JPH02124872A - 4−アルキルチオピリジン−n−オキシド誘導体の製造法 - Google Patents

4−アルキルチオピリジン−n−オキシド誘導体の製造法

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JPH02124872A
JPH02124872A JP27610588A JP27610588A JPH02124872A JP H02124872 A JPH02124872 A JP H02124872A JP 27610588 A JP27610588 A JP 27610588A JP 27610588 A JP27610588 A JP 27610588A JP H02124872 A JPH02124872 A JP H02124872A
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sodium
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JP27610588A
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Hisafumi Kobayashi
久文 小林
Setsuo Shishido
宍戸 節雄
Sadahiko Noda
野田 定彦
Tetsuya Totani
哲也 戸谷
Shoichi Kato
彰一 加藤
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は4−アミノピリジンを原料とし、4クロルピリ
ジン、そのN−オキサイドを経て4−アルキルチオピリ
ジン−N−オキシド誘導体を製造する方法に関する。本
方法の生成物は特開昭62−265264で述べられて
いる殺虫活性を有する化合物の製造に際し極めて重要な
中間生成物である。
〔従来の技術〕
4−クロルピリジンの製造法としては、(N−4−ピリ
ジル)ピリジニウムクロリドから得るドイツ特許596
729(1934)の方法が知られている。この方法に
よればN−(4−ピリジル)ピリジニウムクロリドを少
量のピリジンと共に約150°Cで溶融下に塩化水素を
導入すると発熱して220°C〜250°Cになって反
応するので反応生成物を水に熔解してアルカリ性にし石
油エーテルで抽出したものに塩化水素を通して4−クロ
ルピリジン塩酸塩を得ている。然しなからこの方法にお
いては、反応が高温になるまで危険性が大でありまた溶
融した反応生成物は約100°C以下で固化するために
取り出しが困難であり、更に固化した反応生成物をアル
カリ水溶液に溶解させ処理するために生成物の加水分解
がおこりやすい等の欠点があり、収率も約60%と低い
。また置換アミノピリジン類のアミノ基をサンドマイヤ
ー法即ち塩酸水と亜硝酸ナトリウムとを反応させること
で置換クロルピリジン類を得る方法も知られている。(
Rec、 Traν。
chim  72 285 (1953)、Rocz、
 chew  42 1861(1968)参照)この
方法の欠点は大量の塩酸水を使用するので工業的取扱い
が容易でなくその上収率も約22%〜56%と低い。さ
らにこれらの文献には4−′7ミオピリジンから4−ク
ロルピリジンを製造する方法自体についての記載がない
4−アミノピリジンの塩基性は2−アミノピリジンや3
−アミノピリジンに比べ、極めて塩基性が強いことが知
られている。(松本澄:有機化学講座(3)有機反応■
ヘテロ環化合物9頁、丸善(1983)従って4−アミ
ノピリジンの4位のアミノ基は環内窒素原子の電子吸引
効果により電子密度が低下し亜硝酸ナトリウムによるジ
アゾ化の速度が小さい、そのため生成したジアゾニウム
塩は溶媒として用いる水求核攻撃を受け、すみやかにヒ
ドロキシ体に変換してしまい4−クロルピリジンが収率
よく得にくいものである。
次に、塩素置換ピリジン類の酸化方法としては、過酸化
水素等による方法が公知である。(3−クロルピリジン
−N−オキシド(収率35%):J、O。
C231016(1958)参照)この反応の欠点は収
率が低く、不純物の副生も伴うために単離方法も複雑な
ことから工業的には有利でない。また過酸化水素とタン
グステン酸ナトリウムでメチルピコリン酸、ニコチン酸
イソニコチン酸等のピリジンモノカルボン酸を酸化する
方法も知られている(特開昭48−80570号参照)
然しなから4−クロルピリジンの酸化についてはなんら
記載がない。
4−クロルピリジンN−オキサイドから4−アルキルピ
リジン−N−オキシドを合成する方法については金属ナ
トリウムを使う方法が知られている(J、Pham、 
Soc、Japan 80 1145(1960)参照
)この方法は工業的に取扱いがむずかしく危険性のある
金属ナトリウムを使用しなければならない欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように、従来の製造方法は一般的に収率が低(そ
の上不純物が多量に副生し分離精製が困難である。また
苛酷な反応条件そして安全面等から必ずしも工業的に有
利でない。
本発明はこれらの欠点を持たない工業的に適した方法で
ある。即ち反応条件が穏やかで収率が高くかつ安全な製
