JPH02123108A - エチレン系重合体の製造方法 - Google Patents

エチレン系重合体の製造方法

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JPH02123108A
JPH02123108A JP27619988A JP27619988A JPH02123108A JP H02123108 A JPH02123108 A JP H02123108A JP 27619988 A JP27619988 A JP 27619988A JP 27619988 A JP27619988 A JP 27619988A JP H02123108 A JPH02123108 A JP H02123108A
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JP
Japan
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compound
magnesium
ethylene
polymer
polymerization
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JP27619988A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Sasaki
佐々木 泰明
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(1)産業上の利用分野 本発明は新規な触媒系を用いたエチレン系重合体のwa
造六方法関する。さらに詳しくはインフレーション成形
や中空成形等に適した5分子量分布が広くしかも溶融張
力及びダイスウェルの大きなエチレン系重合体の製造方
法に関する。 (2)従来の技術 エチレン系重合体は、各種の成形品の樹脂材料として、
一般に広く用いられており、その成形方法と用途によっ
て要求される特性が異なっている。 例えば、射出成形法によって成形される製品には分子量
が比較的低く、狭い分子量分布を有する重合体が適して
いるが、インフレーション成形や中空成形などによって
成形される製品には、分子量が比較的高く1分子量分布
の広いポリマーが適している。 分子量分布は、フィルムやブロー製品の表面肌に関係し
ており、分子量分布が広いほど成形品の表面肌荒れが少
ないと考えられている。すなわち、高い分子量を有する
重合体の場合でも、流動性がよく成形品の表面肌にメル
トフラクチュアを生ずることなく、高品質の製品を得る
ことができる。 又、インフレーション成形や中空成形においては、たと
えばインフレーションフィルムの高速成形を安定的に実
施する場合や、中空成形時のパリソンの安定性を確保す
る場合、特に大型容器のパリソンの乗れドがりや、ちぎ
れを防fするためには、溶融張力の大きい重合体を選択
することが必要である。 従来より、広い分子1分布を有し、しかも高い溶融張力
を有するエチレン系重合体を製造するための方法が、い
くつか提案されており、特開昭56−90809号公報
、同56−90810、同59−56406号公報、同
60−106806号公報などがある。特開昭56−9
0809号公報、同56−90810号公報はダイスウ
ェルの政庁効果は認められるもののそのレベルは不充分
であり、又、分子量分布も充分に広くなっているとは言
い難い。又、特開昭59−56406号公報、同60−
106806号公報は溶融張力は広範囲にコントロール
ができるものの5 分子量分布の広さがやや不充分であ
り、溶融張力と分子量分布との両者のバランスにおいて
、改善の余地がみられる。 (3)発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、上記従来技術の問題点が改良されて、
広い分子量分布を有し、かつ高い溶融張力及びダイスウ
ェルを有するエチレン系重合体を効率よく製造する方法
を提案することにある。 (4)課題を解決するための手段 」1記目的を達成するために、検討した結果、(Δ)(
1)(イ)マグネシウムアルコラート。 (ロ)ハロゲン化マグネシウムもし くはハロゲン化マグネシウムと電子 供与性化合物との付加物および、 (ハ)脂肪酸マグネシウムからなる 群から選ばれた少なくとも一種のマ グネシウム化合物の存在下に、 (2)四塩化チタンと、 (3)(イ)一般式がR’ OI(で示されるアルコー
ル系化合物、 (ロ)一般式がT i (OR’) aで示されるアル
