JPH02125847A - 低熱膨張合金 - Google Patents
低熱膨張合金Info
- Publication number
- JPH02125847A JPH02125847A JP27738788A JP27738788A JPH02125847A JP H02125847 A JPH02125847 A JP H02125847A JP 27738788 A JP27738788 A JP 27738788A JP 27738788 A JP27738788 A JP 27738788A JP H02125847 A JPH02125847 A JP H02125847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal expansion
- alloy
- coefficient
- less
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 title abstract description 16
- 239000000956 alloy Substances 0.000 title abstract description 16
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 claims abstract description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 13
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 abstract description 4
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 abstract 1
- 239000011572 manganese Substances 0.000 description 18
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 7
- 229910000617 Mangalloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- PWHULOQIROXLJO-UHFFFAOYSA-N Manganese Chemical compound [Mn] PWHULOQIROXLJO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005275 alloying Methods 0.000 description 1
- 229910000963 austenitic stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は熱膨張係数の低い合金であって、熱膨張係数が
フェライト系ステンレス!(0〜100℃の平均熱膨張
係数、9.5〜11.OX 10−’ / ’C)より
も低く、シかもNi、 Mo等の高価な合金元素を必要
としない安価な大量消費型の低熱膨張材料に関するもの
である。
フェライト系ステンレス!(0〜100℃の平均熱膨張
係数、9.5〜11.OX 10−’ / ’C)より
も低く、シかもNi、 Mo等の高価な合金元素を必要
としない安価な大量消費型の低熱膨張材料に関するもの
である。
0〜100℃における平均熱膨張係数が10.OX10
−’ / ℃以下の汎用合金として36〜42%Niと
FeおよびCrからなるアンバー型合金(3〜7XlO
−’/℃)が知られており、 リードフレーム材、ブラ
ウン管のシャドーマスク材や色ずれ防止用フレーム材、
さらにバイメタルの低膨張素材として広く用いられてい
る。しかしこのアンバー型合金は高価なNiを多量に要
するため価格が著しく高いという欠点がある。また比較
的安価なCrやMnを主成分としたフェライト系ステン
レス鋼や、高マンガン鋼があるが、これらの合金の熱膨
張係数は9.5〜11.5Xl0−G/”Cであり、炭
素鋼、軟鋼やオーステナイト系ステンレス鋼に比べると
小さいが、アンバー型合金の熱膨張係数に比べるとかな
り大きい。それゆえ従来より0〜100℃での平均熱膨
張係数が5.0〜9.OX 10−’ / ’Cとアン
バー型合金に近くかつ安価な低熱膨張材料が望まれてい
た。
−’ / ℃以下の汎用合金として36〜42%Niと
FeおよびCrからなるアンバー型合金(3〜7XlO
−’/℃)が知られており、 リードフレーム材、ブラ
ウン管のシャドーマスク材や色ずれ防止用フレーム材、
さらにバイメタルの低膨張素材として広く用いられてい
る。しかしこのアンバー型合金は高価なNiを多量に要
するため価格が著しく高いという欠点がある。また比較
的安価なCrやMnを主成分としたフェライト系ステン
レス鋼や、高マンガン鋼があるが、これらの合金の熱膨
張係数は9.5〜11.5Xl0−G/”Cであり、炭
素鋼、軟鋼やオーステナイト系ステンレス鋼に比べると
小さいが、アンバー型合金の熱膨張係数に比べるとかな
り大きい。それゆえ従来より0〜100℃での平均熱膨
張係数が5.0〜9.OX 10−’ / ’Cとアン
バー型合金に近くかつ安価な低熱膨張材料が望まれてい
た。
本発明は、0〜100℃での平均熱膨張係数が9.5X
10−’ / ℃以下であって、安価な低熱膨張材料
を開発することを課題とし、課題解決に関し、C:0.
5%以下、Sl:1%以下、Mn : 32〜45%、
Cr:4〜12%、N : 0.08%以下を含有し、
残部がFeおよび不可避的不純物からなり、前記Mnと
Crとの間に3≦Mn(%) −3×Cr(%)≦24
なる関係を有する安価な合金が本課題を満足するという
知見を得た。
10−’ / ℃以下であって、安価な低熱膨張材料
を開発することを課題とし、課題解決に関し、C:0.