造方法である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは4−アルキルチオピリジン−Nオキシド誘
導体の工業的に有利な製造方法を鋭意研究した結果、従
来法に比し収率が高く反応条件も穏やかでかつ簡単な製
造方法をここに見い出し工業的に有利な方法を提供する
ものである。
すなわち本発明は、 式 で示される化合物を飽和塩酸水の存在下で亜硝酸ナトリ
ウムと反応させ式 で示される化合物を合成し、次いで該化合物を過酸化水
素とタングステン酸ナトリウムの存在下酸化させて弐 で示される化合物を製造し、次いで該化合物を無機塩基
の存在下アルキルメルカプタンと反応させることを特徴
とする式 (式中RはC+〜C4のアルキル基を示す)で示される
化合物の製造法に関する。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明はます式(1)の化合物と好ましくは1〜1.2
倍モルの亜硝酸ナトリウムを飽和塩酸水の存在下に通常
−10°C〜50°C好ましくは0°C〜30°Cで反
応させ式(It)の化合物を得る。飽和塩酸水の使用量
は式(1)の化合物1モル当り通常は100cc〜 1
000ccであり好ましくは250〜500cc であ
る。反応時間は通例5〜15時間で終りとする。反応後
はアルカリで中和した後、例えばジクロルメタン、クロ
ロホルム等のハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン
等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭
化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル等の脂肪酸エステル系
などの溶媒で抽出する。次いで式CTC)の化合物1モ
ル当り1.5〜3.0倍モルの過酸化水素水及び1g〜
100g好ましくは10〜30gのタングステン酸ナト
リウム・2水和物を触媒としてO〜100 °C好まし
くは10°C〜30°Cで反応させると式(III)の
4−クロルピリジン−Nオキシドが好収率で製造できる
次いで式(III)の化合物に対して1〜1.2倍モル
の塩基そして溶媒の存在下1〜1.2倍モルのアルキル
メルカプタンを5°C〜100°C好ましくは10°C
〜50°Cで1時間から3時間反応させることにより定
量的に式(IV)の化合物が得られる。二の時の溶媒と
しては、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、
変性アルコール、プロピルアルコールの脂肪族アルコー
ル、アセトン、メチルエチルケトン等の脂肪族ケトンア
セトニトリル等の脂肪族ニトリル、またジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド
或いは1.3−ジメチル−2−イミダゾリジン等が挙げ
られ、その量は式(I[I)の化合物1モル当り好まし
くは100cc〜500ccである。尚塩基としては、
水酸化ナトリウム水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カルシウム等が好ましい。
〔発明の効果〕
本発明の方法により製造される化合物は殺虫活性を有す
る4−アルキルチオ・4−アルキルスルフィニルまたは
4−アルキルスルホニル−2−ピリジルメタンスルホネ
ート誘導体(特開昭62265264号)の中間体とし
て有用な物質であり、これらは穏やかな反応条件で高収
率かつ安全・安価で工業的に製造することができる。
(実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが本発明はこの
実施2例によって限定されるものではない。
実施例1.4−クロルピリジンの合成 4−アミノピリジン19g を35%塩酸水50ccに
溶解させる。ここに乾燥塩酸ガスを導入し飽和状態とす
る。そして温度を10°C〜20°Cにコントロールす
る。ここに亜硝酸ナトリウム17gを少量の水に溶かし
た溶液を滴下する。そして5時間反応させた後、35%
水酸化ナトリウム水で中和しクロロホルムで抽出する。
有m層は水洗後、減圧下で濃縮すると淡黄色の液体19
.5%(収率85.7%)が得られる。
’HNMRδ  1gl17a   ppIm実施例2
.4−クロルピリジン−N−オキシドの合成 4−クロルピリジン19.5gをクロロホルム50cc
に溶解する。ここにタングステン酸ナトリウム2水和物
2gを加える。続いて35%過酸化水素水33.2gを
25°C以下で滴下する。その後室温で11時間反応さ
せた後クロロホルムで抽出する。得られたクロロホルム
層を減圧下で濃縮すると淡黄白色結晶20.0g  (
収率90.3% +wp187〜189°C)が得られ
る。このものをIIPLcで定量分析した結果、純度9
6.3%であった。
’HNMRδ t’AC!”  ppm : 7−29
 (2)1 + d + J=7Hz) +8.17(
2H,d、J=7Hz ) 実施例3.4−イソブチルチオピリジン−N−オキシド
の合成 水酸化ナトリウム7.4gをメチルアルコール35cc
に溶解させる。20°C以下でイソブチルメルカプタン
16.3gを加え、室温で1時間攪拌する。そして温度
