JPH02129560A - 絶縁抵抗計のオートレンジ切換回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、低圧回路の電気機器や電路の絶縁状態を測定
する絶縁抵抗計のオートレンジ切換回路に関する。

従来の技術 従来、この種の絶縁抵抗計は、被測定物の定格電圧によ
り、数種類の出力電圧と測定レンジがあるが、そのいず
れについても測定レンジの低レンジ測定確度に対して、
中レンジおよび高レンジの測定確度が低く、また低レン
ジの測定確度を高めると、高レンジの測定確度が悪化す
るという欠点を有していた。その結果、測定レンジを細
分化し、数種類の測定器に振り分ける必要があった。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、被測定物の定格電圧に対応
して、数種類の測定器を準備せねばならないという煩し
さがあった。また、−台の測定器に於いても、測定レン
ジにより、測定確度が均一でないという問題があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、絶縁抵抗
測定の際、数種類の測定器を準備せねばならないという
煩しさを解消し、かつまた測定レンジの違いに影響され
ない均一な測定確度を有する絶縁抵抗計を提供すること
を目的とする。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、測定電圧検出抵抗
にオートレンジ切換継電器接点を並列に接続し、前記オ
ートレンジ切換継電器接点を切換えることにより、広範
囲な測定レンジを確保し、かつ測定確度を均一とするこ
とを可能としたものである。

作　　用 測定電圧検出抵抗に、オートレンジ切換継電器接点を並
列に接続し、被測定物の値が小さいときは短絡して検出
抵抗を減らし、また被測定物の値が大きいときは開放し
て検出抵抗を増やすことにより、検出電圧を、どのレン
ジに於いてもほぼ同一の値となるようにするものである
。その結果、低レンジから高レンジに至るまで、広範囲
にわたって均一の測定確度が確保できることとなる。

実施例 第１図は、本発明の一実施例として、３レンジ用オ一ト
レンジ切換回路である。動作原理を説明すると、直流電
圧出力回路１からの直流電圧は、短絡電流制限抵抗２を
経由してアース端子７に至る。このとき、アース端子７
に印加される電圧Ｅ０は、出力電圧検出抵抗３のＲ１と
Ｒ２の比によシ、検出電圧Ｅ、として測定される。アー
ス端子７から被測定物４を経由してライン端子８に至る
測定電流は、測定電圧検出抵抗６により測定電圧Ｅ２と
して測定される。その結果、被測定物４の抵抗ＲＬは下
記となる。

高レンジの場合は、接点Ｘ１．接点Ｘ２共に開放するこ
とになり、０式は下記となる。

０式と■式によりＥｏを消去すると、 まず、被測定物４が低レンジ内の場合は、オートレンジ
切換継電器接点６（以下接点と言う。）のｘ１七ｘ２を
短絡することになる。Ｒ４＝Ｒ５＝０となることから０
式は、下記となる。

中レンジの場合は、接点ｘ１を開放、接点ｘ２を短絡す
ることになる。Ｒ６＝ｏ　　となシ■式は、下記となる
。

ここで仮に、低レンジを１ＭΩ以上１０ＭΩ未満、中レ
ンジを１０ＭΩ以上１００ＭΩ未満、高レンジを１ｏｏ
ＭΩ以上１ｏＯＯＭΩ未満として。

丁度低レンジと中レンジと高レンジの比率が１０倍ずつ
となる場合を考えると、測定電圧検出抵抗６のＲ３，Ｒ
４，Ｒ，を下記の比率となるように選択すればよいこと
になる。

Ｒ３：Ｉ’Ｌ４：ｉ’Ｌ６＝　１　：　９　：　９０　
　　　　　・・・・・・・■すなわち、■式、■式、０
式と０式から、ＲＬ、、＝に、Ｅ１／Ｅ２ ＲＬＭ＝１０に１１Ｅ、／Ｅ２ ＲＬＨ＝１００ＫａＥ、／Ｅ２ （但しに＝Ｒ１・Ｒ３／Ｒ２） となる。この結果、各レンジの倍数と反比例した定数が
掛けられることとなり、測定確度に影響を及ぼすＥ、／
Ｅ２は、どのレンジに於いても共通である。その結果、
低レンジ、中レンジ、そして高レンジのどのレンジに於
いても、測定確度は均一となる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、従来数種類の測定器に振
り分けざるを得なかったものが、１台の測定器の中に集
約できるという効果がある。また実施例に於いては、３
レンジ用について述べたが、さらに広範囲な測定レンジ
の確保が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の一実施例による絶縁抵抗計のオート
レンジ切換回路図である。 １・・・・・・直流電圧出力回路、２・・・・・・短絡
電流制限抵抗、３・・・・・・出力電圧検出抵抗、４・
・・・・・被測定物、６・・・・・・測定電圧検出抵抗
、６・・・・・・オートレンジ切換継電器接点、７・・
・・・・アース端子、８・・・・・・ライン端子。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁抵抗計の測定回路に於いて、直流電圧出力回
   路と、前記直流電圧出力回路から短絡電流制限抵抗を経
   由して出力電圧検出抵抗ならびにアース端子に接続し、
   前記アース端子から被測定物を経由して接続されるライ
   ン端子と、前記ライン端子に測定電圧検出抵抗を接続し
   、前記測定電圧検出抵抗にオートレンジ切換継電器接点
   を並列に接続した回路構成で、測定結果により前記オー
   トレンジ切換継電器接点を自動的に切換えて、どのレン
   ジに於いても測定確度を均一に確保し、かつ広範囲な測
   定レンジを可能とする絶縁抵抗計のオートレンジ切換回
   路。
2. （２）測定レンジの最小値と最大値の比率をＮ＿ｍとし
   、測定レンジの低い方から順にｍ＝１、２、３・・・・
   ・・と設定したときに、測定電圧検出抵抗の比率は、 Ｎ＿１：Ｎ＿１（Ｎ＿２−１）：Ｎ＿１Ｎ＿２（Ｎ＿３
   −１）・・・・・・・・・：Ｎ＿ｍ＿−＿１！（Ｎ＿ｍ
   −１） となるように選択する特許請求の範囲第１項記載の絶縁
   抵抗計のオートレンジ切換回路。