JPH02125794A - 情報記録用カード - Google Patents

情報記録用カード

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JPH02125794A
JPH02125794A JP63277458A JP27745888A JPH02125794A JP H02125794 A JPH02125794 A JP H02125794A JP 63277458 A JP63277458 A JP 63277458A JP 27745888 A JP27745888 A JP 27745888A JP H02125794 A JPH02125794 A JP H02125794A
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JP
Japan
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ink layer
ink
magnetic
polyester
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JP63277458A
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Inventor
Teruo Matsunaga
松永 輝雄
Sadami Miura
三浦 定美
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は情報記録用カードに関し、更に詳しくは感熱イ
ンク層と磁性層及び/または紫外線硬化型インク(UV
インク)層とをポリエステルベースフィルムの一つの面
上に有し、かつこれら層とベースフィルムとの密着性に
優れた情報記録用カードに関する。
〈従来技術〉 近年、カード類の伸びはめざましいものがあり、その中
でもテレホンカードで代表されるプリペイドカードが広
く使用されるようになってきている。
これらのカード類は、一般に、少なくとも片面に全面も
しくはストライプ状に磁性層を形成して各種情報を記録
・処理するとともに、カードに穴をあけることにより使
用回数を表示したり、あるいは加熱により発色する感熱
インクをカードの少なくとも一つの面に塗布し、これを
サーマルヘッドで加熱することにより、使用回数や使用
日時等の各種情報を表示することが行なわれている。と
りわけ、感熱インクによる情報の表示は、カードへの情
報の書込みのためのハードのコストが安くなること、ト
ラブルが少なくメンテナンスが楽であること、書き込め
る情報示が多いことなどから広く使用されるようになっ
てきている。
他方、カード類の基材としては主として紙が用いられて
いたが、近年耐久性にすぐれ、腰が強く使い易い等の利
点からポリエステルフィルムまたはこれと紙を貼り合せ
たものが用いられるようになってきている。しかし、ポ
リエステルフィルムと感熱インクとの密着性が悪く、こ
の為各種下塗り剤が検討され、その一部は実用に供され
ているが、未だ十分満足できるものはなく、使用時に感
熱インク層が剥離したり、表示された文字・情報が欠落
する等のトラブルが生じ易い。
また、磁性層は、バインダーとしてポリウレタン、共重
合ポリエステル等が使用されていることから、ポリエス
テルベースフィルムとの密着性が比較的良好である。し
かし、磁性層は感熱インクの下塗り層とは密着性が悪い
という問題がある。
さらにまた、情報記録用カードは、通常、種々の印刷が
施されるが、多くの場合この印刷に紫外線硬化型インク
(UVインク)が用いられる。このUVインクの接着性
(密着性)が悪いと印刷された情報が欠落したり、外観
的にも悪くなるため、一般に、ポリエステルベースフィ
ルムに下塗り層を設けた後、UVインクで印刷を行って
いるが、該下塗り層と感熱インクとの接着性は十分とは
言えない。
このように、感熱インク層と磁性層および/またはUV
インク層とポリエステル基材との密着性を同時に十分満
足させることは従来困難であるとされていた。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、感熱インク層と磁性層及び/またはU
Vインク層とをポリエステルフィルムの一つの面上に有
し、かつこれら層とベースフィルムとの密着性に優れた
情報記録用カードを提供することにある。
〈発明の構成・効果〉 本発明のかかる目的は、本発明によれば、ポリエステル
フィルム上に下塗り層を設け、更に該下塗り層の面上に
感熱インク層と磁性層及び/または紫外線硬化型インク
層とを設けた構成を有する情報記録用カードであって、
該下塗り層がガラス転移点(Tg>が−40℃〜+20
℃の範囲にあるカルボキシ変性スチレン・ブダジエン共
重合体とスルホン酸塩基を有する水性ポリエステル樹脂
とを含む樹脂からなることを特徴とする情報記録用カー
ド によって達成される。
本発明において基材フィルムを構成するポリエステルと
