JPH02122475A - 情報信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録媒体に記録された情報信号を再生する情報
信号再生装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、上述の様な装置として、磁気シートに、例えば静
止画像信号の様な情報信号を記録し、あるいは再生する
電子スチルビデオシステムが知られている。

該電子スチルビデオシステムは、磁気シート上のトラッ
クに情報信号の記録を行う場合に、磁気ヘッドを選択さ
れたトラック上に移動させ、移動したトラックに、すで
に情報信号が記録されているか否かを判別し、情報信号
が記録されていない場合には、そのトラックに情報信号
を記録し、また、すでに何らかの信号が記録されている
場合には、重ね記録を防止するために情報信号の記録を
禁止するか、あるいはそのトラックを消去した後、新た
に情報信号の記録を行う様に構成されている。

また、磁気シートの再生を行う場合には、再生が指定さ
れたトラックに情報信号がすでに記録されている場合に
は記録されている情報信号を再生し、モニター等の外部
装置に出力し、また、情報信号が記録されていない場合
には、モニターに対する再生出力信号をミュートするよ
う動作が制御されている。上述したように、従来の電子
スチルビデオシステムにおいては、記録あるいは再生時
に磁気シート上の任意のトラックを指定し、そのトラッ
クに情報信号の記録が行われているか否かの判別を行っ
た後、該判別結果により以後の動作が制御されるわけで
ある。尚、該判別動作は第２図に示すように、磁気ヘッ
ドからの再生ＲＦ信号をエンベロープ検波回路３０によ
り検波し、該検波信号と基準レベル発生器３１より出力
される予め定められたレベルを有する基準信号とを比較
器３２に入力し、この比較器３２によりレベル比較し、
該基準信号より検波信号の方がレベルが大きい場合は記
録済、小さい場合には未記録という判別が行われている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来例では、第２図の比較器３２に
入力される基準信号のレベルは、空トラツクより再生し
た時に得られる検波信号のレベルとして予想されるレベ
ルに予め設定されているため、温度変化や装置に使用さ
れる部品のバラツキ等によりエンベロープ検波回路３０
に入力される信号、すなわち再生ＲＦ信号のレベルの変
動やエンベロープ検波回路３０そのものの動作の不安定
さのために記録済トラックであるか否かを誤検出をする
ことがあった。

また、上述の誤検出を防止するために、従来はエンベロ
ープ検波回路３０の出力検波信号レベルと基準レベル発
生器３１より出力される基準信号のレベルに同一の温度
特性を持たせる様に補正回路などを設ける方法がとられ
ており、これが部品点数の増大、コスト高の要因となっ
てしまうという欠点を有していた。

本発明は、上述の問題点を鑑み為されたもので、記録媒
体に対する情報信号の有無を簡単な構成により安定かつ
正確に判別する事ができる情報信号再生装置を提供する
事を目的とする。

〔発明を解決する為の手段〕

本発明の情報信号再生装置は、記録媒体に記録された情
報信号を再生する装置であって、記録媒体上の記録可能
領域以外の領域を再生し、再生された信号のレベルを検
出し、保持する検出保持手段と、前記検出保持手段に保
持されている信号のレベルと、記録媒体上の記録可能領
域より再生された信号のレベルとを比較し、前記記録媒
体上の記録可能領域内において、情報信号が記録されて
いる部分を判別する判別手段とを具備したものである。

