JPH02123656A - イオン注入装置 - Google Patents
イオン注入装置Info
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- JPH02123656A JPH02123656A JP63277087A JP27708788A JPH02123656A JP H02123656 A JPH02123656 A JP H02123656A JP 63277087 A JP63277087 A JP 63277087A JP 27708788 A JP27708788 A JP 27708788A JP H02123656 A JPH02123656 A JP H02123656A
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- ion beam
- disk
- holes
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- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 claims abstract description 55
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- 150000002500 ions Chemical class 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、イオンビームをスィーブさせずに、半導体基
板を装着したディスクを真空容器内で回転させつつ並進
させることによって半導体基板にイオンを打ち込む、い
わゆるメカニカルスキャン方式のイオン注入装置に関す
る。
板を装着したディスクを真空容器内で回転させつつ並進
させることによって半導体基板にイオンを打ち込む、い
わゆるメカニカルスキャン方式のイオン注入装置に関す
る。
〈従来の技術〉
半導体基板へのイオン注入においては、照射するイオン
ビームの断面プロファイルや電流密度分布を知ることが
スキャニング条件の決定や注入ffi分布の保証を行な
ううえで重要である。
ビームの断面プロファイルや電流密度分布を知ることが
スキャニング条件の決定や注入ffi分布の保証を行な
ううえで重要である。
従来、イオンビームの断面形状や電流密度分布をモニタ
する技術として、電流を測定する探針状のプローブ等を
ビーム内に挿入するとともにビーム中で適宜に駆動する
方式が用いられている。
する技術として、電流を測定する探針状のプローブ等を
ビーム内に挿入するとともにビーム中で適宜に駆動する
方式が用いられている。
〈発明が解決しようとする課題〉
上述した従来技術によると、イオンビームが半導体基板
に到達する前においてそのビーム内にプローブ等が挿入
されるので、ビーム形状や電流密度分布の測定中はプロ
ーブ等による外乱がイオンビームに加わることになる。
に到達する前においてそのビーム内にプローブ等が挿入
されるので、ビーム形状や電流密度分布の測定中はプロ
ーブ等による外乱がイオンビームに加わることになる。
従って、従来、このビームのモニタリングによる外乱の
影響を避けるために、イオンビームを半導体基板に注入
するときにはビームモニタを行っていない。すなわち、
従来のイオン注入装置においては、イオンビームをモニ
タするモードと、イオンビームを半導体基板に注入する
モードとを時分割することで、ビームモニタリングによ
る外乱の影響を回避している。
影響を避けるために、イオンビームを半導体基板に注入
するときにはビームモニタを行っていない。すなわち、
従来のイオン注入装置においては、イオンビームをモニ
タするモードと、イオンビームを半導体基板に注入する
モードとを時分割することで、ビームモニタリングによ
る外乱の影響を回避している。
しかし、イオンビームの電流密度分布等は経時的に変化
するものであって、本来はイオン注入を行っているとき
のビームこそモニタすべき対象であるはずである。近年
、半導体素子がますます微細化するにつれて、イオン注
入装置への注入量分布の定量性の要求も厳しくなりつつ
あり、このことからも半導体基板に注入中のイオンビー
ムに対して、外乱を与えることなくその形状・電流密度
分布を測定することの必要性が高くなってきている。
するものであって、本来はイオン注入を行っているとき
のビームこそモニタすべき対象であるはずである。近年
、半導体素子がますます微細化するにつれて、イオン注
入装置への注入量分布の定量性の要求も厳しくなりつつ
あり、このことからも半導体基板に注入中のイオンビー