30°C以下で4−クロルピリジン−N−オキシド20
g(純度96.3%)を少量づつ添加し同温度で1.5
時間反応させる。減圧下でメチルアルコールを留去した
のち残渣にクロロホルムを加え水洗する。クロロホルム
層を減圧下で濃縮すると淡黄白色結晶27.2g  (
収率99.8 %o+p64〜64,5°C)が得られる。
寞HNMRδ   fs’V”     ppm   
:   1.06(6H,d、J=6.6Hz)1.4
0(IH,m)2.85(2H,d、J=6.6Hz)
  7.10(21,d、J=7.5H2)8.07(
2H,d、J=7.5Hz)同様な方法によって得られ
た化合例を第1表に挙参考例4.4−イソブチルチオ−
2−ビリジノルの合成 4−イソブチルチオピリジン−N−オキシド83gを無
水酢酸430ccに溶解し2時間還流下で反応させる。
減圧上無水酢酸及び副生酢酸を留去する。
得られた残渣にメチルアルコール300ccを加え1時
間加熱還流させる。反応後溶媒を留去し得られた粗結晶
をエーテルで再結晶すると淡黄褐色の結晶63.9g 
(収率77.0%、mpH9〜120°C1吸湿性)を
得る。 HPLCで純度分析した結果、純度96.5%
であった。
参考例5.4−イソブチルチオ−2−ピリジルメタンス
ルホネートの合成 4−イソブチルチオ−2−ビリジノールLogを塩化メ
チレン20ccに溶解させる。ここにメタンスルホニル
クロライド6.9gを加えた後、反応温度5〜lO°C
下でトリエチルアミン6.1gを滴下する。その後室温
で3時間反応させ、水洗後、減圧下で溶媒を留去する。
得られた粗結晶をアセトンとn −ヘキサンの混合溶媒
で再結すると、淡黄白色結晶13.8g  (収率96
.8%ll1p34〜35°C)を得る。
参考例6.4−イソブチルスルホニル−2−ピリジルメ
タンスルホネートの合成 4−イソブチルチオ−2−ピリジルメスルホネート13
.8gを酢酸20ccに溶解させる。温度10°C〜2
0°Cにコントロール下35%過酸化水素水12.4g
を滴下する。室温で10時間反応させた後、さらに35
%過酸化水素水12.4gを20℃以下で滴下し10時
間反応させる0反応後氷水50ccを加え、析出結晶を
乾燥すると淡黄白色結晶13.2g  (収率85.2
%、+mp75〜75.5°C)を得る。
特許出願人  日本化薬株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 で示される化合物を飽和塩酸水の存在下で亜硝酸ナトリ
    ウムと反応させ式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で示される化合物を合成し、次いで該化合物を過酸化水
    素とタングステン酸ナトリウムの存在下酸化させて式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 で示される化合物を製造し、次いで該化合物を無機塩基
    の存在下アルキルメルカプタンと反応させることを特徴
    とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 (式中RはC_1〜C_6のアルキル基を示す)で示さ
    れる化合物の製造法。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 で示される化合物を飽和塩酸水の存在下で亜硝酸ナトリ
    ウムと反応させ式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で示される化合物の製造法。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で示される化合物を過酸化水素とタングステン酸ナトリ
    ウム存在下酸化させることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 で示される化合物の製造法。
  4. (4)式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 で示される化合物を無機塩基の存在下アルキルメルカプ
    タンと反応させることを特徴とする式▲数式、化学式、
    表等があります▼〔IV〕 (式中RはC_1〜C_6のアルキル基を示す)で示さ
    れる化合物の製造法。
JP27610588A 1988-11-02 1988-11-02 4−アルキルチオピリジン−n−オキシド誘導体の製造法 Pending JPH02124872A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119328A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Hoyu Co Ltd 二剤吐出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002119328A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Hoyu Co Ltd 二剤吐出装置

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