JPH02129228A - 水硬化性材料及びそれを用いた物品 - Google Patents

水硬化性材料及びそれを用いた物品

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JPH02129228A
JPH02129228A JP63281855A JP28185588A JPH02129228A JP H02129228 A JPH02129228 A JP H02129228A JP 63281855 A JP63281855 A JP 63281855A JP 28185588 A JP28185588 A JP 28185588A JP H02129228 A JPH02129228 A JP H02129228A
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JP
Japan
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water
block copolymer
ethylene glycol
vinyl chloride
polymer
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JP63281855A
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Toru Kawashima
徹 川島
Noboru Saito
昇 齋藤
Masaaki Kasai
正秋 笠井
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、無可団剤軟質樹膚を使用した水硬化性材料及
びそれを用いた物品に関する。詳しくは、本発明は、可
m剤を加えなくても柔軟性を有し、且つ、塩化ビニル系
stmと良好な接合性を有する無可m剤軟質simによ
る、水を含んだときに硬化する性質を示す水硬性材料及
びそれを少なくとも一部に有する物品に間する。
し従来の技′4M] 従来、塩化ビニルM4詣に可団剤を添加して柔軟化を図
った軟質塩化ビニル!b4Imが広く用いられている。
然し乍ら、この軟質塩化ビニル54J11は、医用、食
品包装に用いたり、また、工業的利用においても他の材
料と接触した場合に、可■剤が他の樹脂に移行したり、
内部の可m剤が溶出したりする欠点があった。
このため可囲剤を添加することなく柔軟性を持った塩化
ビニル樹脂を得るため塩化ビニルと相溶性のある柔軟性
の樹脂をブレンドしたり、塩化ビニルモノマーと酢酸ビ
ニルやエチレンを共重合した材料が用いられているが、
加工性に問題があったり、柔軟性に限界があったりする
また、樹脂や金属は成形時の形状が継続的に保持される
のが普通である。然し乍ら、使用時に自由な形状に変化
させ、その形状を固定する方が好ましい用途がある。そ
のためには、任意に、自由な形状に変化させ、その後、
その形状を硬化、固定する必要がある。その方法として
は、熱可■性材料を使用し、加熱により可m化変形を行
ない、その後、冷却し、その形状を固定したり、或いは
、材料中に硬化剤のようなものを予め配合しておき、電
子線、紫外線、加熱等の処理を行ない、硬化、固定する
といった方法がある。然し乍ら、これらの方法は、非常
に複雑であり、しかも、1回の硬化固定処理を行なった
後で、元の形状に戻すのが、困難であったり、不可能で
ある。また、硬化剤を配合する方法では、硬化剤の溶出
や硬化剤の変形、分解という問題も生じる可能性がある
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、このような従来技術の問題点を解決するため
に為されたものであり、無可m剤軟質樹脂及びそれを使
用した成形物である。更に、本発明は、上記の従来技術
の問題点を解決した、水によって容易に硬化する水硬化
材料、その水硬化材料を使用した水含有で硬化固定でき
る成形物を提供することを目的とする。更に、本発明は
、乾燥状態では柔軟で、任意に、自由な形状に変えられ
、使用する時に、水に漬は含水させると、硬化し、形状
が固定される水硬化材料を提供するものである。そして
