JPH02123235A

JPH02123235A - ４サイクルエンジン

Info

Publication number: JPH02123235A
Application number: JP27512388A
Authority: JP
Inventors: Sadao Shirasagi; 貞夫白鷺; Hiroshi Iio; 飯尾　浩士
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1988-10-31
Filing date: 1988-10-31
Publication date: 1990-05-10
Anticipated expiration: 2013-04-08
Also published as: JP2737083B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、４サイクルエンジンに関する。

（従来の技術）昨今の４サイクルエンジンは多バルブ化の傾向にあり、
バルブの開口面積を増大させることによって混合気の吸
入効率を高め、もって出力の向上を図るようにしている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、通常の円柱状ピストンを備える４サイクルエ
ンジンにおいては、その’Ｊ１’１４の著しい複雑化を
招来するため、１気筒当り３つの吸気バルブを配設した
ものが限界であり、さらなる吸入効率の向上を図ること
は困難である。

このために従来では、ピストンを楕円柱状に構成し、こ
の楕円の長径方向に４つの吸気バルブを並設した４サイ
クルエンジンが提供されている。

ところが、上記のようなエンジンでは、ピストンが楕円
柱状であるため、円柱状のピストンに比べてバランスや
熱的ひずみに不利であるとともに、ピストン等の加工作
業を煩雑なものとする。

本光明の目的は、上記実情に鑑みて、バランスや熱的ひ
ずみに有利で、しかも容易な加工作業によって出力の向
上を図ることのできる４サイクルエンジンを提供するこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る４サイクルエンジンでは、隣り合う気筒の
間にこれら気筒の各燃焼室を互いに連通させる室を設け
るとともに、上記各燃焼全に間口する主インテークボー
トから、この室に副インテークボートを分岐開口させ、
さらに上記室に該室と上記副インテークポートとの間を
開閉するバルブを配設している。

（作用）上記構成によれば、円柱状ピストンを用いて吸入効率を
向上させることができる。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図ないし第４図は、本発明に係る４サイクルエンジ
ンの要部を概念的に示したもので、自動二輪車に搭載さ
れるＤＯＨＣ式エンジンを例示している。

第２図および第３図に示すように、このエンジンは１対
のピストン１，１を備えている。ピストン１，１は、同
一の大ぎさの円柱状を成しており、それぞれシリンダブ
ロック２に埋設されたスリーブ３，３内に嵌入されてい
る。スリーブ３，３は、円筒を成し、かつ互いの周面上
端部が連結されており、シリンダブロック２におけるシ
リンダヘッド取付面２ａにおいてはほぼ８の字形を呈し
ている。なお、図には明示していないが、上記１対のピ
ストン１，１は、それぞれクランク軸における同一位相
のクランクビンにコネクティングロッドを介して連結さ
れている。

一方、第１図に示すように、このエンジンに採用される
シリンダヘッド４は、シリンダブロック取付面４ａに１
対の凹部４ｂ、４ｂを有している。

凹部４ｂ、４ｂは、それぞれ上記シリンダブロック２に
おけるピストン１，１に対応する部位に形成されており
、その内部には主インテークボート４Ｃおよびエキゾー
ストボート４ｄの一端がそれぞれ２つずつ連通されてい
る。これら主インテークボー１・４ｃ、４ｃ、４ｃ、４
ｃおよびエキゾーストボート４ｄ、４ｄ、４ｄ、４ｄは
、凹部４ｂ。

４ｂ内における開口がそれぞれ１列ずつシリンダヘッド
４の長手方向に沿って配置されており、またそれぞれの
他端は、シリンダヘッド４の相反する側壁に開口してい
る。なお、図からも明らかなように、主インテークボー
ト４ｃ、４ｃ、４ｃ。

４Ｃおよびエキゾーストボート４ｄ、４ｄ、４ｄ。

４ｄは、それぞれの他端部が各凹部４ｂ、４ｂ毎に合流
されている。また、主インテークボート４ｃ、４ｃ、４
Ｇ、４ｃの他端には、凹部４ｂ。

４ｂ毎に同径の気化器５，５がそれぞれ接続されている
。

また、上記凹部４ｂ、４ｂには、吸気バルブ６および排
気バルブ７がそれぞれ２つずつ配設されている。吸気バ
ルブ６．６．６．６は、上記主インテークボーｔ−４ｃ
、４Ｇ、４ｃ、４Ｃの開口を閉塞する位置に配置されて
おり、シリンダヘッド４に配設された図示せぬ吸気バル
ブ用カム軸によって同一の時期に一斉に開閉作動される
。一方、排気バルブ７．７．７．７は、吸気バルブ６．
６゜６．６と同様に、上記エキゾーストボート４ｄ。

４ｄ、４ｄ、４ｄの開口を閉塞する位置に配置されてお
り、図示せぬ排気バルブ用カム軸によって同一の時期に
一斉に開閉作動される。

他方、上記シリンダヘッド４は、シリンダブロック取付
面４ａに凹部４ｅを有している。この凹部４ｅは、上記
１対の凹部４ｂ、４ｂ間における吸気バルブ６．６・・
・側に形成されており、これら１対の凹部４ｂ、４ｂを
互いに連通させている。

