JPH0212276Y2 - - Google Patents

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JPH0212276Y2
JPH0212276Y2 JP1984120816U JP12081684U JPH0212276Y2 JP H0212276 Y2 JPH0212276 Y2 JP H0212276Y2 JP 1984120816 U JP1984120816 U JP 1984120816U JP 12081684 U JP12081684 U JP 12081684U JP H0212276 Y2 JPH0212276 Y2 JP H0212276Y2
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JP
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outlet pipe
oil inlet
turbocharger
cylinder block
oil
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JP1984120816U
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案利用分野」 本考案は自動車用ターボチヤージヤで使用した
潤滑油をシリンダブロツクに戻すための配管装置
に関するものである。
「従来技術」 従来ターボチヤージヤのタービン軸は非常な高
速回転するものであるから、常に冷却と潤滑を行
う必要があり、その為、例えば実開昭55−102031
号公報に記載されたターボチヤージヤ付きエンジ
ンのオイルパイプのようにエンジン本体の潤滑オ
イル突出口と、ターボチヤージヤに設けた潤滑オ
イルの流入口とをパイプによつて連結した配管構
造が知られている。
このような配管用パイプは取付場所や他の部品
との関係で複雑に屈曲した構造になるためその加
工精度は必ずしも高度なものでなく、このような
加工誤差を吸収する機構を必要とする。
第3図に示したものは、このような従来の配管
構造の一例であり、aはターボチヤージヤbと、
エンジン本体側のオイルパンcとを接続する配管
用の金属パイプである。この場合、オイルタンク
より流出する潤滑油はパイプdを通つてターボチ
ヤージヤbに入り、タービン軸等の高温部を冷却
した後、前記金属パイプaを経てオイルパンcへ
排出される。
上記したように金属パイプaは複雑に屈曲して
いるため加工精度が悪く、そのため通常パイプa
をゴムホース等により構成するか、又は金属パイ
プaの途中にフレキシブルホースgを接続してパ
イプの加工誤差を吸収している。
「従来技術の問題点」 しかしながら上記のような配管をゴムホースに
したり、途中にフレキシブルホースを使用するこ
とは、配管装置のコストをいたずらに上昇させる
という問題点がある。
また、第3図に示した配管構造では金属パイプ
aを交換する場合、ターボチヤージヤb側の端部
fとオイルパンc側の端部eの両方のボルトを緩
める必要があるため交換に手間がかかる問題があ
つた。
更に、金属パイプaを取り外す時、ターボチヤ
ージヤbやオイルパンcとの接合部で取り外しや
すくする必要がある。
「考案の目的」 従つて本考案の目的は、価格を上昇させること
なく精度の良い配管用パイプを作成し、且つその
配管用パイプを用いてターボチヤージヤの取付位
置誤差を吸収すると共に、上記配管用パイプの取
り外しが容易に行えるターボチヤージヤの配管装
置を提供することにある。
「考案の構成」 従つて本考案は、その要旨とするところが、タ
ーボチヤージヤで使用した潤滑油をシリンダブロ
ツクに戻すためにターボチヤージヤの排油口とシ
リンダブロツクの油入口とを接続するアウトレツ
トパイプをその両端部の軸線が偏心した状態で平
行となるように構成したターボチヤージヤの配管
装置において、該アウトレツトパイプの一端を上
記シリンダブロツクの油入口に摺動可能に挿入