コキシチタン系化合物お よび、 (ハ)一般式がAI(○R’)3で示 されるアルコキシアルミニウム系化 合物(ただし、R1は第二級または第 三級の炭化水素基)からなる群から 選ばれた少なくとも一種の化合物と の反応物を80−200℃の温度で 熱処理することによって得られた炭 化水素不溶性の固体触媒成分と、 (B)有機アルミニウム化合物 とから得られる触媒系の存在下にエチレンを単独重合ま
たは、エチレンと他のα−オレフィン類とを共重合させ
る方法によって、これらの問題点がすべて改良されたエ
チレン系重合体が得られることを見いだし、本発明に到
達した。 本発明において固体触媒成分の製造に使用されるマグネ
シウムアルコラートは一般式(+)で示されるものであ
る。 Mg (OR2) 2      ([)(1)式にお
いて、R2は炭素数が多くとも8個のアルキル基、シク
ロアルキル基、アリール(aryl)、!もしくはアラ
ルキル基である。これらのマグネシウムアルコラートは
マグネシウムと低級アルコール(たとえば、メチルアル
コール、エチルアルコール)とを反応することによって
得られるものおよびこれらのマグネシウムアルコラ〜ト
と高級アルコール、フェノール類との反応により置換さ
れたマグネシウムアルコラートがあげられ、それらの製
造方法はよく知られている。 これらのマグネシウムアルコラートのうち、代表的なも
のとしては、マグネシウムメトキシド、マグネシウムエ
トキシド、マグネシウムn−プロポキシド、マグネシウ
ムイソプロポキシド、マグネシウムブトキシド、マグネ
シウムフェノキシド、などがあげられる。 これらのマグネシウムアルコラートのうち前記CI)式
においてR2が炭素数が多くとも3個のアルキル基また
はフェニル基で表わされるものが好ましい。 これらの好適なマグネシウムアルコラートとしては、マ
グネシウムエトキシド、マグネシウムメトキシドおよび
マグネシウムフェノキシドがあげられる。 ハロゲン化マグネシウムの具体例としては、塩化マグネ
シウム、臭化マグネシウム、沃化マグネシウム、弗化マ
グネシウムが挙げられ、特に好ましくは塩化マグネシウ
ムである。これらハロゲン化マグネシウムは市販品をそ
のまま使用することができるが、他のマグネシウム化合
物あるいは金属マグネシウムを四塩化珪素、塩化水素、
ハロゲン化炭化水素、塩素の如きハロゲン化剤でハロゲ
ン化してvi造して用いることもできる。 ハロゲン化マグネシウムに付加させる電子供学性化合物
としては、アルコール、フェノール類。 ケトン、アルデヒド、カルボン酸、エステル、エチル、
酸アミドの如き含酸素電子供与体、アンモニア、アミン
、ニトリル、インシアネートの如き含窒素電子供与体な
どを用いることが出来る。 電f供与性化合物の具体例としては、メタノール、エタ
ノール、プロパツール、ペンタノール、ヘキサノール、
オクタツール、 ドデカノール、オクタデシルアルコー
ル、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、
クミルアルコール、イソプロピルベンジルアルコール、
n−ブチルセルソルブ、 l−ブトキシ−2−プロパツ
ールなどの炭素数1ないし18のアルコール類、フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノール、
プロピルフェノール、クミルフェノール、ナフトールな
どの低級アルキル基を有してもよい炭素数6ないし】−
5のフェノール類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノ
ンなどの炭素数3ないし15のケトン類、アセトアルデ
ヒド、プロピオンアルデヒド、オクチルアルデヒド、ベ
ンズアルデヒドなどの炭素数2ないし15のアルデヒド
類、ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、酢酸プロピ
ル、#酸オクチル、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸
エチル、酪酸メチル、吉草酸エチル、コロル酢酸メチル
、ジクロロ酢酸エチル、メタクリル酸メチル−クロトン
酸エチル、シクロヘキサンカルボン酸エチル、安息香酸
メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸
ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシル、
安息香酸フェニル、安息香酸ベンジル、 トルイル酸メ
チル、トルイル酸エチル、 トルイル酸アミル、アニス
酸メチル、アニス酸エチル、 γ−ブチロラクトン、δ
−バレロラクトン、クマリン、フタリド、戻酸エチレン
などの炭素数2ないし15の酸ハライド煩、メチルエー