〔作　用〕

上述の構成により、温度変化や装置の部品のバラツキ等
に影響されずに安定かつ正確に記録媒体に対する情報信
号の有無を判別する事ができる様になる。

〔実施例〕

以下、本発明を本発明の実施例を用いて説明する。

第１図は本発明の一実施例として、本発明を適用した電
子スチルビデオシステムの概略構成図である。

ｌは映像信号が記録されている磁気シートであって、該
磁気シートには予め定められているトラック位置に所定
のトラック幅で記録再生用に５０本の同心円状のトラッ
クが形成されており、最外周側トラックが第１トラツク
、最内周側が第５０トラツクと定められている。また、
２は磁気シートｌより信号を読み取るための磁気ヘッド
、３は磁気シートに設けられた磁性片、４は磁気シート
１が自転することにより磁性片３が通過するタイミング
で信号を発生する如く設けられたいわゆるＰＧコイル、
５は磁気シート１を回転させるためのＤＣモータ、６は
ＤＣモータ５を定速回転させるとともに、上記ＰＧコイ
ル４の出力信号の出力タイミングと基準信号との位相が
一定となるように制御するサーボ回路、７はＰＧコイ゛
ル４からの出力信号を波形成形するための波形成形回路
、８は磁気ヘッド２を磁気シート１の任意のトラック上
に移動させるためのヘッド移動機構、９はヘッド移動機
構８を駆動するためのステップモータ、ＩＯはステップ
モータ９の駆動回路である。１１は磁気ヘッド２が磁気
シートｌの最外周トラックである第１トラツクより、■
トラック分だけ外周側に位置した時にＯＮ状態となる０
トラッりの検出ＳＷ、１２はＳＷＩを介して磁気ヘッド
２からの再生ＲＦ信号が入力されるプリアンプ、１３は
プリアンプからの再生ＲＦ信号を復調し映像信号を得る
ための再生信号処理回路、１４は再生信号処理回路１３
より出力される映像信号が入力される増幅器であり、該
増幅器１４の出力が外部モニター装置１５に供給され、
磁気シートｌより再生された映像信号は外部モニター装
置１５に表示されることになる。また、１６はプリアン
プ１２より出力される再生ＲＦ信号が入力されるエンベ
ロープ検波回路、１７はエンベロープ検波回路１６から
の出力信号を８ｂｉｔのディジタル信号に変換するため
のアナログ・ディジタル（Ａ／Ｄ）変換器、１８は該Ａ
／Ｄ変換器１７からのディジタル信号を保持するための
ラッチ回路であり、ラッチされるデータはＡ／Ｄ変換出
力データの２倍の値となり、この値を出力する。１９は
ラッチ回路１８の出力データを元のデータ値の２倍の値
とした後、このデータ値とＡ／Ｄ変換器１７の出力とを
比較する比較回路、２０は本実施例のシステム全体を制
御する制御回路であり、マイクロコンピュータを含む回
路で構成されている。２１は制御回路２０の中のマイク
ロコンピュータを制御するためのプログラムが格納され
ているＲＯＭ（ＲｅａｄＱ　ｒｌ　Ｉ　ｙ　Ｍ　ｅ　ｍ
　ｏ　ｒ　ｙ　）、２２はＲＡＭ　（Ｒａｎｄｏｍ　Ａ
ｃｃｅｓｓＭ　ｅ　ｍ　ｏ　ｒ　ｙ　）である。２３は
映像信号の入力端子であり、２４は映像信号が入力され
る記録映像信号処理回路、２５は記録映像信号処理回路
２４により処理された映像信号が入力される記録増幅器
であり、この出力信号がＳＷｌを介して磁気ヘッド２に
より磁気シートｌに記録されることになる。２６は映像
信号入力端子２３より入力される映像信号から同期信号
を分離する同期分離回路であり、ここで、垂直同期信号
が分離され、サーボ回路１６に入力されている。

以下、第１図に示した実施例の動作について詳細に説明
する。

本装置に磁気シート１がセットされると、ＳＷｌはＢに
接続されてサーボ回路６によりＤＣモータ５が定速回転
される。また、ＰＧコイル４の出力信号は波形成形回路
７により波形成形された後、サーボ回路６に供給され、
サーボ回路６内に設けられている発振器より出力される
基準信号と、ＰＧコイル４から出力される波形成形され
た信号とが一定の位相関係となるようにサーボ回路６に
よりＤＣモータ５の回転が制御される。また、制御回路
２０は磁気ヘッド２を磁気シートｌ上の外周側の方向に
移動させるようステップモータ９の駆動回路ｌＯを制御
し、Ｏトラックの検出５ＷＩＩがＯＮ状態となった時、
ステップモータ９によるヘッド２の移動を停止する事に
よりＯトラックの位置に磁気ヘッド２を移動させる。そ
して、０トラツクの位置への磁気ヘッド２の移動が完了
した後、該磁気ヘッド２により０トラツクの再生が開始
され、再生された信号はＳＷＩの図中のＢ端子を介して
プリアンプ１２に入力され、ここで増幅された後エンベ
ロープ検波回路１６に入力され、このエンベロープ検波
回路１６において検波された信号を更にＡ／Ｄ変換器１
７によりＡ／Ｄ変換した後に得られるディジタル信号は
制御回路２０からの制御信号によりラッチ回路１８に保
持させられる。そして、ラッチ回路１８にラッチされた
Ａ／Ｄ変換回路１７の出力データは比較回路１９に入力
され、元のデータ値の２倍のデータに変換され、空トラ
ツクの基準レベルを示すデータとなる。すなわち映像信
号を記録再生する為のトラックとして定められていない
０トラツクすなわち予め空トラツクとわかっているトラ
ックの再生ＲＦ信号の２倍のレベルが、空トラツクの基
準レベルデータとされるわけである。ここまでが記録あ
るいは再生動作の初期設定として行われる。