は、芳香族二塩基酸又はそのエステル形成性誘導体とジ
オール又はそのエステル形成性誘導体とから合成される
線状飽和ポリエステルである。かかるポリエステルの具
体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リ(1,4−シフ0ヘキシレンジメチルテレフタレート
)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート等を挙げることができる。更にポリエステルにはこ
れらの共重合体又はこれらと小割合の伯樹脂とのブレン
ド物等も含まれる。これらの中でポリエチレンテレフタ
レートが最も好ましい。
上記ポリエステルには、通常、フィルムの滑り性を改良
したり、不透明な白色のフィルムとするために微粒子が
添加される。かかる微粒子としては酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、シリカ、硫酸バリウム、シリコーン等の如き
無機フィラー、ベンゾグアナミン、テフロン等の如き有
線フィラーなどがあげられる。特に白色フィルムの場合
、酸化チタンとシリカの組合せが好ましく使用される。
かかるポリエステルを熔融押出してフィルム状にし、次
いで縦及び横方向に二輪延伸することによる配向結晶化
、及び熱処理により結晶化することによりポリエステル
フィルムとすることができる。
本発明において下塗り層形成成分として用いるポリマー
は、ガラス転移点(To )が−40℃〜+20℃の範
囲にあるカルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体
とスルホン酸塩基を有する水性ポリエステル樹脂である
。ここで、水性とは、水溶性、水分散性の両特性を含む
カルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体はスチレ
ンとブタジェンの重合に際し、例えばアクリル酸、メタ
クリル酸等の如き不飽和カルボン酸を第三成分として共
重合することによって、或は該不飽和カルボン酸を共重
合したものを更にアJレカリ処理することで得ることが
できる。カルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体
中のカルボキシル成分(不飽和カルボン酸成分)の割合
は0.5〜20モル%、更には1〜15モル%であるこ
とが好ましい。なお、カルボキシ変性スレチン・ブタジ
ェン共重合体は、さらに共重合成分(第四成分)として
アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、アクリ
0ニトリル等を含んでもかまわないが、この場合これら
の共重合割合は30モル%以下であることが好ましい。
カルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体はガラス
転移点(TO)が−40℃〜+20℃である必要がある
が、このガラス転移点が一40℃よりも低くても、また
+20℃より高くしてもいずれも感熱インクの接着性は
発現せず、さらに540℃未満の場合はフィルム同士の
ブロッキングが起り易くなるので、好ましくない。
かかるカルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体は
、具体的にはカルボキシ変性SBRラテックスとして日
本ゼオン■から二ボール(商品名)9日本合成ゴム−か
らJSR(商品名)、旭化成■から旭化成SBラテック
スとして市販され、その他住友ノーガタック■、武田薬
品工業■、大日本インキ化学工業■ヤ海外メーカーから
も販売されているが、これら市販品を用いることができ
る。
また、スルホン酸塩基を有する水性ポリエステル樹脂は
水溶性ポリエステル樹脂であっても水分散性ポリエステ
ル樹脂であっても良いが、これらは例えばポリエステル
形成成分と共にスルホン酸塩基を有する化合物を用い、
重縮合させることによって製造することができる。この
スルホン酸塩基を有する化合物としては、例えばスルホ
イソフタル酸、スルホテレフタル酸、4−スルホナフタ
レン−2,7ジカルボン酸、及びそのエステル形成性誘
導体などの金属塩が挙げられる。この金属塩の金属とし
ては、例えばリチウム、ナトリウム。
カリウム、マグネシウムなどが好ましく挙げられる。こ
れらの中で非常に好適な化合物は5−ソジオスルホイソ
フタル酸、ソジオスルホジメチルイソフタレートである
ポリエステル樹脂にスルホン酸塩基を導入する別法とし
ては、エステル形成性脂肪族不飽和化合物を共重合成分
としたポリエステルの不飽和基を亜硫酸水素ナトリウム
あるいはメタ亜硫酸ナトリウムなどのスルホン化剤でス
ルホン化する方法も例示することが′できる。ポリエス
テル樹脂中のスルホン酸塩基は樹脂を水溶性あるいは水
分散性とするに必要な量存在させるが、通常スルホン酸
塩基を有するジカルボン酸成分を全ジカルボン酸成分に
対し0.3〜30モル%の範囲で用いる。この量が0.