5%以下、Sl:1%以下、Mn : 32〜45%、
Cr:4〜12%、N : 0.08%以下を含有し、
残部がFeおよび不可避的不純物からなり、前記Mnと
Crとの間に3≦Mn(%) −3×Cr(%)≦24
なる関係を有する安価な合金が本課題を満足するという
知見を得た。
上記課題は、
C: 0.5%以下、Si:1%以下、Mn:32−4
5%、Cr:4−12%、N : 0.08%以下を含
有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、前記
肚とCrとの間に3≦Mn(%) −3×Cr(%)≦
24なる関係を満足し、0−100℃の平均熱膨張係数
が9.5X10−’/℃以下であることを特徴とする低
熱膨張合金によって達成される。
5%、Cr:4−12%、N : 0.08%以下を含
有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、前記
肚とCrとの間に3≦Mn(%) −3×Cr(%)≦
24なる関係を満足し、0−100℃の平均熱膨張係数
が9.5X10−’/℃以下であることを特徴とする低
熱膨張合金によって達成される。
次に本発明における組成限定の理由について説明する。
CTCはオーステナイトを安定化させるために有効な元
素であるが、多量に含有すると熱膨張係数が大きくなる
ばかりでなく、熱間加工性を阻害するため0.5%以下
に限定した。
素であるが、多量に含有すると熱膨張係数が大きくなる
ばかりでなく、熱間加工性を阻害するため0.5%以下
に限定した。
Si : Siは高マンガン鋼溶製時の脱酸元素として
有効であるほか、湯流れ性を高める作用もあるが、多量
に含有すると熱膨張係数が大きくなるために1.0%以
下に限定した。
有効であるほか、湯流れ性を高める作用もあるが、多量
に含有すると熱膨張係数が大きくなるために1.0%以
下に限定した。
Mn : Mnは安定なオーステナイト組織と低熱膨張
特性を得るために必須の元素である。このため少なくと
も32%以上含有する必要がある。しかし多量に含有す
ると価格が高くなるとともに熱膨張係数が大きくなるた
め上限を45%に限定した。
特性を得るために必須の元素である。このため少なくと
も32%以上含有する必要がある。しかし多量に含有す
ると価格が高くなるとともに熱膨張係数が大きくなるた
め上限を45%に限定した。
Cr : Crは高マンガン鋼の熱膨張係数を低下させ
るため、本発明成分組成のなかでも最重要元素の1つで
ある。しかしCrが4%未満ではその効果は小さく、1
2%より多量に含有すれば逆に熱膨張係数を大きくする
ため組成を4〜12%に限定した。
るため、本発明成分組成のなかでも最重要元素の1つで
ある。しかしCrが4%未満ではその効果は小さく、1
2%より多量に含有すれば逆に熱膨張係数を大きくする
ため組成を4〜12%に限定した。
さらに本発明の特徴であるMnとCrの比率は、0〜1
00℃の平均熱膨張係数が9,5 X 10−’ /
℃以下を得るためにはMn(%) −3×Cr(%)の
値が3〜24の範囲を満足することが必要であることが
、後の実施例に示す第1表、第2表及び第2図において
3≦Mn(%)−3×Cr(%)≦24であって、成分
組成が限定内にあるものが、平均熱膨張係数9.5 X
10−6/℃以下を満足することにより立証される。
00℃の平均熱膨張係数が9,5 X 10−’ /
℃以下を得るためにはMn(%) −3×Cr(%)の
値が3〜24の範囲を満足することが必要であることが
、後の実施例に示す第1表、第2表及び第2図において
3≦Mn(%)−3×Cr(%)≦24であって、成分
組成が限定内にあるものが、平均熱膨張係数9.5 X
10−6/℃以下を満足することにより立証される。
N:NはCと同様にオーステナイト安定化元素であると
同時に強力な強化元素であるが、多量に含有すると熱膨
張係数を大きくするため0.08%以下に限定した。
同時に強力な強化元素であるが、多量に含有すると熱膨
張係数を大きくするため0.08%以下に限定した。
本発明の実施例について説明する。
第1表、第2表に示す組成の30kg合金塊を真空溶解
により溶製し、通常の鍛造、熱間圧延を施してそれぞれ
4mm厚さの板とした。こうして得られた各試料の0〜
100℃の平均熱膨張係数を測定した結果を第1表、第
2表に示す。
により溶製し、通常の鍛造、熱間圧延を施してそれぞれ
4mm厚さの板とした。こうして得られた各試料の0〜
100℃の平均熱膨張係数を測定した結果を第1表、第
2表に示す。
第1図は第1表、第2表の結果よりCr量と0〜100
°Cの平均熱膨張係数の関係を示したものであるが、3
3〜42%のMn量においてはCr量の増大と共に平均
熱膨張係数が低下することが認められる5また第2図は
第1表、第2表の結果より全試料のうち0〜100°C
の平均熱膨張係数が9.5 X 10−’ /℃以下を
満足するMnとCrの組成と満足しない組成とをプロッ
トしたものである。
°Cの平均熱膨張係数の関係を示したものであるが、3
3〜42%のMn量においてはCr量の増大と共に平均
熱膨張係数が低下することが認められる5また第2図は
第1表、第2表の結果より全試料のうち0〜100°C
の平均熱膨張係数が9.5 X 10−’ /℃以下を
満足するMnとCrの組成と満足しない組成とをプロッ
トしたものである。
第2図から明らかなように図中の実線内の領域、即ち3
≦Mn(%) −3×Cr(%)≦24では平均熱膨張
係数が9.5 X 10−’ / ℃以下を満足するこ
とが認められる。なお、3≦Mn(%) −3×Cr(
%)≦24を満足しても、本発明成分組成限定外のもの
は平均熱膨張係数9,5 X 10−’/℃を満足しな
い。
≦Mn(%) −3×Cr(%)≦24では平均熱膨張
係数が9.5 X 10−’ / ℃以下を満足するこ
とが認められる。なお、3≦Mn(%) −3×Cr(
%)≦24を満足しても、本発明成分組成限定外のもの
は平均熱膨張係数9,5 X 10−’/℃を満足しな
い。
本発明の請求範囲の組成を選ぶことにより、フェライト
系ステンレス鋼や一般の高マンガン鋼の熱膨張係数より
低く、 0〜100℃の平均熱膨張係数が9.5 X
10−’ / ℃以下の優れた低熱膨張合金を得ること
ができる。さらに高価な原料を多く含有していないので