、この水硬化材料は、乾燥すれば、元の柔軟性を回復し
、何度でも使用可能なものである。
[発明の構lit] [問題点を解決するための手段] 本発明は、−最大A−B−A(但し、Aはエチレングリ
コール重合体、Bは塩化ビニルモノマーを主成分とする
塩化ビニル系重合体であり、−は結合している部分を示
す)で示されるブロック共重合体からなる、水を含んだ
ときに硬化する性質を示す水硬化性材料である。好まし
くは、エチレングリコール重合体の数平均分子量が、1
.000〜10.000であり、ブロック共重合体中の
エチレングリコールの含有量が、40〜60重量%であ
るものが用いられる。そして、更に、本発明は、その水
硬化性材料を少なくとも一部に有する物品である。
エチレングリコール重合体(A)と塩化ビニル系重合体
(B)から合成きれた一最大A−B−A型で示されるブ
ロック共重合体は、両末端反応性ポリ塩化ビニル系重合
体と片末端反応性の親水性重合体とから合成される0本
発明者らは、このブロック共重合体が、無可m剤軟質J
#膚として用いることが可能であることを見出し、この
知見に基づいて、本発明が為きれたものである。ここで
、無可団剤軟質84mとは可ff1Mを添加することな
く、柔軟性を有rる樹脂のことである0本発明によるブ
ロック共重合体は、例えば、塩化ビニル果樹IIIをオ
ゾン分解することにより得られる両末端カルボキシ基の
塩化ビニル系重合体に種々の反応を行なうことにより得
られる両末端反応性基の塩化ビニル系重合体と片末端反
応性エチレングリコール重合体とから合成きれる。
得られる樹脂の柔軟性は、エチレングリコール重合体及
び塩化ビニル系重合体の分子量及びその割合によって、
変化できるが、好ましくは、エチレングリコール重合体
の数平均分子量が、1.000〜t o、o o o、
塩化ビニル系重合体の数平均分子量が、3.000〜1
5,000であり、より好ましくはエチレングリコール
重合体の数平均分子量が、2.000〜6.000であ
り、塩化ビニル系重合体の数平均分子量が、s、o o
 o〜1o、o o oのものが用いられる。ここで、
本発明において、数平均分子量は、蒸気圧浸透法(Va
p。
r Pressure Osmometry)により測
定したものである。
このようにして合成されたブロック共重合体は、加熱溶
解し、任意の成形物にしたり、溶媒に溶解し、任意の形
状に注形し、溶媒を除去するなど従来の公知の技術を使
用して、成形が可能である。
本発明のA−B−A型ブロック共重合体は、公知の技術
で任意の形状に成形することができる。即ち、本発明の
ブロック共重合体による水硬化成形材料は、適当な溶媒
中に溶解し任意の形状に注型し、溶媒を除去する方法、
或いは、加熱溶解し、任意の形状に成形する方法がある
また、本発明のブロック共重合体を適当な溶媒中に溶解
し、その溶解液を、適当な金属線或いは金属板の上に、
ディッピングを繰り返すことにより、塗布する方法、ま
た、ブロック共重合体を加熱溶解し、適当なプラスチッ
クフイムル又はシートに成形する方法により、所望の形
態の成形物を得ることができる。
上記の溶媒で溶解させてブロック共重合体を適用する方
法において用いられる溶媒としては、アセトン、クロロ
ホルム、ジクロロエタン、トリクロロエタン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼン、テトラヒトリフラン等があ
る。
本発明のブロック共重合体による水硬化材料は、チュー
ブ状、フィルム状又はシート状に任意に成形できる。ま
た、ポリ塩化ビニル系t#膚に接着することが容易にで
ある。
本発明のブロック共重合体によるs4J1mは、可m剤
を添加しなくても、柔軟性に富んでいるため、可m性の
溶出、移行といった問題が、生じなく、塩化ビニル系樹
脂との相溶性、接着性が良好なために、塩化ビニル系J
61111との接合も容易に行なえる。
本発明のA−B−A型ブロック共重合体による無可団剤
軟質H4mにおいては、エチレングリコール重合体の数
平均分子量が1.000〜10.000であり、塩化ビ
ニル系重合体の数平均分子量が3.000〜15.00
0であることが、より好適である。即ち、エチレングリ
