃
に加熱する。発熱反応が終了した時点で直ちに
4級化を停止する。 B 重合反応 上記4級化ノラモツクス(NORAMOX)S2
をメチレンクロリド538.5部に希釈し、それに
エタノール60.3部を添加する。その後、
TDI80/20(TDI−2,4が80%とTDI−2,
6が20%の混合物)228.2部を絶えず撹拌しな
がら徐々に加えて、反応混合物を加熱する。
TDIの導入速度は、溶媒の還流が一定に保たれ
るような速度である。 かくしてメチレンクロリド中50%の乾燥物質
量で、本明細書中に記載の式に対応するカチオ
ン性オリゴウレタンが得られ、その4級化度は
20%である。 C ラテツクスの生成 前記工程で得られたメチレンクロリドに溶解
したオリゴウレタン100部に対してアセトン150
部を加える。その後、激しく撹拌しながら、水
250部を加え、ポリマー/水/溶媒のエマルジ
ヨンを形成する。しかる後、メチレンクロリド
とアセトンを留去する。 このようにして、17重量%の乾燥物質量を有
するラテツクスを得る。該ラテツクスの乾燥物
質量は、水を留去することによつて30%まで高
めることが可能である。 実施例 2 実施例1におけるノラモツクス
(NORAMOX)S2の代わりに、ココナツオイル
に由来するジエタノールアミンであつて、炭素数
12(48%)、14(17%)、16、8、10等の脂肪族鎖を
有するノラモツクス(NORAMOX)C2(CECA
社製)を用いて実施例1と同じ操作を行なつた。
ノラモツクス(NORAMOX)C2146.5部をジメ
チル硫酸12.6部で4級化し、次いでメチレンクロ
リド961.5部中に希釈する。 エタノール46部を加え、その後、TDI80/20
174部を徐々に導入した。メチレンクロリド中、
28%の乾燥物質量の本明細書中に記載の式に対応
するカチオン性オリゴウレタンが得られ、その4
級化度は20%であつた。 上記オリゴウレタンのメチレンクロリド溶液
100部と、アセトン200部とを混合し、更に激しく
撹拌しながら水300部中でエマルジヨンにする。 しかる後、溶媒を留去する。かくして、その後
除去される水の量に応じて乾燥物質量が9.5〜30
重量%のラテツクスが得られる。 実施例 3 A 重合反応 上部に冷却器を有し、撹拌装置を備えた反応
器にメチレンクロリド534部中に溶解したノラ
モツクス(NORAMOX)S2178部を導入し、
その後、メチレンクロリド261部に溶解した
TDI80/20 87部を徐々に加える。 B 4級化 メチレンクロリドの全量を酢酸エチル795部
で置換する。しかる後。エピクロルヒドリン
41.6部を加える。該反応混合物を70℃で4時間
加熱する。本明細書中に記載の式を有するカチ
オン性オリゴウレタンが得られ、その4級化度
は20%である。 C ラテツクスの生成 前記工程で得られたポリマーの酢酸エチル溶
液100部に対して、アセトン100部、次いで水
200部を激しく撹拌しながら添加し、エマルジ
ヨンを形成する。次いで溶媒を留去する。 かくして、その後除去される水の量に応じて
乾燥物質量が14〜30重量%のラテツクスが得ら
れる。 実施例 4 A 4級化 上部に冷却器を有し、撹拌装置を備えた反応
器中にノラモツクス(NORAMOX)S2178部
とジメチル硫酸31.5部を導入して、該混合物を
約70℃に加熱する。この反応は実際には瞬時に
行われる。 B 重合反応 4級化されたノラモツクス(NORAMOX)
S2をメチレンクロリド795部で希釈する。しか
る後、TDI80/20 8部を徐々に加える。かく
して、4級化度50%の本明細書中に記載の式に
対応するカチオン性オリゴウレタンのメチレン
クロリドが得られる。 C ラテツクスの生成 得られたオリゴウレタン溶液100部をアセト
ン200部と混合し、次いで強撹拌下に水350部中
でエマルジヨンとする。 かくして、その後除去される水の量に応じて
乾燥物量7〜30重量%のラテツクスが得られ
る。 実施例 5 実施例1におけるジメチル硫酸の代わりにエピ
クロルヒドリン12部を用いて実施例1と同様の操
作を行つた。得られたオリゴウレタンは、4級化
度が20%であつた。 実施例 6 ノラモツクス(NORAMOX)C275.8部をジメ
チル硫酸13部で4級化して、実施例2と同様の操
作を行つた。重合反応はエタノール23部およびメ
チレンクロリド481部を加え次いでTDI80/20 87
部を徐々に加えることによつて行う。得られたカ
チオン性オリゴウレタンは40%の4級化度を有し
ていた。 かくして得られた有機オリゴウレタン溶液100
部をアセトン200部の存在下に水300部中でエマル
ジヨンとし、その後溶媒を留去した。 実施例 7(比較) TDIと、短い鎖でN−置換されたジエタノール
アミンとからオリゴウレタンラテツクスを製造し
た。このようなラテツクスは、製造が難しく、且
つ紙のサイズには全く効果のないことが明らかに
なつた。 試験1:N−メチルジエタノールアミン51.7部と
エタノール40部とメチレンクロリド729部とか
らなる混合物にTDI80/20 151.3部を徐々に添
加した。その後、メチレンクロリドを同量の酢
酸エチルで置換し、次いでエピクロルヒドリン
10部を用いて70℃、4時間で4級化した。 4級化オリゴウレタン100部をアセトン100部
の存在下に水400部中でエマルジヨンとし、次
いで溶媒を留去した。 試験2:イソプロパノールは、溶媒と連鎖停止剤
の2つの作用を行う。イソプロパノール66.5部
に溶解したN−メチルジエタノールアミン33.1
部にTDI80/20 65.4部を徐々に加えて、オリ
ゴウレタンPを得た。 試験2.1:上記オリゴウレタンPを、酢酸エチ
ル200部およびアセトン300部からなる混合物
