JPH02118151A - 防虫詰物基材 - Google Patents
防虫詰物基材Info
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- JPH02118151A JPH02118151A JP63270473A JP27047388A JPH02118151A JP H02118151 A JPH02118151 A JP H02118151A JP 63270473 A JP63270473 A JP 63270473A JP 27047388 A JP27047388 A JP 27047388A JP H02118151 A JPH02118151 A JP H02118151A
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Landscapes
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ふとん、クツション類の中綿に使用する防虫
詰物基材に関する。
詰物基材に関する。
(従来の技術)
従来、ふとん、クツション等においてはダニの温床とな
っている。ふとんにおいてはその数は20〜30万匹と
言われている。日光干し、洗)Rにより多くのダニは死
滅するが、その後の着用によりただちに増加する。これ
を防止するために防ダニ剤を繊維に付与し、ふとん、ク
ツションをつくることが提案されている。しかし洗濯、
耐久性に問題を残しており、ふとんをたえず清潔にして
おくための水洗、ドライクリーニングをすると、防ダニ
剤が脱落し、その効果は消滅する問題がある。
っている。ふとんにおいてはその数は20〜30万匹と
言われている。日光干し、洗)Rにより多くのダニは死
滅するが、その後の着用によりただちに増加する。これ
を防止するために防ダニ剤を繊維に付与し、ふとん、ク
ツションをつくることが提案されている。しかし洗濯、
耐久性に問題を残しており、ふとんをたえず清潔にして
おくための水洗、ドライクリーニングをすると、防ダニ
剤が脱落し、その効果は消滅する問題がある。
これを解決するために、合成繊維の場合は、紡糸の際に
薬剤と一緒に吐出すことも考えられるが、繊維の性能が
悪くなるばかりでなく、繊維の中心に分散した薬剤は表
面に出ることがなく、防ダニ剤の効果をなさない。その
ため、高価な薬剤を多大に使用することが必要となる。
薬剤と一緒に吐出すことも考えられるが、繊維の性能が
悪くなるばかりでなく、繊維の中心に分散した薬剤は表
面に出ることがなく、防ダニ剤の効果をなさない。その
ため、高価な薬剤を多大に使用することが必要となる。
(発明が解決しようとする課題)
本発明の目的は、上記の問題点を解消せんとするもので
あり、十分な耐久性を付与でき、しかも安価な防虫詰物
基材を提供するものである。
あり、十分な耐久性を付与でき、しかも安価な防虫詰物
基材を提供するものである。
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成する本発明の構成は、次の通りである
。すなわち、 単独または複数種類の繊維で構成される詰綿基材であっ
て、少なくとも1種類は鞘部が芯部より融点の低い高分
子重合体で構成された芯鞘構造繊維でおり、他の繊維は
該鞘部より融点の高い繊維であり、前記芯鞘構造繊維単
独または複数種類の繊維が混合されており、上記芯鞘構
造繊維、または他の繊維、あるいは両繊維共ダニの忌避
性を有する薬剤が付与されているとともに、該薬剤が前
