JPH02126460A - Vtrのテープローデイング機構 - Google Patents

Vtrのテープローデイング機構

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JPH02126460A
JPH02126460A JP63279342A JP27934288A JPH02126460A JP H02126460 A JPH02126460 A JP H02126460A JP 63279342 A JP63279342 A JP 63279342A JP 27934288 A JP27934288 A JP 27934288A JP H02126460 A JPH02126460 A JP H02126460A
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久夫 金子
Kichizaemon Okazaki
岡崎 吉左衛門
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テープカセットから磁気テープを弓き出して
シリンダに巻きつけ、また、シリンダに巻きつけられた
磁気テープをテープカセットに収納するためのVTRの
テープローディング機構に係り、特に、ハイビジョンV
TRや業務用VTRなどの高信頼性が要求されるVTR
のテープローディング機構に関する。
[従来の技術] VTRにおいては、操作性を高めるために、自動的にテ
ープカセットから磁気テープを引き出してシリンダに巻
きつけ(ローディング)、また、シリンダに巻きつけら
れた磁気テープを自動的にテープカセットに収納する(
アンローディング)ようにしたテープローディング機構
が設けられている。このテープローディング機構は主と
してローディングモータとローディングリングとガイド
ベースに搭載されたテープガイド部材とからなり。
たとえば、特開昭59−75456号公報に開示される
ように、ローディングモータによってローディングリン
グが回転し、ローディングリングに連結されたガイドベ
ースが移動してテープガイド部材がテープカセットから
磁気テープを引き出す。
ガイドベースはシリンダの極く近傍の所定位置に達する
と固定される。2個のガイドベースがシリンダのまわり
を互いに逆方向に移動し、これらが所定位置に位置決め
されたとき、磁気テープはシリンダの外周に所定角度範
囲にわたって螺旋状に巻きつけられ、ローディング状態
となる。アンローディングでは、夫々のガイドベースは
上記とは逆方向に移動し、これとともに磁気テープがテ
ープカセット内のリールに巻き取られる。
なお、上記特許公開公報に開示される従来技術は、より
小形化されたテープカセットを使用した小形VTRにお
けるテープローディング機構に関するものであり、別途
設けられたテープ引出し部材によってテープカセットに
収納されている磁気テープを所定量引き出し、しかる後
、上記のテープガイド部材で磁気テープをテープカセッ
トから引き出してローディングするようにしている。
ガイドベースに搭載されるテープガイド部材はガイドロ
ーラと傾斜ガイドである。以下、シリンダの上流側(順
方向に走行する磁気テープがシリンダに当接し始める側
)に位置づけられるガイドベースを上流側ガイドベース
、シリンダの下流側に位置づけられるガイドベースを下
流側ガイドベースという。
シリンダはシャーシ面に傾斜・して取りつけられており
、このシリンダの外周面に螺旋状に設けられた磁気テー
プを案内するためのテープリード部は、入側が出側より
も高くなるようにシャーシ面に対して傾斜している。
上流側ガイドベースがキャッチャによって、シリンダの
近傍の所定位置に位置決めされたときには、テープカセ
ットから上流側ガイドベース上のガイドローラまでは磁
気テープの走行路がシャーシ面に平行であって、このよ
うにするために、このガイドローラは磁気テープの高さ
規制をする。上流側ガイドベース上の傾斜ガイドはシャ
ーシ面に対して所定の方向に傾斜して設けられ、磁気テ
ープの走行路を下降するように傾斜させる。これにより
、磁気テープは、この傾斜ガイドに当接した後、シリン
ダの外面にねじれなく接触し、かつシリンダのテープリ
ード部に下エツジが無理なく当接しながら、シリンダの
外面をテープリード部で案内されて走行する。
また、下流側ガイドベースがキャッチャによってシリン
ダの近傍の所定位置に位置決めされたときには、シリン
ダの外面をテープリード部によって下降しながら案内さ
れてきた磁気テープは、下流側ガイドベース上の傾斜ガ
イドにより、ねじれなくその走行方向が上昇するように
変換され、次いで、下流側ガイドベース上のガイドロー
ラにより、磁気テープの走行路が入側と同一高さで、か
つテープ面がシャーシ面に垂直となるようにされる。こ
れにより、磁気テープはテープカセットの巻取リールに
円滑に巻き取られることになる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上流側、下流側ガイドベースはローディング
リングの回転とともに所定の案内路に沿って移動するが
、この間磁気テープの姿勢が安定していることが磁気テ
ープの損傷を防止する上で重要である。
すなわち、ローディング動作の開始から終了まで磁気テ
ープに加わる力が、常にこの磁気テープをテープカセッ
トから引き出すための力による磁気テープの長手方向の
力だけであれば、磁気テープはテープカセットに収納さ
れているときの姿勢のままで引き出されることになり、
何ら問題はない。
しかしながら、ローディング動作の過程では。
シリンダのテープリード部が入側で高く、出側で低くな
っているために、出側ガイドベースを途中下降しながら
移動させて入側ガイドベースと出側ガイドベースとの間
に高低差をもたせて、これらを立体配置することが必要
であり、このため、磁気テープの姿勢が変化することに
なる。また、磁気テープはテープカセットから引き出さ
れていく過程でシリンダの外面に当接し、シリンダがシ
ャーシ面に対して傾斜していることから、磁気テープの
面も傾斜していき、これによっても磁気テープの姿勢が
変化する。さらにまた、ローディング動作の過程では、