安価であり、ブラウン管内のフレーム材や、バイメタル
の低膨張素材として好適である。
系ステンレス鋼や一般の高マンガン鋼の熱膨張係数より
低く、 0〜100℃の平均熱膨張係数が9.5 X
10−’ / ℃以下の優れた低熱膨張合金を得ること
ができる。さらに高価な原料を多く含有していないので
安価であり、ブラウン管内のフレーム材や、バイメタル
の低膨張素材として好適である。
第1図はMnを33%、38%および42%を含有する
合金のCr量と0〜100℃の平均熱膨張係数の関係を
示す図、第2図はMn量、Cr量と0〜100℃の平均
熱膨張係数を示す図である。
合金のCr量と0〜100℃の平均熱膨張係数の関係を
示す図、第2図はMn量、Cr量と0〜100℃の平均
熱膨張係数を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.5%以下、 Si:1%以下、 Mn:32〜45%、 Cr:4〜12%、 N:0.08%以下 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、 前記MnとCrとの間に 3≦Mn(%)−3×Cr(%)≦24 なる関係を満足し、 0〜100℃の平均熱膨張係数が9.5×10^−^6
/℃以下であることを特徴とする低熱膨張材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27738788A JPH02125847A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 低熱膨張合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27738788A JPH02125847A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 低熱膨張合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02125847A true JPH02125847A (ja) | 1990-05-14 |
Family
ID=17582821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27738788A Pending JPH02125847A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 低熱膨張合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02125847A (ja) |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP27738788A patent/JPH02125847A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4295769A (en) | Copper and nitrogen containing austenitic stainless steel and fastener | |
US4561888A (en) | Welding wire for use in submerged arc welding of Cr-Mo steels | |
JP2002206148A (ja) | 加工割れ感受性が低いオーステナイト系ステンレス鋼板およびその製造方法 | |
JPH08209306A (ja) | 熱膨張係数の小さい鉄−ニッケル合金 | |
KR960705070A (ko) | 용접 변형이 적고 선상(線狀)가열에 의한 구부림 가공성이 좋은 강판 및 그 제조방법과 용접재료 및 그 용접방법(steel plate having low welding strain and good bending workability by linear heating and method for producing the same, and welding material and method for producing the same) | |
US3266876A (en) | Ferrous weld deposit and structure | |
JPH0364589B2 (ja) | ||
JPH02125847A (ja) | 低熱膨張合金 | |
JPS61177352A (ja) | 石油化学工業反応管用耐熱鋳鋼 | |
JP2948231B2 (ja) | 建築構造物用耐火鋼材 | |
KR880001356B1 (ko) | 콜롬비움 혹은 티타니움을 함유하여 용접 가능한 낮은 침입형의 29% 크롬-4% 몰리브덴 페라이트 스텐레스 강 | |
JPH01180945A (ja) | 冷間鍛造用ステンレス鋼 | |
JPH06145906A (ja) | 耐凝縮水腐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼 | |
JPH06322486A (ja) | シャドウマスク支持部材およびその製造方法 | |
JPS60155649A (ja) | 高温強度の優れたフエライト鋼 | |
JPH0762483A (ja) | 軟磁性合金の溶製方法 | |
JPS61174350A (ja) | 高クロム耐熱合金 | |
JPH02104638A (ja) | 低膨張非磁性合金および電子管の管内部品 | |
JPS63235450A (ja) | 低温靭性にすぐれたフエライトステンレス鋼 | |
KR0129826B1 (ko) | 샤도우 마스크 지지체 부재 및 이의 제조방법 | |
JPH0649600A (ja) | 耐酸腐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 | |
JP3030065B2 (ja) | 高膨張合金 | |
JPS6270553A (ja) | 高温強度の優れるオ−ステナイト鋼 | |
JPS6357744A (ja) | 高強度、高靭性オ−ステナイト系ステンレス鋼線材 | |
JPS61147837A (ja) | 高温強度の良好な高耐食オ−ステナイト鋼 |