ムに対して、外乱を与えることなくその形状・電流密度
分布を測定することの必要性が高くなってきている。
本発明はこのような点に迄みてなされたもので、半導体
基板へのイオン注入に多用されているメカニカルスキャ
ン方式のイオン注入12において、イオン注入を実施中
のビームに全く外乱を与えることなくその形状・電F/
A密度分布を測定する技術の提供を目的としている。
基板へのイオン注入に多用されているメカニカルスキャ
ン方式のイオン注入12において、イオン注入を実施中
のビームに全く外乱を与えることなくその形状・電F/
A密度分布を測定する技術の提供を目的としている。
く課題を解決するための手段〉
上記の目的を達成するための構成を、実施例に対応する
第1図を参照しつつ説明すると、本発明では、半導体基
板W・・・Wが装着されて回転および並進連動が与えら
れるディスク1に、このディスク1上でイオンビームB
が照射される領域内で、かつ、半導体基板Wが装着され
ていない位置に、イオンビームBのディスク並進方向へ
の幅より小さい幅の複数の貫通孔2・・・2を形成する
。また、ディスク1の後方には貫通孔2・・・2を通過
した・イオンビームを入射してその電流を測定するビー
ム電流測定器(例えばファラデーカップ)3を配設する
。
第1図を参照しつつ説明すると、本発明では、半導体基
板W・・・Wが装着されて回転および並進連動が与えら
れるディスク1に、このディスク1上でイオンビームB
が照射される領域内で、かつ、半導体基板Wが装着され
ていない位置に、イオンビームBのディスク並進方向へ
の幅より小さい幅の複数の貫通孔2・・・2を形成する
。また、ディスク1の後方には貫通孔2・・・2を通過
した・イオンビームを入射してその電流を測定するビー
ム電流測定器(例えばファラデーカップ)3を配設する
。
そして、ディスク1の駆動位置を検出する位置検出器(
例えばリニアエンコーダ)4と、その位置検出器4とビ
ーム電流検出器3の出力を人力してイオンビームBの電
流密度分布を算出する演算装置5を備えている。
例えばリニアエンコーダ)4と、その位置検出器4とビ
ーム電流検出器3の出力を人力してイオンビームBの電
流密度分布を算出する演算装置5を備えている。
く作用〉
ディスク1上のある貫通孔2がイオンビームBを横切る
と、ビーム電流測定器3にはその貫通孔2の軌跡に沿っ
てイオンビームBの一部が入射する。これにより、ビー
ム電流測定器3からその貫通孔2の軌跡を積分経路とす
るビーム電流の線積分値が得られる。
と、ビーム電流測定器3にはその貫通孔2の軌跡に沿っ
てイオンビームBの一部が入射する。これにより、ビー
ム電流測定器3からその貫通孔2の軌跡を積分経路とす
るビーム電流の線積分値が得られる。
第2図に示すように、ある貫通孔2aがイオンビームB
の中心Cに対してディスク1の並進方向にβだけ離れた
位置においてイオンビームBを横切ったとすると、ディ
スク1の回転により次の貫通孔2bがイオンビームBを
横切るときには、ディスク1がXだけ並進しているので
、その軌跡は先の貫通孔2aの軌跡に対してXだけずれ
る。このように、ディスク1の回転と並進により、ビー
ム電流測定器3からはディスク並進方向に所定量づつず
れたビーム電流の線積分値が得られることになり、これ
とディスク1の位置検出器4からの出力とによって、イ
オンビームBのディスク並進方向への電流密度分布およ
び形状を算出することができる。
の中心Cに対してディスク1の並進方向にβだけ離れた
位置においてイオンビームBを横切ったとすると、ディ
スク1の回転により次の貫通孔2bがイオンビームBを
横切るときには、ディスク1がXだけ並進しているので
、その軌跡は先の貫通孔2aの軌跡に対してXだけずれ
る。このように、ディスク1の回転と並進により、ビー
ム電流測定器3からはディスク並進方向に所定量づつず
れたビーム電流の線積分値が得られることになり、これ
とディスク1の位置検出器4からの出力とによって、イ
オンビームBのディスク並進方向への電流密度分布およ
び形状を算出することができる。
ここで、メカニカルスキャン方式のイオン注入において
は、並進速度に比して回転速度が著しく速く、半導体基
板Wのイオン注入量分布はイオンビームBの並進方向へ
の電流密度分布に支配的に影響を及ぼされ、この方向へ
の電流密度分布を知ることで所期の目的は達成される。
は、並進速度に比して回転速度が著しく速く、半導体基
板Wのイオン注入量分布はイオンビームBの並進方向へ
の電流密度分布に支配的に影響を及ぼされ、この方向へ
の電流密度分布を知ることで所期の目的は達成される。
〈実施例〉
第1図は本発明実施例の構成を示す図で、ta)は平面
図、fb)は正面図、(C)は左側面図をそれぞれ示し
