JPH02127223A - Ｐｔｐ包装におけるカプセル、錠剤等の個別供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はＰＴＰ包装におけるカプセルや錠剤等の個別供
給装置、詳しくは移送シュートの下方に、局面に間隔を
おいて個別移送用ポケットを有するロータリーを備えた
カプセルや錠剤等の個別供給装置に関するものである。

（従来の技術〉 カプセルや錠剤（以下単にカプセルという）の包装形態
としてＰＴＰ包装が汎用され、そのＰＴＰ包装機のカプ
セル個別供給方式としてロータリーシャッタ一方式が広
（採用されている。この口−タリーシャッタ一方式によ
る装置は第８図〜第１２図に略本しているように、スプ
リングシュート１、移送シュート２、局面に定間隔をお
いてポケット３を備えたロータリー４、該移送シュート
２内に位置したカプセルを順次個別に該ロータリー４の
ポケット３に向って落下させるための出没シャッター５
、該ロータリー４の局面の１部を覆うガイド部６および
該ロータリー４の下層面側において該ロータリー４の周
速と同調して移動するＰＴＰ包装材７とからなり、ホッ
パー９に供給された多数のカプセルはホッパー筒１０か
らスプリングシュート１に単列をなして投下されて移送
シュート２内に達し、該移送シュート２からシャッター
５の出没作用によってロータリー４のポケット３に個別
に供給され、ロータリー４の下層面側において該ポケッ
ト３からＰＴＰ包装材７の成形凹部８に移送されるよう
になっている。

（発明が解決しようとする問題点） そして、例えば、円筒形の胴部と該胴部よりも稍外径の
大きいキャップ部とからなる比較的硬質のカプセルにお
いては、第１０図に示しているように上記移送シュート
２内において長軸方向に整列されてその姿勢の億ロータ
リー４のポケット３内に落下される。しかしながら、滑
り性の悪いカプセルはロータリー４の回転速度が上昇す
るとカプセルの落下点がポケット３の回転方向における
前部分より後部分に移りやすいのでポケットに完全に収
納されることな（移送されて、押しつぶされたり、傷が
つくことが多い。また、ラグビーボール形状のカプセル
や軟カプセルにおいて該カプセルは、第１２図に示した
如く、移送シュート内に横姿勢で整列させて、その姿勢
でポケット３内へ落下するようにしであるが、移送シュ
ート２内においてカプセルが斜めになって詰ってしまう
、所謂ブリッジ現象が生じたり、ロータリー４のポケッ
ト３への移送が不円滑となり、横姿勢で落下させたにも
拘らず、第１２図に示しているように斜め姿勢や縦姿勢
でポケット５に落下し、ガイド部６の端縁６′に当接し
ても姿勢が修正されない事態がしばしば生じ、ロータリ
ー４の回転力によって押しつぶされたり傷が付いたりす
ることが多かった。

本発明は上記した問題点を解決するためになされたもの
であ、る。

（問題点を解決するための手段） 本発明はカプセルを横姿勢で垂直方向に個別に整列させ
る移送シュートの下方に、外周に等間隔をおいて多数の
ポケットを有するロータリーを備え、移送シュートから
降下されたカプセルを個別に順次ロータリーのポケット
に供給し、ロータリーの回転によってロータリー下方の
ＰＴＰ包装包装区側送するカプセルの個別供給装置にお
いて、該ロータリーの外周側に各ポケットの中心部を周
方向に分割するリング状の細幅な溝を設け、該溝内にロ
ータリーの回転方向と反対側から移送シュートの落下開
口の下方に向ってカプセル支持凹部を有するシャッター
を挿入し、ロータリーの回転によって各ポケットが移送
シュートの落下開口に移動する毎に該シャッターを揺動
させて該シャッターのカプセル支持四部を該ポケットの
底面と移送シュートの落下開口との間を上下に往復動さ
せ、と励時に移送シュートからカプセルを横姿勢で受は
取り、該シャッターの下動によってカプセルをロータリ
ーのポケット内に供給するようになしている。

（作用） ロータリーの回転に同調し、ロータリーの回転によって
各ポケットが移送シュートの落下開口に達する毎にシャ
ッター揺動させて溝内に位置しているシャッターの先端
部のカプセル支持四部を移送シュートの真下に位置する
ポケットの底面と移送シュートの落下開口との間を上下
に往復動させると、シャッターはその上動時には移送シ
ュートからのカプセルの受取り作用をなし、そして下動
時には受取ったカプセルをポケット内へ運ぶ作用を奏す
る。したがって、移送シュート内のカプセルは的確に横
姿勢でもって順次ポケット内に収容され、不正な姿勢に
もとづくカプセルの損傷を防止する。さらに、シャッタ
ーが上動した際、移送シュート内のカプセルを稍持ち上
げて振動させるという作用を行なって移送シュート内で
のカプセルのブリッジ現象を解消する。

