JPH021238B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH021238B2
JPH021238B2 JP59012055A JP1205584A JPH021238B2 JP H021238 B2 JPH021238 B2 JP H021238B2 JP 59012055 A JP59012055 A JP 59012055A JP 1205584 A JP1205584 A JP 1205584A JP H021238 B2 JPH021238 B2 JP H021238B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver
plating
plating solution
speed
cyanide
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59012055A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60159190A (ja
Inventor
Riichi Ookubo
Yasuo Mori
Shunichi Kasai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP1205584A priority Critical patent/JPS60159190A/ja
Publication of JPS60159190A publication Critical patent/JPS60159190A/ja
Publication of JPH021238B2 publication Critical patent/JPH021238B2/ja
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  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1,10フエナントロリン、2,2′―
ジピリジル、8―キノリノールあるいは2,4,
6―トリ―2―ピリジル―1,3,5―トリアジ
ンから選ばれる1種の添加剤およびシアン化銀ア
ルカリ、および浴の電気伝導性を向上し、PHを
7.5〜9.0の範囲内に緩衝する効果をもつ塩を含有
する高速銀めつき液に関する。
最近では、電子部品材料に銀めつきを施すと
き、経済的観点から高速めつきが広く採用されて
いる。この方法に用いるための銀めつき液は、銀
塩をシアン化銀アルカリの形で含有し、フリーの
シアン化物を添加されないため、実質的にフリー
のシアン化物を含まない銀めつき液であり、ま
た、浴の電気伝導性向上効果およびPH緩衝効果の
ある塩の添加によりPHが7.5〜9.0程度に維持され
ることが特徴となつている。ここでいうフリーの
シアン化物は、金属イオンと錯体を形成していな
いシアン化物を示す。
シアン化銀アルカリと、浴の電気伝導性向上効
果およびPH緩衝効果のある塩のみを成分とする高
速銀めつき液においては、めつき液に銀よりも卑
な金属例えば銅やその合金からなる基材を浸漬し
ただけで、銀の置換析出が生じる。この置換析出
した銀は、電解によつて析出する銀めつき皮膜の
基材への密着性を阻害し、また、部分めつきに適
用する場合には、銀がめつき不要部分にも置換析
出するため、高価な銀の損失となる。電子部品材
料に高速めつき法で銀を部分めつきする場合は、
これらの事実が特に問題となる。
このような銀の置換析出を防止するために、メ
ルカプタン化合物やチオカルバミン酸などを液中
に添加した銀めつき液が考案されている。しか
し、このような有機化合物は、高速銀めつき液の
使用される高温の条件下では、分解しやすく、置
換防止効果を消失しやすい。
本発明者らは、高速銀めつきにおいて当業者が
通常使用する温度においても十分な銀置換防止効
果を持続する高速銀めつき液を探究した結果、
1,10フエナントリン,2,2′―ジピリジル、8
―キノリノールあるいは2,4,6―トリ―2―
ピリジル―1,3,5―トリアジンから選ばれる
1種の添加剤を添加した高速銀めつき液を開発し
た。
すなわち、本発明は、銀置換防止剤として1,
10フエナントロリン、2,2′―ジピリジル、8―
キノリノールあるいは2,4,6―トリ―2―ピ
リジル―1,3,5―トリアジンから選ばれる1
種の添加剤として用いることを特徴とする。
このような化合物は、窒素原子または酸素原子
を介して被めつき基材金属の表面と配位結合を作
るが、その窒素または酸素原子が化合物に1つあ
るのみでは配位する力が弱く、そのため銀の置換
析出を防止する能力はない。
従つて、上記化合物の誘導体も同様な効果があ
ることは当然予測され、本願発明に含まれる。
これらの化合物の添加量は、銀の置換析出を防
止するために必要かつ十分な量であればよいが、
一般に浴に対し20〜500mg/が好適である。銀
の置換析出を防止する効果としては、1,10―フ
エナントロリンが最良である。
本発明の高速銀めつき液は、銀塩としてシアン
化銀アルカリを含有する。シアン化銀アルカリと
しては、シアン化銀カリウムが最良である。ま
た、浴の電気伝導性を向上し、PHを7.5〜9.0の範
囲内に緩衝する効果をもつ塩として、リン酸、ピ
ロリン酸、クエン酸のアルカリ金属塩やホウ酸を
含有する。また、本発明の高速銀めつき液は、フ
リーのシアン化物の濃度を十分低く保つことが望
ましい。一般的には5g/以下に保つのがよい。
また、本発明の高速銀めつき液にセレン化合物
を添加しない場合は、得られる銀めつき皮膜は光
沢がない。電子部品材料用の銀めつきに関して
は、著しい光沢は必要ないので、このような皮膜
でも十分に使用され得る。
しかし、薄いめつき皮膜でもピンホールが存在