記芯鞘構造繊維の融点の低い高分子重合体の溶解によっ
て保護されていることを特徴とする防虫詰物基材である
。
。すなわち、 単独または複数種類の繊維で構成される詰綿基材であっ
て、少なくとも1種類は鞘部が芯部より融点の低い高分
子重合体で構成された芯鞘構造繊維でおり、他の繊維は
該鞘部より融点の高い繊維であり、前記芯鞘構造繊維単
独または複数種類の繊維が混合されており、上記芯鞘構
造繊維、または他の繊維、あるいは両繊維共ダニの忌避
性を有する薬剤が付与されているとともに、該薬剤が前
記芯鞘構造繊維の融点の低い高分子重合体の溶解によっ
て保護されていることを特徴とする防虫詰物基材である
。
以下、本発明について更に詳)ホする。
芯鞘を構成する繊維の鞘部は芯部より融点の低い高分子
重合体で構成されているが、具体的には鞘部の高分子重
合体は、180℃以下で90℃以上の温度で溶融流動す
るものが望ましい。温度が180℃を越えると加工時に
莫大なエネルギーを必要とし、また低すぎると実用時環
境温度で容易に溶解するので好ましくない。好ましくは
、100°C〜150℃である。材質はポリエチレン、
ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン等いずれの
ものでもよい。芯と鞘の比率は断面積比で10〜90%
がよい。
重合体で構成されているが、具体的には鞘部の高分子重
合体は、180℃以下で90℃以上の温度で溶融流動す
るものが望ましい。温度が180℃を越えると加工時に
莫大なエネルギーを必要とし、また低すぎると実用時環
境温度で容易に溶解するので好ましくない。好ましくは
、100°C〜150℃である。材質はポリエチレン、
ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン等いずれの
ものでもよい。芯と鞘の比率は断面積比で10〜90%
がよい。
一方、混合する繊維は前記鞘部より融点の高いものであ
れば、天然繊維、合成繊維などいずれの繊維であっても
よい。
れば、天然繊維、合成繊維などいずれの繊維であっても
よい。
芯鞘構造m!、または通常繊維、あるいは両繊維共ダニ
の忌避性を有する薬剤が付与されていることが必要であ
る。両繊維を混合した後、鞘部の融点より高い温度で処
理し、溶解させるが、このことによって1.1ti帷表
面に付与された薬剤が、溶解したポリマーによって保護
される。繊維に付着させる防ダニ剤は、混合、開繊作用
に多少耐えるだけの付着強力があればよい。
の忌避性を有する薬剤が付与されていることが必要であ
る。両繊維を混合した後、鞘部の融点より高い温度で処
理し、溶解させるが、このことによって1.1ti帷表
面に付与された薬剤が、溶解したポリマーによって保護
される。繊維に付着させる防ダニ剤は、混合、開繊作用
に多少耐えるだけの付着強力があればよい。
防ダニ剤を繊維表面に付着させる方法は、スプレィ法、
デツプ法、キスローラー法等、いずれでもよいが、でき
るだけ簡単な手段を選ぶことが好ましい。防ダニ剤は単
独で、または油剤、合成樹脂等と混合して付与すること
ができる。
デツプ法、キスローラー法等、いずれでもよいが、でき
るだけ簡単な手段を選ぶことが好ましい。防ダニ剤は単
独で、または油剤、合成樹脂等と混合して付与すること
ができる。
防ダニ剤の種類は、ジフェニールエーテル系、第4級ア
ンモニウム塩系、有機ヨウ素系、ビグアナイド系、有機
リン系薬剤などが使用できるが、着用中の人体への安全
性から、殺虫方式より忌避効果の高いものがよい。