（実施例） 以下本発明の実施例を示している第１図〜第２図につい
て説明すると、第１図は本発明の個別供給装置が適用さ
れたＰＴＰ包装機の主要部を示し、そして第２図はロー
タリーのポケット部における縦断面図を示しているもの
である。包装されるカプセル１１は本実施例においては
ラグビーボール形状の軟質カプセルを示している。ホッ
パー（図示省略）に供給されたカプセル１１は順次スプ
リングチューブ１に投下され、ロータリー４の上周面側
に落下開口２人を備えた移送シュート２内に横姿勢でも
って垂直方向に一列に積載されるようになっている。ロ
ータリー４の外周には、該カプセル１１の形状に適応し
た多数のポケット３．３・・・が周方向に等間隔をおい
て設けられ、また、移送シュート２の位置からみてロー
タリー４の回転方向側には該ロータリー４の局面から僅
かな間隙を保ってガイド部６が設けられていて、移送シ
ュート２から供給されたカプセル１１を個別に順次ロー
タリー４のポケット３に収容し、ロータリー４の回転に
ともないガイド部６側を通って下方に運び、ロータリー
４の下方に配しているＰＴＰ包装材７の収容凹部８内に
移送するようになっている。

本発明はこのようなカプセルのＰＴＰ包装機において、
該ロータリー４の外周側に、各ポケット３．３の中心部
を周方向に分割するリング状の細幅な溝１２を設け、該
溝１２内の上部側にロータリー４の回転方向と反対側か
ら、移送シュート２の落下開口２人の下方位置に向って
、軸１３によって支持され、かつ先端部分にカプセル１
１の支持凹部１４を有するシャッター１５を挿入し、該
シャッター１５の支持凹部１４を該移送シュート２の落
下開口２人の下方に位置させ、ロータリー４の回転によ
って各ポケット３が移送シュート２の落下開口２人の下
方に移動する毎に該シャッター１５を揺動させて該シャ
ッター１５のカプセル支持凹部１４を該ポケット３の底
面と移送シュート２の落下開口２人との間を上下に往復
動させ、上動時に移送シュート２から１個のカプセル１
１を横姿勢で受は取り、該シャッター１５の下動によっ
て受取ったカプセル１１をロータリー４のポケット３内
に収容させるようになしている。

上記したシャッター１５の揺動手段については特に限定
を要するものではないが、本実施例においては、第１図
および第４図番こ示しているように機台の側面側にロー
タリー４のポケット３と同数の山形突部１６．１６を備
えたカム円板１７を設けて該カム円板１７をロータリー
４と同期回転させ、一連のシャッター１５の基部を支持
している軸１５に、該カム円板１７の局面に弾接するヘ
ッド１８を備えたレバー１９を取付け、該カム円板１７
の回転により該レバー１９と同期して各シャッター１５
．１５が一斉に揺動するようになっている。２０はロー
タリー４の下周面側の溝１２内に挿入しているスクレー
パーであって、カプセル１１の表面に粘着性を有し、下
方に移送させたカプセル１１がポケット３円から円滑に
離脱落下しない場合、第８図に示したようにポケット３
からカプセル１１を強制的に離脱落下させるためのもの
である。

続いて、本発明装置によるカプセル移送要領を示してい
る第５図〜第８図について説明すると、第５図のように
上動位置にあって、移送シュート２内の最下位のカプセ
ル１１を支持凹部１４で横姿勢で支持していたシャッタ
ー１５が、ロータリー４および前記したカム円板１７の
回転にともない該シャッター１５が降下するとともにポ
ケット３が移送シュート２の落下開口２人の下方に移動
し、第６図に示したように横姿勢を崩すことなく該ポケ
ット３内に収納される。続いて収納されたカプセル１１
が第７図のように移送シュート２の落下開口を離れてガ
イド部６側に移動した時点において、シャッター１５が
１動を開始し、ロータリー４のポケット５．３間の局面
に降下しているカプセル１１を持ち上げて第５図の状態
に戻り、引続き、シャッター１５の降下によって第６図
のごと（次のポケットｓ内に収納される。かくしてロー
タリー４の各ポケット３に順次収納されたカプセル１１
はロータリー４の回転により下方に移送され、ＰＴＰ包
装材７の収容凹部８に自重落下によって投下するか、あ
るいは粘着質のカプセルの場合においては、第８図のご
とく前記したスクレーパー２０によってポケット３内か
ら外されて収容凹部８に移送されてＰＴＰ包装体とされ
る。