テッ、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチル
エーテル、アミルエーテル、テ1−ラヒドロフラン、ア
ニソール、ジフェニルエーテルなどの炭素数2ないし2
0のエーテル類、#酸アミド、安息香酸アミド、 トル
イル酸アミドなどの酸アミド類、メチルアミン、エチル
アミン、ジエチルアミン、 トリブチルアミン、アニリ
ン。 トリベンジルアミン、ピリジン2 ピコリン、テトラメ
チルエチレンジアミンなどのアミン類、アセトニトリル
、ベンゾニトリルなどのニトリル類などをあげることが
できる。これらの電子供与体は二種以上用いてもよい。 ハロゲン化マグネシウムに電子供与体を付加させるには
、一般には不活性溶媒の存在下または不存在下にハロゲ
ン化マグネシウムと電p供与体とを0ないし200℃程
度の温度で1−0分ないし48時間程度接触させればよ
い、電子供与体の使用量はハロゲン化マグネシウム1モ
ルに対して5通常0.1ないし30モル、好ましくは0
.5ないし20モル、特に好ましくは0.5ないし10
モルである。 不活性溶媒の存在下で反応を行う場合は、ハロゲン化マ
グネシウムを不活性溶媒に懸濁させながら電子供与体を
作用させる。電子供与体の種類および量、反応温度や反
応時間、不活性溶媒の種類などによっても異なるが、ハ
ロゲン化マグネシウムと電子供与性化合物との付加物は
不活性溶媒に懸濁した状態で得られる場合と不活性溶媒
に溶解した状態で得られる場合があり1本発明において
はいずれも使用できる。不活性溶媒の不存在下で合成す
る方法としては、ハロゲン化マグネシウムを電子供与性
化合物中に懸濁または溶解させ、不活性溶媒存在下の場
合と同様な反応で行う方法が挙げられる。他の方法は、
ハロゲン化マグネシウムと電子供与性化合物を機械的粉
砕条件下に接触させる方法である。ハロゲン化マグネシ
ウムと電子供与性化合物とを機械的に接触させる方法の
例としては、回転ボールミル、振動ボールミル、fl撃
ミルなどの粉砕機に両成分を挿入し、通常室温で1ない
し70時間、好ましくは10ないし40時間共粉砕する
方法が挙げられる。 脂肪酸マグネシウムの具体例としては、ステアリン酸マ
グネシウム、アクリル酸マグネシウム、アジピン酸マグ
ネシウム、クエン酸マグネシウム、コハク酸マグネシウ
ム、酪酸マグネシウム、蓚酸マグネシウム、酒石酸マグ
ネシウム、2−エチルヘキサン酸マグネシウム、デカン
酸マグネシウム、ノナン酸マグネシウム、リルン酸マグ
ネシウム、ラウリン酸マグネシウム、マレイン酸マグネ
シウムなどが挙げられる。中でも、ステアリン酸マグネ
シウム、2−エチルヘキサン酸マグネシウムが好ましく
用いられる。 本発明において使用されるアルコール系化合物は一般式
(n)で示されるものである。 Rto I((■) (ここでR+は第二級または第三級の炭化水素基である
。) 代表例としてはイソプロピルアルコール、第三級ブチル
アルコール、第二級ブチルアルコール、 1−プテンー
3−オール、第三級アミルアルコール。 第二級アミルアルコール、 ジエチルカルビノール、3
−メチル−1−ブテン−3−オール、2−ヘプタツール
、 3−ヘプタツール、4−ヘプタツール、第三級ヘプ
タツール、2−オクタツール、ジイソブチルカルビノー
ル、フェニルエタノール、 1−フェニル−1−プロパ
ツール、1−フェニル−2−プロパツールなどが挙げら
れる。 また、アルコキシチタン系化合物は一般式(m)で示さ
れるものである。 Ti  (OR1)4      (m)(R+は前述
のとおり) アルコキシチタン系化合物の代表例としては、前記のア
ルコール系化合物に対応するアルキルチタネートが挙げ
られる。 さらに、アルコキシアルミニウム系化合物の代表的なも
のの一般式は下式(rV)で示されるものがあげられる
。 Al  (OR+)3        (rv)(■り
1は前述のとうり) アルコキシアルミニウム系化合物の代表例としては11
r1記のアルコール系化合物に対応するアルキルアルコ
ラードがあげられる。 本発明において固体触媒成分は眞記マグネシウム化合物
の存在下で、四塩化チタンと上記アルコール系化合物お
よび/またはアルコキシ系化合物とを反応、熱処理する
ことによって得られる。この際にマグネシウム化合物の
使用割合は、四塩化チタン1モルに対して、一般には0
.01−2゜0モルであり、特に0.05−0.5モル
が好ましい。この割合が0.01以下では重合活性が低
下し、又、2. 0以上では充分に効果を発揮する触媒
が得られない6 四塩化チタンと前記アルコール系化合物および/または
アルコキシ系化合物の反応割合は四塩化チタンに対する
アルコール系化合物とアルコキシ系化合物のR1基の割
合は、一般には0.1−2゜0モル比であり、特に0.