3モル%より少なくなると、ポリエステル樹脂の水溶性
あるいは水分散性が不十分となり、方30モル%より多
くなると、塗布後の下塗り層の耐水性が劣ったり、吸湿
してフィルムが相互にブロッキング(固着)シやすくな
るので、好ましくない。
スルホン酸塩基を有する化合物以外のポリエステル形成
成分はジカルボン酸成分とジオール成分からなるが、こ
れら成分としてはベースフィルムを形成するポリエステ
ルを構成する成分として挙げたものが好ましく挙げられ
る。また、フタル酸。
無水フタルill、  1.4−シフ0ヘキサンジカル
ボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸。
ピロメリット酸、ダイマー酸、ネオペンチルグリコール
、ジエチレングリコール、ジブ0ピレングリコール、1
,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメ
タツール、キシリレングリコール。
ジメチロールプロピオン酸、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポ
リ(テトラメチレンオキシド)グリコール等を例示する
ことができる。これらは二種以上を用いることができる
カルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体と水性ポ
リエステル樹脂との重量比は10:90〜90:10、
更には10:90〜70:30であることが好ましい。
カルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体の割合が
少ない場合は、感熱インク層の基材への密着性が低下す
るとともに水性ポリエステル樹脂が多いため吸湿による
ブロッキングが起きやすくなるので、好ましくない。一
方、水性ポリエステル樹脂の割合が少ない場合は、磁性
層(磁気記録層)の基材への密着性が低下するとともに
基材への塗工性が低下するので、好ましくない。
下塗り層の厚みは0.003〜0.4μであることが好
ましい。この厚みが0.003μ未満の場合感熱インク
への接着性が発現せず、一方0.4μを超える場合フィ
ルム同士のブロッキングが生じるので、好ましくない。
ポリエステルフィルムに下塗り層を塗布する方法として
は、リバースコーター、グラビアコータ、ロッドコータ
ー、エアドクターコーター等の任意の方法を用いること
ができる。また、ポリエステルフィルムに下塗り層を塗
布する時期は二軸延伸前から二軸延伸後の任意の時期を
選ぶことが出来るが、二軸延伸前が好ましい。特に好ま
しくは、ポリエステルを溶融押出した後、O−ル延伸に
より一軸延伸したフィルムに塗布する方法である。この
方法によると、延伸と同時に塗液の乾燥が可能であり、
また二輪延伸後では困難であった広巾での均一塗布が可
能であることなど経済性の点から有利であり、更にクリ
ーン性の点からも好ましい。即ちポリエステル製膜工程
内で下塗り層を塗工するため、品質、コストの点で有利
となる。
本発明においてはかかる下塗り層の上に感熱インク層と
磁性層および/もしくはUVインク層とを設ける。これ
には、(I)感熱インク層と磁性層を同じ下塗り層上に
設ける場合、([)感熱インク層とUVインク層を同じ
下塗り層上に設ける場合、(III)感熱インク層と磁
性層とUVインク層とを同じ下塗り層上に設ける場合、
NV)感熱インク層と磁性層を同じ下塗り層上に設けか
つ基材の反対面にUVインク層を設ける場合、<V>感
熱インク層とUVインク層を同じ下塗り層上に設けかつ
基板の反対面に磁性層を設ける場合等が含まれていると
理解すべきである。これらの場合、感熱インク層は下塗
り層上の一部にしか設けず、かつ磁性層及び/またはU
Vインク層は該下塗り層上の残りの部分の一部又は全部
に設けることになる。
感熱インク層は無色ないし淡色のロイコ染料と該ロイコ
染料を加熱により発色せしめる顕色剤及び結着剤を主成
分とする感熱発色層形成用の水溶液もしくは水性分散液
、または活性水素を含まない溶剤系の分散液を塗布・乾
燥して得られる。
結着剤としてはポリアクリルアミド、ポリアクリル酸塩
、ジイソブチレン/無水マレイン酸共重合物等の水溶性
高分子、またはこれと耐水化剤(ホルマリン、グリオキ
ザール、エポキシ樹脂。
メラミン/ホルマリン樹脂等)との組合せ、更にはスチ
レン/ブタジェン共重合物、ポリ酢酸ビニル、ポリアク
リル酸エステル等の高分子ラテックス、エマルジョン、
溶剤系分散液等が使用できる。
ロイコ染料としては通常、無色または梢々淡色を帯びた
クリスタルバイオレットラクトン、マフカイトグリーン
ラクトン、3.3−ビス(P−ジメチルフェニル)−6
−アミノフタリド、3.3−ビス(P−ジメチルアミノ
フェニル) −6−P−トルエンスルホンアミド、3−
ジメチルアミノ−6−メドキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジ
ブチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジメチメアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−ジブチルアミノ−7−オルソフルオロア
ニリノフルオラン、3−ジメチルアミン−7−(N−メ
チル−P−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−ペンジルアミノフルオラン、3−メシル−ジー
ρ−ナフトスビ0ビラン、ベンゾ−β−ナフトスピロピ
ランなどのラクトン、ラクタムまたはスビOビラン系染
料などが挙げられる。
また、顕色剤としては、常温以上で、好ましくは70℃
以上で液化または気化して発色性染料と反応し発色させ
るものであればよく、例えば4.4′イソプロピリデン
ジフエノール(ビスフェノールA>、  4.4’ −
イソプロピリデンビス(2−りOロフェノール)、4.
