JPH02127566A - 繊維処理剤 - Google Patents

繊維処理剤

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JPH02127566A
JPH02127566A JP27541788A JP27541788A JPH02127566A JP H02127566 A JPH02127566 A JP H02127566A JP 27541788 A JP27541788 A JP 27541788A JP 27541788 A JP27541788 A JP 27541788A JP H02127566 A JPH02127566 A JP H02127566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
treatment agent
textile
maleic acid
monomer
Prior art date
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Pending
Application number
JP27541788A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Shimada
英俊 島田
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は繊維処理剤に関し、詳しくは繊維にすぐれた
強度と伸度を付与すると共に、剥落量の低減された繊維
処理剤に関するものである。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題]綿糸
を織成して織物を製造するに当たっては、通常、織成工
程における糸切れを防止するI;め、綿糸を特定の処理
剤を用いて処理することが行われる。この処理によって
綿糸に強度を付与し糸切れを防止する。
一方、合成繊維の場合、織成して織物を製造するに当た
って、主として繊維を収束する目的で特定の処理剤が用
いられる。
このような繊維処理剤として、水溶性アクリル系ポリマ
ーとポリビニルアルコールとからなるものが知られてい
る(CMCr水溶性高分子の応用と市場J 1984.
11.24発行、P2O)。
この繊維処理剤は、綿糸における強度などの付与、合成
繊維における収束性についてはほぼ満足すべき水準にあ
るものの、そのためには処理剤を加温して処理しなけれ
ばならないという不都合があった。また、いずれの場合
においても、処理後の処理剤の剥落量(通常、落糊量と
称される)が多く、これにともない特に綿糸の場合は落
綿を生じるという問題があっj;。
この発明は、このような従来の欠点を解消し、繊維に強
度と伸度を付与すると共に、剥落量が低減され、しかも
繊維の処理に際して特に加温する必要のない繊維処理剤
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 発明者は前記目的を達成するために、鋭意検討を重ねt
;結果、特定の共重合体の中和処理物を用いることによ
って、繊維に強度と伸度を付与することができ、また、
処理剤の剥落量も少なく、さらに繊維の処理を室温下で
行うことのできる繊維処理剤が得られるということを見
い出し、この知見に基づいてこの発明をなすに至った。
すなわち、この発明によれば、下記lおよび2の発明が
提供される。
1、アクリル系モノマーとマレイン酸系モノマーとを構
成単位とする共重合体の中和処理物からなる繊維処理剤
2、アクリル系モノマーとマレイン酸系モノマーとを構
成単位とする共重合体の中和処理物およびポリビニルア
ルコールからなる繊維処理剤。
以下、この発明の詳細な説明する。
この発明の繊維処理剤が適用される繊維には特に制限は
なく、天然繊維、人造繊維、再生繊維、半合成繊維また
は合成繊維に対して有効である。
この発明の繊維処理剤を構成する共重合体の中和処理物
としては、アクリル系モノマーとマレイン酸系モノマー
とを構成単位とする共重合体であり、この中に存在する
カルボキシル基をアルカリで中和処理したものが用いら
れる。
アクリル系モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸またはこれらのエステル、アクリルアミド、メタクリ
ルアミドなどが挙げられ、マレイン酸系モノマーとして
は、マレイン酸または無水マレイン酸を挙げることがで
きる。
具体的には、アクリル酸−(無水)マレイン酸共重合体
、メタクリル酸−(無水)マレイン酸共重合体、アクリ
ル酸メチル−(無水)マレイン酸共重合体、アクリル酸
エチル−(無水)マレイン酸共重合体、アクリル酸ブチ
ル−(無水)マレイン酸共重合体、メタクリル酸メチル
−(無水)マレイン酸共重合体、メタクリル酸エチル−
(無水)マレイン酸共重合体、メタクリル酸ブチル−(
無水)マレイン酸共重合体、メタクリル酸エチルへキシ
ル−(無水)マレイン酸共重合体、アクリルアミド−(
無水)マレイン酸共重合体、メタクリルアミド−(無水
)マレイン酸共重合体などを挙げることができる。
これらの共重合体中のマレイン酸系モノマー単位とそれ
以外のモノマー単位とのモル比は、通常1:0.9ない
し1:5の範囲内である。
また、この共重合体としては粘度平均分子量500〜4
00,000、好ましくは1 、OQ O〜200.0
00の範囲のものが適当である。
このような共重合体は、たとえば次のようにして製造す
ることができる。
ずなわち、各モノマー成分の所要量を反応容器中に仕込
み、冷却下に十分に脱気したのち重合開始剤を加え、か
きまぜながら加熱反応させる。この際の反応温度として
は、30〜200°C1好ましくは50〜150℃が用
いられる。まt;、この際に用いられる重合開始剤とし
ては、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、クメンヒ
ドロバーオ午/ド、第三級ブチルヒドロパーオキシド、
ジクミルパーオキシド、アゾビスイソブチロニトリルな
どが好適である。
この反応は、所望に応じエチルベンセン、クメン、n−
ブチルベンゼン、アセトニトリル、ニトロメタン、ニト
ロエタン、メチルエチルケトン、アセトン、N、N−ジ
メチルホルムアミドチルスルホキシドなどの溶媒中で行
うことができる。反応時間は、モノマーの種類、混合比
、溶媒の有無、反応温度などにより変わるが、通常、O