ている。
図、fb)は正面図、(C)は左側面図をそれぞれ示し
ている。
半導体基板W・・・Wを装着したディスク1はモータ6
によって回転駆動される。モータ6は、ベース(図示せ
ず)上を水平方向に往復駆動されるテーブル7の上に固
着されており、これによってディスク1には回転連動と
並進連動を同時に与えることができる。このテーブル7
の並進位置はリニアエンコーダ4によって刻々と検出さ
れる。
によって回転駆動される。モータ6は、ベース(図示せ
ず)上を水平方向に往復駆動されるテーブル7の上に固
着されており、これによってディスク1には回転連動と
並進連動を同時に与えることができる。このテーブル7
の並進位置はリニアエンコーダ4によって刻々と検出さ
れる。
半導体基板W・・・Wはディスク1にその回転中心を中
心として互いに同一の円周上に装着されており、イオン
ビームBは例えばディスク1の正面から見て9時の位置
に照射され、ディスク1の回転、並進により各半導体基
板W・・・Wにはそれぞれの全面に亘って一様にイオン
ビームBが照射されるように構成されている。
心として互いに同一の円周上に装着されており、イオン
ビームBは例えばディスク1の正面から見て9時の位置
に照射され、ディスク1の回転、並進により各半導体基
板W・・・Wにはそれぞれの全面に亘って一様にイオン
ビームBが照射されるように構成されている。
ディスク1には、半導体基板W・・・Wが装着されてい
る円周と同じ円周上に、同一のピッチで複数の貫通孔2
・・・2が形成されている。この各貫通孔2・・・2は
例えば円形をしており、その直径はイオンビームBのデ
ィスク並進方向の幅よりも小さい。
る円周と同じ円周上に、同一のピッチで複数の貫通孔2
・・・2が形成されている。この各貫通孔2・・・2は
例えば円形をしており、その直径はイオンビームBのデ
ィスク並進方向の幅よりも小さい。
ディスク1の後方のテーブル7上にはファラデーカップ
3が配設されており、このファラデーカップ3はディス
ク官のイオンビーム入射面と反対側の面に近接してその
ビーム入射口を開き、かつ、その位置はディスク1の正
面から見て9時の方向であり、ディスク1の回転中心か
らの距離は貫通孔2・・・2の形成されている円周の半
径とほぼ等しい。
3が配設されており、このファラデーカップ3はディス
ク官のイオンビーム入射面と反対側の面に近接してその
ビーム入射口を開き、かつ、その位置はディスク1の正
面から見て9時の方向であり、ディスク1の回転中心か
らの距離は貫通孔2・・・2の形成されている円周の半
径とほぼ等しい。
以上の機構が真空容器(図示せず)内に収容される。
このファラデーカップ3の出力は、リニアエンコーダ4
の出力とともに演算装置5に採り込まれ、演算装置5は
これらのデータに基づいて後述するようにイオンビーム
Bの電流密度分布を算出する。
の出力とともに演算装置5に採り込まれ、演算装置5は
これらのデータに基づいて後述するようにイオンビーム
Bの電流密度分布を算出する。
以上の本発明実施例によると、貫通孔2・・・2がイオ
ンビームBの照射位置を横切るごとにその貫通孔2を通
過したイオンビームBの一部がファラデーカップ3に入
射する。一つの貫通孔2がイオンビームBの照射位置を
横切ると、ファラデーカップ3にはその貫通孔2の軌跡
に沿う部分のビームが入射するから、これによってファ
ラデーカップ3からはその貫通孔2の軌跡を積分経路と
するビーム電流の線積分値が得られる。ディスク1の中
心から貫通孔2・・・2の形成位置までの距離、つまり
貫通孔2・・・2の回転半径がイオンビームBの径に比
して相当大きく、かつ、ディスク1.の回転速度が並進
速度に比して大きい場合には、貫jffi孔2はビーム
Bの断面に対してディスク並進方向と直交してほぼ直線
的に横切ることになり、従って得られた線積分値の積分
経路は、イオンビームBのディスク並進方向と直交する
方向の線と見てほぼさしつかえない。そして、この積分
経路は各貫通孔2・・・2によって異なるものとなる。
ンビームBの照射位置を横切るごとにその貫通孔2を通
過したイオンビームBの一部がファラデーカップ3に入
射する。一つの貫通孔2がイオンビームBの照射位置を
横切ると、ファラデーカップ3にはその貫通孔2の軌跡
に沿う部分のビームが入射するから、これによってファ
ラデーカップ3からはその貫通孔2の軌跡を積分経路と
するビーム電流の線積分値が得られる。ディスク1の中
心から貫通孔2・・・2の形成位置までの距離、つまり
貫通孔2・・・2の回転半径がイオンビームBの径に比
して相当大きく、かつ、ディスク1.の回転速度が並進
速度に比して大きい場合には、貫jffi孔2はビーム