し、上記アウトレツトパイプの油入口へ挿入され
る側の端部の該油入口より突出する部分に上記油
入口端面に対して適当隙間離隔する差し込み防止
用鍔を形成すると共に、上記アウトレツトパイプ
端部の油入口へ挿入される部分にOリングを嵌入
する環状溝を形成した点であるターボチヤージヤ
の配管装置を提供するものである。上記のように
アウトレツトパイプの油入口へ挿入される側の端
部の該油入口より突出する部分に上記油入口端面
に対して適当隙間離隔する差し込み防止用鍔を形
成することにより、アウトレツトパイプの一端を
シリンダブロツク内へ差し込みすぎるのを防止す
ることができると共に、アウトレツトパイプの油
入口へ挿入される側端部の軸線を中心として、該
アウトレツトパイプを回動させる際のガイドにも
なる。尚、ここで、上記鍔を油入口端面に対して
適当隙間離隔するのは、上記アウトレツトパイプ
を取り付け・取り外しする際に、アウトレツトパ
イプを、一旦シリンダブロツク側へ押し込むこと
ができるようにし、作業性の向上を図るためであ
る。また、アウトレツトパイプ端部の油入口へ挿
入される部分に環状溝を形成してOリングを嵌入
して、これをシリンダブロツクの油入口に挿入し
て取り付けるようになすことにより、ターボチヤ
ージヤの高さ方向の取付位置誤差を簡単に吸収す
ることができると共に、上記アウトレツトパイプ
の交換が容易に行え得るようになしたものであ
る。
「実施例」 続いて第1図及び第2図を参照して本考案を具
体化した実施例に付き説明し、本考案の理解に供
する。ここに第1図は本考案の一実施例に係るア
ウトレツトパイプの取付状態を示す一部断面を含
む側面図、第2図は第1図に示したアウトレツト
パイプ単体を第1図における矢印A方向から見た
正面図である。
第1図及び第2図においてアウトレツトパイプ
1は、鋼管、銅管等の金属パイプよりなり、ター
ボチヤージヤ側の排油口2と、シリンダブロツク
側の油入口3とを連結する。このアウトレツトパ
イプ1は、途中の状態は任意の屈曲管により構成
することができるが、その一端部4の軸芯j1と他
端部5の軸芯j2とは偏心した状態で平行に形成さ
れる。このような金属管を成形する場合、その両
端部を平行に成形することは極めて容易であり、
その場合の両軸芯j1,j2の偏心量εを高精度に保
つことも容易である。従つてこのようなアウトレ
ツトパイプ1では、ターボチヤージヤbのエンジ
ン本体に対するアウトレツトパイプ1の管軸に直
角の方向への取付位置精度に応じたパイプを製造
することが可能である。
次に上記アウトレツトパイプ1の他端部5の先
端部には、絞り加工により円環状の溝6が形成さ
れ、この溝6にOリング7が嵌入され、上記のよ
うに構成したアウトレツトパイプ1の他端部は、
シリンダブロツクの油入口3へ軸方向に摺動自在
に挿入され、Oリング6により油洩れが防止され
る。このようなアウトレツトパイプ1の他端部5
の先端は、Oリング7を介してシリンダブロツク
の油入口3に摺動自在に挿入されることにより取
り付けられるものであるから、その挿入深さは、
任意に調整可能である。従つて上記アウトレツト
パイプ1の一端部4の先端に設けたフランジ8を
ボルト9を用いてターボチヤージヤbに取り付け
る場合、ターボチヤージヤbのシリンダブロツク
に対する高さ方向の取り付け位置に若干の誤差が
生じたとしても、上記したOリング7を介しての
取付構造により上記誤差を充分に吸収することが
できる。
また、上記アウトレツトパイプ1を取り外す場
合、一端部4側のボルト9を外し、他端部5側を
中心に回動させると両軸芯j1,j2の偏心によりタ
ーボチヤージヤbやシリンダブロツクの油入口3
との当たりを解消して上記アウトレツトパイプ1
を取り外すことができる。更に、上記アウトレツ
トパイプ1の一端部4側にオイルフイルター等の
部品が配設されている場合、上記のようにアウト
レツトパイプ1を回動させることにより、上記部
品の交換が容易に行える。
そして、上記アウトレツトパイプ1の他端部5
の油入口3より突出する部分には、上記油入口3