コール重合体の数平均分子量が1.000未満では、柔
軟性が不十分であり、10.000を超えると、エチレ
ングリコール重合体の結晶性が、強く出るために、柔軟
性に欠けることになる。また、塩化ビニル系重合体の数
平均分子量が3.000未満であると、機械的強度が不
十分であり、一方、15.000を超えると柔軟性が不
十分となるためである。
更に、本発明によると、エチレングリコール重合体(A
)と塩化ビニル系重合体(B)から合成きれた一最大A
−B−Aで示されるブロック共重合体は、水を含有する
ことにより硬化可能なことを見出したものである。
その硬化の程度は、ブロック共重合体中のエチレングリ
コール含有量及びエチレングリコール重合体の分子量に
よって変化できるが、好ましくは、ブロック共重合体中
のエチレングリコール含mlが、40〜60モル%、エ
チレングリコール重合体の数平均分子量が、1.000
〜10.000のものが用いられる。ブロック共重合体
中のエチレングリコール含有量は、ブロック共重合体の
赤外吸収スペクトルを測定し、1110cm−’のエチ
レングリコール重合体に由来のピークと、620c1’
の塩化ビニル系重合体に由来のピークの面積比を測定し
、この値をあらかじめエチレングリコール重合体と塩化
ビニル系重合体とをブレンドした試料を用いて、作成し
た検量線にあてはめることにより決定される。また、元
素分析の炭素分量、核磁気共鳴スペクトルのプロトン比
を用いても、同様に測定できる。
この水硬化材料においては、エチレングリコール含有量
が、40モル%未満では、水硬化の程度が不十分となり
、60モル%を超えると、水を含有することになり、柔
軟化するため、本発明の目的を達しないことになる。ま
た、そのエチレングリコール重合体の数平均分子量は、
1.000未満では、水硬化の程度が不十分となり、ま
た、1o、o o oを超えると水硬化が起こらず、逆
に柔軟化してしまうためである。
このようにして合成されたブロック共重合体の成形には
、従来の公知の方法が使用できる。その他に、既に、出
来上がっている成形物上にコーティング、加熱溶解する
などのフj法で成形することもできる。
この水硬化材料は、水を含有することにより、直ちに硬
化し、その速度は非常に早く、また、この硬化は、可逆
的であり、水のない環境に戻すことにより、軟化し、何
度でも繰り返すことができる。
通常の含水樹脂は、含水により可m化、柔軟化するが、
本発明のブロック共重合体は、逆に、硬化する。これは
、本発明のブロック共重合体に使用しているエチレング
リコール重合体が特異的に水と結合し、水が拘束剤とし
て働いていると考えられ、一般のv4詣では得られない
性質、効果である。
本発明による水硬化材料は、水に漬けるという非常に簡
単な操作で硬化が可能であり、その内部に溶出するよう
な硬化剤を含有しないため、硬化剤の分解、変質という
問題が生じなく、安全であり、医療用材料としても、使
用が可能である。更に、−変装化させた後にも、水を除
けば、軟化す□るために、何度でもやり直しが可能であ
る。
本発明の応用例として、シール材、固定材としても使用
が考えられる。また、第1図、第2図に示すようなカテ
ーテルや、第3130、第4図に示すようなガイドツイ
ヤとしても使用できる。
この場合、カテーテル、ガイドワイヤは使用する部位や
、また、す者の個体差により、その先端の形状や曲率を
微妙に変えたいときがある。そのような場合に、本発明
の水硬化材料を一部分に使用しておき、乾燥し、柔軟化
しているときに、所望の形状に変形しておき、生理食塩
水などに漬けることにより、硬化、固定し、使用するこ
とが可能となる。
[作用] 本発明によるA−B−A型ブロック共重合体による無可
θ1剤軟質樹脂においては、その柔軟性が、エチレング
リコール重合体及び塩化ビニル系重合体の分子量及びそ
の割合によって、変化するものである。同時に、本発明
くよる同じA−B−A型ブロック共重合体は、水を含有
させることにより、硬化し、その形状を固定することが
できる。
本発明によるブロック共重合体は、無可m剤軟質J61
J11として使用でき、任意の形状に容易に加工し、種
々の器具として使用できるものである。
従って、本発明のブロック共重合体による無可団剤軟質