中に溶解させた後、エピクロルヒドリン15部
を用いて、60℃、4時間で4級化した。 得られた4級化オリゴウレタン溶液200部
を水550部中でエマルジヨンとした。しかる
後溶媒を留去して、ラテツクスAを得た。 試験2.2:上記オリゴウレタンPを酢酸の水溶
液に溶解した。得られた溶液BはPH3であつ
た。 実施例 8 紙に対するサイズ性を試験するために、
ASTM規格D.3285若しくはフランス規格Q03−
018に相当するCOBB試験を用いた。この試験は、
所定時間に紙若しくはカートンが吸収する水の量
を測定するものである。即ち、一定の時間内に、
単位表面積当たりに保持される水の重量を測定す
る。吸収する水の量が低ければ低い程、サイズ効
果は良好である。 サイズ剤は、サイズ紙を製造するための内部サ
イズとして用いた。漂白し25゜S.R.に精製し、各
種割合でサイズ剤を加えた長いセルロース繊維か
ら工業的製造過程と同様の条件で紙を製造した。
製造された紙は秤量65g/m2であつた。 COBB試験の測定は、表面積100cm2の円形サン
プルを用いて行つた。水と紙の接触時間は50秒で
ある。 比較のため、既知のカチオン性サイズ剤で本発
明の物質と同様に中性溶媒で使用することがで
き、製紙過程で加えられるもの、即ちハーキユレ
ス(HERCULES)社製のアクアペル
(AQUAPEL)360を用いて同様の試験を行つた。 得られた結果を以下の第1表に示す。 サイズ度は乾燥セルロースに対する活性物質で
示した。
【表】
【表】 以上のように本発明を好ましい態様と関連して
記載してきたが、これは何ら本発明の範囲を限定
するものではなく、特許請求の範囲に定義した本
発明の思想および範囲に含まれる変形、変更およ
び均等例を示すためにのみ記載したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: ただし、上記式において、R2は、炭素数2〜
    6を有するアルキレン基、若しくは、重縮合度1
    〜4のポリオキシアルキレン基であり、R3は7
    以上の炭素数を有するアルキル基であ、R4およ
    びXは、4級化剤R4Xの残基であり、且つ、 (a) R1が式:
    【式】で表わさ れ、R5が炭素数4以下の脂肪族基であり、n
    は1〜3の数であるか若しくは、 (b) R1が式: 【式】 で表わされ、R5が式: 【式】 (ただし、R2、R3、R4およびXは前記定義通
    り)で表わされ、nは2〜6の数である、を有
    するオリゴウレタンのラテツクスを含むサイズ
    剤。 2 4級化しうる窒素原子数に対する4級化の度
    合いが10〜60%の範囲にあることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のサイズ剤。 3 上記オリゴウレタンの分子量が500〜3000で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項若し
    くは第2項に記載のサイズ剤。 4 各々が炭素数2〜6の脂肪族鎖若しくは重縮
    合度1〜4のポリオキシアルキレン鎖を介して窒
    素原子と結合している2個の水酸基と、7以上の
    炭素数を有し、該窒素原子に結合するN−置換基
    とを有する4級化N−アルキルジアルカノールア
    ミンとポリイソシアネートとを反応させ、次いで
    得られるオリゴウレタンを水中に分散してラテツ
    クスを生成することを特徴とする一般式: ただし、上記式において、R2は、炭素数2〜
    6を有するアルキレン基、若しくは、重縮合度1
    〜4のポリオキシアルキレン基であり、R3は7
    以上の炭素数を有するアルキル基であり、R4
    よびXは、4級化剤R4Xの残基であり、且つ、 (a) R1が式:
    【式】で表わさ れ、R5が炭素数4以下の脂肪族基であり、n
    は1〜3の数であるか若しくは、 (b) R1が式: 【式】 で表わされ、R5が式: 【式】 (ただし、R2、R3、R4およびXは前記定義通
    り)で表わされ、nは2〜6の数である、を有
    するオリゴウレタンのラテツクスを含むサイズ
    剤を製造する方法。 5 上記ポリイソシアネートと上記ジアルカノー
    ルアミンとの反応を溶媒中で行い、且つ該ポリイ
    ソシアネートがトルエンジイソシアネートである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の
    方法。 6 上記溶媒がメチレンクロリドであることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項に記載の方法。 7 上記トルエンジイソシアネートと上記ジアル
    カノールアミンとの反応を連鎖停止剤の存在下に
    行うことを特徴とする特許請求の範囲第6項に記
    載の方法。 8 上記連鎖停止剤がエタノールであることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項に記載の方法。 9 上記反応溶媒中のNCO/OH比が1より小さ
    いことを特徴とする特許請求の範囲第4項乃至第
    8項のいずれか1項に記載の方法。 10 上記オリゴウレタンを溶媒の存在下に水中
    に分散することを特徴とする特許請求の範囲第4
    項乃至第8項のいずれか1項に記載の方法。 11 上記オリゴウレタンをアセトンの存在下に
    分散することを特徴とする特許請求の範囲第4項
    乃至第8項のいずれか1項に記載の方法。
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