5−】、+5が望ましい。 この割合が0.1以下では四塩化チタンの浪費となるた
め経済的でない。一方、2.0以上では得られる触媒系
の重合活性が低下するため実用的でない。  四塩化チ
タンとアルコール系化合物および/またはアルコキシ系
化合物との反応物の熱処理は、アルコール系化合物およ
びアルコキシ系化合物の種類およびその割合によって異
なるが、般には80−200℃の温度、好ましくは80
−150℃の温度で10分ないし3時間、好ましくは3
0分ないし2時間おこなわれる。処理温度がE記範囲よ
りも低い場合には充分効果を発揮する触媒が得られなく
、また上記範囲よりも高すぎる場合には重合活性の低下
が著しい。 この熱処理においては溶媒は必ずしも必要としないが、
不活性炭化水素を使用することもできる。 不活性炭化水素としてはヘキサン、ヘプタン、オクタン
、ノナン、n−パラフィンなどの脂肪族炭化水素、シク
ロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンな
どの脂環族炭化水素、ベンゼン、 トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素。 トリクレン、 トリクロルエタン、テトラクロルエタン
、クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素などが例示
される。 以上のようにして得られた固体触媒成分はそのまま重合
触媒として用いてもよいが、さらに有機アルミニウム化
合物を用いて還元することによって一層効果を発揮する
ことができる。 この還元反応において使用される有機アルミニウム化合
物のうち代表的なものの一般式は下式(■)で示される
ものがあげられる。 A I R’oX3−o       (V)(式中、
R3は炭素数が多くとも6個のアルキル基を示し、Xは
ハロゲン原子を示し、nは1,1゜5.2または3であ
る。) AIR33としては、 トリメチルアルミニウム、トリ
エチルアルミニウム、 トリーロープロピルアルミニウ
ム、 トリイソプロピルアルミニウム、 トリーローブ
チルアルミニウム、 トリイソブチルアルミニウムおよ
びトリヘキシルアルミニウムがあげられる。 AlR32Xとしては、ジメチルアルミニウムモノクロ
ライド、ジメチルアルミニウムモノブロマイド、ジエチ
ルアルミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニウム
モノブロマイド、ジ−n−プロピルアルミニウムモノク
ロライド、ジイソプロピルアルミニウムモノクロライド
、ジイソブチルアルミニウムモノクロライドなどがあげ
られる。 A I R3+5X +、aとしてはメチルアルミニウ
ムセスキクロライド、エチルアルミニウムセスキクロラ
イド、n−プロピルアルミニウムセスキクロライド、イ
ソブチルアルミニウムセスキクロライドなどがあげられ
る。 A I R”X2としてはメチルアルミニウムジクロラ
イド、エチルアルミニウムジクロライド、n−プロビル
アルミニウムジクロライド、イソプロピルアルミニウム
ジクロライド、n−ブチルアルミニウムジクロライド、
イソブチルアルミニウムジクロライドなどがあげられる
。 この還元反応において前記固体触媒中のチタン原子の一
原子当量に対する有機アルミニウム化合物中のアルミニ
ウム原子の割合は一般には多くとも50当量であり、特
に1−10原子当量賀好ましい。 この還元反応において反応温度は有機アルミニウム化合
物の種類によって異なるけれども、一般には−40−1
50℃であり、得られる触媒の機能および反応速度の面
から−20−60℃が好ましい。 以りのようにして得られた固体触媒成分と有機アルミニ
ウム化合物を用いて、エチレンの単独重合またはエチレ
ンとα−オレフィンとの共重合を行うことによって本発
明の重合を達成することができる。重合において用いら
れる有機アルミニウム化合物の代表例としては前記の還
元反応において示したものがあげられる。エチレンと共
重合する場合に使われるα−オレフィンとしては、炭素
数が多くとも20個、好ましくは12個のα−オレフィ
ンであり、その代表例としては、プロピレン、ブテン−
1,ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1およびオク
テン−1があげられる。得られるエチレン系共重合体中
に占めると記のα−オレフインの割合は一般には20モ
ル%以下が好ましく、特に15モル%以下が好適である
。 本発明の方法を実施するにあたり、重合方法としては、
スラリー重合や溶液重合のような液相重合法や気相重合
などが可能である。液相重合法は通常炭化水素溶媒中で
実施されるが、炭化水素溶媒としては、ブタン、イソブ
タン、ヘキサン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、