他のテープガイド部材に順々に当接していき、これらに
よって磁気テープの経路の変更や高さ規制などが行なわ
れると、磁気テープの姿勢が変化する。
このように、ローディング動作中に磁気テープの姿勢に
変化があると、テープガイド部材やシリンダに磁気テー
プが当たる状態が変化し、磁気テープのエツジなどを損
傷することになる。たとえば、磁気テープの姿勢が変化
することによって磁気テープにその幅方向の力が生じた
とすると、ガイドローラでは磁気テープのエツジがフラ
ンジ部に強く押しつけられることになる。このとき、磁
気テープは、テープカセットから引き出されているため
に、このガイドローラでは低速ではあるが走行しており
、磁気テープのエツジがガイドローラのフランジ部に擦
られて損傷する。
また、このようにローディング動作中に磁気テープの姿
勢が変動すると、この変動が残ったままローデイ、ング
動作が完了する場合もあり、このような場合には、磁気
テープがガイドローラのフランジ部やシリンダのテープ
リード部に乗り上げた状態となり、この状態で磁気テー
プを走行させると磁気テープのエツジを痛めることにな
る。また、シリンダにおいて、磁気テープがテープリー
ド部から持ち上がった状態にあると、記録や再生動作中
磁気ヘッドが磁気テープのエツジをひっかける場合もあ
る。
ローディング動作における磁気テープの姿勢の変化は、
上記説明からも明らかなように、磁気テ−プの高さ偏移
において特に重要である。この件に関し、日本機械学会
・精密工学会、第5回設計自動化工学講演会講演論文集
(’ 87−7−9)のp2.28−30での中島敏彦
等によるrVTR機構系開発へのCAD応用」と題する
論文には;CADをテープローディング機構の設計に応
用してテープ高さ偏移量の観点から磁気テープの姿勢を
解析し、この偏移量を小さくするとともに高さの変化が
滑らかになるようにして磁気テープの姿勢の安定化をは
かることが論じられている。
しかし、かかる論文による方法でも、±6mm程度のテ
ープ高さ偏移が生じ、VH5方式の家庭用VTRに比べ
て磁気テープが高速に走行する、たとえば1八インチハ
イビジョンVTRや業務用VTRに対しては、このテー
プ高さ偏移量が問題となり、磁気テープの損傷を充分に
防止することができない。
また、従来のVTRにおいては、先にも説明したように
、ローディング状態のとき、上流側ガイドベースがシリ
ンダ近傍に位置づけられ、傾斜ガイドによって磁気テー
プがシリンダのテープリード部に沿うように、磁気テー
プの走行路が下方に変更される。また、下流側ガイドベ
ースもシリンダ近傍に位置づけられ、下降しながらシリ
ンダから離れる磁気テープを上昇するように走行方向を
変更する。
ところで、このように傾斜ガイドで磁気テープの走行方
向を変えると、磁気テープを傾斜ガイドの軸方向(すな
わち、磁気テープの幅方向)に移動させようとする力が
生ずる。この力による磁気テープの幅方向の移動は、テ
ープ高さ規制をなすガイドローラやシリンダのテープリ
ード部によって規制される。傾斜ガイドで生ずるこの磁
気テープをその幅方向に移動させようとする力は、傾斜
ガイドの傾き、傾斜ガイドへの磁気テープの巻付は角、
磁気テープの走行速度などによって決まり、これらが大
きい程上記の力は大きくなる。
一方、シリンダのテープリード部の上流側、出側での高
低差によると、傾斜ガイドによって磁気テープの急激な
方向変換が必要となる。このために、傾斜ガイドの傾き
はかなり大きく設定される。
これでも、従来のVH8方式VTRにおいては、ローデ
ィング状態での磁気テープの走行速度が比較的低いため
、上記の磁気テープをその幅方向に移動させようとする
力は格別問題とはならなかった。
しかしながら、ハイビジョンVTRや業務用VTRなど
の磁気テープが比較的速く走行するVTRにおいては、
特に、サーチ再生時には、傾斜ガイドで生ずる磁気テー
プをその幅方向の移動させようとする力が非常に大きく
なり、このために、ガイドローラのフランジ部やシリン
ダのテープリード部への磁気テープの圧接力が増大して
磁気テープのエツジを損傷するという問題があった。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、高いテープ走
行速度に対しても、磁気テープの損傷を充分防止するこ
とができるようにしたVTRのテープローディング機構
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、テープカセット
の部分からシリンダの上流側、下流側夫々に伸延し、シ
ャーシ面に略平行な平行案内路と、テープカセットの部
分からシリンダの上流側、下流側夫々に伸延し、少なく
とも一部がシャーシ面に対して傾斜した傾斜案内路とを
設け、該平行案内路、該傾斜案内路夫々を別々のガイド
ローラの案内路とする。傾斜ガイドは、シリンダの上流
側。
下流側夫々に案内された2個のガイドローラ間に配置さ
れるように、固定して設けられる。
また、本発明は、シリンダを中心として、内側に配置さ
れる前記案内路に沿うガイドローラよりも、該案内路よ
りも外側の前記案内路に沿うガイドローラが先行して移
動するようにする。
さらに1本発明は、ローディングモータ、キャプスタン
モータとは別個にピンチローラ駆動用モータを設け、該
ピンチローラ駆動モータにより。
ウオーム、ウオームホイールを介し、該ウオームホイー
ルに一体化したピンチローラアームを回動させる。
[作用] 各ガイドローラは互いに独立した案内路に沿って移動す
るから、それらの移動中の姿勢、タイミングを互いに独
立に設定でき、ローディング途中でのテープ高さ偏移量
を充分に抑圧できる。また、傾斜ガイドがシリンダから
充分離れるので、該傾斜ガイドの傾きや該傾斜ガイドへ
のテープ巻付角を小さくしてシリンダに充分円滑に磁気
テープを当接させることができるし、シリンダから円滑
に磁気テープを離すことができる。したがって、磁気テ
ープを高速走行させても、傾斜ガイドで生ずる磁気テー
プの幅方向の力は小さい。
また、内側に位置する案内路に沿うガイドローラよりも
外側に位置する案内路に沿うガイドローラを先行して移
動させると、磁気テープはテープカセットから略平行に