ンモニウム塩系、有機ヨウ素系、ビグアナイド系、有機
リン系薬剤などが使用できるが、着用中の人体への安全
性から、殺虫方式より忌避効果の高いものがよい。
ダニの忌避率は高いほど良いが、少なくとも20%は必
要で、効果が本当にみとめられるのは30%以上となる
。高いものは薬剤を多量に必要とし、コスト、安全性か
ら不利となるが、市場で要求される場合は、100%ま
で技術的には可能である。
要で、効果が本当にみとめられるのは30%以上となる
。高いものは薬剤を多量に必要とし、コスト、安全性か
ら不利となるが、市場で要求される場合は、100%ま
で技術的には可能である。
ダニの忌避率の測定は次の方法による。
シャーレに測定する試料Aとコントロール(防ダニ剤が
付着されていない試料)Bを置き、この上にダニのエサ
を置く。室温を25℃X90’CRHに保ち、コナダニ
をシャーレに数千匹投入し、90時間放置する。その後
エサの中に浸入したダニの数をAと8ともに読み取る。
付着されていない試料)Bを置き、この上にダニのエサ
を置く。室温を25℃X90’CRHに保ち、コナダニ
をシャーレに数千匹投入し、90時間放置する。その後
エサの中に浸入したダニの数をAと8ともに読み取る。
次の式でダニ忌避率を算出する。
忌避率(%)=((Bのダニ数−△のダニ数)/Bのダ
ニ数)X100 防ダニ剤が付与された芯鞘構造繊維または伯の繊維とを
混綿、開繊した後、層状として熱処理して本発明の詰物
基材を完成させる。混綿、開繊する方法は従来公知の方
法が適用できる。たとえばサンドウィッチ状に積層して
開綿機を通過させたのち、カード機でシート状となし、
これをレイヤーにて層状とする方法、ランダムウニツバ
−を使用する方法、開繊後あらかじめ準備された袋状物
とか枠内に空気流によって積層する方法などが適用でき
る。どの方法を採用するかは用途に応じて適宜選択すれ
ばよい。完成した層状wAtaを蒸熱または乾熱によっ
て鞘部繊維を溶解して防ダニ剤を保護する。この時の温
度は鞘部の溶解完了温度より20〜60℃高くしておく
。すなわち、溶解温度が110°Cであれば、130〜
170℃の温度で行なうことが好ましい。効率を良くす
るには、蒸熱がよいが、乾熱の場合は熱風吹き出し、吸
引方式がよい。時間は前記の場合であれば1分〜3分程
度で十分である。空気流により金属枠に吹込む方法にお
いては熱エネルギーが金属に吸収されるため、時間を相
当長くする必要がある。具体的には前記方法より3〜5
倍の時間を要する。
ニ数)X100 防ダニ剤が付与された芯鞘構造繊維または伯の繊維とを
混綿、開繊した後、層状として熱処理して本発明の詰物
基材を完成させる。混綿、開繊する方法は従来公知の方
法が適用できる。たとえばサンドウィッチ状に積層して
開綿機を通過させたのち、カード機でシート状となし、
これをレイヤーにて層状とする方法、ランダムウニツバ
−を使用する方法、開繊後あらかじめ準備された袋状物
とか枠内に空気流によって積層する方法などが適用でき
る。どの方法を採用するかは用途に応じて適宜選択すれ
ばよい。完成した層状wAtaを蒸熱または乾熱によっ
て鞘部繊維を溶解して防ダニ剤を保護する。この時の温
度は鞘部の溶解完了温度より20〜60℃高くしておく
。すなわち、溶解温度が110°Cであれば、130〜
170℃の温度で行なうことが好ましい。効率を良くす
るには、蒸熱がよいが、乾熱の場合は熱風吹き出し、吸
引方式がよい。時間は前記の場合であれば1分〜3分程
度で十分である。空気流により金属枠に吹込む方法にお
いては熱エネルギーが金属に吸収されるため、時間を相