樹脂は、例えば、可m剤含有しない特性を生かして、医
療用器具に使用でき、又シール材などに使用できる。ま
た、本発明のブロック共重合体を含有する水硬化材料は
、前記のように、カテーテル、ガイドワイヤとして使用
でき、また、シール材、固定材としても、有効に使用で
きるものとなる。
次に、本発明による新規なA−B−A型ブロック共重合
体による無可m剤の水硬化性材料及びそれを使用した物
品の製法とその特性を具体例により説明するが、本発明
は、次の説明に限定されるものではない。
[実施例1] 九匪五墨監二週1 L社A:数平均分子量6,000の両末端に水酸基のあ
るポリ塩化ビニルと、数平均分子i5.250で片末端
にインシアナート基を有するポリエチレングリコールと
をジオキサン中で100℃、24時間、反応を行ない、
A−B−A型ブロック共重合体(Aはエチレングリコー
ル重合体であり、Bは、塩化ビニル系重合体である)を
合成した0次に、このブロック共重合体を140℃、4
00kg/ ell”の圧力で5分間プレス加工するこ
とにより、厚さ1■のシートを作成した。
ム扛1:数平均分子i9,000の両末端水酸基のポリ
塩化ビニルと数平均分子量5,250の片末端インシア
ナート基のポリエチレングリコールとから試料Aと同様
にブロック共重合体を合成し、フィルム状に成形した。
[比較例コ 比較例A:平均重合度1.050の塩化ビニル樹l11
100ffi量部に対し、可m剤としてフタル酸ジ2−
エチルヘキシル(DEHP)40重量部、Ca−Zn系
安定剤2重量部を加え、ロールで混練した後、1806
C,400kg/Cm’で10分間プレス加工を行ない
、厚さ1!IIのシートを作成し比較例B:比較例Ac
r)DEHPを50重量部とし、同様のシートを作成し
た。
比較例C:比較例AのDEHPを60ffl量部とし、
同様のシートを作成した。
[実施例2] 実施例1で各々作成した試料A−B、比較例A〜Cの各
シートをダンベル型に打ち抜き、25°Cにおける伸び
率及び100%モジュラスをJISK−6723の規定
に窄拠して測定した。
その結果を第1表に示す。
亀上人 九−一塁一   基1J呂l」よ上土塾比較例B比較例
C伸び率(%)     310 270  250 
 270  310100X+9.52(kg/m”)
  0.9   0.7    1.2    0.8
    0.6第1表に示されたように、本発明による
ポリ塩化ビニルシートは、可m剤を含有しないのに、可
ff1mを用いた比較例A−Cとほとんど同様の伸び率
と100%モジュラスの特性を有することが明らかにさ
れた。
[実施例3] 試料A−B及び比較例Bにより作製きれたシート10g
を40%エタノール200m1に加え、40℃で2時間
抽出処理し、得られた抽出液中に含有するDEHPを液
体クロマトグラフィーにより定量した。
その結果を第2表に示す。
匹主ス ス−■    刈B   刈り  孟薦!■DEHP量
(μg/+Fり検出されず検出きれず 300この結果
より、DEHPの移行性を調べるため、試料A−B及び
比較例Cのシートを、ニトロセルロース及びポリスチレ
ンフィルム上に載せて1kgの荷重を載せ、70℃で4
8時間放置した後、各シートの状態を観察した。
その結果を第3表に示す。
匹l盗 試   料       メy+へ  胚!し旦  止
j已1旦ニトロセルロース 変化なし変化なし表面曇り
ポリスプレン   変化なし変化なし表面軟化試料A−
Hにより作製されたブU7り共重合体に対して、日本薬
局方の輸液用プラスチック容器試験法に奉じて重金属試
験、溶出試験、急性毒性試験、皮肉反応試験、溶血性試
験、移植試験など試験を行なったところ全ての試験に合
格した。
[実施例4] 試料Aにより作製きれたシートに対して、その乾燥時及
び含水硬化時の25°Cにおける弾性率を測定した。
その結果は、乾燥時で、弾性率1.5kg/+111”
であり、含水時で、110’p/m”であった、即ち、
乾燥時では、弾性率が低く、変形し易く、それに対して
、含水すると、弾性率が著しく高くなり、硬化固定きれ
ることが明らかにされた。
[実施例5] 試料Aのブロック共重合体のジクL’lロエタン溶液を
ステンレス線にデイyピングを繰り返し、内径1.4f