4’ −イソプロピリデンビス(2−メチルフェノール
)、4.4’ −イソプロピリデンビス(2−tert
−ブチルフェノール)。
ビス−(P−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス−(
2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ)スルホン、4−t
ert−ブチルフェノール、4−tert−オクチルフ
ェノール、4−フェニルフェノール(Pフェニルフェノ
ール)、4−ヒドロキシジフェノキシド、β−ナフトー
ル、メチル−4−ヒト0キシベンゾエート、ベンジル−
4−ヒト0キシベンゾエート、4−ヒトOキシアセトフ
ェノールなどの有i酸性物質、シリカ、ベントナイトな
どの無機酸性物質などが挙げられるが、Oイコ染料同様
、ここに例示したものに限定されるものではない。
更に本発明における感熱インク層には、上記Oイコ染料
、酸性物質、結着剤以外に必要に応じて以下の如き種々
物質を添加することが出来る。例えば筆記性、白色性、
スティッキングなどを更に改良するためのタルク、クレ
ー、シルカ、酸化チタンなどの白色顔料2発色性向上や
スティッキング、圧力発色防止のための各種ワックスや
高級脂肪酸金属塩、蟲級脂肪酸アミドなどの各種熱可融
性物質、更には分散性、塗工性などを改良するための分
散剤、湿潤剤、消泡剤などである。
本発明において感熱インク層は、その厚みが3〜20μ
、更には5〜15μであることが好ましい。
感熱インク層の塗布は、リバースロールコータ−ロッド
コーター、コンマコーター等の任意の方法で行うことが
できる。かかる感熱インク層は、通常感熱インク液を塗
布乾燥した後カレンダー処理がほどこされる。
本発明においては、必要であれば感熱インク層の保護の
ために感熱インク層の上に上塗り層を設けることができ
る。かかる上塗り層としては、紫外線硬化型樹脂からな
るものが好ましい。
本発明において磁性層は、例えば磁性粉と結着剤を主成
分とする磁性塗料を直接型・布し、乾燥することで形成
してもよく、別途製造した磁気ストライプを転写するこ
とで形成してもよい。磁性粉としては、例えば、γ−F
e 203 、 Go−dopedγ−FezO3,酸
化クロム、バリウムフェライト等が挙げられる。また結
着剤としては、ポリウレタン、酢酸ビニル−塩化ビニル
共重合体、ニトロセルロース、共重合ポリエステル等が
好ましく使用される。さらにかかる磁性層には、磁性剤
の分散性を向上させるための分散剤、磁性層の走行性・
滑り性を良くするための潤滑剤及び磁性層に導電性を付
与するためのカーボンブラック等の導電剤などを添加し
てもかまわない。
磁性層の厚みは、通常1〜20μ、好ましくは2〜15
μである。かかる磁性層はリバース0−ルコート、グラ
ビアコート、ロッドコート、コンマコート等の任意の塗
布方法で形成することができる。
さらに塗布乾燥後カレンダー処理を施すのが好ましい。
また、U■インク層はプレポリマーとモノマー及び重合
開始剤5着色顔料からなるUvインクをオフセット印刷
、スクリーン印刷等によって印刷後、紫外線(UV)を
照射することで形成できる。
このプレポリマーとしては、例えば、エポキシアクリレ
ート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレー
ト、ポリエーテルアクリレート。
不飽和ポリエステル、メラミンアクリレート等を挙げる
ことができる。また七ツマー成分としては、例えば2−
エチルへキシルアクレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、ジ
エチレングリコールジアクリレート5ジエチレングリコ
ールメタアクリレート、1.6−ヘキサンジオールアク
リレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポ
リエチレングリコール−200ジメタクリレート、ポリ
エチレングリコール−400ジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタアクリレート、トリメチロールエタントリ
メタクリレート、トリメチロールメタンテトラアクリレ
ート等が挙げられる。さらに、重合開始剤としては、ベ
ンゾイソエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエー
テル、トリクロロアセトフェノン、ベンゾフェノン及び
その誘導体とアリルアミノケトンの組合せ等が好ましく
用いられる。また、着色顔料としては、カーボンブラッ
ク、チタン白、ベンガラ、ベンジンエローレーキレッド
、シアニンブルー、シアニングリーン等の如き各種着色
用顔料が使用される。
UVインク層の厚みは、通常0.5〜20μ、好ましく
は1〜10μである。
本発明の情報記録用カードは感熱インク層と磁性層及び
/又はUVインク層の両層の密着性にすぐれ、長期間の
使用でも外観が悪くなることもなく、情報の記録表示の
欠落もなく、非常に信頼性の^いカードである。そして
、感熱インク層の発色により簡便に各種情報を表示する
ことができ、磁性層の磁気記録によって各種情報を記録
再生することができる。
〈実施例〉 以下、実施例をあげて本発明を更に説明する。
なお、例中の各物性は、次の方法で測定したものである
(1)  ブロッキング性: 下塗り層被覆ポリエステルフィルムを151×101に
切取り、この下塗り層面と非被覆面を重ねあわせて50
8y/aiの荷重をかけて50℃×16時間保持した後
、10cmの巾の方向で剥離しその強度を測定した。
剥離強度が109未満のもの二〇 剥離強度が10〜20gのもの:Δ 剥離強度が20gを越えるもの:× (2)密着性: ■ 感熱インク 下塗り層塗布ポリエステルフィルムの上に感熱インク層
及び上塗り層を塗布した後、上塗り層の上にセロテープ
をローラーで圧着してから強剥離し、感熱インク層がポ
リエステルフィルム側に 全部残ったもの:O 半分はがれたもの:Δ 全部はがれたもの:× で判定した。
■ 磁気塗料 下塗り層塗布ポリエステルフィルムの上に磁気塗料を塗
布後、磁気記録層の上にセロテープをローラー上で圧着
してから強剥離を行ない、感熱インクと同様の方法で評
価した。
■ UVインク 下塗り層塗布ポリエステルフィルムの上にUVインクを
塗布後、紫外線照射を行ない、インクを硬化させた。こ
のUVインク層の上にセロテープを0−ラーで圧着して
から強剥離を行ない、感熱インクと同様の方法で評価し
た。
実施例1 粒径0.3μのアナターゼ型酸化チタン10重量%及び
粒径3μのシリカ1重量%を含有し、35℃。
オルソクロロフェノール中で測定した固有粘度が0.6
3のポリエチレンテレフタレートを■ダイがら溶融・押
出し、これを40℃に冷却したドラム上で静電印加しつ
つ冷却して厚み2.5Mの未延伸フィルムとし、続いて
93℃に加熱して縦方向に3.3倍に延伸した。この−
軸延伸フィルムにガラス転移点(To )が+2℃のカ
ルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体(商品名 
二ボールLX430:日本ゼオンIJ)30重量%及び
テレフタル酸。
イソフタル酸、5−Naスルホイソフタル酸。
1.4−ブタンジオール、エチレングリコール及びネオ
ペンチルグリコールから合成されたポリエステル共重合
体(ジカルボン酸中の一8O3Na基含有最は5モル%
)60重量%とノニオン界面活性剤(商品名 ノニオン
NS 20B、5:日本油脂製)10重量%とを含む下
塗り用水性塗液をキスコート法で乾燥後の塗布厚みが0
.08μになるように両面に塗布した。その後、102
℃で3倍に横延伸し、続いて230℃で熱処理し、厚さ
250μ、中心線平均粗さ(Ra )が0.3μの二輪
延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの耐ブ
ロッキング性を調べた結果を表1に示す。
この二輪延伸ポリエステルフィルムの片面に共重合ポリ
エステル及びγ−FezO3からなる磁性塗料を乾燥後
の厚さが10μになるように塗布し、次いでカレンダー
処理を行い磁性層面を平滑化した。次に、磁気塗料塗布
面の反対面に、発色剤としてクリスタルバイオレットラ
クトン、顕色剤としてビスフェノールA、バインダーと
してイソブチレン、スチレン、アクリル酸メチル及び無
水マレイン酸の共重合体からなる感熱インクを乾燥後の
厚みが10μになるように巾20mのストライブ状に塗
布し、次いでカレンダー処理を行ない感熱インク層を平
滑化した。さらに感熱インク層の上にUv硬化型りIJ
ヤ−61111(東華色素Tel  0PUv)を0.