ベンゼン、 トルエン、キシレン等の不活性炭化水素の
単独または混合物が用いられる。重合温度は一般には〇
−300℃であり、実用的には20−200℃である。 又、必要ならば分子量調節のために、重合系内に水素な
どを共存させてもよい。 次に実施例及び比較例をあげて、本発明をさらに詳細に
説明する。なお、実施例及び比較例において、メルトイ
ンデックス(以下r MIJという)はJIS  K、
−6760に従い温度190℃および荷[2,16Kg
の条件で測定した。また、ハイロードメルトインデクス
(以下rHLMIJという)はJIS  K−6760
に従い、温度190 ’Cおよび荀重21.6Kgの条
件で測定した。 )4 L M IをM、 Iで除した値、すなわちHL
MI/Mlはイ
【αが大きいほど、分子量分布が広いこ
とを示す。?8融張力は、東洋精機C株)製のメルトテ
ンションテスターを用い、樹脂温度190℃、オリフィ
ス径2.1mm、オリフィス長さ8mm、押しだし速度
1.5 m m / m i n、  巻き取り速度6
゜5 rn m / rn i nの条件で測定した。 ダイスウェルはMIと同じ装置を用い1MI測定時の押
出物の外径のオリフィス径(2,1m m )に対する
膨張度(%)で示した。 なお、これらの測定に用いたサンプルはいずれも3.5
インチの混線ロールにて、5分間練ったものである。 (5)実施例 り施遺」 (固体触媒成分の、ll製) ′歳索置換した:300 m ]の]三ツロフラスにn
−デカンを40m1.  マグネシウムエトキシド2゜
28 g (20m rn o l )およびイソプロ
ピルアルコール3.6g (60mmol)を仕込、続
いてVqu化チクチタン1.4g (60mmo 1)
を加えて、40℃で1時間反応を行った。続いて、内温
を120℃まで昇温しでその温度で2時間熱処理を行っ
た。得られた沈澱をn−ヘキサンで充分に洗浄すること
によって固体触媒成分を得た。 (エチレンの重合) 充分に窒素置換したILのオートクレーブにイソブタン
0.5L、上記で得られた固体触媒成分を1.8mg、
)リイソブチルアルミニウム1mm01を仕込、内温を
90℃まで昇温した。ついで水素をゲージ圧で6.5k
g/cm2加え、さらにエチレンを圧入し、エチレン分
圧を10 k g / cm2となるように保ちながら
、1時間重合を行った。 ついで内容ガスを系外に放出することにより、重合を終
結した。その結果、 135gの白色粉末状重合体が得
られた。この重合体のMIは0.57g/]0m1n、
  HL M Iは45. 7 z/10m1nであり
、 HLMI/MIは80.1であり、分子量分布は広
いものであった。 又、溶融張力は]、 Og、ダイスウェルは64%であ
った。 実−血遣1 (固体触媒の調製) 窒素置換した3 00 m lの三ツロフラスコにn−
デカンを80m1.  塩化マグネシウム1.9g(2
0mmol)およびイソプロピルチタネート11.4g
 (40mmo l)を仕込、続いて四塩化チタン22
.8g (120mmo l)を加えて、40℃で1時
間反応を行った。続いて、内温を140℃まで昇温しで
その二層で2時間熱処理を行った。得られた沈澱をn−
ヘキサンで充分に洗浄することによって固体触媒成分を
得た。 (エチレンの重合) 充分に窒素置換したILのオートクレーブにイソブタン
0.5L、  上記で得られた固体触媒成分を15 m
 g、 トリイソブチルアルミニウム]、 m m 。 1を仕込、内温を90℃まで昇温した6 ついで水素を
ゲージ圧で6.5kg/cm2加え、さらにエチレンを
圧入し、エチレン分圧を1. Ok g / cm2と
なるように保ちながら、 1時間重合を行った。 ついで内容ガスを系外に放出することにより、重合を終
結した。その結果、  103gの白色粉末状重合体が
得られた。この重合体のMIは0.33g/1olli
n、  HL M Iは29. 5 g/l0m1nで
あり、 HLMI/M4は89.4であり、分子量分布
は広いものであった。 又、溶融張力は15g、ダイスウェルは76%であった
。 支五−例3.ニヱ 四塩化チタンを第り表に示す量を用い、またアルコール
系化合物またはアルコキシ系化合物として第1表に示す
種類および量を用いる他は実施例2と同様にして固体触
媒成分を!11g!ジエチレンの重合を行った。結果は
第1表に示す。 実−据遺1 窒素置換した内容積ILのステンレス製振動ボールミル
用のポットに直径が10mmの磁性ボールを見かけ容積
で50%充填し、塩化マグネシウム20g+2−エチル
ヘキサノール2gを仕込、20時間粉砕接触を行った。 このようにして得られた塩化マグネシウムと2−エチル
ヘキサノールとの付加物を2.09g用いる以外は実施
例2と同様にして固体触媒成分を調製し、この固体触媒
成分を23m g用いた以外は同様にして、エチレンの