なお上記実施例においてはラグビーボール状のカプセル
１１の個別供給について説明しているが、本発明の個別
供給装置は硬質カプセルや錠剤等のＰＴＰ包装用にも有
効であることは勿論である。

（発明の効果） 以上のように、本発明におけるカプセル、錠剤等の個別
供給装置は、例えばカプセルを横姿勢で垂直方向に整列
させる移送シュート２の下方に、外周に等間隔をおいて
多数のポケット３を周方向に備えたロータリー４が位置
し、移送シュートから降下されたカプセルを個別に順次
ロータリー４のポケット３に供給し、ロータリー４の回
転によってロータリー下方のＰＴＰ包装材７側に移送す
る装置において、該ロータリー４の外周側に各ポケット
３の中心部を周方向に分割するリング状の細幅な溝１２
を設け、該溝１２内にロータリー４の回転方向と反対側
から移送シュート２の落下開口２Ａの下方に向ってカプ
セルの支持凹部１４を有するシャッター１５を挿入し、
ロータリー４の回転によって各ポケット３が該移送シュ
ート２の落下開口２人の下方に移動する毎に該シャッタ
ー１５を揺動させて該シャッター１５の支持凹部１４を
該ポケット３の底面と移送シュート２の落下開口２人と
の間を上下に往復動させ、上動時に該移送シュート２の
最下位のカプセルを該シャッター１５の支持凹部１４内
に支承し、該シャッター１５の下動によってカプセルを
ロータリー４のポケット３内に供給するようになしてい
るから、ＰＴＰ包装をするためのカプセルや錠剤等を姿
勢を崩すことなく的確に移送シュート２からロータリー
４のポケット３内に収容させることができ、供給時の姿
勢の乱れによるカプセルや錠剤等の損傷がなくなる。ま
た、シャッターが上動した際、移送シュート内のカプセ
ルを稍持ち上げて振動させるので移送シュート内でのブ
リッジ現象を解消する。

その上、第４図に示しているように、シャッター１５を
揺動させる前記レバー１８の下方に任意の手段によって
ストッパー２１を突出させてシャッター１５を最上動位
置において停止させれば、ロータリー４へのカプセル、
錠剤等の供給は直ちに停止でき、トラブルによるロスを
防止することができるなど、実用上有益な効果を達成す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第８図は本発明の実施例を示しているものであ
って、第１図はカプセル個別供給装置の主要部の斜視図
、第２図は主要部の縦断面側面図、第３図はロータリー
の縦断面正面図、第４図はシャッターの揺動動作を示し
た側面図、第５図〜第８図はカプセルの個別供給要領を
示したそれぞれ部分断面図、そして第８図〜第１２図は
従来の装置を示しているものであって、第８図は供給装
置全体の概略側面図、第１０図および第１１図は硬質カ
プセルおよび軟質カプセルの個別供給を略本した側面図
、第１２図は軟質カプセルの不正供給状態を示した概略
側面図である。 １・・・スプリングチューブ、 ２・・・移送シュート、　　　２人・・・落下開口、３
・・・ロータリーのポケット、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カプセルや錠剤等を横姿勢で垂直方向に整列させる移送
   シュートの下方に、外周に等間隔をおいて多数のポケッ
   トを周方向に備えたロータリーが位置し、移送シュート
   から降下されたカプセル、錠剤等を個別に順次ロータリ
   ーのポケットに供給し、ロータリーの回転によってロー
   タリー下方のＰＴＰ包装材側に移送する装置において、
   該ロータリーの外周側に各ポケットの中心部を周方向に
   分割するリング状の細幅な溝を設け、該溝内にロータリ
   ーの回転方向と反対側から該移送シュートの落下開口の
   下方に向ってカプセル、錠剤等を支承する支持凹部を備
   えたシャッターを挿入し、ロータリーの回転によって各
   ポケットが該移送シュートの落下開口の下方に移動する
   毎に該シャッターを揺動させて、該シャッターの支持凹
   部を該ポケットの底面と該移送シュートの落下開口との
   間を上下に往復動させ、上動時に該移送シュートの最下
   位のカプセル、錠剤等を該シャッターの支持凹部内に支
   承し、該シャッターの下動によって支承したカプセル、
   錠剤等をロータリーのポケット内に供給するようになし
   たことを特徴とするＰＴＰ包装におけるカプセル、錠剤
   等の個別供給装置。