引き出されることになり、磁気テープの引き出しが円滑
となって安定したローディングが行なわれる。
さらに、ピンチローラ駆動用モータによってピンチロー
ラアームは回動するが、ピンチローラがキャプスタンに
当接すると、ウオームとウオームホイールとのセルフロ
ック機能により、ピンチローラ駆動モータの通電を停止
しても、ピンチローラとキャプスタンとの当接状態が維
持される。
[実施例] 以下1本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明によるVTRのテープローディング機構
の一実施例を示す平面図であって、1゜2は幅規制ガイ
ドとしてのガイドローラ、3,4はガイドローラ、5は
シリンダ、6は磁気テープ、7.8は傾斜ガイド、9,
1oはインピーダンスローラ、11はAC(音声・コン
トロール)ヘッド、12はピンチローラ、13はキャプ
スタン、14はテンションピン、15.16はガイド板
、17〜2oは案内溝、21.22はローディングリン
グ、23〜26はキャッチャ、27はローディングモー
タ、28はキャプスタンモータ、29〜32はガイドベ
ース、33はテンションレバー34はピンチローラアー
ム、35はピン、36はウオームホイール、37はピン
チローラ駆動モータ、38はテープカセット、39は開
口部、40は供給リール、41は巻取リール、42は供
給側リール台、43は巻取側リール台、44はシャーシ
、45はテンションプレート、46はピンである。
第1図において、シャーシ44上には、所定の角度で傾
斜してシリンダ5が設けられ、さらに、このシリンダ5
の一方側にガイド板15が、他方側にガイド板16が夫
々設けられている。これらガイド板16.17は、それ
らの一方の端部が装着されたテープカセット38の開口
部39内に一部位置し、この位置からシリンダ5のまわ
りを回り込むように配置されており、これらの他端部は
テープカセット38側の端部よりも多少幅広となってい
る。ガイド板17のこの他端部が、磁気テープ6が順方
向走行でシリンダ5に巻き込まれる側、すなわちシリン
ダ5の上流側となり、ガイド板16の上記他端部が、同
じく磁気テープ6がシリンダ5から離れる側、すなわち
シリンダ5の下流側となる。
ガイド板15には、テープカセット38の開口部39側
の端部からシリンダ5の上流側端部に伸延する2つの案
内溝17.18が設けられており、案内溝18が案内溝
17よりもシリンダ5側に配置されてその一端はシリン
ダ5の近傍に位置している。案内溝17.18における
シリンダ5の上流側端部には夫々キャッチャ23.25
が設けられている。夫々ガイドローラ3、幅規制ガイド
としてのガイドローラ1を搭載したガイドベース29゜
30は夫々案内溝、17.18に沿って移動可能にガイ
ド板15に取りつけられており、案内溝17゜18の一
方の端部ではテープカセット38の開口部39内に位置
し、他方の端部では夫々キャッチャ23.25によって
位置決めされる。
また、ガイド板16にも、同様にして、テープカセット
38の開口部側の端部からシリンダ5の下流側端部に伸
延する2つの案内溝19.20が設けられており、案内
溝19が案内溝20よりもシリンダ5側に配置されてそ
の一端はシリンダ5の近傍に位置している。案内溝19
.20におけるシリンダ5の下流側端部には夫々キャッ
チャ26゜24が設けられている。夫々幅規制ガイドと
してのガイドローラ2.ガイドローラ4を搭載したガイ
ドベース31.32は夫々案内溝19.20に沿って移
動可能にガイド板16に取りつけられており、案内溝1
9.20の一方の端部ではテープカセット38の開口部
39内に位置し、他方の端部ではキャッチャ26.24
によって位置決めされる。
第1図では、ガイドベース29,30,31゜32が夫
々案内溝17.18,19.20の両端にある状態を示
している。
第2図は、これらガイド板15.16およびこれらに関
連する部分を示す斜視図であって、47はテープリード
部であり、第1図に対応する部分には同一符号をつけて
いる。
同図において、ガイド板15の案内溝17が設けられた
部分はシャーシ44(第1図)に平行であるが、案内溝
18が設けられている部分では、シリンダ5の上流側に
、シャーシ44に平行な部分からこの上流側へシャーシ
44に対して上方に傾斜する傾斜部15aが設けられて
いる。したがって、案内溝17はシャーシ44に平行に
伸延するが、案内溝18は、テープカセット38(第1
図)側端部からシャーシ44に平行に伸延し、途中から
傾斜部15aで上昇しながら上記上流側に伸延している
ガイド板16については、案内溝20が設けられた部分
はシャーシ44に平行であるが、案内溝19が設けられ
た部分では、シリンダ5の下流側に、シャーシ44に平
行な部分からこの下流側にシャーシ44に対して下方に
傾斜した傾斜部16aが設けられている。したがって、
案内溝20はシャーシ44に平行に伸延するが、案内溝
19は、テープカセット38側の端部からシャーシ44
に平行し、途中から傾斜部16aで降下しながらシリン
ダ5の下流側に伸延している。
このように案内溝17〜20が形成されているから、ガ
イドベース29〜32をテープカセット38側から移動
させると、ガイドベース29.32は夫々案内溝17.
.20に沿ってシャーシ44に平行に移動するが、ガイ
ドベース3oはシャーシ44に平行に移動した後上昇し
、ガイドベース31はシャーシ44に平行に移動した後
下降し、夫々シリンダ5の近傍のキャッチャ25.26
で決まる位置に達する。
第2図はガイドベース29,30,31,32が夫々キ
ャッチャ23,25.26.24によって位置決めされ
た状態を示すが、かかる状態において、ガイドベース2
9.30上のガイドローラ3.1間゛に位置するように
、ガイドローラ3側から傾斜ガイド7、インピーダンス
ローラ9がガイド板15に設けられ、また、ガイドベー
ス31゜32上のガイドローラ2,4間に位置するよう
に。
ガイドローラ2側からインピーダンスローラ10、AC
へラド11.傾斜ガイド8がガイド板16に設けられて
いる。
第1図に戻って、シャーシ45上には、シリンダ5のま
わりをまわるように、2つのローディングリング21.