しないようにするには、皮膜の平滑性を更に改善
すること、すなわちある程度の光沢があることが
望ましい。このような要望に対して、本発明の高
速銀めつき液は、セレン化合物を含有させること
によつてめつき皮膜の光沢を改善することができ
る。
すなわち、光沢のすぐれた銀めつき皮膜が必要
となる場合には、セレン化合物の濃度を増せば容
易に対応することができる。セレン化合物は、一
般的な化合物で良いが、例えばKSeCNやSeO2
好適である。
この他、目的に応じてアンチモン化合物、
EDTA、その他の界面活性剤など公知の成分を
添加し、めつき皮膜の特性を改善し、あるいはめ
つき成績を向上することを拒むものではない。
以上のように、本発明の高速銀めつき液を使用
すれば、銀よりも卑な金属例えば銅やその合金か
ら成る素材に対して高速銀めつきを施すときに銀
の置換析出を防止できるので、めつき皮膜の密着
性が高められ、かつ銀の損失を低減することがで
きる。また本めつき液は消耗成分を随時補充し、
定期的に活性炭過を行えば半恒久的な使用が可
能である。
以下に本発明の実施例について説明する。
実施例 1 次の組成の高速銀めつき液を作成した。
KAg(CN)2 130g/ K2HPO4 100g/ 1,10フエナントロリン 50mg/ これをPH8.3に調整し、通常の方法でアルカリ
脱脂および酸洗を施したリン青銅板を浸漬したと
ころ、リン青銅板上への銀の置換析出は全く生じ
なかつた。上記と同様な脱脂および酸洗処理を施
したリン青銅素材から成るリードフレームに対
し、このめつき液をを用いてジエツトめつき法で
3.0μの厚さになるように高速部分めつきを行つ
た。この場合の電流密度は80A/dm3、液温度は
70℃とした。得られた銀めつき皮膜は低光沢で高
い純度のものであつた。密着性は良好であり、こ
れを400℃において2分間加熱したところ、変色
などの外観変化は生じなかつた。
実施例 2 実施例1と同じ組成のめつき液にセレン濃度が
0.2mg/となるようにセレン化合物を添加し、
実施例1と同じ条件でリン青銅製リードフレーム
に高速部分めつきを行つた。これにより高光沢の
銀めつき皮膜が得られた。密着性は良好であり、
顕微鏡観察の結果、ピンホールは生じていなかつ
た。また、400℃において2分間加熱しても変色
などの外観変化は生じなかつた。
なお、上記において置換析出の有無は基材をめ
つき液に浸漬した際に銀析出による基材表面の白
色化部分が存在するか否かを目視することによつ
て判定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1,10フエナントロリン、2,2′―ジピリジ
    ル、8―キノリノールあるいは2,4,6―トリ
    ―2―ピリジル―1,3,5―トリアジンから選
    ばれる1種の添加剤、シアン化銀アルカリ及び浴
    の電気伝導性を向上し、PHを7.5〜9.0の範囲内に
    緩衝する効果をもつ塩を含有する高速銀めつき
    液。 2 1,10フエナントロリン、2,2′―ジピリジ
    ル、8―キノリノールあるいは2,4,6―トリ
    ―2―ピリジル―1,3,5―トリアジンから選
    ばれる1種の添加剤、シアン化銀アルカリ及び浴
    の電気伝導性を向上し、PHを7.5〜9.0の範囲内に
    緩衝する効果をもつ塩を含有し、かつセレン化合
    物を含有する高速銀めつき液。
JP1205584A 1984-01-27 1984-01-27 高速度銀めつき液 Granted JPS60159190A (ja)

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JP1205584A JPS60159190A (ja) 1984-01-27 1984-01-27 高速度銀めつき液

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JP1205584A JPS60159190A (ja) 1984-01-27 1984-01-27 高速度銀めつき液

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JPS60159190A JPS60159190A (ja) 1985-08-20
JPH021238B2 true JPH021238B2 (ja) 1990-01-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60159189A (ja) * 1984-01-27 1985-08-20 Nippon Mining Co Ltd 高速銀めつき液
US8640414B2 (en) 2006-05-24 2014-02-04 II Robert A. Reyes Fully insulated glass panel rolling door

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JPS60159189A (ja) * 1984-01-27 1985-08-20 Nippon Mining Co Ltd 高速銀めつき液

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JPS60159189A (ja) * 1984-01-27 1985-08-20 Nippon Mining Co Ltd 高速銀めつき液

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JPS60159190A (ja) 1985-08-20

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