JPH02120257A - ガラス繊維表面処理剤 - Google Patents

ガラス繊維表面処理剤

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JPH02120257A
JPH02120257A JP63274146A JP27414688A JPH02120257A JP H02120257 A JPH02120257 A JP H02120257A JP 63274146 A JP63274146 A JP 63274146A JP 27414688 A JP27414688 A JP 27414688A JP H02120257 A JPH02120257 A JP H02120257A
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JP
Japan
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treating agent
epdm
surface treatment
agent
glass fiber
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JP63274146A
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Junya Kobayashi
潤也 小林
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 東!五Δ秤肚生」 本発明は、FRP強化繊維用のガラス繊維表面に塗布さ
れる表面処理剤に関する。
従来技術及び課題 ガラス繊維の製造は、高速でノズルより溶融ガラスを押
し出し、凝固後、捲き取ることにより行なわれる。かか
るガラス繊維は、機緘力、特に摩擦に弱く、表面が損傷
すると容易に切断する。したがって、紡糸後、捲き取り
にいたる工程、あるいは加工工程中、機械部との接触あ
るいは単繊維同士の直接の接触を避け、また作業性をよ
くすると共に、ガラス繊維と樹脂との接着性を向上させ
るため、有機物を配合した表面処理剤を用いてガラス繊
維の表面被覆が行われている。
かかる表面処理剤は通常、(り結束剤(集束剤)5〜2
0重量%、(2)カップリング剤0.3〜0゜6重量%
、(3)界面活性剤0.1〜0.5重量%、(4)pH
調整剤適量および水からなる。結束剤はガラスフィラメ
ントを束ね繊維を損傷から保護し、カップリング剤は樹
脂とガラスとの接着性を向上し、また界面活性剤は紡糸
時、加工時に繊維に潤滑性および帯電防止効果を付与し
、pH11m整剤はカップリング剤のpHを調整する。
かかる表面処理剤の表面皮膜を有するガラス繊維を強化
繊維として配合したFRPにとって、剛性(すなわち変
形しにくい性質)は重要な性能の一つである。しかしな
がら、−船釣に高剛性FRPは、破壊によって生じたク
ラックが波及しやすいため、脆く、耐衝撃性が小さいと
いう欠点を有する。すなわち、F’RPの剛性率と衝撃
強度とは逆比例の関係にある。その破壊のメカニズムは
、FRP中の繊維に生じたクラックが隣の繊維に伝般し
、次々に繊維を切断していき広がる。
従来、このような衝撃強度の向上をはかるには繊維−樹
脂間の接着強度を落とし応力伝達を小さくする方法がと
られており、接着強度を落とすとFRPの強度もこれに
伴い低下するため衝撃強度改善の根本的な解決とはなっ
ていない。
本発明は、高剛性と高衝撃強度を共に備えたFRPを製
造しうるガラス繊維用の表面処理剤を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、プラスチックエマルジョン、カップリング剤
、界面活性剤、およびエチレンプロピレンジエンゴム−
マレイン酸−アミノシラン共重合体からなることを特徴
とするガラス繊維表面処理剤を提供するものである。
本発明の表面処理剤を用いると下記式:%式%:): に示すごとく、ガラス繊維表面にゴム分子が化学結合さ
れ、ダメージを受けた繊維部分の延性材料(ゴム)によ
りクラックの波及が押さえられるものと推定される。
本発明のガラス表面処理剤に配合されるエチレンプロピ
レンジエンゴム−マレイン酸−アミノシラン共重合体(
以下、変性EPDMという)は、エチレンプロピレンゴ
ム(以下、EPDMという)にマレイン酸または無水マ
レイン酸を付加させ、ついでこれにアミノシランを付加
することにより得られる。
ここで用いられるEPDMとしては、エチレンプロピレ
ン−非共役ジエン三元共重合体などが挙げられる。
共重合体中のマレイン酸成分の共重合割合は、EPDM
100重景部に対してマレイン酸成分10〜50重量部
である。
付加反応は、トルエン、ベンゼンなどの適宜の溶媒中、
ベンゾイルパーオキサイド(BPO)、アゾビスイソブ
チルニトリル(A I BN)などの触媒の存在下、5
0〜60℃にて1〜2時間反応を行う。
ついで、前記反応混合物にアミノンランを加え、同様の
反応条件下にて付加反応を行う。アミノシランとしては
γ−アミノプロピルトリメトキシノラン、N−β−(ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシランなどが挙げられる。アミノシランの
付加量は、EPDM100重量部に対して10〜20重
量部である。
表面処理剤中における変性EPDMの配合量は、0.0
05〜0.05重量%である。変性EPDMの配合量が
0.005重量%より少ないと、衝撃強度改善の効果が
ない。一方、配合量が0.05重量%を越えると衝撃強
度は向上するものの剛性率、強度が低下し好ましくない
本発明表面処理剤の他の成分である結束剤、カップリン
グ剤、界面活性剤、pHn整剤としては従来公知の表面
処理剤に用いられているものがいずれも採用されてよい
したがって、結束剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル
、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリエステル、アクリ
ル樹脂などのプラスチックエマルジョンが好ましい。
カップリング剤としては、アクリルシラン、ビニルシラ