22が配置されている。これらローディングリング21
.22は上下に配置され、ともにガイド板15.16の
下方を通っている。
これらローディングリング21.22はシャーシ44の
上面に取りつけられたローディングモータ27とギヤ部
を介して結合され、このローディングモータ27によっ
て互いに逆方向に回転し、ローディングリング21の回
転によってガイドベース29.30が、ローディングリ
ング22の回転によってガイドベース31.32が夫々
移動する。
ここで、回転中心に関するローディングリング21の回
転角は108’、ローディングリング22の回転角は1
20@とじている。このために、ローディングリング2
1.22の回転速度は異なる。
ローディングリング22の下面には小型マグネットが、
シャーシ44にホール素子などのセンサが設けられ、小
型マグネットをセンサが検出することにより、ローディ
ングリング21.22の停止タイミングが得られる。
テープカセット38の供給リール40側には、テンショ
ンプレート45上のピン46を中心に回動可能にテンシ
ョンレバー33が軸支され、このテンションレバー33
の先端にテンションピン14が植設されている。
また、テープカセット38の巻取リール41側には、ピ
ンチローラ駆動モータ37によって回転駆動されるウオ
ームホイール36が設けられ、このウオームホイール3
6が取りつけられた軸上のピン35にピンチローラアー
ム34が設けられている。このピンチローラアーム34
の先端にはピンチローラ12が設けられ、ピンチローラ
駆動モータ37によってピンチローラアーム34がピン
35を中心に時計方向に回動することにより、ピンチロ
ーラアーム12がキャプスタンモータ28によって回転
するキャプスタン13に当接可能となっている。
次に、この実施例の動作を説明する。
いま、テープカセット38が装着されたままのアンロー
ディング状態にあるものとする。このときには、シャー
シ44上に回転可能に設けられた供給側リール台42に
テープカセット38の供給リール4oが、巻取側リール
台43に巻取リール41が搭載され、磁気テープ6はテ
ープカセット38内で供給リール409巻取リール41
間に張架されている。また、このとき、ガイドベース2
9゜30.31.32に搭載されたガイドローラ3゜1
.2,4.テンションレバー33上のテンションピン、
ピンチローラアーム34のピンチローラ12などは、テ
ープカセット38の開口部39内の磁気テープ6よりも
奥の方に位置している。
かかる状態でローディング動作が開始すると、ローディ
ングモータ27により、ローディングリング21が時計
方向に回転してガイドベース29゜30は夫々案内11
7.18に沿って移動し、ローディングリング22は反
時計方向に回転してガイドベース31.32が案内溝1
9.20に沿って回転する。
また、ローディングリング22の反時計方向の回転とと
もに、このローディングリング22に対して遊びをもっ
てテンションレバー33が反時計方向に回動し、さらに
、ピンチローラ駆動モータ37の回転によってピンチロ
ーラアーム34が時計方向に回動する。
ガイドベース29,30,31.32の移動により、こ
れらに搭載されるガイドローラ3,1゜2.4がテープ
カセット38内の磁気テープ6を引掛け、テープカセッ
ト38から引き出していく。
このとき、テンションピン14やピンチローラ12は引
き出される磁気テープ6に当接しているが、これらはテ
ープカセット38からの磁気テープ6の引き出しには寄
与していない。
その後、ガイドベース29,30.31.32がキャッ
チャ23,25,26,24に達して位置決めされ、磁
気テープ6がシリンダ5の外周に所定の角度範囲にわた
り、螺旋状のテープリード部47に沿って巻きつけられ
てローディング動作が完了する。
第3図はこのようにして得られるローディング状態のテ
ープ走行路を示す平面図であって、48゜49はテンシ
ョンガイドローラ、50は全幅消去ヘッド、51.52
はガイドローラであり、第1図に対応する部分には同一
符号をつけている。
同図において、磁気テープ6は、供給リール40からテ
ンションガイドローラ48.テンションピン14、テン
ションガイドローラ49に当接した後、全幅消去ヘッド
50に接し、ガイドローラ3によって走行方向がシリン
ダ5の方に変更される。
方向変更された磁気テープ6は、その面が傾斜ガイド7
によってシリンダ5の傾きに応じて傾斜され、インピー
ダンスローラ9に接した後、幅規制ガイドであるガイド
ローラ1によってシリンダ5に当接される。
また、シリンダ5の下流側ではtシリンダ5からの磁気
テープ6が幅規制ガイドであるガイドローラ2に当接し
、インピーダンスローラ10.ACへラド11に接した
後、傾斜ガイド8でテープ面がシャーシ44(第1図)
に垂直になってガイドローラ4でテープ走行方向がテー
プカセット38の方に変更される。方向変更された磁気
テープ6は、ガイドローラ51に当接した後、ピンチロ
ーラ12とキャプスタン13との間を通り、さらにガイ
ドローラ52に当接してテープカセット38の巻取リー
ル41に巻き取られる。
以上のテープ走行路が形成され、磁気テープ6がピンチ
ローラ12とキャプスタン13とで挟持されてキャプス
タン13がキャプスタンモータ28によって回転すると
、磁気テープ6はこの走行路に沿って走行する。このと
き、テンションピン14によってテープテンションが検
出され、その検出に応じた負荷が供給リール40にかけ
られてテープテンションが一定に保持される。
ところで、傾斜ガイド7はシャーシ44(第1図)の面
(以下、シャーシ面という)に対して傾斜しており、こ
れにより、磁気テープ6の走行路は、ガイドローラ3ま
でのシャーシ面に平行な方向から上昇する方向へと変更
される。このように方向変更された磁気テープ6は、イ
ンピーダンスローラ9に接した後、幅規制ガイド1によ
り、その走行方向が下降するように変更されてシリンダ
5の外周面に接することになる。シリンダ5の外周面で
は、第2図に示すように、磁気テープ6の下エツジがテ
ープリード部47に無理なく滑らかに当接しながら磁気
テープ6が走行する。
以上のようにシリンダ5の上流側で磁気テープ6を走行
させるために、まず1幅規制ガイド1からシリンダ5の
テープリード部47との間では、磁気テープ6の下エツ
ジがテープリード部47の延長線上にあるように、幅規
制ガイド1により、磁気テープ6の高さと走行方向とが
規制される。
また、幅規制ガイド1は、傾斜ガイド7からの上昇する
テープ走行方向を、上記のようにテープリード部47に
平行な下降する方向に変更するが。
このために、シャーシ面に対して傾斜するようにしてい
る。具体的には、幅規制ガイド1の前後の上昇するテー
プ走行路と下降するテープ走行路とを含む平面に対して
垂直となるように、上流側ガイドベース3oがキャッチ
ャ25で位置づけられたとき、幅規制ガイド1の姿勢が
規定される。これにより、幅規制ガイド1では、上記の
ようにテープ走行方向の変更が行なわれるとともに、磁
気テープ6に対してその幅方向の力が生じない。幅規制
ガイド1はシリンダ5の近傍に位置決めされるに対し、
傾斜ガイド7はシリンダ5から充分離れているし、ガイ
ドローラ3と幅規制ガイド1との間に配置される。この
ために、傾斜ガイド7゜幅規制ガイド1間は充分離れて
おり、傾斜ガイド7によるテープ走行路の上昇の傾きは
小さくすることができるし、テープの上昇以外の方向変
更も必要としない。このことは、傾斜ガイドの傾斜角や
これへのテープ巻付角を小さくすることを可能とし、し
たがって1、傾斜ガイド7で磁気テープ6に生ずるその
幅方向の力が充分抑圧されることになる。
シリンダ5の下流側についても同様である。すなわち、
下流側ガイドベース31がキャッチャ26でシリンダ5
の近傍に位置づけられたとき、シリンダ5から下降する
方向に離れる磁気テープ6は、幅規制ガイド2によって
上昇する方向に走行するが、この幅規制ガイド2の前後
のテープ走行路を含む平面に垂直にこの幅規制ガイド2
の姿勢が設定されている。これにより、幅規制ガイド2
では。
磁気テープ6にその幅方向の力が生じない。また、幅規
制ガイド2によって上昇しながら走行する磁気テープ6
は、傾斜ガイド8によって走行方向が変えられ、シャー
シ面に平行に走行するようになるが、さらに、このシャ
ーシ面に平行に走行する磁気テープ6のシャーシ面の高
さがシリンダ5の上流側でのそれと等しくなるようにし
ている。この高さ規制はガイドローラ4によって行なわ
れる。
ここで、磁気テープ6が上昇走行する幅規制ガイド2.