Bの断面に対してディスク並進方向と直交してほぼ直線
的に横切ることになり、従って得られた線積分値の積分
経路は、イオンビームBのディスク並進方向と直交する
方向の線と見てほぼさしつかえない。そして、この積分
経路は各貫通孔2・・・2によって異なるものとなる。
すなわち、今、第2図(a)に平面図、(b)に正面図
で示すように、ある貫通孔2aがイオンビームBの中心
Cに対してディスク並進方向にlだけずれた位置でビー
ムBを横切ったとする。これによってファラデーカップ
3からは、第2図(b)に示すディスク並進方向へのビ
ーム電流密度分布りのうち黒塗部のデータが得られる。
で示すように、ある貫通孔2aがイオンビームBの中心
Cに対してディスク並進方向にlだけずれた位置でビー
ムBを横切ったとする。これによってファラデーカップ
3からは、第2図(b)に示すディスク並進方向へのビ
ーム電流密度分布りのうち黒塗部のデータが得られる。
第2図の状態から時間が経過して、第3図fa)に示す
ようにディスク1がrだけ回転すると、貫通孔2aはも
はやイオンビームBの照射を受けなくなるが、代わって
次の貫通孔2bがイオンビームBを横切ることになる。
ようにディスク1がrだけ回転すると、貫通孔2aはも
はやイオンビームBの照射を受けなくなるが、代わって
次の貫通孔2bがイオンビームBを横切ることになる。
ディスク1はrだけ回転する間に例えばXだけ並進して
いるから、この状態でのディスク官の回転中心0′は第
2図の状態における中心0からXだけ移動する。一方、
イオンビームBの中心Cは一定であるから、従って貫通
孔2bは第3図fb)に示すように、ビーム中心Cから
!−xだけずれた位置でイオンビームBを横切ることに
なり、これによってファラデーカップ3からはディスク
並進方向への電流密度分布りのうち、第3図(b)に示
す黒塗部のデータが得られるごとになる。なお、得られ
たデータのビーム中心Cからの距離は、リニアエンコー
ダ4からのディスク位置情報から知ることができる。
いるから、この状態でのディスク官の回転中心0′は第
2図の状態における中心0からXだけ移動する。一方、
イオンビームBの中心Cは一定であるから、従って貫通
孔2bは第3図fb)に示すように、ビーム中心Cから
!−xだけずれた位置でイオンビームBを横切ることに
なり、これによってファラデーカップ3からはディスク
並進方向への電流密度分布りのうち、第3図(b)に示
す黒塗部のデータが得られるごとになる。なお、得られ
たデータのビーム中心Cからの距離は、リニアエンコー
ダ4からのディスク位置情報から知ることができる。
以上の動作をイオン注入中の回転・並進連動中に連続し
て多数回行なうことにより、貫通孔22はイオンビーム
Bのすべての部分をスィーブすることができる。従って
、演算装置5はファラデーカップ3とリニアエンコーダ
4の出力を刻々と採取することによって、注入中のイオ
ンビームに対して何らの外乱を与えることなく、そのデ
ィスク並進方向へのビーム電流密度分布を算出すること
ができる。なお、この分布からディスク並進方向と直交
する方向に投影したビーム形状も併せて知ることができ
る。
て多数回行なうことにより、貫通孔22はイオンビーム
Bのすべての部分をスィーブすることができる。従って
、演算装置5はファラデーカップ3とリニアエンコーダ
4の出力を刻々と採取することによって、注入中のイオ
ンビームに対して何らの外乱を与えることなく、そのデ
ィスク並進方向へのビーム電流密度分布を算出すること
ができる。なお、この分布からディスク並進方向と直交
する方向に投影したビーム形状も併せて知ることができ
る。
なお、以上の実施例では、貫通孔2・・・2を半導体基
板W・・・Wの装着位置と同一円周上に同一ピンチで形
成したが、その形成位置やピッチはこれに限られること
はない。ただし、貫通孔2・・・2はイオンビームBを
その全域に亘ってスィーブする必要があるので、これを
満足する領域内に形成しなければならない。一般には、
イオンビームは半導体基板に一様に照射されるから、デ
ィスク中心から、このディスクに装着された基板群の最
も遠い部分までを内側に含む円と、同じく最も近い部分
を内側に含まない円で囲まれた領域に形成することが望
ましい。この領域は、前述した実施例における基板W・
・・Wの装着の仕方では、第2図(a)の円Eと円Fに
囲まれた円環状の領域に相当する。また、より一般化し
て表すと、第4図に示す円E′と円F′に囲まれた領域
となる。
板W・・・Wの装着位置と同一円周上に同一ピンチで形
成したが、その形成位置やピッチはこれに限られること
はない。ただし、貫通孔2・・・2はイオンビームBを
その全域に亘ってスィーブする必要があるので、これを