当長くする必要がある。具体的には前記方法より3〜5
倍の時間を要する。
完成品においても、前記忌避率測定法で少なくとも30
%以上あればよい。
%以上あればよい。
なお、芯鞘構造繊維に防ダニ剤を付与した場合には、層
状をなす単11i維相互の接点に防ダニ剤と溶解した繊
維が集中する傾向にあり、また芯鞘繊維以外の繊維に防
ダニ剤を付与した場合にも多少なりともその傾向を有す
る。
状をなす単11i維相互の接点に防ダニ剤と溶解した繊
維が集中する傾向にあり、また芯鞘繊維以外の繊維に防
ダニ剤を付与した場合にも多少なりともその傾向を有す
る。
次に図面に示す実施例に基づいて本発明の構成をざらに
説明する。
説明する。
第2図は従来の防ダニ剤表面処理の単繊維の断面図であ
り、繊維1の表面に防ダニ剤2が付着されたものである
。
り、繊維1の表面に防ダニ剤2が付着されたものである
。
第3図は、従来の繊維練込み法による単繊維の断面図で
あり、繊維3の中に防ダニ剤4がブレンドされており、
この繊維は、防ダニ剤が繊維表面に出現するチャンスが
少ない。
あり、繊維3の中に防ダニ剤4がブレンドされており、
この繊維は、防ダニ剤が繊維表面に出現するチャンスが
少ない。
第1図は、本発明に係る詰物基材を構成する芯鞘複合構
造繊維の断面図であり、芯部を構成する単繊維5の繊維
表面に鞘部を構成する溶解した重合体7が被覆され、こ
の中に防ダニ剤6が混在しているため、外部との接触チ
ャンスが多くなっている。
造繊維の断面図であり、芯部を構成する単繊維5の繊維
表面に鞘部を構成する溶解した重合体7が被覆され、こ
の中に防ダニ剤6が混在しているため、外部との接触チ
ャンスが多くなっている。
本発明は、芯部を構成する単繊維5の存在により、繊維
の物理特性は防ダニ剤に左右されることなく独立した性
能が発揮され、また防ダニ剤は溶解重合体で保護される
ため、洗濯等の外力によっても脱落することのない本発
明の目的とする防ダニ詰物基材とすることができる。こ
の防ダニ剤の保護は、芯鞘構造繊維にあらかじめ防ダニ
剤を付与しておく以外に、前記したように、芯鞘構造繊
維以外の他の繊維表面に付与しておいてもよく、この場
合は、該防ダニ剤を付与した繊維と芯鞘構造繊維との混
合物の状態において、前記鞘部の重合体を溶解させるこ
とによっても可能である。
の物理特性は防ダニ剤に左右されることなく独立した性
能が発揮され、また防ダニ剤は溶解重合体で保護される
ため、洗濯等の外力によっても脱落することのない本発
明の目的とする防ダニ詰物基材とすることができる。こ
の防ダニ剤の保護は、芯鞘構造繊維にあらかじめ防ダニ
剤を付与しておく以外に、前記したように、芯鞘構造繊
維以外の他の繊維表面に付与しておいてもよく、この場
合は、該防ダニ剤を付与した繊維と芯鞘構造繊維との混
合物の状態において、前記鞘部の重合体を溶解させるこ
とによっても可能である。
実施例
ポリエステル系芯鞘構造繊維の鞘部溶解温度110’C
である4デニール、51mmのステーブル繊維と(防ダ
ニ剤付与なし)、通常のポリエステル繊維の表面に製糸
時にスプレィ法にてジフェニールエーテル系薬剤を0.
5%付与した6デニル、64mmの防ダニ繊維を20対
80の割合で混綿し、カード機で開繊してレイヤーにて
積層した後、155℃の熱風吹出し一吸引型のドライヤ
ーに2分間通過させて本発明品のサンプル1を作成した
。
である4デニール、51mmのステーブル繊維と(防ダ
ニ剤付与なし)、通常のポリエステル繊維の表面に製糸
時にスプレィ法にてジフェニールエーテル系薬剤を0.