また、この凹部４ｅ内には副インテークボー１〜４ｆの
一端が連通されている。副インテークポート４ｆは、主
インテークボート４ｃ、４ｃ、４ｃ。

４Ｃのうちのひとつから分岐して形成されており、上記
１対の凹部４ｂ、４ｂに連通する主インテークボート４
ｃ、４ｃ、４ｃ、４ｃの開口の列上に開口している。

さらに、この凹部４ｅには、吸気バルブ８が配設されて
いる。吸気バルブ８は、第４図に示すように、上記副イ
ンテークボート４ｆの間口を閉塞する位置に配置されて
おり、上記した吸気バルブ６．６．６．６を開閉作動さ
せる吸気バルブ用カム軸９によって、これら吸気バルブ
６．６．．６゜６と同一の時期に開閉作動される。なお
、第４図中の符号１０は、スイングアーム式の油圧ラッ
シユアジャスタであり、吸気バルブ８の他に、吸気バル
ブ６．６，６．６および排気バルブ７．７゜７．７にも
設けられている。また、第３図および第４図中の符号１
１は、スリーブ３，３の１！結部に設けられた吸気バル
ブ９用のバルブリセスである。さらに、第１図および第
２図中の符号１２は、点火栓取付孔である。

上記のようなエンジンでは、第２図に示すように、シリ
ンダブロック４上にシリンダヘッド２を取り付けると、
凹部４ｂ、４ｂ、スリーブ３，３の内周面および上死点
に占位するピストン１，１の上面によってそれぞれ燃焼
室１３．１３が画成され、かつ凹部４ｅおよびスリーブ
３，３の連結部によって上記燃焼室１３．１３間に、こ
れら燃焼室１３．１３を互いに連通させる室１４が画成
される。

いま、燃焼室１３．１３内の吸気バルブ６．６゜６．６
が吸気バルブ用カム軸１０によって作動され、主インテ
ークボート４ｃ、４ｃ、４ｃ、４ｃが開成されるととも
に、ピストン１，１が下動されると、負圧状態になった
燃焼室１３．１３内およびスリーブ３，３内へ上記主イ
ンテークボート４ｃ、４ｃ、４ｃ、４ｃを介して気化器
５．５から混合気が吸入される。この時、上記燃焼室１
３゜１３に連通する至１４においては、吸気バルブ６゜
６．６．６と同時に吸気バルブ８が作動され、ｇＪイン
テークボート４ｆが開成されているとともに、上記ピス
トン１，１の下動によって負圧状態になっている。した
がって、上記燃焼室１３．１３内およびスリーブ３，３
内へは、副インテークボート４ｆおよび室１４を介して
も混合気が吸入されることになり、もって混合気の吸入
効率が向上される。

なお、上記実施例では、２つの気筒の燃焼室１３．１３
を室１４によって互いに連通させているが、本発明では
、３つ以上の気筒の燃焼室を互いに連通させてもよい。

また、燃焼室１３．１３を連通した気筒が１組の場合を
例示しているが、複数組の気筒から成るエンジンであっ
ても構わない。さらに、自動二輪車に搭載されるＤ　Ｏ
ＨＣ式エンジンを例示しているが、必ずしもこれらに限
らない。

また、上記実施例では、室１４に１本のｄ１インテーク
ボート４ｆを間口させるとともに、該室１４に１つの吸
気バルブ８を配設するようにしているが、本発明では、
副インテークボート４ｆおよび吸気バルブ８は複数であ
ってもよい。ざらに、室１４には副インテークボート４
ｆのみを開口させ、かつ吸気バルブ８のみを配設してい
るが、本発明に係る４サイクルエンジンでは、これらに
加えて、室１４に１キシ−ストボートを開口させ、かつ
排気バルブを配設するようにしても構わない。

〔発明の効果〕

上記したように、本発明に係る４サイクルエンジンによ
れば、円柱状ピストンを用いて吸入効率を向上させるこ
とができるので、バランスや熱的ひずみに有利で、しか
も容易な加工作業によって出力の向上を図ることができ
る。

また、副インテークボートは、主インテークボートから
分岐して形成しているため、この主インテークボートと
気化器を共用することができるので、エンジンの幅広化
やコスト増を抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る４サイクルエンジンに適用され
るシリンダヘッド部を概念的に示した底面図、第２図は
、本発明に係る４サイクルエンジンの要部を概念的に示
した断面側面図、第３図は、本発明に係る４サイクルエ
ンジンに適用されるシリンダブロック部を概念的に示し
た斜視図、第４図は、第２図におけるＩＶ−ＩＶ線拡大
断面図である。４Ｃ・・・主インテークボート、４ｆ・・・ＩＩゼイン
ークボート、８・・・バルブ、１３・・・燃焼室、１４
・・・室。出願人　　　　鈴木自動車工業株式会社第図第図

Claims

【特許請求の範囲】

　隣り合う気筒の間にこれら気筒の各燃焼室を互いに連
通させる室を設けるとともに、上記各燃焼室に開口する
主インテークボートからこの室に副インテークボートを
分岐開口させ、さらに上記室に該室と上記副インテーク
ボートとの間を開閉させるバルブを配設したことを特徴
とする４サイクルエンジン。