満足する領域内に形成しなければならない。一般には、
イオンビームは半導体基板に一様に照射されるから、デ
ィスク中心から、このディスクに装着された基板群の最
も遠い部分までを内側に含む円と、同じく最も近い部分
を内側に含まない円で囲まれた領域に形成することが望
ましい。この領域は、前述した実施例における基板W・
・・Wの装着の仕方では、第2図(a)の円Eと円Fに
囲まれた円環状の領域に相当する。また、より一般化し
て表すと、第4図に示す円E′と円F′に囲まれた領域
となる。
また、貫通孔2・・・2のピッチも互いに同一でなくて
もよく、更には貫通孔2・・・2の数も任意であるが、
同一円周上に同一のピッチで貫通孔2・・・2を形成す
る場合を除いて、ディスク1の回転方向への位置情報を
得るためのロークリエンコーダ等の検出器が必要となる
とともに、ディスク1上での各¥¥連通孔・・・2の形
成位置を演算装置の中に記憶してお(必要が生じる。
もよく、更には貫通孔2・・・2の数も任意であるが、
同一円周上に同一のピッチで貫通孔2・・・2を形成す
る場合を除いて、ディスク1の回転方向への位置情報を
得るためのロークリエンコーダ等の検出器が必要となる
とともに、ディスク1上での各¥¥連通孔・・・2の形
成位置を演算装置の中に記憶してお(必要が生じる。
更に、本発明で用いるファラデーカップ等のビーム電流
測定器は、例えばNuclear Instrumen
tsand Methods 189(1981)P2
95〜303に開示されているような、ディスクにその
半径方向に伸びるスリットを形成して、ビーム電流(全
電流)をそのスリットの後に置かれたファラデーカップ
によって測定するタイプのイオン注入装置にあっては、
このファラデーカップを兼用させることができる。ただ
しこの場合は、スリットからのビーム電流(全電流)と
、各貫通孔2・・・2からのビーム電流とを、単独のフ
ァラデーカップによって検出するため、2種類のビーム
電流を区別する必要があり、ディスク1の回転方向の位
置情報を得るロークリエンコーダ等の検出器を追設し、
またディスク1上でスリットの形成位置と、各貫通孔2
・・・2の形成位置とを演算装置内に記憶しておく必要
が生じる。
測定器は、例えばNuclear Instrumen
tsand Methods 189(1981)P2
95〜303に開示されているような、ディスクにその
半径方向に伸びるスリットを形成して、ビーム電流(全
電流)をそのスリットの後に置かれたファラデーカップ
によって測定するタイプのイオン注入装置にあっては、
このファラデーカップを兼用させることができる。ただ
しこの場合は、スリットからのビーム電流(全電流)と
、各貫通孔2・・・2からのビーム電流とを、単独のフ
ァラデーカップによって検出するため、2種類のビーム
電流を区別する必要があり、ディスク1の回転方向の位
置情報を得るロークリエンコーダ等の検出器を追設し、
またディスク1上でスリットの形成位置と、各貫通孔2
・・・2の形成位置とを演算装置内に記憶しておく必要
が生じる。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明によれば、メカニカルスキ
ャン方式のイオン注入装置において、ディスク並進方向
へのイオンビーム幅より小さい幅の複数の貫通孔をディ
スク上に設けて、この各貫通孔を通過したイオンビーム
の一部をディスク後方のファラデーカップ等に順次入射
させることにより、ディスク並進方向へのイオンビーム
の電流密度データの一部を刻々と採り込み、このデータ
とディスクの位置情報とからビームの電流密度分布を算
出するよう構成したから、イオン注入中に、ビームに外
乱を与えることなく、その電流密度分布や形状等を測定
することができる。従って、本発明によれば、半導体基
板へのイオン注入量分布を定量的に把握しつつ注入作業
を続けることも可能となり、近年のイオン注入プロセス
におけるニーズに対応することができ、半導体製造工程
での歩留り向上や工程の再現性の向上環に寄与できるも
のと期待できる。
ャン方式のイオン注入装置において、ディスク並進方向
へのイオンビーム幅より小さい幅の複数の貫通孔をディ
スク上に設けて、この各貫通孔を通過したイオンビーム
の一部をディスク後方のファラデーカップ等に順次入射
させることにより、ディスク並進方向へのイオンビーム
の電流密度データの一部を刻々と採り込み、このデータ
とディスクの位置情報とからビームの電流密度分布を算
出するよう構成したから、イオン注入中に、ビームに外
乱を与えることなく、その電流密度分布や形状等を測定
することができる。従って、本発明によれば、半導体基