fl、外径2.0mのチューブを作製した。この本発明
による水硬化性ブーユーブ1と許通の塩化ビニルチュー
ブ2とを第1図及び第2図に示すように接合して、第1
図、第2図に示すようなカテーテル3として使用可能な
チューブ状成形物を作製した。この場合、先端部分を所
望の形状に変形する必要があるときは、第2図のような
構造体のカテーテルを作製し、カテーテル3の中途を変
形する必要がある場合は、第1図のような構造体のカテ
ーテルを作製する。
このようなカテーテル3は、乾燥状態では柔軟性があり
、自由に変形可能であるが、その使用時においては、例
えば、先端を湾曲許せた後、生理食塩水中に漬けると硬
化し、その湾曲形状で、固定され、その形状のままで、
うさぎの静脈内に挿入されたが、そこに留置の間中にそ
の形状を保持しており、形状の変化は見られなかった。
[実施例6] 実施例1でイ1成したブロック共重合体を加熱溶解して
作製した未発1り目こよる水硬化性Uラド状成形物1と
ポリ塩化ビニルのロプド状成形物2とを加熱溶解接合し
て、第3図と第4図に示すようなガイドワイヤ状成形物
3を作製した。この場合、先端部分を所望の形状に変形
する必要があるときは、第4図のような構造体のガイド
ツイヤを作製し、ガイドワイヤの中途を変形する必要が
ある場合は、第3図のような構造体のガイドワイヤを作
製する。
このような成形物を乾燥時の柔軟なときに、所望形状に
変形させた後に、生理食塩水中に漬けることにより、硬
化し、その形状を固定できた。実施例5と同様に、うさ
ぎの静脈内に挿入したが、挿入中、ガイドワイヤの形状
が保持きれていた。
[発明の効果] 本発明により、次のような顕著な技術的効果を得ること
ができた。
本発明による水硬化性材料は、第1に、ポリ塩化ビニル
系重合体とエチレングリコール重合体から合成したプロ
ツク共重合体を用いることにより可塑剤を添加すること
なく、柔軟性をある水硬化性樹脂材料を提供できること
、第2に、可塑剤の溶出、移行がなく、安全性にすぐれ
た水硬化性軟質M4膚を提供できること、第3に、本発
明にょる無1「f ffi M軟?■水硬化性材料は、
従来技術を用いて成形可能であり、塩化ビニル系樹脂と
の接着性、相溶性に4−ぐれ、接合性もすぐれた樹脂で
ある。
第4に、本発明による水硬化性材料は、成形材料を水に
漬けるという非常に簡単な操作で為され、また、水を除
くことにより可逆的に柔軟性を取り戻すため、何度でも
使用することが可能な物品を提供できたこと、第5に、
水硬化性材料の内部に硬化剤を含まないため、硬化剤の
溶出、分解という問題が生じなく、医療用としても使用
可能な水硬化材料を提供できること、第6に、この水硬
化材料を使用した物品を作製することにより使用時に所
望の形状を変化させ、その所望の形状を固定できる樹脂
材料を提供できる。
4、簡単な図面の説明 第1〜4図は、本発明による水硬化性材料とポリ塩化ビ
ニルとからなる物品の例を各々示す斜視図である。そし
て、第1.2図は、カブ−チル等のチューブ状物品につ
いて、第3.41!2ffは、ガイドワイヤー等のロシ
ド状物品について示すものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 A−B−A(但し、Aはエチレングリコール重合体、B
    は塩化ビニルモノマーを主成分とする塩化ビニル系重合
    体であり、−は結合している部分を示す)で示されるブ
    ロック共重合体からなる、水を含んだときに硬化する性
    質を示す水硬化性材料。
  2. (2)前記エチレングリコール重合体の数平均分子量が
    、1,000〜10,000であり、ブロック共重合体
    中のエチレングリコールの含有量が、40〜60重量%
    である請求項1記載の水硬化性材料。
  3. (3)請求項1又は2記載の水硬化性材料を少なくとも
    一部に有する物品。
JP63281855A 1988-11-08 1988-11-08 水硬化性材料及びそれを用いた物品 Pending JPH02129228A (ja)

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