重合を行った。得られた重合体は152gであった。こ
の重合体のMIは0. 58 g/1Oninであり、
HLMIは41. 6 g/IO+ninであり、 I
J L M 1/MIは71.7であった。又、溶融張
力は】2g、ダイスウェルは66%であった。 欠「9 実施例2において塩化マグネシウムの代わりに、ステア
リン酸マグネシウムL1.8gを用いる他は同様にして
固体M媒成分を得た。この固体触媒成分を用いる以外は
実施例2と同様にして固体触媒成分を調製し、この固体
触媒成分を3 ] m K用いた以外は同様にして、エ
チレンの重合を行った。 得られた重合体は143gであった。この重合体のMI
は0. 75 g/10m1nであり、HLMIは47
゜51/10m1nであり、HLMI/MIは63.3
であつた。又、溶融張力は8g、ダイスウェルは51%
であった。 実−上−釘±1 (エチレンとブテン−1との共重合) 充分に窒素置換した1Lのオートクレーブにイソブタン
0.5L、ブテン−1を10g、上記で得られた固体触
媒成分を24 m g、 トリイソブチルアルミニウム
1 m m o lを仕込、内温を90℃まで昇温した
。ついで水素をゲージ圧で5.0kg / c m 2
加え、さらにエチレンを圧入し、エチレン分圧をLOk
g/cm2となるように保ちながら、1時間重合を行っ
た。ついで内容ガスを系外に放出することにより、重合
を終結した。その結果、157gの白色粉末状重合体が
得られた。この重合体のMIは0. 69 g/10m
1n、  HL M Iは43゜8 g/lominで
あり、HLMI/MIは63.51であった。又、溶融
張力は9.3g、  ダイスウェルは61%であった。 また、この共重合体の密度は0.951g/ccであっ
た。 比〜v1j」 実施例1においてマグネシウムエチラートを用いない以
外は全く同様にして固体触媒成分を調製した。この固体
触媒成分を68 m g用い、水素分圧を15に、H/
cm2、エチレン分圧を7 k g/ cm2にする以
外は同様にしてエチレンの重合を行った。得られた重合
体は82gであり重合活性は低かった。この重合体のM
IはO,18g/lomin、  HLMIは15.8
 g/10m1n、  HL M I / M Iは8
7゜8であった。又、溶融張力は15gであり、ダイス
ウェルは77%であった。 厖較員ユ 実施例2において熱処理を行わない以外は同様にして固
体触媒成分を調製し、この固体触媒成分を79 m g
用いる以外は実施例2と同様にエチレンの重合を行った
。得られた重合体は10.3gであり1重合活性は極め
て低かった。 R較泗J− 実施例1においてイソプロピルアルコールの代わりにn
−ブチルアルコールを用いる以外は実施例1と同様に固
体触媒成分を調製した。この固体触媒成分を1.2 m
 g使用する他は実施例1と同様にエチレンの重合を行
った。得られた重合体は167gであった。この重合体
のMIは1.53g/10+ninであり、 HL M
 153. 5 g/10m1nであり、H1,、M 
I / M Iは35であった。また、溶融張力は2.
0gであり、ダイスウェルは38%であった。 (以下余白) (6)発明の詳細 な説明したように、本発明のエチレン系重合体の製造方
法によれば広い分子量分布を有し、しかも溶融張力かた
かく、ダイスウェルの大きいエチレン重合体を助平よく
製造することができる。 そのためフィルム成形やブロー成形に適した高品質のエ
チレン系重合体が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法における触媒調製のフローチ
ャート図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)(1)(イ)マグネシウムアルコラート(ロ)ハ
    ロゲン化マグネシウムもし くはハロゲン化マグネシウムと電子 供与性化合物との付加物および、 (ハ)脂肪酸マグネシウムからなる 群から選ばれた少なくとも一種のマ グネシウム化合物の存在下に、 (2)四塩化チタンと、 (3)(イ)一般式がR^1OHで示されるアルコール
    系化合物、 (ロ)一般式がTi(OR^1)_4で示 されるアルコキシチタン系化合物お よび、 (ハ)一般式がAl(OR^1)_3で示 されるアルコキシアルミニウム系化 合物(ただし、R^1は第二級または第 三級の炭化水素基)からなる群から 選ばれた少なくとも一種の化合物と の反応物を80−200℃の温度で 熱処理することによって得られた炭 化水素不溶性の固体触媒成分と、 (B)有機アルミニウム化合物 とから得られる触媒系の存在下にエチレンを単独重合ま
    たは、エチレンと他のα−オレフィン類とを共重合させ
    ることを特徴とするエチレン系重合体の製造方法。
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