5%付与した6デニル、64mmの防ダニ繊維を20対
80の割合で混綿し、カード機で開繊してレイヤーにて
積層した後、155℃の熱風吹出し一吸引型のドライヤ
ーに2分間通過させて本発明品のサンプル1を作成した
。
また、該防ダニ繊維と、防ダニ処理をしていない6デニ
ール、64mmの通常のポリエステル繊維とを同様に2
0対80の割合で混綿し、カード機で開繊して積層し、
従来品サンプル2を作成した。
ール、64mmの通常のポリエステル繊維とを同様に2
0対80の割合で混綿し、カード機で開繊して積層し、
従来品サンプル2を作成した。
ざらに、ジフェニールエーテル系化合物を紡糸の時に5
%ブレンドして製糸、延伸して得られたりエステル繊維
6デニール、54rr1mのステープル繊維をカード機
で開繊して積層し、従来品サンプル3を作成した。
%ブレンドして製糸、延伸して得られたりエステル繊維
6デニール、54rr1mのステープル繊維をカード機
で開繊して積層し、従来品サンプル3を作成した。
コントロールとして従来より使われている何も加工して
いない市販品のポリエステル繊維6デニール、64mm
の積層サンプル品を準備した。
いない市販品のポリエステル繊維6デニール、64mm
の積層サンプル品を準備した。
第1のシャーレにサンプル1とコントロール、第2のシ
ャーレにサンプル2とコントロール、第3のシャーレに
サンプル3とコントロールを置き、各サンプルの上にダ
ニのエサである魚粉、穀類扮、ビタミンが配合された物
を1g置き、ざらに各シャーレ内にケナガコナダニを5
000匹入れ、温度25°C1湿度90%に保ち90時
間放置した。
ャーレにサンプル2とコントロール、第3のシャーレに
サンプル3とコントロールを置き、各サンプルの上にダ
ニのエサである魚粉、穀類扮、ビタミンが配合された物
を1g置き、ざらに各シャーレ内にケナガコナダニを5
000匹入れ、温度25°C1湿度90%に保ち90時
間放置した。
その後各サンプルの上に置いたエサの中にいるケナガコ
ナダニの数を読み取った。本文中に記載する計算式で忌
避率を算出した。
ナダニの数を読み取った。本文中に記載する計算式で忌
避率を算出した。
さらに該サンプルをランドリー洗濯3回を実施したのち
、同様に忌避テストを行なった。それぞれの結果を第1
表に示した。
、同様に忌避テストを行なった。それぞれの結果を第1
表に示した。
洗濯前においてはサンプル2の従来品が忌避率が高く、
次いで本発明品であり、従来サンプル3が悪い結果とな
ったが、洗濯テスト後においては、本発明品が最も良く
、洗濯によって防ダニ効果が落ちないことを示している
。
次いで本発明品であり、従来サンプル3が悪い結果とな
ったが、洗濯テスト後においては、本発明品が最も良く
、洗濯によって防ダニ効果が落ちないことを示している
。
洗濯の方法は、洗剤としてザブ2Q/4、電気洗濯機で
40℃、5分間、メツシュの袋に入れて洗い、すすいだ
のち自然乾燥を行なった。
40℃、5分間、メツシュの袋に入れて洗い、すすいだ
のち自然乾燥を行なった。
第1表
本発明品1 従来品2 従来品3
忌避率洗濯前 60 75 30(%)洗濯
後 50 0 28
後 50 0 28
第1図は、本発明に係る詰物基材を構成する芯鞘複合構
造繊維の断面図である。第2図は従来の防ダニ剤表面処
理の単!Jli維の断面図である。第3図は、従来の繊
維練込み法による単繊維の断面図である。 1.3,5:繊維 2.4.6:防ダニ剤 7:鞘部重合体
造繊維の断面図である。第2図は従来の防ダニ剤表面処
理の単!Jli維の断面図である。第3図は、従来の繊
維練込み法による単繊維の断面図である。 1.3,5:繊維 2.4.6:防ダニ剤 7:鞘部重合体
Claims (1)
- 単独または複数種類の繊維で構成される詰綿基材であ
って、少なくとも1種類は鞘部が芯部より融点の低い高
分子重合体で構成された芯鞘構造繊維であり、他の繊維
は該鞘部より融点の高い繊維であり、前記芯鞘構造繊維
単独または複数種類の繊維が混合されており、上記芯鞘
構造繊維、または他の繊維、あるいは両繊維共ダニの忌
避性を有する薬剤が付与されているとともに、該薬剤が
前記芯鞘構造繊維の融点の低い高分子重合体の溶解によ
つて保護されていることを特徴とする防虫詰物基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1988-10-26 JP JP63270473A patent/JPH0788614B2/ja not_active Expired - Fee Related
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