ン、アミノシラノ、エポキシシランなどが挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキルイミダシリン、ポ
リオキシエチレン、テトラエチレンペンタ、ミンなどが
挙げられる。
また、pH8整剤としては、アンモニア、酢酸などが用
いられる。
その他、本発明のガラス繊維表面処理剤には、従来公知
のガラス繊維表面処理剤に用いられている静電防止剤、
塩化アンモニウム、塩化リチウム等がいずれも採用され
てよい。
本発明処理剤を調製するには、前記各成分を常法により
水に溶解、分散する。
本発明の表面処理剤をガラス繊維に付着させるには、表
面処理剤の浴中にガラス繊維を浸漬するか、あるいはロ
ーラーなどによる塗布、スプレー法など公知の方法がい
ずれも用いうる。表面処理剤が付着したガラス繊維は、
乾燥され、表面に保護膜を有する。
χ靴外 つぎに、本発明を製造例、実施例によりさらに具体的に
説明する。
製造例[変性EPDM(EPDM(エチレン−プロピレ
ン−ジエン系)ゴム−マレイン酸−アミノシラン反応物
)の製造] 三角フラスコ中にEPDM粉末(ナカライテスク(株)
製、粒度サブミクロン)10g、無水マレイン酸5gお
よびトルエン500cc入れ混合した。
ロータリーバキュームポンプにより、o、1torrま
で脱気し、10分間放置した。ついで、BPO(ベンゾ
イルパーオキサイド)Igを添加し、三角フラスコを常
温振とう話中にセットして、約50℃にて30分撹拌し
た。三角フラスコよりEPDM−マレイン酸−アミノシ
ラン反応物を回収し風乾した。
実施例1〜5および比較例1〜5 前記製造例にて得られた変性EPDMを用い、第1表に
示す配合比で各成分を混合し、約20分間撹拌した。プ
ラスチックエマルジョンとして酢酸ビニル−エチレン共
重合体水性エマルジョン(OM−6000、クラー(株
)製)、カップリング剤としてはγ−グリシドキシトリ
メトキシシラン、界面活性剤としてケミチレン5GF−
50(三洋化成工業(株)製)を使用し、混合後、酢酸
によりpHを5に調整した。
つぎに、上記各表面処理剤にEガラス繊維束(フィラメ
ント径=13g+)を20秒浸漬した後取り出し、11
0℃、10分間ベーキングした。これらのガラス繊維と
エポキシ樹脂(エビクロン850、大日本インキ(株)
製)とを用い、一方向FRP(繊維含有率:60vo1
%)を作成した。比較例5は未処理のガラス繊維を用い
FRPを作成した。第1表に得られたFRPの測定結果
を示す。
(測定方法) 曲げ剛性率 :  JIS  K7055曲げ強度: 
JIS  K7055 衝撃強度: JIS  K6911 従来のガラス繊維表面処理剤を用いた比較例1に比べる
と、本発明処理剤を用いた実施例1〜5では、強度、剛
性、耐衝撃性が全て改善された。
すなわち、本発明の表面処理剤を使用すると強度、弾性
率が低下せずに衝撃強度が上昇する。これに対し、従来
は比較例1〜4に示すようにカップリング剤の配合量を
減らし接着性が落としていたため、衝撃強度は上昇する
ものの、強度、弾性が低下した。また、表面処理剤を用
いない比較例5も樹脂との接着性が低いため衝撃強度は
上昇するが剛性率、強度が著しく低下する。
発明の効果 本発明のガラス繊維用表面処理剤を適用したガラス繊維
をFRPに用いることにより、高強度、高剛性、高耐衝
撃強度を共に備えたFRPを得ることができる。
特許出願人 株式会社 島津製作所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラスチックエマルジョン、カップリング剤、界
    面活性剤、およびエチレンプロピレンジエンゴム−マレ
    イン酸−アミノシラン共重合体からなることを特徴とす
    るガラス繊維表面処理剤。
JP63274146A 1988-10-28 1988-10-28 ガラス繊維表面処理剤 Granted JPH02120257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63274146A JPH02120257A (ja) 1988-10-28 1988-10-28 ガラス繊維表面処理剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63274146A JPH02120257A (ja) 1988-10-28 1988-10-28 ガラス繊維表面処理剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02120257A true JPH02120257A (ja) 1990-05-08
JPH0524099B2 JPH0524099B2 (ja) 1993-04-06

Family

ID=17537666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63274146A Granted JPH02120257A (ja) 1988-10-28 1988-10-28 ガラス繊維表面処理剤

Country Status (1)

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JP (1) JPH02120257A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0627301A3 (de) * 1993-05-27 1995-05-24 Hoechst Ag Glasfaserverstärkter Verbundwerkstoff und Verfahren zu seiner Herstellung.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0627301A3 (de) * 1993-05-27 1995-05-24 Hoechst Ag Glasfaserverstärkter Verbundwerkstoff und Verfahren zu seiner Herstellung.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0524099B2 (ja) 1993-04-06

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