傾斜ガイド8間は充分長く、このために、この磁気テー
プ6の上昇走行の傾斜は充分小さくすることができる。
したがって、磁気テープ6の走行方向をシャーシ面に対
して上昇から平行に変更する傾斜ガイド8の傾斜角は充
分小さくでき、また、この変更以外のテープ走行方向の
変更も必要なくて傾斜ガイド8でのテープ巻付角も充分
小さくできる。このことから、傾斜ガイド8で磁気テー
プ6に生ずるその幅方向の力が充分抑圧されることにな
る。
従来のVTRでは、傾斜ガイドがシリンダの近傍に位置
づけられ、かつシリンダに沿うように磁気テープを大幅
に方向変更するから、傾斜ガイドの傾きを大きくしてそ
こへのテープ巻付角を大きくしなければならなかったが
、この実施例では、上記のように、傾斜ガイドの傾きを
小さくして、なおかつ、傾斜ガイドでのテープ巻付角を
小さくできるのである。したがって、傾斜ガイドで生ず
る磁気テープを押し上げ、押し下げようとする力は小さ
くなり、ガイドローラやシリンダのテープリード部への
テープエツジの押しつけ力が小さくなり、磁気テープの
損傷を防止することができる。
次に、テープローディング過程について説明する。テー
プローディング機構では、前述のように、テープローデ
ィング過程での磁気テープの姿勢がテープエツジの損傷
、各テープガイド部材での磁気テープのせり上がり、磁
気テープのたるみなどの問題となって重要である。磁気
テープがテープカセットからシャーシ面に平行に引き出
され、そのままシャーシ面に垂直なシリンダの外面にシ
ャーシ面と平行となるように接するならば、上記の問題
は生じない、しかし、実際には、シリンダがシャーシ面
に対して傾いており、しかも、ローディング状態では、
上流側で高く下流側で低くなるように、磁気テープがシ
リンダに螺旋状に巻きつけられなければならないから、
テープローディング過程で磁気テープがシリンダに接す
るとともに、磁気テープの姿勢が変化して上記の問題が
生ずるのである。
この実施例においては、テープローディング過程でかか
る磁気テープの姿勢を抑圧するために、ガイドローラ3
と幅規制ガイド1との経路(下流側についても同様)を
夫々別々にして設定するようにしている。このために、
テープローディング過程を複数に分割して夫々を分割位
置とし、既述のテープ高さ偏移量をローディングシミュ
レータ(テープ姿勢解析プログラム)によって分割位置
毎に求め、夫々の分割位置でテープ高さ偏移量が各々最
小となるように、ガイド板15.16でのガイドベース
30.31の経路や、ガイド29と30、ガイドベース
31と32の移動関係などを定める。ここで、ガイドベ
ース29.32はシャーシ面に平行に移動させる。
第4図はこのようにして求めたローディング過程での各
分割位置のテープ引出し状態を示す図であって、第1図
に対応する部分には同一符号をつけている。
同図では、幅規制ガイド1,2.ガイドローラ3.4の
移動とともにテープカセット38から弓き出される磁気
テープ6の状態を分割位置a、b。
・・・・・・、iの順で示している。ここで1分割位1
aはアンローディングの状態で°あり、規制ガイド1゜
2、ガイドローラ3,4はテープカセット38の開口部
内磁気テープ6よりも奥方に位置づけられている。分割
位置b−dは磁気テープ6がテープカセット38から引
き出されてシリンダ5に接触する前後の状態を示す1分
割位置e−gは上流側ガイドベース30,31が夫々ガ
イド板15.16の傾斜に至る前後の状態を示す。
第5図は第4図に示したテープローディング過程をCA
D上で立体表示したものを示す図である。
第6図は磁気テープの姿勢に対してガイド板15゜16
の傾斜部15a、16aの面形状やガイドローラ3,4
と幅規制ガイド1,2との移動関係を最良の条件に設定
したときのローディングシミュレータによって得られる
第4図の各分割位置a。
b t Qt・・・・・・でのテープ高さ偏移量を示す
ものである。同図においては、X方向は供給リール4゜
から巻取リール41までのテープ長手方向であり、Z方
向はテープ高さ偏移方向である。磁気テープ6がシリン
ダ5に接触し始めるまでの分割位置a〜dでは、テープ
高さ偏移量はほとんど零であるが、これ以降からテープ
高さ偏移が生じた。しかし、テープ高さ偏移量の正、負
の最大は、第6図に示すように、+1.05mm(分割
位置i)、 −0,99mm(分割位1th)とするこ
とができた。すなわち、テープローディング過程でのテ
ープ高さ偏移量は±1iIm以下に達成できた。これは
、±611m1程度である従来技術に対して大幅に改善
されたことになる。
なお、この実施例において、外側を移動するガイドロー
ラ3,4はシャーシに平行に移動したが。
これらも1幅規制ガイド1,2のように、上昇。
下降する経路を移動して立体的に配置されるようにして
もよい。このようにすると、ガイド板15゜16の形状
は複雑となるが、傾斜部の面形状の自由度が大きくなる
し、また、テープ高さ偏移量がさらに改善されることが
ローディングシミュレーションの結果分かつている。但
し、この場合でも、内側を移動する幅規制ガイド1,2
に対し、外側を移動するガイドローラ3,4の経路の傾
斜部の傾きを緩やかにし、かつガイドローラ3,4を先
行させて移動させた方が好ましい。
第7図(a)は第1図におけるシリンダの上流側キャッ
チャ23.25の近傍を拡大して示す平面図、同図(b
)は同図(a)の矢印A側からみた側面図であって、5
3はローディングレバー、54はピンであり、第1図に
対応する部分には同一符号をつけている・ 同図において、ガイド板15の端部にキャッチャ23.