次に、制御回路２０は、不図示のモードＳＷにより指定
された動作モードが記録モードであるか再生モードであ
るかを判別して、以下に示すような動作を行う。まず、
再生モードである場合には、磁気ヘッド２を１トラツク
分内周側に移動させ、映像信号の記録再生用トラックと
して定められている第１トラツク上に移動させる。そし
て、この第１トラツクより再生され、エンベロープ検波
及びＡ／Ｄ変換されたデータを比較回路１９に供給し、
比較回路１９から出力される判別信号を制御回路２０が
判別することにより、記録済か否かの判別を行い、記録
済の場合には、増幅器１４を動作状態にして、外部モニ
ター装置１５に映像信号を出力する。また、未記録のト
ラックである場合には増幅器１４を非動作状態とするこ
とにより外部モニター装置Ｉ５への信号出力を禁止する
。このように、比較回路１９より出力される判別信号に
より外部モニター装置１５への信号出力を制御するわけ
である。また、不図示トラック移動指示部が操作された
場合には、磁気ヘッド２を第１トラツクから第５０トラ
ツクの範囲で指定されたトラックの位置まで移動させ同
様の制御を行う。

次に記録モードである場合について説明する。

記録モードである場合には制御回路２０によってサーボ
回路６が制御され、サーボ回路６はＰＧコイルの出力信
号を波形整形した信号と位相比較される基準信号として
、同期分離回路２６において分離される垂直同期信号を
選択する。すなわち映像入力端子２３より入力される映
像信号の垂直同期信号に同期して磁気シートｌは定速回
転することになる。

次に、制御回路２０は磁気ヘッド２を磁気シート１上の
第１トラツク上に移動し、この第１トラツクより再生さ
れ、エンベロープ検波及びＡ／Ｄ変換されたデータを比
較回路１９に供給し、比較回路１９から出力される判別
信号を制御回路２０において判別することにより記録済
か、否かを判別する。そして、未記録の場合には、第１
トラツク上に磁気ヘッド２を保持し、不図示の記録実行
ＳＷがＯＮ状態か否かを判別する。そして記録実行ＳＷ
がＯＮ状態である場合は制御回路２０は波形成形回路７
から出力されるＰＧ倍信号同期して、１トラツク分の記
録時間のみＳＷＩを図中のＢからＡに切り換えることに
より、磁気シートｌに映像信号を記録する。そして、以
上の記録動作が終了すると、さらにｌトラック分だけ磁
気ヘッド２を内周側のトラックに移動させ、移動先のト
ラックが記録済か否かを比較回路１９の出力信号により
判別して上記動作をくり返す。また、移動先のトラック
が記録済トラックであった場合には、自動的にさらにｌ
トラック内周側に磁気ヘッド２を移動させ、未記録トラ
ックが検出するまで、これをくり返す。ただし最内周ト
ラックである第５（ｌラックより内周側へは磁気ヘッド
２が移動しないよう制御回路２０が移動したトラック数
を計数し、制御している。

以上説明したように磁気ヘッド２を最初に０トラツクに
移動し、該Ｏトラックより再生される信号をエンベロー
プ検波する事により得られる検波信号のレベルをＡ／Ｄ
変換したデータをラッチ回路１８にて保持し、更にこの
データを２倍したデータを基準レベルとして、第１から
第５０トラツクを再生した時の再生レベルと比較するこ
とにより安定かつ正確に各トラックが記録済か否かの判
別を行う事ができ、再生モード時においては未記録トラ
ックミ を再生した時には再生出力信号をシュートし、記録モー
ド時においては記録済トラックに対して重ね書き等の誤
記録の防止を行う事ができる様になる。

尚、本実施例においては、０トラツクにおいて再生され
た信号をエンベロープ検波し、更にＡ／Ｄ変換して得ら
れたデータの値をラッチし、更にこれを２倍にして空ト
ラツクの基準レベルとしているが、これは２倍に限定さ
れるものではない。さらには、０トラツクにおける再生
信号をエンベロープ検波し、更にＡ／Ｄ変換して得られ
たデータの値に、一定の値を加算したものを基準レベル
としてもよい。

また、空トラツク検出のための基準レベルとして、０ト
ラツクの再生信号をエンベロープ検波した信号のレベル
を用いているが、これは０トラツクより再生される信号
に限定されるものではなく、信号が記録されていないこ
とが明らかであるトラック位置であればどこでもよい。

さらには、磁気シートｌが装填されていない場合であっ
てもエンベロープ検波回路１６の出力レベルをＡ／Ｄ変
換したデータの値を基準とし、これを更に補正した値を
空トラツクの基準レベルとしても良い。

〔発明の効果〕

以上説明して来た様に、本発明により記録媒体に対する
情報信号の有無を簡単な構成により安定かつ正確に判別
する事ができる様な情報信号再生装置を提供する事がで
きる様になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例として、本発明を適用した電
子スチルビデオシステムの概略構成を示した図である。 第２図は従来の未記録トラック判別回路の概略構成を示
した図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体に記録された情報信号を再生する装置であって
   、 記録媒体上の記録可能領域以外の領域を再生し、再生さ
   れた信号のレベルを検出し、保持する検出保持手段と、 前記検出保持手段に保持されている信号のレベルと、記
   録媒体上の記録可能領域より再生された信号のレベルと
   を比較し、前記記録媒体上の記録可能領域内において、
   情報信号が記録されている部分を判別する判別手段とを
   具備した事を特徴とする情報信号再生装置。