端面に対して適当隙間離隔する差し込み防止用鍔
10がロー付け等により形成されているため、こ
れが当りの役目をなし、アウトレツトパイプ1の
油入口3への差し込み過ぎを防止することができ
ると共に、アウトレツトパイプ1の他端部5の軸
線を中心としてアウトレツトパイプ1を回動させ
る際のガイドにもなる。
尚、ここで上記鍔10を油入口3端面に対して
適当隙間離隔するのは、上記アウトレツトパイプ
1を取り付け・取り外しする際に、上記アウトレ
ツトパイプ1を、一旦シリンダブロツク側へ押し
込むことができるようにし、作業性の向上を図る
ためである。
また11はアウトレツトパイプ1の中間部に取
り付けたブラケツト等の取付部材で、エンジン本
体等にアウトレツトパイプ1の他端部5を固定す
るためのものである。
「考案の効果」 本考案は、以上述べたように、ターボチヤージ
ヤで使用した潤滑油をシリンダブロツクに戻すた
めにターボチヤージヤの排油口とシリンダブロツ
クの油入口とを接続するアウトレツトパイプをそ
の両端部の軸線が偏心した状態で平行となるよう
に構成したターボチヤージヤの配管装置におい
て、該アウトレツトパイプの一端を上記シリンダ
ブロツクの油入口に摺動可能に挿入し、上記アウ
トレツトパイプの油入口へ挿入される側の端部の
該油入口より突出する部分に上記油入口端面に対
して適当隙間離隔する差し込み防止用鍔を形成す
ると共に、上記アウトレツトパイプ端部の油入口
へ挿入される部分にOリングを嵌入する環状溝を
形成したものであるから、ゴムパイプやフレキシ
ブルパイプを用いることなく金属パイプのみによ
つてターボチヤージヤからの戻り油をシリンダブ
ロツク側に戻すことができ、極めてコスト的に有
利であり、しかもシリンダブロツクの油入口へ挿
入される側のアウトレツトパイプの端部がその挿
入深さを調整自在に油入口に差し込まれるので、
ターボチヤージヤの高さ方向の取付位置誤差やア
ウトレツトパイプの長手方向の加工誤差が吸収さ
れ、且つアウトレツトパイプの交換がターボチヤ
ージヤ側のボルトを外すだけで行えるため手間が
かからず、また、上記アウトレツトパイプを取り
付け・取り外しする際に、鍔をガイドにして、上
記アウトレツトパイプを回動させることによりタ
ーボチヤージヤとの当たりが解消されるため、取
り付け・取り外しが一層簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るアウトレツト
パイプの取付状態を示す一部断面を含む側面図、
第2図は第1図に示したアウトレツトパイプの第
1図におけるA矢視図、第3図は従来の配管装置
を示す側面図である。 符号の説明、1……アウトレツトパイプ、2…
…排油口、3……油入口、4……一端部、5……
他端部、j1,j2……軸芯、6……溝、7……Oリ
ング、8……フランジ、10……鍔、11……取
付部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ターボチヤージヤで使用した潤滑油をシリンダ
    ブロツクに戻すためにターボチヤージヤの排油口
    とシリンダブロツクの油入口とを接続するアウト
    レツトパイプをその両端部の軸線が偏心した状態
    で平行となるように構成したターボチヤージヤの
    配管装置において、該アウトレツトパイプの一端
    を上記シリンダブロツクの油入口に摺動可能に挿
    入し、上記アウトレツトパイプの油入口へ挿入さ
    れる側の端部の該油入口より突出する部分に上記
    油入口端面に対して適当隙間離隔する差し込み防
    止用鍔を形成すると共に、上記アウトレツトパイ
    プ端部の油入口へ挿入される部分にOリングを嵌
    入する環状溝を形成したことを特徴とするターボ
    チヤージヤの配管装置。
JP12081684U 1984-08-06 1984-08-06 タ−ボチヤ−ジヤの配管装置 Granted JPS6136135U (ja)

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