板へのイオン注入量分布を定量的に把握しつつ注入作業
を続けることも可能となり、近年のイオン注入プロセス
におけるニーズに対応することができ、半導体製造工程
での歩留り向上や工程の再現性の向上環に寄与できるも
のと期待できる。
第1図は本発明実施例の構成図、
第2図および第3図はその作用説明図、第4図は貫通孔
2・・・2の形成位置をより一般化して示す本発明の他
の実施例の要部説明図である。 1・・・ディスク 2・・・2・・・貫通孔 3・・・ファラデーカップ 4・・・リニアエンコーダ 5・・・演算装置 6・・・モータ 7・・・テーブル
2・・・2の形成位置をより一般化して示す本発明の他
の実施例の要部説明図である。 1・・・ディスク 2・・・2・・・貫通孔 3・・・ファラデーカップ 4・・・リニアエンコーダ 5・・・演算装置 6・・・モータ 7・・・テーブル
Claims (1)
- 真空容器内で回転および並進連動が与えられるディス
クに半導体基板を装着してイオンビームを照射すること
により、その半導体基板にイオンを打ち込む装置におい
て、上記ディスク上のイオンビームが照射される領域内
で、かつ、半導体基板が装着されていない位置に、イオ
ンビームの上記ディスクの並進方向への幅より小さい幅
の複数の貫通孔を形成するとともに、上記ディスクの後
方には上記各貫通孔を通過したイオンビームを入射して
その電流を測定するビーム電流測定器を配設するととも
に、上記ディスクの駆動位置を検出する位置検出器と、
その位置検出器および上記ビーム電流測定器の出力を入
力してイオンビームの電流密度分布を算出する演算装置
を備えたことを特徴とする、イオン注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63277087A JPH02123656A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | イオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63277087A JPH02123656A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | イオン注入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02123656A true JPH02123656A (ja) | 1990-05-11 |
Family
ID=17578597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63277087A Pending JPH02123656A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | イオン注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02123656A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018198521A1 (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-01 | 信越半導体株式会社 | 貼り合わせウェーハの製造方法 |
JP2020115451A (ja) * | 2020-01-30 | 2020-07-30 | 日新イオン機器株式会社 | イオン注入装置およびイオン注入方法 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63277087A patent/JPH02123656A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018198521A1 (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-01 | 信越半導体株式会社 | 貼り合わせウェーハの製造方法 |
US10886163B2 (en) | 2017-04-25 | 2021-01-05 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Method for manufacturing bonded wafer |
JP2020115451A (ja) * | 2020-01-30 | 2020-07-30 | 日新イオン機器株式会社 | イオン注入装置およびイオン注入方法 |
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