JPH02127910A - 調質圧延機の伸率検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は調質圧延機の伸率検出装置に関する。

（従来の技術） 銅板等の調質圧延において伸率は製品品質の重要な要素
となっている。良質な製品を生産するためには伸率は高
い精度で一定に維持しなければならない。

一般に伸率の検出方法としては調質圧延機へ送られた板
長ざと調質圧延機を通過した板長さとの比により算定検
出しているが板長さの測長は各々入側テンションブライ
ドルロールのパルスジェネレータ、出側テンションブラ
イドルロールのパルスジェネレータのパルスカウントに
よって演算検出している。パルスカウントのサンプリン
グ期間は一定時間としたり、一定の板長さとしたりする
が伸率検出精度を高めるためにはサンプリング期間のパ
ルスカウント数を大きくとる必要がある。

（発明が解決しようとする課題） 以上の従来技術においてサンプリング期間を一定時間と
した場合、通板速度が高い時はパルスカウント数が大き
く、伸率検出精度は高いが、逆に通板策度が低いとパル
スカウント数が小さく、伸率検出精度は低い。また、サ
ンプリング期間を一定板長さとした場合、通板速度が高
い時は伸率検出のサンプリング時間は短く、通板速度が
低い時は伸率検出のサンプリング時間は長くなる。いづ
れの場合もパルスジェネレータの１回転当り発生パルス
数を充分大きく選定し、通板速度が低くても必要な精度
とサンプリング時間が１ｑられれば良いが、最高速度通
板時にパルスカウンタのカウント上限周波数を超えない
最大の１回転当り発生パルス数が選定した場合、検出精
度、サンプリング時間が不足することがある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明によれば、圧延機入側
テンションブライドルロール１回転でａ個のパルスを与
えるパルスジェネレータと測長演算開始タイミングを与
えるサンプリングクロックパルス発生器と入側テンショ
ンブライドルロールのパルスジェネレータのパルスを入
力し、前記サンプリングクロックパルスの発生以後パル
スカウントし、入側送り板長さが定長ナンプリング長さ
に一致した時に一致検出信号を出力するｎ個の入側測長
演算器と、圧延機出側テンションブライドルロール１回
転でｂ個のパルスを与えるパルスジェネレータと同パル
スを入力しサンプリングクロックパルスの発生以後パル
スカウントし入側副長演算器の定長り“ンプリング長さ
一致検出信号が発生する迄の圧延機出側送り板長さを測
長するｎｇＩの出側測長演算器と同出側送り板長さを入
力し入側測長演算器の定長サンプリング長さ一致検出信
号が発生した時点の伸率を演算するｎ個の伸率演算器と
、この伸率演算器から伸率値が出力される毎に伸率値を
更新記憶していく伸率記憶装置とを具えるようにする。

（作　用） 本発明は通板速度が低下した時の伸率検出精度の低下、
サンプリング時間の低下を抑制する。

（実施例） 以下、添付図面に従って本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す系統図である。

ここで材料１１はミル入側テンションブライドルロール
２とミル出側テンションブライドルロール３とで張力を
加えられたままで調質圧延ｌ１Ｍ１を通過していく。ま
た、テンションブライドルロール２゜３にはそれぞれパ
ルスジェネレータ４，５が接続されている。この実施例
によればｎ個の入側測長演算器６１〜６４、出側測長演
算器８１〜８４、伸率演算器７１〜７４、サンプリング
クロックパルス発生器９、伸率記憶装置１０を具えてい
る。

サンプリングクロックパルス発生器９が１回目のサンプ
リングパルスｓｐ１を発生すると第１段の入側測長演算
器６１は入側ロールパルスジェネレータ４が発生するパ
ルスをカウント開始し、一定のサンプリング長さＬｏに
相当するカウント数に到達すると一致検出信号を第１段
の伸率演算器７１に出力する。また第１段の出側測長演
算器８１は１回目のサンプリングパルスＳｐ１を入力す
ると出側ロールパルスジェネレータ５が発生するパルス
をカウント開始し、カウント数を第１段の伸率演算器７
１に出力している。伸率演算器７１は入側測長演算器の
Ｌｏ長さ一致検出信号発生時点の出側測長演算器カウン
ト値Ｌ１により伸率ε１すなわら、を求める。