25が設けられ、ローディング状態では。
ガイドローラ3がキャッチャ23のV字状係合部に押し
つけられ、また、幅規制ガイド1はキャッチャ25のV
字状係合部に押しつけられ、夫々位置決めされている。
第2図(b)に示すように、上流側ガイドベース30は
、ガイド板15の下方をローディングリング21の回転
に伴って移動するローディングレバー53に植設された
ピン54に回転可能に軸支されており、このピン54が
ガイド板15上の案内溝18に嵌め込まれて、ローディ
ングリング21の回転とともに案内溝18に沿って上流
側ガイドベース30が移動する。上流側ガイドベース2
9についても同様である。このローディング状態では、
ガイドローラ3はシャーシ44に対して垂直に設定され
るが、幅規制ガイド1は、第2図(b)に示すように、
シャーシ44に対して傾斜している。この点については
、先に説明した6 第1図におけるシリンダ5の下流側のキャッチャ26,
24、下流側ガイドベース31,32についても同様で
あり、これを第8図に示す。但し、第8図(a)は平面
図、同図(b)は同図(a)の矢印B側からみた側面図
であって、55はローディングレバー、56はピンであ
り、第1図に対応する部分には同一符号をつけている。
第9図は第1図における上流側ガイドベース29゜30
の暉動機構を示す平面図であって、57はローディング
ホルダ、58.59は支軸、60はローディングレバー
、61はピン、62はバネ、63゜64はバネ掛けであ
り、第1図、第7図に対応する部分には同一符号をつけ
ている。
同図において、ローディングリング21上には、その長
手方向に所定距離(たとえば、約3 am)だけ移動で
きるように、ローディングホルダ57が設けられている
。このローディングホルダ57の先端にはバネ掛け63
が設けられ、これとローディングリング21上に設けら
れたバネ掛け64との間にバネ62が張架されて、ロー
ディングホルダ57はローディングリング21上そのロ
ーディング動作時の回転方向(第1図で時計方向)に付
勢されている。
ローディングホルダ57には2つの支軸58゜59が植
設され、夫々にローディングレバー53゜60が回動可
能に取りつけられている。ローディングレバー53には
、第7図(b)に示したように、ピン54が植設され、
これに上流側ガイドベース30が回動可能に取りつけら
れている。同様にして、ローディングレバー60にピン
61が植設され、これに上流側ガイドベース29が回動
可能に取りつけられている。このピン61がガイド板1
5の案内溝17に嵌め込まれている。
ローディング動作の開始とともにローディングリング2
1が回転すると、その上のローディングホルダ57もバ
ネ62で付勢されたまま移動し、これに伴い、上流側ガ
イドベース29,30はローディングレバー60.53
に押されながら案内溝17.18に沿って移動する。そ
して、遂にガイドローラ32幅規制ガイド1は夫々キャ
ッチャ23.25のV字状係合部に嵌まり込むが、ロー
ディングリング21はこれよりさらに上記のたとえば約
3mm程度移動して停止する。ガイドローラ3、幅規制
ガイド1が夫々キャッチャ23.25に当接すると、ロ
ーディングホルダ57は移動できないが、これよりさら
にローディングリング21が上記の距離だけ移動し、こ
のために、バネ62が伸長される。この伸長によるバネ
62の付勢力の増大により、ガイドローラ39幅規制ガ
イド1は夫々キャッチャ23.25に圧接され、姿勢が
固定される。
第10図は第1図における下流側ガイドベース31.3
2の駆動機構を示す平面図であって、65はローディン
グホルダ、66.67は支軸、68はローディングレバ
ー、69はピン、70はバネ、71.72はバネ掛けで
あり、第1図、第8図に対応する部分には同一符号をつ
けている。
第10図に示すように、下流側ガイドベース31゜32
の駆動機構も第9図に示した上流側ガイドベース29,
30の駆動機構と同様の構成をなしており、説明は省略
する。
なお、第9図、第10図において、ローディングホルダ
57.65が、ローディングリング21゜22に対し、
バネ62.70を介して移動可能となっていることは、
幅規制ガイド1,2やガイドローラ3,4のキャッチャ
への圧着時のストローク差をも吸収していることになる
第11図(a)は第1図におけるピンチローラ12の駆
動機構を示す平面図、同図(b)は側面図であって、7
3はプレート、74は軸、75はウオーム、76は軸受
、77は駆動レバー、78はギヤ列であり、第1図に対
応する部分には同一符号をつけている。
同図において、プレート73に軸74が直立され、これ
に軸受76を介してウオームホイール36が取りつけら
れている。したがって、ウオームホイール36は軸74
を中心に回転可能である。軸受76の頂部にはピン35
が設けられ、これにピンチローラアーム34が取りつけ
られている。また、ウオームホイール36には駆動レバ
ー77が植設され、その先端がピンチローラアーム34
に結合している。これにより、ピンチローラアーム34
はウオームホイール36と一体に回動する。
ピンチローラアーム34の先端には、ネオプレンゴムな
どからなるピンチローラ12が回転可能に軸受されてお
り、この軸受は中央を1つの玉軸受で支持する自動調芯
構造がとられている。ウオームホイール36はギヤ列7
8.ウオーム75を介してピンチローラ駆動モータ37
と連結されている。
いま、アンローディング状態でピンチローラアーム34
が破線で示す状態にあるとすると、ローディング動作の
開始によってピンチローラ駆動モータ37が起動し、ピ
ンチローラアーム34はピン35を中心に時計方向に回
動する。そして、ローディング状態では、ウオーム75
とウオームホイール36とのセルフロック機能により、
ピンチローラ駆動モータ37への通電を切っても、ピン
チローラ12をキャプスタン13へ押しつける圧着力が
得られる。
かかるピンチローラ酩動機構によると、(i)ピンチロ
ーラ駆動モータへの駆動電圧を制御することにより、キ
ャプスタン13へのピンチローラ12の正確かつ適正な
圧着力を容易に得ることができる。
(n)ソレノイドを必要としないことから、省電力化が
実現できる。また、ピーク電流も少なく、このために、
電源が異常停止したときの処置が小容量のコンデンサの