6μ塗布し、紫外線照射を行ない塗膜を硬化させた。次
いで感熱インク層と同一面側の下塗り層上にU■■イン
ク東華色素 STP  UV)を使用し、オフセット印
刷を行なった。
次いで感熱インク層、磁気記録層、U■インク印印面面
セロテープを圧着し強剥離を行ない各々の密着性を評価
した。この結果を表1に示す。
実施例2 実施例1のカルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合
体の代りにガラス転移点(To )が−25℃の共重合
体(商品名 二ボール2570X 5 :日本ゼオン製
)を用いた以外は実施例1と全く同様の方法で磁気カー
ドを得た。このフィルム及びカードの性能を第1表に示
す。
比較例1,2 実施例1のカルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合
体の代りにガラス転移点(TIJ )が+25℃の共重
合体(商品名 二ポールLX415A:日本ゼオン製)
(比較例1)、またはTgが一56℃の共重合体く商品
名 二ボールLX432A:日本ゼオン製)(比較例2
)を用いた以外は実施例1と全く同様の方法で磁気カー
ドを得た。これらのフィルム及びカードの性能を第1表
に示す。
実施例3 下塗り層の塗布厚みを0.25μと変更する以外は実施
例1と全く同様な方法で磁気カードを得た。
このフィルム及びカードの性能を第1表に示す。
実施例4 実施例1において下塗り層の塗布時期を一軸延伸フイル
ムから二輪延伸後のフィルムに変更する以外は、実施例
1と全く同様の方法で磁気カードを得た。このフィルム
及びカードの性能を第1表に示す。
実施例5 磁気記録層を感熱インク層と同一面に巾201mのスト
ライプで塗布し、磁気記録層及び感熱インク層のストラ
イプ部以外の部分及び反対面にU■■インク印刷をほど
こす以外は、実施例1と全く同様の方法で磁気カードを
得た。このポリエステルフィルム及びカードの性能を表
1に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエステルフィルム上に下塗り層を設け、更に該
    下塗り層の面上に感熱インク層と磁性層及び/または紫
    外線硬化型インク層とを設けた構成を有する情報記録用
    カードであって、該下塗り層がガラス転移点(Tg)が
    −40℃〜+20℃の範囲にあるカルボキシ変性スチレ
    ン・ブタジエン共重合体とスルホン酸塩基を有する水性
    ポリエステル樹脂とを含む樹脂からなることを特徴とす
    る情報記録用カード。 2、下塗り層の厚みが0.003〜0.4μである請求
    項1記載の情報記録用カード。 3、カルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重合体と水
    性ポリエステル樹脂の重量比が10:90〜90:10
    である請求項1記載の情報記録用カード。
JP63277458A 1988-11-04 1988-11-04 情報記録用カード Pending JPH02125794A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63277458A JPH02125794A (ja) 1988-11-04 1988-11-04 情報記録用カード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05104891A (ja) * 1991-10-21 1993-04-27 Teijin Ltd 磁気カード

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JPH05104891A (ja) * 1991-10-21 1993-04-27 Teijin Ltd 磁気カード

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