伸率記憶装置１０は第１段の伸率演算器７１より第１回
目の伸率ε１を入力し、記憶して伸率検出信号ε１を出
力する。

第１回目のサンプリングパルスｓｐ１発生の後、のサン
プリング時間Ｔをおいて第２回目のサンプリングパルス
Ｓｐ２がサンプリングパルス発生器９から出力されると
第２段の入側測長演算器６２は入側ロールパルスジェネ
レータ４が発生するパルスをカウント開始し、同じくサ
ンプリング長さり。

に相当するカウント数に到達すると一致検出信号を第２
段の伸率演算器７２に出力する。また、第２段の出側測
長演算器８２は２回目のサンプリングパルスＳｐ２を入
力すると出側ローパルスジェネレータ５が発生するパル
スをカウント開始し、カウント数を第２段の伸率演算器
７２に出力している。

伸率演算器７２は入側測長演算器のＬｎ長ざ一致検出信
号発生時点の出側測長演算器のカウント値Ｌ２により伸
率ε２、すなわち Ｌ２−Ｌ。

ε２＝□　　・・・・・・■ Ｌ。

を求める。

伸率記憶装置１０は第２段の伸率演算器７２より第２回
目の伸率ε２が出力されると前回伸率ε１を記憶消去し
てε２を記憶して伸率検出信号ε２を出力る。

同様に一定のサンプリング時間Ｔをおいてサンプリング
クロックパルスｓｐ３以後５ｌ）ｎがサンプリングパル
ス発生器９から出力されると、第３段以後第ｎ段の伸率
演算が同様に行なわれ、伸率記憶装置１０はε３以後ε
ｎを逐次出力する。

また第ｎ回目のサンプリングパルスｓｐｎ発生の後、同
じくサンプリング時間Ｔをおいて再び第１回目のサンプ
リングパルスｓｐｌがサンプリングパルス発生器１０か
ら出力されて第１段の伸率演算が同様に行われ、伸率演
算器１０は伸率ε１を出力する様にし、以後同様の伸率
演算と伸率検出信号出力が繰り返される。

第２図はある期間の伸率演算検出の様子を示し、２０は
入側測長演算器の副長カウント数の推移と出側測長演算
器の測長カウント数Ｌ１．Ｌ２　、Ｌ３゜Ｌ４．Ｌｎの
推移を、２１はサンプリングクロックパルスｓｐ２　、
ｓｐ３．ｓｐ４を、２２は伸率検出信号ε１゜ε２．ε
３．ε１．εｎを示している。

〔発明の効果〕

本発明は、以上の様に伸率演算器を多段構成することに
より、高い伸率検出精度を維持して通板速度の高低に拘
らず一定かつ高速な伸率検出ができ、伸率精度の高い製
品を製造することのできる調質圧延機の伸率検出装置を
提供することができる。

本発明により従来の欠点である低速圧延時に於ける伸率
演算精度の不足及び伸率演算のサンプリング時間の不充
分さを解消出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す伸率検出装置の構成図
、第２図は第１図の動作を示す波形説明図である。 １・・・調質圧延機ロール ２・・・ミル入側テンションブライドルロール３・・・
ミル出側テンションブライドルロール４．５・・・測長
パルスジェネレータ ９・・・サンプリングクロックパルス発信器１０・・・
伸率記憶装置 ６１〜６４・・・ミル入側測長演算器 ７１〜７４・・・伸率゛演算器 ８１〜８４・・・ミル出側測長演鋒器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入側テンションブライドルロール１回転でａ個のパルス
   を与えるパルスジェネレータ及び測長演算開始タイミン
   グを与えるサンプリングクロックパルス発生器と、前記
   入側テンションブライドルロールのパルスジェネレータ
   のパルスを入力し前記サンプリングクロックパルスの発
   生以後パルスカウントし、入側送り板長さが定長サンプ
   リング長さに一致した時に一致検出信号を出力するｎ個
   の入側測長演算器と、圧延機出側テンションブライドル
   ロール１回転でｂ個のパルスを与えるパルスジェネレー
   タと、同パルスを入力し前記サンプリングクロックパル
   スの発生以後パルスカウントし前記入側測長演算器の定
   長サンプリング長さ一致検出信号が発生する迄の出側送
   り板長さを測長するｎ個の出側測長演算器と、前記出側
   送り板長さを入力し前記入側測長演算器の定長サンプリ
   ング長さ一致検出信号が発生した時点の伸率を演算する
   ｎ個の伸率演算器と、同伸率演算器から伸率値が出力さ
   れる毎に伸率値を更新記憶していく伸率記憶装置とを具
   備して成る調質圧延機の伸率検出装置。