チャージアップで可能となる。
(iti)ローディング系とは独立であるため、ローデ
ィングモータの負荷が軽減されるし、ローディング時間
の短縮がはかれる。
第12図(a)は第1図におけるテープテンション検出
機構を示す側面図、同図(b)は平面図であって、79
は軸、8oは軸受、81〜83はギヤ、84はピン、8
5は多極マグネットであり、第1図に対応する部分には
同一符号をつけている。
同図において、テンションプレート45に直立固定した
軸79には、多極マグネット85.ギヤ81が回転可能
に取りつけられ、さらに、この軸79の上部に軸受80
が取りつけられている。この軸受80の頂部に設けられ
たピン46にテンションアーム33が嵌め込まれており
、また、軸受80に植設されたピン84がテンションア
ーム33に設けられた穴に嵌入しており、これによって
軸受80とテンションアーム33とが一体化されている
。さらに、多極マグネット85は軸受80と結合され、
テンションビン33と一体に回転する。
ギヤ81はギヤ82.83を介してローディングリング
22に連結されている。ギヤ81とテンションレバー3
3とは結合されておらず、テンションレバー33と軸受
80とがバネによってギヤ81に付勢されている。
テープローディングの開始とともにローディングリング
22が回転すると、ギヤ83,82.81を介してテン
ションレバー33は、第12図(b)において、反時計
方向に図示しないバネの付勢力に抗して回動する。ロー
ディング動作が完了したときには、テンションレバー3
3の先端に設けられているテンションピン14が磁気テ
ープに当接しており、この磁気テープのテンションと上
記バネの付勢力とに応じた回動角で回動した状態にある
。したがって、テープテンションが変化すると。
との回動角も変化する。この回動角を検出することによ
り、テープテンションが検出される。
テンションプレート45上には、多極マグネット85に
対向して2相のMR素子からなるセンサが設けられてお
り、多極マグネット85とセンサとにより、テンション
レバー33の回動角が検出される。センサの出力はアッ
プ/ダウンカウンタで計数されて8ビツトのデータに変
換される。
第13図は第1図におけるリール台機構の構成を示す部
分断面図であって、巻取り側について示しているが、供
給側についても同様である。なお、同図において、86
はブレーキ板、87はブレーキシュー、88はバネ、8
9は回り止め、90はコイル、91は回転軸、92はリ
ールモータであり、第1図に対応する部分には同一符号
をつけている。
第13図において、このリール台機構では、リール台4
3をリールモータ92によってダイレクトで駆動し、メ
インブレーキ(保持ブレーキ)として、リール台43と
同志のブレーキ板86を用いるディスクブレーキ型を採
用し、素早いモード切換え、高信頼性に対応させている
すなわち、シャーシ44の下面に設けられたリールモー
タ92の回転軸91はシャーシ44の上方に突出し、そ
の先端部にリール台43が圧入されている。リール台4
3とシャーシ44との間には、リール台43の下面に対
向してディスク状のブレーキ板86が設けられ、この上
面に回転軸91を中心に環状にブレーキシュー87が固
着されている。このブレーキ板86は、回転軸91を中
心として設けられたバネ88により、リール台43の方
に付勢されており、さらに、回り止め89により、固定
部に対して、回転軸91の方向には変位できるが、回転
軸91を中心に回転できないようにする。さらにまた、
ブレーキ板86とシャーシ44との間には、回転軸91
を中心にコイル90が設けられている。
コイル90に通電していないときには、バネ88の付勢
力によってブレーキ板86が上昇し、ブレーキシュー8
7がリール台43の下面に圧着されてリール台43シこ
ブレーキがかけられる。コイル90に通電すると、電磁
力が生じてブレーキ板86はバネ88の付勢力に抗して
コイル90側に引きつけられ、リール台43はその下面
からブレーキシュー87がはずれてブレーキが解除され
る。
そこで、テープ走行時には、コイル90に通電してブレ
ーキを解除し、リールモータ92を駆動することによっ
てリール台43は回転する。磁気テープを停止させると
きには、リールモータ92の通電を停止するとともに、
コイル90への通電を停止する。これによって直ちにブ
レーキがかかる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、磁気テープの走
行路において、その走行方向が該磁気テープの幅方向に
急激に変換することを防止できるとともに、テープロー
ディング過程での磁気テープの姿勢を安定に保持するこ
とができ、磁気テープの損傷を防止できて安定したテー
プ走行を実現できる。
また、ピンチローラレバーをピンチローラ駆動モータで
独立に駆動するから、ローデイングモータの負荷を軽減
し、ローディング時間の短縮をはかれるとともに、ピン
チローラのキャプスタンへの圧着に電力を必要とせず、
省電力化をはかることができるなど優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるVTRのテープローディング機構
の一実施例を示す平面図、第2図は第1図におけるガイ
ド板およびこれに関連する部分を示す斜視図、第3図は
この実施、例のテープ走行路を示す平面図、第4図はこ
の実施例のテープローディング過程を示す図、第5図は
このテープローディング過程をCAD上で立体的に示し
た斜視図、第6図はこの実施例のテープローディング過
程でのテープ高さ偏移量をローディングシミュレータで
計算した結果を示す図、第7図は第1図におけるシリン
ダの上流側キャッチャ付近を拡大して示す図、第8図は
同じく下流側キャッチャ付近を拡大して示す図、第9図
は第1図における上流側ガイドベースの駆動機構を示す
平面図、第10図は同じく下流側ガイドベースの駆動機
構を示す平面図、第11図(a)は第1図におけるピン
チローラ駆動機構を示す平面図、第11図(b)はその
側面図、第12図(a)は第1図におけるテープテンシ
ョン検出機構を示す側面図、第12図(b)はその平面
図、第13図は第1図におけるリール台機構を示す部分
断面図である。 1.2・・・・・・幅規制ガイド、3,4・・・・・・