.S〜20時間の範囲である。
次に、このようにして得た共重合体を中和処理するにあ
たっては、この共重合体に水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化アンモニウム、炭酸ナトリウム、アンモ
ニアの水溶液を加え、20〜150℃、好ましくは50
〜100°Cにおいて、0.5〜IO時間かきまぜるこ
とによって行われる。中和剤としては、上記の無機塩基
だけでなく酢酸ナトリウム、尿素、チオ尿素、有機アミ
ン類のような有機塩基を用いることもできる。
中和度としては、中和処理前に存在する酸性基の数に基
づき、0.1〜1.0程度が適当である。
この発明は、前記共重合体の中和処理物からなる繊維処
理剤を提供するが、さらに、前記共重合体の中和処理物
およびポリビニルアルコールからなる繊維処理剤をも提
供する。
ここで用いるポリビニルアルコールとしては、通常のポ
リ酢酸ビニルをアルカリ、酸またはアンモニア水などで
ケン化して得られるものでよく、その重合度としては1
00〜s、ooo、好ましくは200〜3 、OOOの
ものである。
このポリビニルアルコールの配合割合は広範囲にわたり
、前記共重合体の中和処理物100重量部に対し、5〜
200,000重量部、好ましくは10−100,00
0重量部である。
この発明においては、いずれの発明においても所望に応
じ可塑剤として、多価アルコールまたはそのエステル、
たとえば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコールなどを配合する
ことができる。これらの配合量としては、全重量に基づ
き0.1〜5重量%が適当である。また、分散剤として
アニオン系または、ノニオン系界面活性剤を添加するこ
ともできる。
この発明の繊維処理剤は、前記共重合体の中和処理物の
水溶液に、必要に応じてさらに水を加え、室温で撹拌混
合して調製することかでさる。また、必要によりポリビ
ニルアルコールを、さらに所望により可塑剤を配合して
調製される。
このようにして調製した濃度2〜30重量%の溶液を処
理浴として、この中に所望の繊維を浸漬するか、または
処理浴中のローラーに繊維を通過させ処理液を繊維に絞
り込ませたのち、乾燥することにより適用することがで
きる。
[実施例1 以下、実施例および比較例を挙げて、この発明をさらに
詳しく説明する。
実施例1〜8 内容積l!のオートクレーブに、表示の七ツマー成分を
所定量仕込み、−10’Cに冷却するとともに、容器内
を十分に脱気した。次いで、溶媒としてアセトニトリル
460m1、触媒として過酸化ベンゾイル0.6gを加
え、400rpmでかきまぜながら、100℃において
2時間重合反応を行わせたのち、反応混合物を水中に投
入して共重合体を沈殿物として得た。このようにして得
られた共重合体の粘度平均分子量および構成モル比を表
に示す。
次に、この共重合体に水酸化ナトリウム水溶液を添加し
、濃度を20重量%に調整したのち、90°Cにおいて
6時間中和反応を行わせ、繊維処理剤を調製した。
また、実施例7および8においては、ポリビニルアルコ
ールを添加した繊維処理剤をも調製しtこ 。
この処理剤を30℃に保ち、総本数1.000本(荒巻
ビーム4本)の綿糸405を、処理剤中を絞りローラー
2基により2.4kg/cra”の絞り圧下で2011
/分の速度で通し、乾燥ローラーにて113°Cの温度
で乾燥して処理系を得た。
このようにして得た処理系50cmに切断したものを試
料として用い、引張試験機(東洋ボールドウィン株式会
社製)によりその引張強度および伸度を測定した。また
、処理剤剥落・落綿量も測定し tこ 。
結果を表に示す。
(以下余白) 比較例 ポリアクリル酸ナトリウム(粘度平均分子量250.0
00)500重量部、ポリビニルアルコール(重合度1
,700)1,000重量部、分散剤(ノニオン系界面
活性剤)0.03重量部および水13,500fi量部
からなる繊維処理剤を用い、処理剤を50”Cに加温し
て、以下、実施例と同様に処理および評価を行った。
引張強度は26g9f、伸度は3.6%、処理剤剥落・
落綿量は3.5gであっl;。
[発明の効果] この発明によれば、繊維にすぐれた強度と伸度を付与す
ると共に、剥落量の低減された繊維処理剤が提供される
。また、この繊維処理剤は特に加温する必要がなく、室
温で処理することによって充分な繊維処理剤としての機
能を発揮するものである。このため、繊維工業分野にお
いてきわめて有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリル系モノマーとマレイン酸系モノマーとを構
    成単位とする共重合体の中和処理物からなる繊維処理剤
    。 2 アクリル系モノマーとマレイン酸系モノマーとを構
    成単位とする共重合体の中和処理物およびポリビニルア
    ルコールからなる繊維処理剤。
JP27541788A 1988-10-31 1988-10-31 繊維処理剤 Pending JPH02127566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27541788A JPH02127566A (ja) 1988-10-31 1988-10-31 繊維処理剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27541788A JPH02127566A (ja) 1988-10-31 1988-10-31 繊維処理剤

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Publication Number Publication Date
JPH02127566A true JPH02127566A (ja) 1990-05-16

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ID=17555215

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JP27541788A Pending JPH02127566A (ja) 1988-10-31 1988-10-31 繊維処理剤

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