ガイドローラ、5・・・・・・シリンダ、6・・・・・
・磁気テープ、7゜8・・・・・・傾斜ガイド、9,1
0・・・・・・インピーダンスローラ、12・・・・・
・ピンチローラ、13・・・・・・キャプスタン、14
・・・・・・テンションピン、15.16・・・・・・
ガイド板、15a、16a・・・・・・傾斜部、17〜
20・・・・・・案内溝、21.22・・・・・・ロー
ディングリング、23〜26・・・・・・キャッチャ、
27・・・・・・ローディングモータ、28・・・・・
・キャプスタンモータ、29.30・・・・・・上流側
ガイドベース、31,32・・・・・・下流側ガイドベ
ース、33・・・・・・テンションアーム、34・・・
・・・ピンチローラアーム、36・・・・・・ウオーム
ホイール、37・・・・・・ピンチローラ駆動モータ、
38・・・・・・テープカセット、40・・・・・・供
給り−ル、41・・・・・・巻取リール、44・・・・
・・シャーシ、47・・・・・・テープリード部、75
・・・・・・ウオーム、78・・・・・・ギヤ列。 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 (aン (b) jI8図 (b) 薄9図 * to I!J 第1I図 (b) 第12図 (b) 第13図 I

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1、第2、第3、第4のガイドローラと、該第1
    、第2のガイドローラをテープカセットの部分から夫々
    シリンダの上流側、下流側の所定位置に案内するように
    伸延し少なくとも一部の伸延方向がシャーシ面に対して
    傾斜した第1、第2の案内路と、該第1、第2の案内路
    よりも該シリンダから離れて配置され、該第3、第4の
    ガイドローラを該テープカセットの部分から夫々該シリ
    ンダの上流側、下流側の所定位置に案内するように伸延
    した第3、第4の案内路を有し、該第1ないし該第4の
    ガイドローラの移動により、該テープカセットから磁気
    テープを引き出して該シリンダに所定の状態で巻きつけ
    ることができるように構成したことを特徴とするVTR
    のテープローディング機構。 2、請求項1において、前記第3、第4の案内路は、そ
    の一部の伸延方向が前記シャーシ面に対して傾斜してい
    ることを特徴とするVTRのテープローディング機構。 3、請求項2において、前記第3、第4の案内路の前記
    シャーシ面に対して傾斜した部分の傾斜は、前記第1、
    第2の案内路の前記シャーシ面に対して傾斜した部分の
    傾斜よりも緩やかであることを特徴とするVTRのテー
    プローディング機構。 4、請求項1、2または3において、前記所定位置に設
    定された前記第1、第3のガイドローラ間に第1の傾斜
    ガイドを、前記所定位置に設定された前記第2、第4の
    ガイドローラ間に第2の傾斜ガイドを夫々固定して設け
    たことを特徴とするVTRのテープローディング機構。 5、請求項4において、前記第1、第3の案内溝を有し
    かつ前記第1の傾斜ガイドとを搭載した第1のガイド板
    と、前記第2、第4の案内溝を有しかつ前記第2の傾斜
    ガイドとを搭載した第2のガイド板とを設けたことを特
    徴とするVTRのテープローディング機構。 6、請求項5において、前記第1のガイド板上前記第1
    の傾斜ガイドと前記所定の位置に位置決めされた前記第
    1のガイドローラとの間に第1のインピーダンスローラ
    を設け、かつ前記第2のガイド板上前記所定の位置に位
    置決めされた前記第2のガイドローラと前記第2の傾斜
    ガイドとの間に第2のインピーダンスローラおよび音声
    ・コントロールヘッドを設けたことを特徴とするVTR
    のテープローディング機構。 7、請求項5または6において、前記第1、第2のガイ
    ド板の下方に互いに逆方向に回転する2つのローディン
    グリングを設け、該ローディングリングの一方で前記第
    1、第3のガイドローラを移動させ、他方で前記第2、
    第4のガイドローラを移動させるように構成したことを
    特徴とするVTRのテープローディング機構。 8、請求項1、2、3、4、5、6または7において、
    前記第1、第2のガイドローラに対し、前記第3、第4
    のガイドローラが先行して移動することを特徴とするV
    TRのテープローディング機構。 9、請求項1において、ピンチローラ駆動モータと、該
    ピンチローラ駆動モータによつて回転するウォームと、
    該ウォームに噛合したウォームホィールとを設け、該ウ
    ォームホィールにピンチローラアームを一体に結合した
    ことを特徴とするVTRのテープローディング機構。
JP63279342A 1988-11-07 1988-11-07 Vtrのテープローデイング機構 Expired - Lifetime JP2584018B2 (ja)

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US07/794,026 US5144505A (en) 1988-11-07 1991-11-19 Mechanism for winding a tape from a tape cassette onto a rotatable cylinder of a VCR

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5717539A (en) * 1994-09-22 1998-02-10 Victor Company Of Japan, Ltd. Tape loading mechanism for magnetic recording and reproducing apparatus

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JP2584018B2 (ja) 1997-02-19

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